無添加ラブ

もこ

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初恋の人

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「えっ? あ、待って。」
入り口のロックを解除し、慌てて電気をつけてカウンターに置いてある時計を見る。午前12時26分……。4月1日だ!

ピンポーン

もう一度インターフォンが鳴り、裕一郎がこの部屋の外まで来たことを知らせていた。全身が震えてくる……恐る恐る玄関へ行き、電気を点けてロックを解除した。

「はぁっ、やっと来れた!」
僕は、裕一郎の顔を確認する間もなく、瞬時に彼の腕の中に閉じ込められていた。

『裕一郎……。』
温かい……最後にモールで感じた裕一郎の香り……。あれから、いくらモールで裕一郎を探しても姿を見ることは出来なかった。あそこで働いている、あそこに住んでいるって言ってたのに……。半分、夢だったのかもしれない、と思っていたのに……。

『本当に来てくれた。』
嬉しくて、涙が出そうだった。僕は力を込めてギュッと裕一郎に抱きついた。

「待った?」
裕一郎の言葉に無言で頷く。
「おいで。」
裕一郎が頭にキスをすると、僕の身体を持ち上げた。改めて裕一郎を見る。グレーのスーツ、黒縁メガネ、ホクロ……そして髪型。記憶の中にある通りのオジサンの姿がそこにはあった。

『本当だった……。』
顔が熱くなり、心臓が肋骨を叩き出す。裕一郎は本当にあの時のオジサンだったんだ。

僕を持ち上げたまま、裕一郎は寝室のドアを器用に開けて、中のベッドに僕を落とした。
「陽介のパジャマ、可愛いな。」
裕一郎の言葉に顔から火を噴いた。パジャマ姿……母親以外誰も見たことがないのに……。裕一郎はスーツの上着を脱ぎ捨てると、メガネを取ってネクタイをシュッと外した。

裕一郎の体重がのしかかってきたと思うと同時に、裕一郎のキスが降ってきた。
「今夜はもう眠らせない。陽介……愛してる。」
愛してる……裕一郎の言葉に全身が震えた。この言葉を待っていた。いつからだろう……ずっと、ずっと、ずっと前から……。

「僕も……あい……して…る。」
裕一郎の首に腕を回して、今度は自分から唇にキスをした。



「陽介、枯れてるなんて嘘だろ。」
「んあっ、あああン。」
裕一郎の右手が、アザのある右手が僕の分身を扱く。それだけで僕はイキそうだった。裕一郎に服を全部剥ぎ取られ、僕は生まれたままの姿を晒していた。

身体中にキスが落ちてくる。首筋に吸いつかれて、ピリッと痛みが走った。
「この乳首……俺の舌を待ってる。」
だから……裕一郎はなんでそんなにおしゃべりなの? そう思う間もなく胸の先端を舌で転がされ、僕の我慢が限界を超えた。

「あっ! あっ! いっちゃうッ!」
僕の分身から放たれたものが、裕一郎のワイシャツと自分の腹を汚した。

「良くできました。次はこっちな。」
ワイシャツを脱いだ裕一郎がまた僕に覆い被さってきた。……裕一郎……いつの間にか逞しくなった。前にはこんなに腹筋は割れてなかったのに……。

「ほらほら、見惚れてないで、足上げて?」
裕一郎の指が、僕の後ろに入ってきた。






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