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黎明編(~8歳)
物語の『設定』
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パトリシアが目を覚ました時、薄いカーテンから綺麗なオレンジの夕日が差し込んできているところだった。すぐに自分の寝室だとわかった。
のったりと上半身を起こし、カーテンを見つめるパトリシア。
「……どのくらい、寝てたのかしら……」
「5~6時間だよ」
「──わ!? お、お父様、いらしたの……」
父がベッドサイドの椅子に足を組んで座っていた。見覚えのある椅子は主室から持ってきたのだろう。膝の上には本があり、パトリシアが眠る横にずっと居た事を思わせた。
「もちろんだよ。お父様はトリシアに会うために来ていたんだから」
「もしかして、ずっといてくれた……?」
パトリシアの囁くように小さな声にジェラルドは立ち上がり、本は椅子におくとベッドに腰を下ろした。パトリシアに向き合うように座ったあと、両手を広げた。
「おいで、トリシア。ぎゅってしよう?」
それはもう癖のようなもので、パトリシアは言われるまま上掛けを払ってモソモソとジェラルドに抱きついて膝に座った。
「本当はお母様も来たがったんだけど、ジェイミーも放ってはおけないからお父様だけで来たんだ。だから、お父様はお母様の分もトリシアと一緒にいるんだよ?」
「お母様……」
ジェイミーはパトリシアの1歳下の弟で、彼は前世の記憶の中の物語に登場する。
「すごい顔してたよ? トリシアが魔獣狩りに参加したって聞いて青ざめて、すぐに気絶したって聞いて『周りは何してたの!?』って真っ赤になって怒ってた。…………夕べ、吐いたんだって? お母様、泣きそうな顔をしていたよ。すぐに行かなきゃって。そのあとはもう、だから離れるのは嫌だったのってブツブツ怒ってたしね」
ジェラルドはくすくすと笑いながら話すが、母のすべてがパトリシアを心配しての反応だ。
「お父様、お父様……」
それはほとんど棒読みだった。
「なんだい? トリシア」
対して、父はふんわりとした声音で答えてくれる。
「私には、したくないことがあるの。でもしちゃうかもしれない」
「……ん? したくないのに、するの?」
「したくないの。絶対に」
血の匂いは、前世の記憶の感覚的で金属っぽいのだと認識している。なお、知識として、血は本来無味無臭らしいこともわかっている。
なのに、現世のパトリシアが嗅いでみると、前世でいうバニラのような、甘ったるい匂いに感じてしまう。
血とは無縁で暮らしていて気付かなかった。時々、小さな怪我を見ても血の量はあまりに少なく匂いを感じるほどではなかった。
だが、昨日、あれだけ大量の羊が食い殺された現場は、血の腐敗がはじまり、嫌な臭いが充満していたはず。なのに、とても甘かった。
前世の血への忌避感やイメージしていた印象と違ったことや、焼きたてのクッキーやケーキのような甘さを感じてしまって脳や感覚が狂ったような、その気持ち悪さがずっとある。
悪役令嬢パトリシアは、血で魔力を補える……。
物語で魔獣召喚を可能にしていたカラクリは生け贄を捧げて血を得ていたからということにならないだろうか。あの悪夢が事実にリンクしているなら。まだ、試さなければわからないが。
──もし本当なら、それが悪役へと導いた最悪な『設定』……私は、試す? 試したあと、どうなるの……?
「ふむ……そうだね……じゃあ、したくないことなんてしてる暇を作らなきゃいいんじゃないかな」
「……ひま?」
「忙しくしちゃえばいいんだよ。けどトリシア、君、十分忙しい毎日なんじゃないの?」
「お父様、血ってなに?」
「え??」
唐突に話題が変わってジェラルドが混乱する。
大人が子供の思考についていききれないことはままあるものだが、突拍子の無さにパトリシアが何を得たいのかジェラルドは思案する。子供は頭の中と現実が地続きで境界が少ない。先の話題と今の話の間には子供なりの思考がある、ただそれを言語化しなければ相手には伝わらないという認識がない。
ジェラルドは自分にもそういう癖が強めにあったことから特に茶々を入れず、パトリシアの求める答えを探す。
「うーん。血かぁ。無くてはならないものだよねぇ」
「魔力と血には関係があるの?」
「ええ? 魔力は魔力だし、血は血だけど……」
「魔獣の血はなんで消えるの?」
「ああ、そういう話?」
ジェラルドは昨日の魔獣狩りでパトリシアが血にショックを受けたらしいと聞かされている。点と点が繋がったようで、答える。
「魔獣の血が消えるのは、彼らの場合、魔力を命に変えて生きているからだよ。魔獣の血は、血に見えて本当は魔力だからね」
「……魔獣の血は魔力……」
「だから、あの形、体から血が抜けると本来の魔力に戻って、消えてしまう。たまにとても強力な魔獣はわざと体外に血を放出して魔術に変換してくるんだ。これが強力でね……闇魔術であることが多いから治癒も効かなくて大変なんだよ」
「…………魔獣の血は、魔力になるのね? ねぇ、お父様、人間の血は魔力にならないの?」
「んん? ははは、トリシア、それは残念だけどならないんだ。闇の因子を持つ魔獣や魔物の血だけが、魔力に変えられるんだよ」
「闇の因子……」
「因子は本来、とても珍しい、生き物の特徴のことなんだよ。人なら何万人何十万人に一人と言われていて、神の分け前という名で光の因子を分けてもらえるんだ。とても幸運で、とても強い光の魔術を使えるんだよ? でも、魔獣は必ず闇の因子を持っているって言われているね」
「お父様、人が闇の因子を持っていたら、どうなるの?」
問いながら、パトリシアの胸は緊張に高鳴る。物語の通りならば、パトリシアは闇の因子を持っているのだから。
「……それは…………とてもいけないことだね。ただ、闇の因子を持つ人間というのは聞いたことがないよ?」
「人が闇の因子を持ったら、どうなるの? 何がいけないの?」
重ねて問うパトリシア。これは重要な話なのだ。
「うーん……そんな話は聞いたことがないからなぁ……。光の因子は飽くまでも魔力が神の力との親和性がとても高くて飛び抜けて強い魔術を使えるようになるっていう特徴なんだ。闇の因子は言い換えるならば、魔獣に力と命を与えているんだよね……凶暴な魔獣がなぜ世界にいるかというと、わからないんだよ? 人間がなぜいるのかっていう話と同じで。……ええと、わかる?」
前世の記憶の中の物語は、思った以上に説明をしてくれていなかったとパトリシアはわかる。それに、まだ理解力が追いつかないような気もした。
──だったら……。
「魔王はどこにいるの?」
「…………」
「いつ? どこに封印されているの?」
パトリシアの問いにジェラルドは絶句している。
「お父様?」
「いや、ちょっと待ってくれる? トリシアは何の話をしてるんだろう? 絵本かな?」
「絵本?」
「どの絵本だろう? お父様も一緒に読んであげるよ?」
「ちがうわ。お父様、昔に封印された魔王の話よ?」
「……ト、トリシア? 魔王というのはおとぎ話の中だけの存在だよ? 架空の、作り話の人だから、この世には存在しないよ」
のったりと上半身を起こし、カーテンを見つめるパトリシア。
「……どのくらい、寝てたのかしら……」
「5~6時間だよ」
「──わ!? お、お父様、いらしたの……」
父がベッドサイドの椅子に足を組んで座っていた。見覚えのある椅子は主室から持ってきたのだろう。膝の上には本があり、パトリシアが眠る横にずっと居た事を思わせた。
「もちろんだよ。お父様はトリシアに会うために来ていたんだから」
「もしかして、ずっといてくれた……?」
パトリシアの囁くように小さな声にジェラルドは立ち上がり、本は椅子におくとベッドに腰を下ろした。パトリシアに向き合うように座ったあと、両手を広げた。
「おいで、トリシア。ぎゅってしよう?」
それはもう癖のようなもので、パトリシアは言われるまま上掛けを払ってモソモソとジェラルドに抱きついて膝に座った。
「本当はお母様も来たがったんだけど、ジェイミーも放ってはおけないからお父様だけで来たんだ。だから、お父様はお母様の分もトリシアと一緒にいるんだよ?」
「お母様……」
ジェイミーはパトリシアの1歳下の弟で、彼は前世の記憶の中の物語に登場する。
「すごい顔してたよ? トリシアが魔獣狩りに参加したって聞いて青ざめて、すぐに気絶したって聞いて『周りは何してたの!?』って真っ赤になって怒ってた。…………夕べ、吐いたんだって? お母様、泣きそうな顔をしていたよ。すぐに行かなきゃって。そのあとはもう、だから離れるのは嫌だったのってブツブツ怒ってたしね」
ジェラルドはくすくすと笑いながら話すが、母のすべてがパトリシアを心配しての反応だ。
「お父様、お父様……」
それはほとんど棒読みだった。
「なんだい? トリシア」
対して、父はふんわりとした声音で答えてくれる。
「私には、したくないことがあるの。でもしちゃうかもしれない」
「……ん? したくないのに、するの?」
「したくないの。絶対に」
血の匂いは、前世の記憶の感覚的で金属っぽいのだと認識している。なお、知識として、血は本来無味無臭らしいこともわかっている。
なのに、現世のパトリシアが嗅いでみると、前世でいうバニラのような、甘ったるい匂いに感じてしまう。
血とは無縁で暮らしていて気付かなかった。時々、小さな怪我を見ても血の量はあまりに少なく匂いを感じるほどではなかった。
だが、昨日、あれだけ大量の羊が食い殺された現場は、血の腐敗がはじまり、嫌な臭いが充満していたはず。なのに、とても甘かった。
前世の血への忌避感やイメージしていた印象と違ったことや、焼きたてのクッキーやケーキのような甘さを感じてしまって脳や感覚が狂ったような、その気持ち悪さがずっとある。
悪役令嬢パトリシアは、血で魔力を補える……。
物語で魔獣召喚を可能にしていたカラクリは生け贄を捧げて血を得ていたからということにならないだろうか。あの悪夢が事実にリンクしているなら。まだ、試さなければわからないが。
──もし本当なら、それが悪役へと導いた最悪な『設定』……私は、試す? 試したあと、どうなるの……?
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「……ひま?」
「忙しくしちゃえばいいんだよ。けどトリシア、君、十分忙しい毎日なんじゃないの?」
「お父様、血ってなに?」
「え??」
唐突に話題が変わってジェラルドが混乱する。
大人が子供の思考についていききれないことはままあるものだが、突拍子の無さにパトリシアが何を得たいのかジェラルドは思案する。子供は頭の中と現実が地続きで境界が少ない。先の話題と今の話の間には子供なりの思考がある、ただそれを言語化しなければ相手には伝わらないという認識がない。
ジェラルドは自分にもそういう癖が強めにあったことから特に茶々を入れず、パトリシアの求める答えを探す。
「うーん。血かぁ。無くてはならないものだよねぇ」
「魔力と血には関係があるの?」
「ええ? 魔力は魔力だし、血は血だけど……」
「魔獣の血はなんで消えるの?」
「ああ、そういう話?」
ジェラルドは昨日の魔獣狩りでパトリシアが血にショックを受けたらしいと聞かされている。点と点が繋がったようで、答える。
「魔獣の血が消えるのは、彼らの場合、魔力を命に変えて生きているからだよ。魔獣の血は、血に見えて本当は魔力だからね」
「……魔獣の血は魔力……」
「だから、あの形、体から血が抜けると本来の魔力に戻って、消えてしまう。たまにとても強力な魔獣はわざと体外に血を放出して魔術に変換してくるんだ。これが強力でね……闇魔術であることが多いから治癒も効かなくて大変なんだよ」
「…………魔獣の血は、魔力になるのね? ねぇ、お父様、人間の血は魔力にならないの?」
「んん? ははは、トリシア、それは残念だけどならないんだ。闇の因子を持つ魔獣や魔物の血だけが、魔力に変えられるんだよ」
「闇の因子……」
「因子は本来、とても珍しい、生き物の特徴のことなんだよ。人なら何万人何十万人に一人と言われていて、神の分け前という名で光の因子を分けてもらえるんだ。とても幸運で、とても強い光の魔術を使えるんだよ? でも、魔獣は必ず闇の因子を持っているって言われているね」
「お父様、人が闇の因子を持っていたら、どうなるの?」
問いながら、パトリシアの胸は緊張に高鳴る。物語の通りならば、パトリシアは闇の因子を持っているのだから。
「……それは…………とてもいけないことだね。ただ、闇の因子を持つ人間というのは聞いたことがないよ?」
「人が闇の因子を持ったら、どうなるの? 何がいけないの?」
重ねて問うパトリシア。これは重要な話なのだ。
「うーん……そんな話は聞いたことがないからなぁ……。光の因子は飽くまでも魔力が神の力との親和性がとても高くて飛び抜けて強い魔術を使えるようになるっていう特徴なんだ。闇の因子は言い換えるならば、魔獣に力と命を与えているんだよね……凶暴な魔獣がなぜ世界にいるかというと、わからないんだよ? 人間がなぜいるのかっていう話と同じで。……ええと、わかる?」
前世の記憶の中の物語は、思った以上に説明をしてくれていなかったとパトリシアはわかる。それに、まだ理解力が追いつかないような気もした。
──だったら……。
「魔王はどこにいるの?」
「…………」
「いつ? どこに封印されているの?」
パトリシアの問いにジェラルドは絶句している。
「お父様?」
「いや、ちょっと待ってくれる? トリシアは何の話をしてるんだろう? 絵本かな?」
「絵本?」
「どの絵本だろう? お父様も一緒に読んであげるよ?」
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