オレが最凶の邪神？ 身に覚えがございません

登場人物紹介（読み飛ばしてもらって問題ありません）

主な登場人物（現在公開可能な情報）

１．レイモンド　（＝サイデル）
邪神の生まれ変わり。地球で三千年間輪廻転生を繰り返していたが、最後の死でようやく解放されて、天国に送られた。それもつかの間、メイド姿の地球の神ゼウスのお願いによって、異世界（ユフラテス）に転生することになった。邪神時代の記憶は、戦闘になると蘇る。ピンチになると、底力からが湧くタイプ。


２．バジル
三千年の時を生きる古代龍。十メートルを超える体躯で、LV50の化け物。この国の平均的レベルがLV2の世界で、一般人に対しては無敵の存在。
サイデル時代のレイモンドに懐いており、三千年前のある事件についても、何かしら知っている模様。
人型に変身が可能で、黒髪の大和撫子の姿で普段は過ごしている。
露出狂のボク娘で、レイモンドからはいつも逃げられている。

３．パセリ
黒い尖がり帽子に、赤いマントを羽織った魔女の姿をした転生者。ほうきに跨り空を飛ぶが、ほうきは必要ないらしい。冒険者としては最高レベルAランクで、国中の人々から尊敬を集めている。得意魔術は回復系だが、それ以外の魔術も一通り使える。少年姿のレイモンドに対して、お姉さんとして接する。
元々は、転生者仲間たちと冒険者パーティーを組んでいた。黒猫、竜人のトベラ、ドルイドのナツメ、妖精のバニラと共に、ダンジョンを攻略し、ついには魔王を倒したのだが……。

４．黒猫
パセリの保護者。猫の姿をしているが、ヒトの言葉を操り理解もできる。戦闘には向かないが、知識は豊富で、機転が利く。毛繕いと爪とぎが趣味。特技は猫パンチ。

５．ゼウス
地球の神。どういうわけか、サイデルのメイドであることに誇りを持っている。三千年前の事件についても色々知っている模様。解脱して天国にたどり着いたばかりのサイデルを、ユフラテスに送り出す。

6.　ハリス
ユフラテスの世界でのレイモンドの父親。魔術、剣術の才能がなく、この世界で虐げられている。小作農としてギリギリの生活を送りながら、拾った我が子レイモンドを溺愛している。

7.　マルサ
ユフラテスの世界でのレイモンドの母親。ハリスと同じく、魔術、剣術の才能がなく、この世界で虐げられている。
ハリスと共に貧しい生活を切り盛りしながら、レイモンドを六歳まで大切に育てていた。

８．白装束の集団
全身を白装束で被い、顔まで隠した謎の集団。近年急速にその勢力を拡大しつつある。ミカエルを崇め奉り、転生者を目の敵にして、狩りと称して殺しまわっている。

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世界情報

１．地球
太陽系の第三惑星で、青い星。人類が科学技術を使って君臨している「ヒトの惑星」。レイモンドは死ぬ前まで、三千年の輪廻転生を繰り返して幽閉されていた惑星で、神ゼウスの管轄下にあった。
魔術や剣術は廃れていて、魔法を使える人は皆無に等しい。

２．ユフラテス
地球にそっくりな風景の惑星。中世ヨーロッパに似た建物が並ぶが、ヒト以外にもドワーフ、エルフ、さらに龍、ペガサスなどが生息する異世界ワールド。レイモンドが地球に転生する三千年以上前は、この星に住んでいたらしい。
神々の決戦が行われた地としても知られている。

２．１　オリオン王国
人族が支配する南の国。北西にある古都ベテルギウス、南東にあるリゲル、北東にあるベラトリックス、南西にあるサイフ、さらに中央にあるミンタカ、アルニラム、アルニタクが主要七大都市として栄えている。

２．１．１　オバマ町
世界のはずれ、浜に近くにある田舎町で、レイモンドの今世での生まれ故郷。全体的に貧しいが、城壁によりしゅういと隔離されるくらいには発達している。衛兵は最高で五百人。町全体の人口は五千人程度。

２．１．２　古都ベテルギウス
人族が古代から住み続けている都で、今も栄えている交易都市。

２．２　カニスメジャー帝国
エルフの国。

２．２．１　巨大都市シリウス
森の中にこつ然と現れる、世界最大の都市。

２．３　カニスマイナー公国
獣族が権勢をふるう国。犬型の獣が最上位に位置している。

２．３．１　プロキオン
獣族の都。