126 / 134
4:君と一緒に
1
しおりを挟む
俺たちは、駿也のマンションのリビングに靴を履いたまま降り立った。30㎝ぐらいの誤差があり、文字通り降りたのだ。
『あれ? やっぱり3年前に会った君たちだ。』
それ以上、都合の悪い質問はされなかった。「D」の部屋で、相変わらず髪を後ろに纏めた新田さんに送り出され、俺たちは礼を言うと、駿也のマンションに続いているはずの扉を潜った。
「駿也っ! 靴、靴を脱がないと。」
扉が閉まった途端に抱きしめられて、ドキドキしながら駿也に話しかける。その場で靴を脱いで、一緒に玄関まで持って行った。
「こたつで話そ。」
俺がそう言った途端に、体が反転させられた。駿也の右手が俺の唇をなぞる。
「望……。」
駿也の顔が傾いて俺の上に近づいてきた。目を瞑って……唇が重なる。キス……したかった。瞬時に満たされた自分を感じて、駿也の首に腕を回した。サラサラな髪、こんな風に触ってみたかった。前髪が俺の額を擽る。茶色の、大好きな、駿也の髪。
駿也の舌が優しく俺をノックし、唇を少し開けて駿也のものを受け入れた。今日の駿也はいつもと違う。優しく上顎を撫でたかと思うと唇が離れて行った。
「ごめん、望。……こたつは無理。」
そう言ったかと思うと、駿也が俺の体を持ち上げた。この先の展開は分からないけど迷いはない。俺は駿也の肩に顔を埋めて、体全体で駿也にもたれかかった。
「望……目を開けて?」
明らかに寝室であろう部屋に運び込まれ、フカフカの布団と思われる上にそっと降ろされた後、駿也が俺の上に乗りかかってきた。そっと目を開ける。目の前に優しく微笑んだ駿也の顔があった。
「駿也……。」
腕を伸ばして駿也の顔に触れる。駿也は俺の手を取ってチュッとキスをすると俺に覆い被さってきた。
「望……望と1つになりたい。……いい?」
耳元で駿也が囁く。ゾクゾクとする感覚を覚えて、俺は無言で頷いた。目を瞑る。唇にキスをされ、どんどん深くなる口づけに翻弄されながら、服が剥ぎ取られていくのを感じていた。
「腕をあげて。」
Tシャツ一枚になっていた所でそれを捲り上げられる。何だか恥ずかしい……。そもそも俺は男だ。女の子のような柔らかさも何もない。
「ヤダ……駿也。」
男らしくないとは思うけど、恥ずかしさを誤魔化すように駿也の頭を引き寄せて口づけをした。
「じゃあ、俺からだな。」
上着を脱ぎ捨て、一瞬で上半身裸になった駿也がまた俺に覆いかぶさってきた。駿也の身体……いつか見たことがある逞しい身体。ドキドキするのが抑えられなかった。
「……嫌がる望も堪らない。」
首筋からキスをして耳元に到達した駿也がそう言ったかと思うと、手がTシャツの裾から入り込んできた。
「望の肌……やっぱり綺麗だ。」
俺のTシャツを捲り上げ、繁々と眺めた駿也が呟いた。
「ン……んなっ!」
誰にも触られたことのない胸の粒に駿也の舌が這い、今まで感じたことのない痺れが身体中を駆け抜けた。
「ここも……どこも俺だけがいい。」
喉元でTシャツを押さえたまま、胸や腹に駿也の舌が這い回る。時々チュッと強く吸われた。
「ンン……あっ! し、駿也……何か変。」
体の熱が中心に集まってくる。俺の分身が硬く張り詰めていた。
『あれ? やっぱり3年前に会った君たちだ。』
それ以上、都合の悪い質問はされなかった。「D」の部屋で、相変わらず髪を後ろに纏めた新田さんに送り出され、俺たちは礼を言うと、駿也のマンションに続いているはずの扉を潜った。
「駿也っ! 靴、靴を脱がないと。」
扉が閉まった途端に抱きしめられて、ドキドキしながら駿也に話しかける。その場で靴を脱いで、一緒に玄関まで持って行った。
「こたつで話そ。」
俺がそう言った途端に、体が反転させられた。駿也の右手が俺の唇をなぞる。
「望……。」
駿也の顔が傾いて俺の上に近づいてきた。目を瞑って……唇が重なる。キス……したかった。瞬時に満たされた自分を感じて、駿也の首に腕を回した。サラサラな髪、こんな風に触ってみたかった。前髪が俺の額を擽る。茶色の、大好きな、駿也の髪。
駿也の舌が優しく俺をノックし、唇を少し開けて駿也のものを受け入れた。今日の駿也はいつもと違う。優しく上顎を撫でたかと思うと唇が離れて行った。
「ごめん、望。……こたつは無理。」
そう言ったかと思うと、駿也が俺の体を持ち上げた。この先の展開は分からないけど迷いはない。俺は駿也の肩に顔を埋めて、体全体で駿也にもたれかかった。
「望……目を開けて?」
明らかに寝室であろう部屋に運び込まれ、フカフカの布団と思われる上にそっと降ろされた後、駿也が俺の上に乗りかかってきた。そっと目を開ける。目の前に優しく微笑んだ駿也の顔があった。
「駿也……。」
腕を伸ばして駿也の顔に触れる。駿也は俺の手を取ってチュッとキスをすると俺に覆い被さってきた。
「望……望と1つになりたい。……いい?」
耳元で駿也が囁く。ゾクゾクとする感覚を覚えて、俺は無言で頷いた。目を瞑る。唇にキスをされ、どんどん深くなる口づけに翻弄されながら、服が剥ぎ取られていくのを感じていた。
「腕をあげて。」
Tシャツ一枚になっていた所でそれを捲り上げられる。何だか恥ずかしい……。そもそも俺は男だ。女の子のような柔らかさも何もない。
「ヤダ……駿也。」
男らしくないとは思うけど、恥ずかしさを誤魔化すように駿也の頭を引き寄せて口づけをした。
「じゃあ、俺からだな。」
上着を脱ぎ捨て、一瞬で上半身裸になった駿也がまた俺に覆いかぶさってきた。駿也の身体……いつか見たことがある逞しい身体。ドキドキするのが抑えられなかった。
「……嫌がる望も堪らない。」
首筋からキスをして耳元に到達した駿也がそう言ったかと思うと、手がTシャツの裾から入り込んできた。
「望の肌……やっぱり綺麗だ。」
俺のTシャツを捲り上げ、繁々と眺めた駿也が呟いた。
「ン……んなっ!」
誰にも触られたことのない胸の粒に駿也の舌が這い、今まで感じたことのない痺れが身体中を駆け抜けた。
「ここも……どこも俺だけがいい。」
喉元でTシャツを押さえたまま、胸や腹に駿也の舌が這い回る。時々チュッと強く吸われた。
「ンン……あっ! し、駿也……何か変。」
体の熱が中心に集まってくる。俺の分身が硬く張り詰めていた。
0
あなたにおすすめの小説
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
脱落モブ男が人気アイドルに愛されるわけがない
綿毛ぽぽ
BL
アイドルを夢見るも、デビューできずオーディション番組に出演しても脱落ばかりの地味男、亀谷日翔はついに夢を諦めた。そしてひょんなことから事務所にあるカフェで働き始めると、かつて出演していた番組のデビューメンバーと再会する。テレビでも引っ張りだこで相変わらずビジュアルが強い二人は何故か俺に対して距離が近い。
━━━━━━━━━━━
現役人気アイドル×脱落モブ男
表紙はくま様からお借りしました
https://www.pixiv.net/artworks/84182395
【完結】男の後輩に告白されたオレと、様子のおかしくなった幼なじみの話
須宮りんこ
BL
【あらすじ】
高校三年生の椿叶太には女子からモテまくりの幼なじみ・五十嵐青がいる。
二人は顔を合わせば絡む仲ではあるものの、叶太にとって青は生意気な幼なじみでしかない。
そんなある日、叶太は北村という一つ下の後輩・北村から告白される。
青いわく友達目線で見ても北村はいい奴らしい。しかも青とは違い、素直で礼儀正しい北村に叶太は好感を持つ。北村の希望もあって、まずは普通の先輩後輩として付き合いをはじめることに。
けれど叶太が北村に告白されたことを知った青の様子が、その日からおかしくなって――?
※本編完結済み。後日談連載中。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる