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第一章『性なる力に目覚めた勇者!?』
第9話 水温と体温はともに熱く ★
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シャワーといっても、桶に汲んだ水で身体を流すだけの、冷水シャワーだ。
「ううっ。冷たい」
真水を頭からかぶるのはいつになっても慣れない。
せめて火を起こす魔法具でもあればお湯を温められたのだが、そんなお金もない。
火を起こすだけなら簡易的な着火剤もあるにはあるが、風呂を沸かすには何本も消費しなければならないので気軽に使えない。
ユミカが冒険者になれば収入面でいくらか楽になる。それまでは我慢だ。
ちょっとだけ高級な石鹸を泡立て、優しく肌を撫でていく。
複雑な気持ちだけど、この身体は商売道具だ。お手入れは丁寧に、念入りにしておかなければならない。
陰部を洗浄する為に、開脚した足にそっと水を流した瞬間、跳ねるような快感が全身を貫いた。
「ひゃあっ!?」
慌てて口を押えて、寝ているユミカの方を振り向く。
大丈夫。気付いていない。
驚いたのは、水が冷たかったからではない。
「どうして。私、また感じて……」
触れた指先にはねっとりとした愛液が糸を引いていた。
(それになんだか、身体も熱い)
もしかして風邪でも引いてしまったのだろうか。
けど、頭が重いとか咳が出るといった症状は何もない。
ただ、秘所がぐっしょりと濡れていて、呼吸は荒く、身体が敏感になっている状態は無症状と言えるのだろうか。
(本当にどうしちゃったの、私。あの時から、ミルキィフラワーでトーマさんに触られた時から、ずっと……)
「──ぁン」
漏れ出てしまう声に艶が乗る。
下腹部や火傷しそうに熱い。指を添えるだけでは到底満足できない。
おそるおそる、指先を蜜が滴る媚肉に沈みこませていく。
ぐちゅっ。
粘り気のある淫靡な水音。
恥肉が涎を垂らしながら指を二本まとめて食んでいく。
「ふぅ……んっ。あっ、そこ……っ。あ、はぁっ……」
膣壁を擦る指を、男性の陰茎に見立ててしまう。
(あんなモノを、ココに挿入するなんて)
ズボンを下ろしたトーマのペニスが瞼の裏に焼き付いていて、頭の奥からじわりと白い波が広がっていく。
(気持ち、いい。もっと……もっとシたい)
蜜壺を抉る指は三本に増え、溢れ出る愛液をかき混ぜるかのように激しくストロークさせる。
身体は満足するどころかもっと欲しがり、空いた手で胸を鷲掴みにして揉みしだく。
(なに、これぇ。全身が性感帯みたいに敏感になってる……。刺激が強すぎておかしくなりそう)
張り裂けそうなくらいにヒリヒリする乳首を指先でぎゅっと摘まむと、視界がパチパチと明滅するくらい悶絶した。
「んああっ! 声……止まんな、いっ! ひうっ……うぅんあっ……あぁっ!」
胸の刺激が攪拌され、子宮と共鳴するように膣がきゅううっと締まり、絞った雑巾のように蜜が零れる。
収縮する度に指先が敏感な膣ひだを抉った。
耐えがたい悦楽に堪らず背中がのけ反ってしまい、パクパクと開いた口は壊れた楽器のように、歪な嬌声を奏でている。
「だめ、ダメダメダメ。ユミカがいるのに……っ。私、どうして……オナニーで声まで出して……っ。はしたな……んんんっ」
憑りつかれたように指先を激しく動かしながら、同時に自慰行為に耽る自身に嫌悪する。
一人ですることは小さい頃から経験している。
父親が亡くなってから、娼婦だった母親が娼館の客と自宅で性行為している様子を覗いてしまったことがきっかけだ。
ほんの少しだけ開いた扉。ぶつかり合う裸と裸。聞いたことのない母の黄色い声と、淫靡な水音。
まだ幼かったヒミカは、知らない男と母が性行為していることに驚きつつも、扉の前から動けず、右手は無意識のうちに太ももの間に伸びていた。
この記憶が、ヒミカのトラウマとなる。
情事を覗いてたヒミカに、母が気づいてしまった。
男は、『子どもは居ないって言っただろ!』と怒鳴ると着替えて部屋を出ていった。
母はヒミカを蔑むような目で見つめると男を追うように家を飛び出し、ついぞ帰ってくることはなかった。
ヒミカと、まだ四歳だったユミカを置いて。
困惑と焦燥。待てども待てども帰ってこない母。
明日からどう生きていけばいいかもわからない。そんな恐怖。
やがて、男なんて汚らわしい。性行為なんて気持ち悪い。そう思い込むようにしたのだ。
それなのに。
年齢を重ねるたびに、成長して熟していく身体はヒミカの意思に反するかのように熱く疼き、気を抜けば性的な妄想ばかりしてしまう日々。
大人になるにつれ、胸は下着が入らないくらいに膨らみ、丸みを帯びて揺れるお尻は常に異性の視線を誘ってしまう。
まるで身体そのものが、子を宿したい、優秀な雄に抱かれたいと叫んでいるかのように。
(シたい。……止められない。それ以外に何も考えられない)
自分の意思とは関係なく一心不乱に指が蠢く様は、先刻のトーマと同じだ。
理性を失い、生殖本能のみで欲求を満たそうとする獣の姿。
頭のほんの片隅では、辛うじて嫌悪感と罪悪感が警鐘を鳴らしているのに、身体はちっとも言うことを聞かない。
「ふっ……ふぅ……ん、ンんんっ。む、り……んあああっ」
親指がクリトリスに触れると、それだけで勝手に声が弾んだ。
ぷっくりと赤みを帯びて充血した淫芽を押しつぶすと、あまりの気持ちよさに涙が出る。
(やめなきゃ。こんなところ、ユミカに見られるワケにいかない)
「ううっ。冷たい」
真水を頭からかぶるのはいつになっても慣れない。
せめて火を起こす魔法具でもあればお湯を温められたのだが、そんなお金もない。
火を起こすだけなら簡易的な着火剤もあるにはあるが、風呂を沸かすには何本も消費しなければならないので気軽に使えない。
ユミカが冒険者になれば収入面でいくらか楽になる。それまでは我慢だ。
ちょっとだけ高級な石鹸を泡立て、優しく肌を撫でていく。
複雑な気持ちだけど、この身体は商売道具だ。お手入れは丁寧に、念入りにしておかなければならない。
陰部を洗浄する為に、開脚した足にそっと水を流した瞬間、跳ねるような快感が全身を貫いた。
「ひゃあっ!?」
慌てて口を押えて、寝ているユミカの方を振り向く。
大丈夫。気付いていない。
驚いたのは、水が冷たかったからではない。
「どうして。私、また感じて……」
触れた指先にはねっとりとした愛液が糸を引いていた。
(それになんだか、身体も熱い)
もしかして風邪でも引いてしまったのだろうか。
けど、頭が重いとか咳が出るといった症状は何もない。
ただ、秘所がぐっしょりと濡れていて、呼吸は荒く、身体が敏感になっている状態は無症状と言えるのだろうか。
(本当にどうしちゃったの、私。あの時から、ミルキィフラワーでトーマさんに触られた時から、ずっと……)
「──ぁン」
漏れ出てしまう声に艶が乗る。
下腹部や火傷しそうに熱い。指を添えるだけでは到底満足できない。
おそるおそる、指先を蜜が滴る媚肉に沈みこませていく。
ぐちゅっ。
粘り気のある淫靡な水音。
恥肉が涎を垂らしながら指を二本まとめて食んでいく。
「ふぅ……んっ。あっ、そこ……っ。あ、はぁっ……」
膣壁を擦る指を、男性の陰茎に見立ててしまう。
(あんなモノを、ココに挿入するなんて)
ズボンを下ろしたトーマのペニスが瞼の裏に焼き付いていて、頭の奥からじわりと白い波が広がっていく。
(気持ち、いい。もっと……もっとシたい)
蜜壺を抉る指は三本に増え、溢れ出る愛液をかき混ぜるかのように激しくストロークさせる。
身体は満足するどころかもっと欲しがり、空いた手で胸を鷲掴みにして揉みしだく。
(なに、これぇ。全身が性感帯みたいに敏感になってる……。刺激が強すぎておかしくなりそう)
張り裂けそうなくらいにヒリヒリする乳首を指先でぎゅっと摘まむと、視界がパチパチと明滅するくらい悶絶した。
「んああっ! 声……止まんな、いっ! ひうっ……うぅんあっ……あぁっ!」
胸の刺激が攪拌され、子宮と共鳴するように膣がきゅううっと締まり、絞った雑巾のように蜜が零れる。
収縮する度に指先が敏感な膣ひだを抉った。
耐えがたい悦楽に堪らず背中がのけ反ってしまい、パクパクと開いた口は壊れた楽器のように、歪な嬌声を奏でている。
「だめ、ダメダメダメ。ユミカがいるのに……っ。私、どうして……オナニーで声まで出して……っ。はしたな……んんんっ」
憑りつかれたように指先を激しく動かしながら、同時に自慰行為に耽る自身に嫌悪する。
一人ですることは小さい頃から経験している。
父親が亡くなってから、娼婦だった母親が娼館の客と自宅で性行為している様子を覗いてしまったことがきっかけだ。
ほんの少しだけ開いた扉。ぶつかり合う裸と裸。聞いたことのない母の黄色い声と、淫靡な水音。
まだ幼かったヒミカは、知らない男と母が性行為していることに驚きつつも、扉の前から動けず、右手は無意識のうちに太ももの間に伸びていた。
この記憶が、ヒミカのトラウマとなる。
情事を覗いてたヒミカに、母が気づいてしまった。
男は、『子どもは居ないって言っただろ!』と怒鳴ると着替えて部屋を出ていった。
母はヒミカを蔑むような目で見つめると男を追うように家を飛び出し、ついぞ帰ってくることはなかった。
ヒミカと、まだ四歳だったユミカを置いて。
困惑と焦燥。待てども待てども帰ってこない母。
明日からどう生きていけばいいかもわからない。そんな恐怖。
やがて、男なんて汚らわしい。性行為なんて気持ち悪い。そう思い込むようにしたのだ。
それなのに。
年齢を重ねるたびに、成長して熟していく身体はヒミカの意思に反するかのように熱く疼き、気を抜けば性的な妄想ばかりしてしまう日々。
大人になるにつれ、胸は下着が入らないくらいに膨らみ、丸みを帯びて揺れるお尻は常に異性の視線を誘ってしまう。
まるで身体そのものが、子を宿したい、優秀な雄に抱かれたいと叫んでいるかのように。
(シたい。……止められない。それ以外に何も考えられない)
自分の意思とは関係なく一心不乱に指が蠢く様は、先刻のトーマと同じだ。
理性を失い、生殖本能のみで欲求を満たそうとする獣の姿。
頭のほんの片隅では、辛うじて嫌悪感と罪悪感が警鐘を鳴らしているのに、身体はちっとも言うことを聞かない。
「ふっ……ふぅ……ん、ンんんっ。む、り……んあああっ」
親指がクリトリスに触れると、それだけで勝手に声が弾んだ。
ぷっくりと赤みを帯びて充血した淫芽を押しつぶすと、あまりの気持ちよさに涙が出る。
(やめなきゃ。こんなところ、ユミカに見られるワケにいかない)
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