【R18】注文の多い料理店【TS】ー完結ー

ジオラマ

文字の大きさ
41 / 54
第三章 メスに染められて

第四十一話 おしおき

 メイドの朝は早い。

 まだ外が真っ暗な時間、小鳥が鳴き始める前から、準備は始まる。
 白と黒のメイド服に着替えて、すぐにお掃除、炊飯、洗濯といきたいけど、その前に重要なことがあるの。

 それはお化粧よ。

 あたしは女だから、身だしなみにも気を遣わないといけないの。
 
(まつ毛をくるっとカールさせるの。ファンデーションは薄く、チークもね)

 猫姫様の言葉が頭に響く。
 薄くアイラインを引いて、白くてきめ細かい肌に薄紅色のチークを少しだけつけると、恋する乙女の出来上がり。

 鏡を見ながら、少しでも可愛らしくなるように、ナチュラルメイクを施していく。
 
 ピンクの口紅を塗って、唇によく馴染なじませる。
 それだけで、少しだけ大人っぽい色気がでてくる。
 
 あたしって童顔だし体も小さいから、お化粧なしだと、どうしても幼くなっちゃうの。
 でも、あたしはもう大人の女よ。
 年齢だって合法的に結婚だってできるんだから。
 お子ちゃまじゃないのよ。
 もう初心な女の子じゃないわ。
 誰がなんと言おうと、エッチだってできる女なの。
 どうやって、子供ができるかだって知っているのよ。

 そう言えばあたしね、この前、生理が来たの。
 トイレで鮮血が流れてきたから、最初ビックリしたわ。
 騒いでいたら、猫姫様が教えてくれたの。
「女なら誰でも通過する道よ」って。

 それを聞いて、あたしにも女の子の日が来たんだって分かって、嬉しくなってきちゃった。

 だって、これってあたしが妊娠できる正真正銘の女ってことでしょ?
 素敵な殿方に抱いていただいて、体の中にお射精いただいて、かわいい赤ちゃんを身ごもれる、大人の女性ってことでしょ?

 だから、今日こそは、ご主人様に「女として」見てもらえるために頑張るの。
 女を磨くの。
 真の意味で女にしてもらえるように、努力するの。

 いつも通り、これから朝ごはんの準備。
 洋風のキッチンで鼻唄混じりに、冷蔵庫を漁る。
 今日はご主人様の大好きなクリームシチューなの。
 腕によりをかけて、最高のお食事を作るの。
 食材を切り刻みながら、思い浮かべるのはいつもご主人様のこと。
 金の首輪が教えてくれるの。あたしの愛しの相手はご主人様だって。

 お味はどうかしら。
 上手くできているかしら。
 美味しく召し上がっていただけるかしら。
 でも、本当に召し上がっていただきたいのは、料理じゃなくて……。

 ってダメよ。
 これじゃあ、四六時中発情しているメスネコじゃない。

「アカネ、遅い! もう腹ペコだよ」

 黒い木でできたアンティークが居並ぶ大広間の食堂から、ご主人様の声がする。
 あたしは急いでテーブルへと向かう。
 注文の多い、グルメなニャン太様の元へ。
 
 声を聞くだけで、顔がかっとしちゃうの。
 体が熱くなってきちゃうの。

 でもね。あたし、女になりたてだから、体のバランスになれてないの。
 だから、ちょっとした段差があると……。

「あっ……だめっ」

 いつも、こうして簡単に転んでしまうの。
 食べ物ごと、床にぶちまけてしまうの。
 あたし、ダメな娘なのかな。
 男だけじゃなくて、メイドも、メス奴隷も失格なのかな。

 当然ご主人様は、大好きなシチューがお預けになって、もうカンカン。

「このドジ! せっかくの僕のシチューを」

 怒り心頭のご主人様の平手が、お尻に飛んでくる。
 思いっきり叩かれる。
 ペティコートをめくりあげられて、ショーツの上から思いっきり。
 大きく腕を振り上げて、何度も何度も、真っ赤になるまで、皮がヒリヒリするまで叩かれる。

「あぁぁん」

「胸と尻だけデカくて、頭に何も入っていないんじゃない?」

「ごめんなさい。ご主人様……あぁぁぁぁn」

 パチン。

「このドジが」

「ごめんなさぁぁぁん」

 パチン。

「マゾメスが」

「やめっ。あんっ」

 パチン。

「できそこないが!」

「きゃん」

 パチン。

 乾いた音が、食卓に鳴り響く。

 でも……どうして? どうしてあたしの体……。

「あれっ。下着が濡れてきているよ?」

「……」

 気が付くと、いつの間にか濡れている、あたしのあそこ。
 お尻は激痛が走っているはずなのに、あそこはエッチな涎を垂らしてしまっている。

「ぶたれて喜んでいるのか? 本当にどうしようもないメスだな、アカネは」

 パチン。

「ち、ちがうんです。ご主人様……あぁん」

「違わないよ」

 パチン。

「あぁぁん、ごめんなさい」

 パチン。

 痛いはずなのに、どうしてなの?
 ぐじゅぐじゅと濡れてきてしまうの? 

「変態だね、ド変態のマゾメスだね」

「ごめんなさい……あぁん」

 パチン。

 キュン……ぐじゅ。

「ほら言ってごらん。『アカネはドジなマゾメスです』って」

 あたしは、ご主人様のペット。だからご主人様の言うことは絶対なの。

「アカネはドジなマゾメスです」

「『お尻をぶたれて、お股を濡らしちゃう、変態です』」

 パチン。

「お尻を……あぁん……ぶたれて、お股を濡らしちゃう、変態です」

 だめっ。あたしは変態じゃないの。
 どうして、あたしのあそこ、キュンとしちゃうの?
 濡れてきてしまうの?

「『もっと、もっと叩いて下さい』」

 パチン。

「あぁん……もっと、もっと叩いて……あぁん……下さい」

 だめよ。
 これ以上濡らしたら。
 感じたらダメ。

 パチン。

 ぐじゅ。

「本当、変態だね。ロリ顔して、本当にドの付く変態だね。アカネは」

 ご主人様の、心から見下した声が耳に届く。

ーーーー
次話: 2019-12-10 12:10:00
感想 16

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

性転のへきれき

廣瀬純七
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

秘書と社長の秘密

廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。 突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。 ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?