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88.動物
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カフェから出て、ルカの手元をテオが覗き込む。
「それで?あの大量の魚はどれくらいになったの?」
「それなりに換金できたから馬を借りて来た」
馬?
「ここから先は人の足では難しいからな」
「馬とか乗った事ないよ。俺」
「心配はいらない。アメは私と乗ればいい」
なるほど。ならいっか。
「おお~こりゃまた随分と良い奴を借りて来たな」
繋いであった馬を見て、テオが口笛を吹く。
うん。確かに馬は馬なんだけどさ。
俺が知ってる馬とちょっと違うっていうか。
何が違うって?すっごいカラフルなの。
だって赤い馬だよ?赤兎馬(せきとば)?
「どう良いの。これ」
「アジルホースという比較的大人しいモンスターの一種だ。方向感覚に優れていてどこに居ようが帰れる帰巣本能がある」
「だから普通の馬と違って値が張るって訳。ま、他にも理由はあるんだけど」
へー。
あ、因みに補足しとくと魔物とモンスターの違いは分かり易く言えば『動物』っぽいかそうでないか。らしい。
この世界におけるモンスターって区分は、前の世界でいう『動物』に近いかな。
え、近いってどういう意味って?
例えばこのアジルホース。このモンスターは『馬』に似てるけど、こんな風にあっちでは有り得ない毛色をしていたりとちょいちょい異なってる点がある。
でも大人しい類のものは家畜として飼育してたりするし、それ以外は野生として各地に生息してるからそこら辺は前の世界と似てるかな。
で。魔物はRPGに出てくるスライムとかゴブリンとか、ちょっと見た目が架空な感じのものを指すらしい。
…あれ? え、わ、ちょっと待って!
「それで?あの大量の魚はどれくらいになったの?」
「それなりに換金できたから馬を借りて来た」
馬?
「ここから先は人の足では難しいからな」
「馬とか乗った事ないよ。俺」
「心配はいらない。アメは私と乗ればいい」
なるほど。ならいっか。
「おお~こりゃまた随分と良い奴を借りて来たな」
繋いであった馬を見て、テオが口笛を吹く。
うん。確かに馬は馬なんだけどさ。
俺が知ってる馬とちょっと違うっていうか。
何が違うって?すっごいカラフルなの。
だって赤い馬だよ?赤兎馬(せきとば)?
「どう良いの。これ」
「アジルホースという比較的大人しいモンスターの一種だ。方向感覚に優れていてどこに居ようが帰れる帰巣本能がある」
「だから普通の馬と違って値が張るって訳。ま、他にも理由はあるんだけど」
へー。
あ、因みに補足しとくと魔物とモンスターの違いは分かり易く言えば『動物』っぽいかそうでないか。らしい。
この世界におけるモンスターって区分は、前の世界でいう『動物』に近いかな。
え、近いってどういう意味って?
例えばこのアジルホース。このモンスターは『馬』に似てるけど、こんな風にあっちでは有り得ない毛色をしていたりとちょいちょい異なってる点がある。
でも大人しい類のものは家畜として飼育してたりするし、それ以外は野生として各地に生息してるからそこら辺は前の世界と似てるかな。
で。魔物はRPGに出てくるスライムとかゴブリンとか、ちょっと見た目が架空な感じのものを指すらしい。
…あれ? え、わ、ちょっと待って!
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