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目を覚まして?
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愼が動かなくなったその日には、親父に連絡を取った。なり振り構ってはいられなかった。俺が起きた時刻は8時半近く。いつから愼が動かなくなったのかは分からないが、洗濯物は外に干してある。夕べ風呂で……一緒に濡れた愼の服も俺のと一緒に干してあるんだ。
「優樹。大丈夫だぞ? セキュリティはしっかりしているし、ここからもお前の家の中の様子が分かるようになってる。」
「えっ? 今までも筒抜けだったの?」
親父の呑気な声と衝撃的な事実に唖然となり、ついついスマホに向かって大声を張り上げていた。
「いや、今までは愼に見せろと要求した時だったな。確か。」
「だから、それが変だということだろ? 愼の声がどこからも聞こえないんだ。 ピクリとも動かない。2号も動かないし、パソコンの中にもいないんだ。」
「2号?」
親父の問いに答える気持ちにはならなかった。何故、コイツはのんびりと構えているんだ? 自分では何もできないという気持ちが、自分でも気づかないまま苛立ちに変わって声に表れていた。
「とりあえず、お前の所のセキュリティは万全だが、愼については制作会社に問い合わせをしてみる。お前の携帯の電話番号を教えるからな?」
「愼を作った会社ってどこなの?」
愼は自分のことを試作品だと言ったことがある。アンドロイドを開発している会社って日本にあるのか? 海外? えっ? 英語で話さなくちゃならない?
「…………F.O.企画株式会社。管理AIを配備した会社と同じだ。だが、これは誰にも言うな。」
「えっ? 同じなの?」
これには驚いた。管理AIを導入した会社と同じ所だったなんて。あそこには迎えの車が来て一度だけ行ったことがある。そんなに遠くはなく、車でも1時間はかからないはず。それから暫く、親父と簡単なやりとりをして通話を終えた。
「遅くなりました。担当の田崎と申します。よろしくお願いします。」
電話でやり取りをした後で、この場でネットワークを確認したいと1人の男がやって来た。愼よりも背が高くてガタイがいい。そして短く刈っているけど、俺よりも少し濃いめの茶色の髪。以前及川さんが着ていたのと同じような作業着を身につけて、玄関で手渡された名刺。
『技術部 田崎 雄也 080-××××-××××』
会社名も書いてないどころか、住所も電話番号もない。ロゴも入ってないし、ただのスマホの番号が書かれているだけの白い紙だ。不審に思うのは当たり前だった。
「あの。」
「あ、会社名が書いてないのは決まりなもので。連絡が必要になるだろう方だけに配るものです。前回、及川からはもらってないでしょ?」
俺の心を見透かしたかのように田崎さんが話し出した。どうしてなのかと聞く間も無く、田崎さんの言われるがままに家に上げた。そして、愼が眠っているリビングの布団へと案内をした。
「優樹。大丈夫だぞ? セキュリティはしっかりしているし、ここからもお前の家の中の様子が分かるようになってる。」
「えっ? 今までも筒抜けだったの?」
親父の呑気な声と衝撃的な事実に唖然となり、ついついスマホに向かって大声を張り上げていた。
「いや、今までは愼に見せろと要求した時だったな。確か。」
「だから、それが変だということだろ? 愼の声がどこからも聞こえないんだ。 ピクリとも動かない。2号も動かないし、パソコンの中にもいないんだ。」
「2号?」
親父の問いに答える気持ちにはならなかった。何故、コイツはのんびりと構えているんだ? 自分では何もできないという気持ちが、自分でも気づかないまま苛立ちに変わって声に表れていた。
「とりあえず、お前の所のセキュリティは万全だが、愼については制作会社に問い合わせをしてみる。お前の携帯の電話番号を教えるからな?」
「愼を作った会社ってどこなの?」
愼は自分のことを試作品だと言ったことがある。アンドロイドを開発している会社って日本にあるのか? 海外? えっ? 英語で話さなくちゃならない?
「…………F.O.企画株式会社。管理AIを配備した会社と同じだ。だが、これは誰にも言うな。」
「えっ? 同じなの?」
これには驚いた。管理AIを導入した会社と同じ所だったなんて。あそこには迎えの車が来て一度だけ行ったことがある。そんなに遠くはなく、車でも1時間はかからないはず。それから暫く、親父と簡単なやりとりをして通話を終えた。
「遅くなりました。担当の田崎と申します。よろしくお願いします。」
電話でやり取りをした後で、この場でネットワークを確認したいと1人の男がやって来た。愼よりも背が高くてガタイがいい。そして短く刈っているけど、俺よりも少し濃いめの茶色の髪。以前及川さんが着ていたのと同じような作業着を身につけて、玄関で手渡された名刺。
『技術部 田崎 雄也 080-××××-××××』
会社名も書いてないどころか、住所も電話番号もない。ロゴも入ってないし、ただのスマホの番号が書かれているだけの白い紙だ。不審に思うのは当たり前だった。
「あの。」
「あ、会社名が書いてないのは決まりなもので。連絡が必要になるだろう方だけに配るものです。前回、及川からはもらってないでしょ?」
俺の心を見透かしたかのように田崎さんが話し出した。どうしてなのかと聞く間も無く、田崎さんの言われるがままに家に上げた。そして、愼が眠っているリビングの布団へと案内をした。
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