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第二章 開かれる女の子への道(クリスティーナ編)
【第13話】 コクーン ー 消されていく男の証(2/8) ◆
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クリスティーナの耳に、ゆったりとしたクラシック音楽が聞こえてくる。
体にしみこむように漂う不思議な音色は、体を弛緩させて無駄な力を取り除く効果がある。
だが、それは効能の一部にすぎない。
真の効果は徐々に高まる催淫と、サブリミナル効果による洗脳だ。
意識には残らない高音域と低音域で、本能に直接働きかける。
(あなたは女。非力で可憐な女性なの)
男の本能を締め付ける悪魔のメッセージが、心の深いところに染み込んでいく。
まるで木の根が一枚岩の隙間に入り込んで、やがて砕いていくように、メスの本能はクリスティーナの魂の根源まで根を伸ばし、男の本能を真綿で締め付けながら殺していく。
ペニスに絡みつくゲルは、クリスティーナの中の精液、そして男の素までも吸い出そうと脈動する。
『ふふっ。あなたの中にはまだ数十年分の余分な男の素がたっぷり溜まっているわ』
脈動はクリスティーナのペニスの根本の部分から、亀頭に至る筋を、強すぎもなく、弱すぎもない絶妙な力加減で締め付ける。
『女のあなたには要らない、男の素を全部出してしまいましょうね。一生分の快楽と共に』
締め付けられるたびに、淫らな欲望がクリスティーナの脊髄を上っていく。性的快楽は、クリスティーナの頭に女性の体を思い浮かばせる。
女性とのセックス。犯す側の性交。
それは本来健全な男子として、当然持っている欲望だ。男の本能を持つものとして当然の欲求。
だが、女性とのエッチを妄想した瞬間、クリスティーナの股間への刺激は止められて、脳に直接不快な信号が送られる。
『だめよ、クリスティーナ。あなたはか弱い女の子なんだから、犯すなんてできるわけないわ。あなたが心の底から満たされるのは、男性に力強く犯されるセックスだけなの』
クリスティーナは抵抗のしるしに、かろうじて首を振る。だが、耳をふさぐことはできない。
クラシック音楽との相乗効果で、クリスティーナは洗脳に対して無防備になっている。
そこにさらに追い打ちをかける。
『ほら、クリスティーナ。よく思い出して。男性に犯されて、体中を愛撫された気持ちよさを。Gスポットを突き上げられた快感を』
クリスティーナの頭に、逞しい男の体が浮かぶ。その隙を逃さず、ゲルがクリスティーナのペニスへの刺激を再開する。
「あっ、あんっ」
火照った顔をしたクリスティーナは可愛らしいメスの声で鳴き始める。
男の体の妄想と、性的快楽がセットで与えられる。
『そうよ、クリスティーナ。女の快楽の虜になったあなたはもう、男性に抱かれるエッチしか思い浮かべられないの』
クリスティーナが抵抗して女性の裸体を思い浮かべようとするたびに、不快な電気信号で中断させられる。
逆に男の体を思い浮かべると、股間への愛撫による甘美な快楽が与えられる。
それが何度も何度も繰り返されて、クリスティーナは少しずつ狂っていく。
男に犯される。それが、自然なこととしてクリスティーナの本能に刻まれていく。
ペニスを握られている感覚なのに、なぜか膣を突き上げられているような錯覚が湧いてくる。
それはコクーンの「快感変換」の機能によるものだ。
ペニスをギュッと握られる感覚は、クリトリスを刺激される感覚に変換され、さらに膣を突き上げられる感覚と合わせて、クリスティーナの脳に達する。
パブロフの犬のように、クリスティーナは感じれば感じるほど、オスとしての性的回路が消失し、メスとしての性的回路が強化されていく。エッチの時に男性の体しか思い浮かばない脳に、作り替えられていく。
女としてのセックスがあたりまえのものとして、快楽と共に頭に刻まれていく。
クリスティーナの腰がわなわなと震え出した。限界が近いようだ。
『ふふふっ。いい娘ね。出すの。あなたに要らない男の素を出すの。女の子としての甘美な一歩を踏み出すの』
(だ、出しちゃダメ)
クリスティーナの中の男の本能が訴えかけるが、射精の時間をかろうじて遅らせるに過ぎない。
ゲルは胸とペニス、さらにアナルを蠢きながら、至高の快楽でクリスティーナの体を包んでいく。
『出しなさい。男に犯される妄想をしながら、イキなさい。そうすれば、もっと女の子になれるわ』
クリスティーナは、オスの体にがっしりと抱えられながら犯される妄想から抜け出せない。
ペニスへの刺激はさらに激しさを増す。
(だしちゃダメ。だしちゃ……うっ……あっ……あーん)
睾丸がギュッと収縮し、精液と共に「男の素」が尿道を上がっていく。クリスティーナの腰は大きく揺れる。
メスの性欲に満たされた精子が、外へと絞り出される。
本来数十年をかけて味わうはずの強烈な性感がドバドバと一気に噴出して、クリスティーナの頭をピンク色に染め上げる。
その快感でクリスティーナは気を失ってしまう。
意識が戻るまで十分以上を要する凄まじい快楽だった。
股間の吸盤は、大量の精液で満たされる。が、あっという間に外へと吸い出される。
クリスティーナは体全体で息をしながら、体を快楽に投げ出している。
彼女の表情はますます女らしさを増している。
股間のペニスは、先ほどよりも一回り小さくなっているように見えた。
『うふふっ。男を虜にする可愛らしいメスイキね。やっぱり天性の素質があるのね、クリスティーナ。あそこもだいぶ小さくなってきたし。残り三回が限界ってところかしら。何の限界かって? 内緒よ内緒。気にせずもっとイってしまいましょうね。ふふふっ』
体にしみこむように漂う不思議な音色は、体を弛緩させて無駄な力を取り除く効果がある。
だが、それは効能の一部にすぎない。
真の効果は徐々に高まる催淫と、サブリミナル効果による洗脳だ。
意識には残らない高音域と低音域で、本能に直接働きかける。
(あなたは女。非力で可憐な女性なの)
男の本能を締め付ける悪魔のメッセージが、心の深いところに染み込んでいく。
まるで木の根が一枚岩の隙間に入り込んで、やがて砕いていくように、メスの本能はクリスティーナの魂の根源まで根を伸ばし、男の本能を真綿で締め付けながら殺していく。
ペニスに絡みつくゲルは、クリスティーナの中の精液、そして男の素までも吸い出そうと脈動する。
『ふふっ。あなたの中にはまだ数十年分の余分な男の素がたっぷり溜まっているわ』
脈動はクリスティーナのペニスの根本の部分から、亀頭に至る筋を、強すぎもなく、弱すぎもない絶妙な力加減で締め付ける。
『女のあなたには要らない、男の素を全部出してしまいましょうね。一生分の快楽と共に』
締め付けられるたびに、淫らな欲望がクリスティーナの脊髄を上っていく。性的快楽は、クリスティーナの頭に女性の体を思い浮かばせる。
女性とのセックス。犯す側の性交。
それは本来健全な男子として、当然持っている欲望だ。男の本能を持つものとして当然の欲求。
だが、女性とのエッチを妄想した瞬間、クリスティーナの股間への刺激は止められて、脳に直接不快な信号が送られる。
『だめよ、クリスティーナ。あなたはか弱い女の子なんだから、犯すなんてできるわけないわ。あなたが心の底から満たされるのは、男性に力強く犯されるセックスだけなの』
クリスティーナは抵抗のしるしに、かろうじて首を振る。だが、耳をふさぐことはできない。
クラシック音楽との相乗効果で、クリスティーナは洗脳に対して無防備になっている。
そこにさらに追い打ちをかける。
『ほら、クリスティーナ。よく思い出して。男性に犯されて、体中を愛撫された気持ちよさを。Gスポットを突き上げられた快感を』
クリスティーナの頭に、逞しい男の体が浮かぶ。その隙を逃さず、ゲルがクリスティーナのペニスへの刺激を再開する。
「あっ、あんっ」
火照った顔をしたクリスティーナは可愛らしいメスの声で鳴き始める。
男の体の妄想と、性的快楽がセットで与えられる。
『そうよ、クリスティーナ。女の快楽の虜になったあなたはもう、男性に抱かれるエッチしか思い浮かべられないの』
クリスティーナが抵抗して女性の裸体を思い浮かべようとするたびに、不快な電気信号で中断させられる。
逆に男の体を思い浮かべると、股間への愛撫による甘美な快楽が与えられる。
それが何度も何度も繰り返されて、クリスティーナは少しずつ狂っていく。
男に犯される。それが、自然なこととしてクリスティーナの本能に刻まれていく。
ペニスを握られている感覚なのに、なぜか膣を突き上げられているような錯覚が湧いてくる。
それはコクーンの「快感変換」の機能によるものだ。
ペニスをギュッと握られる感覚は、クリトリスを刺激される感覚に変換され、さらに膣を突き上げられる感覚と合わせて、クリスティーナの脳に達する。
パブロフの犬のように、クリスティーナは感じれば感じるほど、オスとしての性的回路が消失し、メスとしての性的回路が強化されていく。エッチの時に男性の体しか思い浮かばない脳に、作り替えられていく。
女としてのセックスがあたりまえのものとして、快楽と共に頭に刻まれていく。
クリスティーナの腰がわなわなと震え出した。限界が近いようだ。
『ふふふっ。いい娘ね。出すの。あなたに要らない男の素を出すの。女の子としての甘美な一歩を踏み出すの』
(だ、出しちゃダメ)
クリスティーナの中の男の本能が訴えかけるが、射精の時間をかろうじて遅らせるに過ぎない。
ゲルは胸とペニス、さらにアナルを蠢きながら、至高の快楽でクリスティーナの体を包んでいく。
『出しなさい。男に犯される妄想をしながら、イキなさい。そうすれば、もっと女の子になれるわ』
クリスティーナは、オスの体にがっしりと抱えられながら犯される妄想から抜け出せない。
ペニスへの刺激はさらに激しさを増す。
(だしちゃダメ。だしちゃ……うっ……あっ……あーん)
睾丸がギュッと収縮し、精液と共に「男の素」が尿道を上がっていく。クリスティーナの腰は大きく揺れる。
メスの性欲に満たされた精子が、外へと絞り出される。
本来数十年をかけて味わうはずの強烈な性感がドバドバと一気に噴出して、クリスティーナの頭をピンク色に染め上げる。
その快感でクリスティーナは気を失ってしまう。
意識が戻るまで十分以上を要する凄まじい快楽だった。
股間の吸盤は、大量の精液で満たされる。が、あっという間に外へと吸い出される。
クリスティーナは体全体で息をしながら、体を快楽に投げ出している。
彼女の表情はますます女らしさを増している。
股間のペニスは、先ほどよりも一回り小さくなっているように見えた。
『うふふっ。男を虜にする可愛らしいメスイキね。やっぱり天性の素質があるのね、クリスティーナ。あそこもだいぶ小さくなってきたし。残り三回が限界ってところかしら。何の限界かって? 内緒よ内緒。気にせずもっとイってしまいましょうね。ふふふっ』
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