【R18】美少女専門学園 強制"性転換"部 特別洗脳コース【TS】

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第三章 美少女学園一年目 芽吹き根付く乙女心

【第126話】試着(2)

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「お姉さんに任せて。もっとあおいを可愛らしく、セクシーにプロデュースしてあげるわ」

(お姉さんって……同い年なのに)

 ぎこちなさと、初々しさに保護欲を掻き立てられるのだろうか。
 あおいは、同じクラスの女子たちから妹扱いを受けている。
 特にクリスティーナがいなくなってからは顕著だ。

「だ、大丈夫。自分で着けられるから」

 股間を触られて、もしも秘密を知られたら一大事だ。
 黙っていたら、何をされるか分かったものではない。
 あおいは意を決して、自ら試着する。

 右足を軽く上げて、受け取ったビキニショーツをするすると上げていく。
 ピチピチの黒い生地が伸びて、豊かな美尻を包む。
 腰骨のあたりに引っかかるように、軽く締め付けながらピッタリとフィットする。

 次はビキニブラに手をかける。
 胸元にアクセントのリボンが付いていて、後ろで縛るタイプだ。

「水着はね、ちょっと小さめがいいのよ。あおいくらい胸が大きかったら重さもあるから、ワイヤーでしっかり支えられるタイプがいいわ」

「そうなの?」

「そうよ。あおいにはこれくらいがよさそう」

 優花は大きなカップをあおいの胸に当てて、ちょうどいいと頷く。

 あおいはビキニブラを受け取ると、背中の後ろを結んだあと、首の後ろで固定した。
 真っ白なあおいの素肌は、黒い生地とのコントラストで、より白く輝いて見える。
 くびれや細長のきれいなおへそまで、外気にさらされる。
 細くて長い手足や背中も露わになって、女の特徴の胸と股間だけが隠れている。

 この格好で、男からの舐めるような視線を浴びなければならない。

 そう考えると、全身がそわそわして落ち着かなくなる。

「な、なんだろう。下着を見られているような気分……」

「大丈夫。ほかの娘だってみんなビキニを着てるんだから。とってもセクシーよ。せっかくのプロポーションなんだから、むしろこの機会に見せびらかさないと。試しに他のも着てみる?」

 優花はそう言って、ほかの水着も試着させていく。
 いくつか試した後「これがとっておきなの」と言って、パステルカラーの赤が映えるビキニを差し出した。

「腰に紐が付いているのも可愛いでしょ? 胸の小さな娘には、フリルビキニがおすすめだけど、あおいはやっぱり定番の三角ビキニがよさそうね」

 黒もいいが、赤の方がセクシーさと可愛らしさを併せ持つあおいには合っていた。

 これで試着は終わり。

 そう思っていたのだが……。

「そうそう。最後にちゃっかり男の子用の水着も持ってきたの。さっきすごく物欲しそうに見てたでしょ? 男装にも興味があるのかと思って」

「えっ、その、あ、あたしは……」

 男装という言い方が、むずかゆい。
 去年までは女装と言われることはあっても、男装と言われることはあり得なかった。
 今男物を着たら、異性装になってしまうのだろうか。

「ねぇ、試しに水着の上から男装してみましょうよ」

 言葉に引っかかるが、優花に促されて仕方なく男物の水着にも足を通す。
 去年だって着ていたんだし、楽勝だよね。
 そう思ってあおいは腰までゴムひもを引き上げた。

「あれ? お尻のあたりは余裕がないのに、お腹がぶかぶか……」

 去年はぴったりだったはずなのに。
 首をかしげているあおいに、何がおかしいのと言いたげに優花は笑う。

「当り前よ。だって男の子とあたしたちじゃ体のつくりが違うんだもの。スタイルのいい娘であればあるほど、ウエストとヒップの差が出てくるんだから」

 あおいの骨盤は女性ホルモンの影響で広がり始めている。
 妊娠したときに赤ん坊を支えられるように、骨格から変化してきているのだ。

 あおいは鏡の中の自分を見る。
 映っているのは、胸を抜きにしても女性の体だ。
 明らかに男性用の水着は合っていない。
 これでは男装と言われても仕方がない。

「あたしもね。一度男の子になってみたいって思ったことあるよ。生理もないし、お手洗いも時間がかからないし、羨ましいってね。でも……」

「でも?」

「オシャレをして、甘いものを食べながらガールズトークをしたり、素敵な彼氏を探したりって女だからできるんだなって気が付いて、やっぱり女に生まれてよかったなって。男に生まれたら、絶対に無理なことよ。あおいもそうでしょ?」

「……あ、あたしは、それでも男の子っぽい服の方がいいかな」

「そっか。ボーイッシュに着飾るのも楽しいよね。でも、あたしはあおいにはガーリーな服の方が似合うと思うよ。そのボブヘアーも似合うけど、もう少し長い髪の方が合ってると思うよ」

 何も知らない優花はにっこりとほほ笑んだ。

ーーーー

 結局、あおいは赤いビキニを買って店を出た。

(うぅ……。水着って結構高いんだ。僕のお小遣いが全てビキニに)

 水着店の裏のウッドデッキでトロピカルフルーツを飲みながら、あおいと優花は海を眺めていた。
 穏やかな波が砂を撫でながら、リズミカルに自然の音色を奏でている。
 ストローから酸味のある甘みが口内に広がっていく。

「舌が甘さで麻痺しそう」

 あおいの言葉に優花はにっこりと頷く。

「そうね。でも美味しいでしょ」

「うん……」

 あおいも思わず素直に返事をした。

 女体化が進んでいるせいだろうか。
 昔はそんなに欲しいと思わなかった甘いものが、美味しいと感じる。
 飲めば飲むほど、もっと甘いものが欲しくなっていく。

 あおいは知らない。
 甘いもののエネルギーのほとんどが、男性XY細胞を殺すためと、女性XX細胞が増えるために使われていることを。

 こうして他愛のない会話の最中も、あおいの性転換メス化は、ゆったりとした時の流れの中で、じりじりと進んでいた。
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