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もう半分の理由は直ぐに分かると祭月は言った。
そして、その言葉の意味が分かったのは本当に直ぐの事だった。
砂酉の電話が終わってから5分もしない内に現れた黒塗りの高級車。
その運転席から現れたのは黒髪黒スーツのサングラスを掛けた黒光りする革靴を履いた一人の男。
「お待たせして申し訳ございません。漁(いさり)様」
「黒子さん、久しぶりだねー」
「お久ぶりです。虹様」
「何か照れちゃうから様は止めてって言ってるのに。相変わらずだね黒子さん」
怪しい出で立ちとは裏腹に、物腰柔らかな口調で口元に笑みを見せる黒子…もとい黒田さんとやらを凝視してしまう。
確かに黒子のような服は着ていない。
着ていない…が、ここまで真っ黒だと某テレビ番組のハ●ターを思わせる。
これでインカム着けてたら完璧だな。
そんな事を考えていると黒田さんと目があう。
「瑠様ですね。お初にお目にかかります。私は黒田 子規(くろだ しき)と言います」
「え。あ…どうも」
突然名前を呼ばれて一瞬驚いたが、砂酉から聞いていたのだろうと思い直した。
つうか、なるほどな。だから黒子なのか。
そして、その言葉の意味が分かったのは本当に直ぐの事だった。
砂酉の電話が終わってから5分もしない内に現れた黒塗りの高級車。
その運転席から現れたのは黒髪黒スーツのサングラスを掛けた黒光りする革靴を履いた一人の男。
「お待たせして申し訳ございません。漁(いさり)様」
「黒子さん、久しぶりだねー」
「お久ぶりです。虹様」
「何か照れちゃうから様は止めてって言ってるのに。相変わらずだね黒子さん」
怪しい出で立ちとは裏腹に、物腰柔らかな口調で口元に笑みを見せる黒子…もとい黒田さんとやらを凝視してしまう。
確かに黒子のような服は着ていない。
着ていない…が、ここまで真っ黒だと某テレビ番組のハ●ターを思わせる。
これでインカム着けてたら完璧だな。
そんな事を考えていると黒田さんと目があう。
「瑠様ですね。お初にお目にかかります。私は黒田 子規(くろだ しき)と言います」
「え。あ…どうも」
突然名前を呼ばれて一瞬驚いたが、砂酉から聞いていたのだろうと思い直した。
つうか、なるほどな。だから黒子なのか。
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