Estrella

碧月 晶

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「…、…う、瑠!」
「…っ、え、あ、何?兄貴」


気が付けば、開け放たれた俺の部屋の扉に寄りかかっている兄貴がいた。


「風呂、空いたぞ」
「あ、ああ、分かった。入る」
「………………学校で何かあったか?」
「え?いや、別に何もないけど…」
「そうか…、なら良い」
「………、なぁ兄貴」
「なんだ?」
「……………いや、やっぱ何でもない。わり…」
「いや…。風呂、早く入れよ」
「おう…」

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