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126.現在状況
しおりを挟む「も…ここまで来れば…大丈夫だろ…」
「しつこ過ぎんだろ…あの虫ども」
足元でゼーハーと死人宜しく脱力しているのを尻目に、自分の手を見下ろす。
…あの時、何で俺はルカを引き止めたのだろう。
落ちていく二人を見て、瞬時に「ああ、これはルカが真っ先に助けに行きそうだ」と思った。
でも、案の定助けに行こうと動き出したルカを見て、何故か俺は咄嗟にそれを阻止した。
殆ど無意識の行動だった。ルカを止めたのも、代わりに二人を追って俺が動いたのも。全部。
「つーかこれだけ走ったのに何でアメくんはそんな平然としてる訳?」
は?そんなの決まってるじゃん。
「そっちが貧弱なだけでしょ」
「ひでぇ!でも言い返せねぇえ」
「体力バケモンかよ…」
「何でもいいけどまた来てるよ、虫」
「は!?どこ!」
それはね、
「うーしーろーだー」
「「ぎゃあああああああ!!!」」
うーん…ここから出る方法考えなきゃなんだけど
それはもう少し後でも良いかな。
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