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第一章『性なる力に目覚めた勇者!?』
第5話 快楽への手招き ★
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ヒミカは性に関心を持ち始めた頃から敏感体質だった。
好悪に関わらず、太ももを撫でられただけで、異性から熱視線を浴びるだけで、身体の奥が熱を帯びて疼いてしまうのだ。
おかげで、ミルキィフラワーでの仕事が終わった後はいつも一人で慰めているのは乙女の秘密で。
「もう、いいよね。ヒミカちゃん」
据わった声にぞわり、と全身が総毛立った。
カチャカチャと慌ただしくベルトを外す音と衣擦れ。
振り返った目の前で、トーマは下半身を完全に露出していた。
大柄な身体、底知れぬ欲望を体現したかのような、巨根。
完全に勃起して反りあがった男性器は、まるで股間からナイフが生えているかのように凶悪に見えた。
「見とれてるのかい?」
「ち、違っ」
慌てて反論しようとしたその隙に、剛直が水着の隙間から内側へと侵入する。
ぐちゅり、と水音が淫靡に響き、灼熱のような体温を直に感じる。
「トーマ……さん。やめて……やめてください」
「何言ってるんだい? ヒミカちゃんのここはこんなに濡れてるじゃないか。ほら、オイラのち×こが欲しい欲しいって泣いてるよ」
「これは、生理現象で……っ、んっ、ぅあ。あん」
「そうだよ生理現象。ヒミカちゃんのおま×こが気持ちよくなりたいって咽び泣いてるんだよ。だから、ヒミカちゃん。オイラと一つになろう」
ダメだ。最早言葉が通じない。
水着と陰部にに挟まれているだけで相当気持ちいいのか、素股の状態でトーマは一心腐乱に腰を振り続けている。
ペニスがクリトリスに軽く触れるだけで、眩暈のような快感が全身をガクガクと震わせた。
(このままだと、挿入れられちゃう)
ヒミカは成人になった今でも、純潔を守り続けていた。
周囲からすれば笑われるだろうが、いつの日か、王子様のような素敵な殿方と結ばれた時に捧げたいとずっと思っていた。
(でも……セックスって、気持ちいいのかな)
不意によぎった思考にぞっとして首を振る。
(何言ってるの私! こんな男とするくらいなら、死んだ方がまし!)
止めなくちゃ、助けをよばなきゃ、と必死に理性を呼び覚ます。
(けれど、もし大事になって、私を指名してくれるお客さんがいなくなったらどうしよう)
役に立たない踊り子のヒミカが働ける場所は、トーラスの街では娼館しかない。
その上、キャストとの性行為が禁止されている比較的良心的な場所はミルキィフラワーだけだ。
ここを辞めたら、食べていけない。
妹のユミカも、学費を払えず学び舎を退学することになる。
ヒミカが少し我慢すれば。
心の奥底にこびりついたままの、幼少期の経験から引きずっていたトラウマを捨て去ってしまえば。
(トーマさんだけだから。私がこの行為を、楽しんでしまえば)
ぬちっ。
亀頭を粘液で濡らして、ついに尖った男性器が膣口を捉える。
少し腰を突き出されたら、もう後戻りはできない。
「ふーッ。ふーッ」
荒い鼻息が首筋を撫でる。トーマは本気だ。後のことなんて考えてない。ヒミカの処女膜を貫き、交尾することしか考えていない。
(逃げなきゃ。逃げなきゃ。逃げなきゃ!)
必死に命令を連呼する頭とは裏腹に、下腹部は燃えるように疼いていた。
まるで、雌としての生殖本能が、密着する雄の性に反応しているかのように。
(アソコに硬く勃起したおちん×んを挿入れられたら……)
いつもより多く分泌された唾液をごくりと呑み込む。
肉棒を突き刺されて、膣壁を押し拡げられて、子宮口を貫通して。
男の欲望を全身で受け止めたら。
(セックスって、本当に気持ちいいのかな)
想像する。時の流れが何倍にも引き延ばされる。空気がまとわりつく感触さえ捉えるほど、感覚が鋭くなる。
「あっ……」
つぷっ。
ほんの少しだけ、亀頭の先端が蜜壺の内側へ侵入し始めた。
(くるっ。きちゃうっ。私、セックスしちゃうっ)
処女膜より手前の、ほんの僅かの距離。
もう数センチ奥に入れられたら、純潔の証は血を流して息絶えるだろう。
「トーマ、さんっ! だめぇっ……」
凍えるような恐怖と、燃えるような疼きに狂いそうになりながら、ヒミカは叫ぶ。
果たして自身の言葉と心の声、どちらが本当なのか、意識さえ朦朧として。
その時だった。
「お客様」
影のようにスッと現れた男がトーマの太い腕をなんなく掴んで締め上げた。
好悪に関わらず、太ももを撫でられただけで、異性から熱視線を浴びるだけで、身体の奥が熱を帯びて疼いてしまうのだ。
おかげで、ミルキィフラワーでの仕事が終わった後はいつも一人で慰めているのは乙女の秘密で。
「もう、いいよね。ヒミカちゃん」
据わった声にぞわり、と全身が総毛立った。
カチャカチャと慌ただしくベルトを外す音と衣擦れ。
振り返った目の前で、トーマは下半身を完全に露出していた。
大柄な身体、底知れぬ欲望を体現したかのような、巨根。
完全に勃起して反りあがった男性器は、まるで股間からナイフが生えているかのように凶悪に見えた。
「見とれてるのかい?」
「ち、違っ」
慌てて反論しようとしたその隙に、剛直が水着の隙間から内側へと侵入する。
ぐちゅり、と水音が淫靡に響き、灼熱のような体温を直に感じる。
「トーマ……さん。やめて……やめてください」
「何言ってるんだい? ヒミカちゃんのここはこんなに濡れてるじゃないか。ほら、オイラのち×こが欲しい欲しいって泣いてるよ」
「これは、生理現象で……っ、んっ、ぅあ。あん」
「そうだよ生理現象。ヒミカちゃんのおま×こが気持ちよくなりたいって咽び泣いてるんだよ。だから、ヒミカちゃん。オイラと一つになろう」
ダメだ。最早言葉が通じない。
水着と陰部にに挟まれているだけで相当気持ちいいのか、素股の状態でトーマは一心腐乱に腰を振り続けている。
ペニスがクリトリスに軽く触れるだけで、眩暈のような快感が全身をガクガクと震わせた。
(このままだと、挿入れられちゃう)
ヒミカは成人になった今でも、純潔を守り続けていた。
周囲からすれば笑われるだろうが、いつの日か、王子様のような素敵な殿方と結ばれた時に捧げたいとずっと思っていた。
(でも……セックスって、気持ちいいのかな)
不意によぎった思考にぞっとして首を振る。
(何言ってるの私! こんな男とするくらいなら、死んだ方がまし!)
止めなくちゃ、助けをよばなきゃ、と必死に理性を呼び覚ます。
(けれど、もし大事になって、私を指名してくれるお客さんがいなくなったらどうしよう)
役に立たない踊り子のヒミカが働ける場所は、トーラスの街では娼館しかない。
その上、キャストとの性行為が禁止されている比較的良心的な場所はミルキィフラワーだけだ。
ここを辞めたら、食べていけない。
妹のユミカも、学費を払えず学び舎を退学することになる。
ヒミカが少し我慢すれば。
心の奥底にこびりついたままの、幼少期の経験から引きずっていたトラウマを捨て去ってしまえば。
(トーマさんだけだから。私がこの行為を、楽しんでしまえば)
ぬちっ。
亀頭を粘液で濡らして、ついに尖った男性器が膣口を捉える。
少し腰を突き出されたら、もう後戻りはできない。
「ふーッ。ふーッ」
荒い鼻息が首筋を撫でる。トーマは本気だ。後のことなんて考えてない。ヒミカの処女膜を貫き、交尾することしか考えていない。
(逃げなきゃ。逃げなきゃ。逃げなきゃ!)
必死に命令を連呼する頭とは裏腹に、下腹部は燃えるように疼いていた。
まるで、雌としての生殖本能が、密着する雄の性に反応しているかのように。
(アソコに硬く勃起したおちん×んを挿入れられたら……)
いつもより多く分泌された唾液をごくりと呑み込む。
肉棒を突き刺されて、膣壁を押し拡げられて、子宮口を貫通して。
男の欲望を全身で受け止めたら。
(セックスって、本当に気持ちいいのかな)
想像する。時の流れが何倍にも引き延ばされる。空気がまとわりつく感触さえ捉えるほど、感覚が鋭くなる。
「あっ……」
つぷっ。
ほんの少しだけ、亀頭の先端が蜜壺の内側へ侵入し始めた。
(くるっ。きちゃうっ。私、セックスしちゃうっ)
処女膜より手前の、ほんの僅かの距離。
もう数センチ奥に入れられたら、純潔の証は血を流して息絶えるだろう。
「トーマ、さんっ! だめぇっ……」
凍えるような恐怖と、燃えるような疼きに狂いそうになりながら、ヒミカは叫ぶ。
果たして自身の言葉と心の声、どちらが本当なのか、意識さえ朦朧として。
その時だった。
「お客様」
影のようにスッと現れた男がトーマの太い腕をなんなく掴んで締め上げた。
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