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黎明編(~8歳)
ひとりぼっち
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翌日の双子の誕生日は、彼らの母が開く午後のお茶会で祝っていた。領内の貴族や有力商人が主に集まった。
パトリシアはと言えば、体調が優れないとして辞退した。
どうせ毎日顔をつきあわせているので、お祝いの言葉もプレゼントもいつでも渡せるから。
お昼過ぎ、主室にいて中庭のお茶会の賑わいが聞こえてくる。弦楽器と打楽器のユニークな音楽も流れてきていて、王都でのお茶会とは少し違うのがわかる。村祭りに近いのだ。
前世の記憶で言うところのカントリー音楽が明るいリズムを奏で、人々は好きに踊り、好きに食べ、子ども達も的当てなどちょっとした遊びに興じている。
こっそりと窓から見下ろした中庭にはガーデンフラッグがあちこちに巡らせてあるのが見えた。
ふと、頭の中で昨日のノエルとクリフの声が蘇る。
『僕は領民を守れる騎士でありたいな』
『俺も、俺も!』
だから、過去世が読んだ物語に二人は出てこないのだ。
何度かお茶会に参加していてわかっていることがある。
パトリシアは部外者だ。
こちらの有力者の顔と名前はだいたい頭に入れたし、その子ども達とも挨拶を交わした。
それでも、毎回初対面のような、緊張しきった様子で会話を楽しむどころではない。大人も子供もだ。
パトリシアは過去世の物語によると、成長すれば『周りを萎縮させるほどの冷たさのある美貌』の持ち主になる。今は、子供らしいふくふくとした丸い輪郭で『可愛らしい』が先に立ち、妖精と呼ばれている。
いずれにせよ、そのような外見に圧倒されない者は少ない。さらにパトリシアはこの城の領主である叔父よりも立場が上のジェラルドの娘である。一族の総領姫だ。
王都ならいざ知らず、一領地のお茶会ではパトリシアは完全に場違いの高嶺の花。
気付かずお嬢様ぶって偉そうに振る舞うということは、過去世の記憶に触れてしまった今はもう出来ない。
気を遣わせない程度に距離を置くのがいいのだ。
──少し…………とても、寂しいけど……。
高すぎる身分、この世の存在と思えないほどの美少女、雲の上の存在を匂わせながら──引き換えとも言うべきか──貴族ならば誰もが備えている魔力を欠片も持たない。呆れるほど不安定な存在。
巨大な絶壁は生まれた時から自動生成されていて、パトリシアは孤独だ。
容姿端麗な者揃いの家族や親族はパトリシアに普通に接するが、それ以外はまるで結界でもあるかのように近付いてこない。パトリシアが近付いても、同じだけ離れていく。
王都での暮らしを続けた物語の方のパトリシアは孤立を深めていったことだろう。その中で、エドワード王子に手を差し伸べられた。
誰もが見惚れ、憧れる王子さま。彼が心を砕くのは、地位もあり可愛らしいのに魔力が無くて距離をはかりかねられてポツンとしている令嬢。
実際のところ、過去世の読んだ物語はいわゆるよくある乙女ゲームのノベライズ。
逆ハーレムや友情エンドではなく、一番華々しいエドワードルートを軸に、悪役のパトリシアと徹底的に戦い、魔王ともども打ち破る物語。
いま、パトリシアやエドワードが7歳8歳で主人公未登場の現段階では、物語のための『過去』を作っている最中だ。
エドワードに異常に執着していく物語のパトリシアは、同時に闇の因子の浸食を許して血の味を覚え、闇の巫女の階段を登る。
いま、パトリシアが出来ることはエドワード王子と距離をとること。そのためにも領地へ来て、王都でのお茶会で遭遇しないようにしていた。もちろん、残酷な未来をより回避出来るように武技を、将来的には公爵令嬢としての身分もパトリシアという名前も捨てられるよう、冒険者を目指した。
なのに、偶然か必然か、この領城でエドワード王子と再会してしまった。
エドワード王子が帰り、そのあとでクリフが言いかけてノエルが止めた言葉の続きをパトリシアは理解している。
この7歳時点でエドワードはパトリシアに惹かれているのだ。9歳で婚約が成立してしまうのは避けられないのかもしれない。
8歳にして、パトリシアは先のことを考えて頭が痛いという心痛を味わうハメになっている。
主室でぼんやりと過ごしていたパトリシア。側には腹心の侍女サニーだけがいた。残りの侍女はお茶会に駆り出されていたり、参加者として楽しんでいる。
普段は忙しいのに、こうして時間が余るといらない考えが浮かんでは消え、止まらない。
『暇だから悩むのよ』
前世の記憶のどこかの誰かが言っていた。納得しかない。
テーブルセットに用意されたハーブティーを飲んで一息ついた時、部屋の扉がノックされた。サニーが出れば『トリシア!!』と大きな声がする。
「いたいた、やっぱり部屋にいたな」
「体は大丈夫?」
「──あ、あの、お待ちを……」
クリフとノエルがサニーを押しのけて室内に入ってくる。軽く手だけでサニーに合図して双子には好きに入室を許した。
「トリシアが好きそうなお菓子を持ってきたよ」
ノエルはそう言って大きな籠バッグをテーブルにドンと乗せ、掛けていた布を取った。
「一緒に食おうぜ」
ひとりぼっちを決め込んでいたパトリシアの前に現れたのは、中庭で祝われていたはずの双子。
入室を許したものの、口をポカンと開けていたパトリシアにクリフは続ける。
「ほら、やっぱり仮病だ。やると思ったんだよ」
「城に馴染んだ感じはしてたけど、領民とはあまり親しみないもんね、しょうがないよ」
ノエルも同意しつつ、籠から焼き菓子や果物を次々と出してテーブルに並べていく。
「ちょ、ちょっと待って。ノエルもクリフも今日の主役でしょ? お茶会ならもう二時間くらい続くはずで……」
パトリシアの言葉を双子はにこにこしながら聞いている。
「続くだろうけど、お茶会なんてなんだかんだ理由つけて集まりたいだけなんだし、俺らはもういいんだよ」
「父上にも母上にも了承を頂いているから、トリシアは心配しないで」
クリフは微かに聞こえるお茶会の音楽に鼻歌をのせて籠から最後の焼き菓子を取り出した。
「みろ! これは厨房から直接もらってきたんだ、焼きたてだぜ!」
──もう、耐えられない……。
噛んでいた下唇を緩めて、パトリシアは情けない『ふぇ~~ん』という声を発していた。
あっという間に両目から涙が溢れて出して止められない。
父ジェラルドには号泣してしまった。いま、双子に、力のない姿を見せてしまっている。両手はスカートの裾を掴み、棒立ちで文字通り『えーん、えーん』と。自分がこんな風に『泣くことが出来た』なんて、初めて思い知る。
「なんでそんなに優しいのぉ~? わた、わたしは、わたしは……わたしは…………!」
──私は悪役令嬢になるのに…………! たくさんの人を殺すのに……!
言えない。これは言えない。
「え!? ちょ!? トリシア?? なんで! なんで泣いてんだ!?」
「あーあ、クリフ泣かした~」
「俺じゃねぇよ!」
「トリシア~、大丈夫だよー」
慌てるクリフをよそに、ヒクヒク喉を鳴らして泣きやまないパトリシアの側まで来て肩を貸すように抱き寄せてくれるノエル。
「やだー、ノエルの服、汚しちゃうからいや~」
そう言って離れようとするパトリシアを逃さず「洗えばいいんだから、このまま泣いとけ~」とノエルはヨシヨシと撫でてくれる。
「あ! 俺のも汚して平気だぞ! いつもの鍛錬の日の方が汚してるしな」
パトリシアはべそべそに濡れた目でクリフを睨む。
「今日はお茶会用でしょう? ……もぅ~~」
それ以上は言葉にならなかった。
双子には、領内でもパトリシアが距離を置かれていて、パトリシアもそれに気付いていることはお見通しだった。
ひとりぼっちだと思っていたのに、ひとりぼっちでいいと思っていたのに、残酷な未来を思えばひとりぼっちでいないといけないのに──。
しばらく泣いて落ちついたパトリシアは双子に用意していたプレゼントを渡した。
パトリシアが刺繍を刺した真っ白で縁レースのあるハンカチだ。双子それぞれのイニシャルとスイレンの花を描いた。
最近、あまり刺繍をしていなかったこともあり、いつかリベンジしたいと思った出来だが、パトリシアの精一杯なので受け取ってもらえると信じていた。
もちろん、双子は丁寧に受け取って嬉しそうに笑ってくれた。
パトリシアはと言えば、体調が優れないとして辞退した。
どうせ毎日顔をつきあわせているので、お祝いの言葉もプレゼントもいつでも渡せるから。
お昼過ぎ、主室にいて中庭のお茶会の賑わいが聞こえてくる。弦楽器と打楽器のユニークな音楽も流れてきていて、王都でのお茶会とは少し違うのがわかる。村祭りに近いのだ。
前世の記憶で言うところのカントリー音楽が明るいリズムを奏で、人々は好きに踊り、好きに食べ、子ども達も的当てなどちょっとした遊びに興じている。
こっそりと窓から見下ろした中庭にはガーデンフラッグがあちこちに巡らせてあるのが見えた。
ふと、頭の中で昨日のノエルとクリフの声が蘇る。
『僕は領民を守れる騎士でありたいな』
『俺も、俺も!』
だから、過去世が読んだ物語に二人は出てこないのだ。
何度かお茶会に参加していてわかっていることがある。
パトリシアは部外者だ。
こちらの有力者の顔と名前はだいたい頭に入れたし、その子ども達とも挨拶を交わした。
それでも、毎回初対面のような、緊張しきった様子で会話を楽しむどころではない。大人も子供もだ。
パトリシアは過去世の物語によると、成長すれば『周りを萎縮させるほどの冷たさのある美貌』の持ち主になる。今は、子供らしいふくふくとした丸い輪郭で『可愛らしい』が先に立ち、妖精と呼ばれている。
いずれにせよ、そのような外見に圧倒されない者は少ない。さらにパトリシアはこの城の領主である叔父よりも立場が上のジェラルドの娘である。一族の総領姫だ。
王都ならいざ知らず、一領地のお茶会ではパトリシアは完全に場違いの高嶺の花。
気付かずお嬢様ぶって偉そうに振る舞うということは、過去世の記憶に触れてしまった今はもう出来ない。
気を遣わせない程度に距離を置くのがいいのだ。
──少し…………とても、寂しいけど……。
高すぎる身分、この世の存在と思えないほどの美少女、雲の上の存在を匂わせながら──引き換えとも言うべきか──貴族ならば誰もが備えている魔力を欠片も持たない。呆れるほど不安定な存在。
巨大な絶壁は生まれた時から自動生成されていて、パトリシアは孤独だ。
容姿端麗な者揃いの家族や親族はパトリシアに普通に接するが、それ以外はまるで結界でもあるかのように近付いてこない。パトリシアが近付いても、同じだけ離れていく。
王都での暮らしを続けた物語の方のパトリシアは孤立を深めていったことだろう。その中で、エドワード王子に手を差し伸べられた。
誰もが見惚れ、憧れる王子さま。彼が心を砕くのは、地位もあり可愛らしいのに魔力が無くて距離をはかりかねられてポツンとしている令嬢。
実際のところ、過去世の読んだ物語はいわゆるよくある乙女ゲームのノベライズ。
逆ハーレムや友情エンドではなく、一番華々しいエドワードルートを軸に、悪役のパトリシアと徹底的に戦い、魔王ともども打ち破る物語。
いま、パトリシアやエドワードが7歳8歳で主人公未登場の現段階では、物語のための『過去』を作っている最中だ。
エドワードに異常に執着していく物語のパトリシアは、同時に闇の因子の浸食を許して血の味を覚え、闇の巫女の階段を登る。
いま、パトリシアが出来ることはエドワード王子と距離をとること。そのためにも領地へ来て、王都でのお茶会で遭遇しないようにしていた。もちろん、残酷な未来をより回避出来るように武技を、将来的には公爵令嬢としての身分もパトリシアという名前も捨てられるよう、冒険者を目指した。
なのに、偶然か必然か、この領城でエドワード王子と再会してしまった。
エドワード王子が帰り、そのあとでクリフが言いかけてノエルが止めた言葉の続きをパトリシアは理解している。
この7歳時点でエドワードはパトリシアに惹かれているのだ。9歳で婚約が成立してしまうのは避けられないのかもしれない。
8歳にして、パトリシアは先のことを考えて頭が痛いという心痛を味わうハメになっている。
主室でぼんやりと過ごしていたパトリシア。側には腹心の侍女サニーだけがいた。残りの侍女はお茶会に駆り出されていたり、参加者として楽しんでいる。
普段は忙しいのに、こうして時間が余るといらない考えが浮かんでは消え、止まらない。
『暇だから悩むのよ』
前世の記憶のどこかの誰かが言っていた。納得しかない。
テーブルセットに用意されたハーブティーを飲んで一息ついた時、部屋の扉がノックされた。サニーが出れば『トリシア!!』と大きな声がする。
「いたいた、やっぱり部屋にいたな」
「体は大丈夫?」
「──あ、あの、お待ちを……」
クリフとノエルがサニーを押しのけて室内に入ってくる。軽く手だけでサニーに合図して双子には好きに入室を許した。
「トリシアが好きそうなお菓子を持ってきたよ」
ノエルはそう言って大きな籠バッグをテーブルにドンと乗せ、掛けていた布を取った。
「一緒に食おうぜ」
ひとりぼっちを決め込んでいたパトリシアの前に現れたのは、中庭で祝われていたはずの双子。
入室を許したものの、口をポカンと開けていたパトリシアにクリフは続ける。
「ほら、やっぱり仮病だ。やると思ったんだよ」
「城に馴染んだ感じはしてたけど、領民とはあまり親しみないもんね、しょうがないよ」
ノエルも同意しつつ、籠から焼き菓子や果物を次々と出してテーブルに並べていく。
「ちょ、ちょっと待って。ノエルもクリフも今日の主役でしょ? お茶会ならもう二時間くらい続くはずで……」
パトリシアの言葉を双子はにこにこしながら聞いている。
「続くだろうけど、お茶会なんてなんだかんだ理由つけて集まりたいだけなんだし、俺らはもういいんだよ」
「父上にも母上にも了承を頂いているから、トリシアは心配しないで」
クリフは微かに聞こえるお茶会の音楽に鼻歌をのせて籠から最後の焼き菓子を取り出した。
「みろ! これは厨房から直接もらってきたんだ、焼きたてだぜ!」
──もう、耐えられない……。
噛んでいた下唇を緩めて、パトリシアは情けない『ふぇ~~ん』という声を発していた。
あっという間に両目から涙が溢れて出して止められない。
父ジェラルドには号泣してしまった。いま、双子に、力のない姿を見せてしまっている。両手はスカートの裾を掴み、棒立ちで文字通り『えーん、えーん』と。自分がこんな風に『泣くことが出来た』なんて、初めて思い知る。
「なんでそんなに優しいのぉ~? わた、わたしは、わたしは……わたしは…………!」
──私は悪役令嬢になるのに…………! たくさんの人を殺すのに……!
言えない。これは言えない。
「え!? ちょ!? トリシア?? なんで! なんで泣いてんだ!?」
「あーあ、クリフ泣かした~」
「俺じゃねぇよ!」
「トリシア~、大丈夫だよー」
慌てるクリフをよそに、ヒクヒク喉を鳴らして泣きやまないパトリシアの側まで来て肩を貸すように抱き寄せてくれるノエル。
「やだー、ノエルの服、汚しちゃうからいや~」
そう言って離れようとするパトリシアを逃さず「洗えばいいんだから、このまま泣いとけ~」とノエルはヨシヨシと撫でてくれる。
「あ! 俺のも汚して平気だぞ! いつもの鍛錬の日の方が汚してるしな」
パトリシアはべそべそに濡れた目でクリフを睨む。
「今日はお茶会用でしょう? ……もぅ~~」
それ以上は言葉にならなかった。
双子には、領内でもパトリシアが距離を置かれていて、パトリシアもそれに気付いていることはお見通しだった。
ひとりぼっちだと思っていたのに、ひとりぼっちでいいと思っていたのに、残酷な未来を思えばひとりぼっちでいないといけないのに──。
しばらく泣いて落ちついたパトリシアは双子に用意していたプレゼントを渡した。
パトリシアが刺繍を刺した真っ白で縁レースのあるハンカチだ。双子それぞれのイニシャルとスイレンの花を描いた。
最近、あまり刺繍をしていなかったこともあり、いつかリベンジしたいと思った出来だが、パトリシアの精一杯なので受け取ってもらえると信じていた。
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