40 / 95
第二章『えっ! 踊り子なのに魔物と戦うんですか!?』
第40話 女の子同士でエッチなこと!? ★
しおりを挟む
「ここには僕と受付嬢のお二人しかいません。あそこのテーブルをどかしてスペースをつくりますから!」
誰かが制止する間もなく、気合たっぷりのユーマが応接用のテーブルをどかすと、部屋にぽっかりとした空間が生まれた。
「さぁさぁ! 勇者様の力は魅了の力。蝶のように一度舞えば、貴方達の疑いの眼差しは瞬く間に消えるどころか、勇者様の虜となるでしょう」
ムースは、『わぁ、ヒミカちゃん踊ってくれるんですの?』とむじゃきにはしゃいでいるけど、ババロアに至っては『踊りで人心掌握などできるわけなかろう』という内心の声がありありと伝わってくる。
覚悟を決めた。
【踊り子】である以上こうして誰もがヒミカを疑う。
ならば、かけられた疑いは晴らすしかない。
踊ることでギルドの信頼を得られるのなら安いものだ。
それに、ユーマがフォローしてくれたのが大きい。
観客から踊ってくれと熱望されているのに背を向けては、【踊り子】としてすら失格だ。
「【魅惑の舞!】」
両手を鳥の翼の如く広げて、回転。そして跳躍。
ドレスに包まれた大きな果実がたゆんと跳ねる。
全身から魔力を帯びたピンク色のオーラを放出し、受付嬢たちを包み込んでいく。
狭い部屋で多少動きにくいけど、その分観客との距離は近い。
威力は十分なはず。
(でも女の子相手に魅了って効くのかしら?)
踊りながら冷や汗をかく。
最悪、ユーマを魅了できればいいと考え始めた時だった。
(あれ……?)
受付嬢の様子がおかしい。
特にムース。
とろんと目尻下がり、ぽや~っとした面持ちでヒミカをじーっと見つめている。
(何だろう……すごい見られてる。慣れてるはずなのに、なんだかこそばゆいな……)
とりあえず、効果が出ているのかもしれない。
踊りはもう十分だろう。
身体の火照りに心地よさを感じながら、フィニッシュ。
拍手がユーマから沸き起こる。
(うん。冒険には役に立たなくても、踊るのって楽しいし、好きだわ)
決めポーズで下げた頭を戻すと、ムースの顔が目と鼻の先にあった。
「えっ!? あ、あの?」
「ヒミカちゃん……、わたくし、勇者の力についてよぉく分かりましたわ!」
新人受付嬢(ヒミカに負けず劣らず巨乳)が、ばるんっ! と突然制服を脱いで身を寄せてくる。
「わたくし、ヒミカちゃんの踊りを見てから、同じ女の子なのに胸の高鳴りが止まりませんのよ」
「む、ムース! 何をして……っ!」
「あら? ババロア先輩もヒミカちゃんに触りたいんですか? お顔がトマトのように真っ赤でしてよ」
「ち、違──」
「違くないですわ。この力は本物です。殿方も淑女も、人も魔王も、全員魅了されてヒミカちゃんのことを好きになれば、世界はもれなく平和になるのですわ!」
がばーっ!
下着姿になったムースが、まだ汗ばんだヒミカの谷間に顔面からダイブして手近のソファに押し倒す。
「わ、わわっ!」
驚きの声を上げようとした口は、マシュマロのように柔らかい唇で蓋をされる。
「んっ! ……んんっ、んむっ」
見開く目に映るのは、眠るように小さな瞳を閉じたムースの顔。
(あ、睫毛かわいい。……ってそんな場合じゃないし! 私、女の子とキスしちゃってる!?)
「ちゅっ……ちゅっちゅっ……れるっ」
「う、うむっ!? ムースちゃ……舌が」
「じゅるっ……れろっ。もちろん、でぃーぷきすですわ。恋人同士が人目につかない場所でねっとりするヤツですよぉ。あ、安心してください。わたくし、殿方より女の子の方が好きなんです」
「そういう問題じゃ……はあっ……レろっあむっ……。ちゅっ……じゅるる……くちゅっ」
咄嗟に離れようとする意志に反して、侵入を許した舌にを、唇で啄むようにくちゅくちゅと吸いあげる。
(女の子の舌と唇……こんなに柔らかいんだ。自分じゃ分からないから気付かなかった。それに、いい匂いもする)
「んぷっ。じゅるっ。……ぷぱあっ。ヒミカちゃんもノリノリじゃないですわね。えっちな唾液が、こんなにとろ~んと溢れてきますわ」
「あっ……やぁ」
唇が離れると、きらりと濡れて光る露の橋が互いの唇に架かる。
(あわわわ……。効いてる。相手が女の子でもしっかり魅了されちゃってるし!)
自称女の子好きのムースだけではない。
後輩が痴態を晒しているのに、先輩であるババロアは諫めることも忘れ、頬を上気させながらも乙女二人がまぐわう様子をしっかりとガン見している。
「うわぁ~。ヒミカちゃんのおっぱい、すごいですわ。メロンのように大きいのに、ハリがあって、それでいてふわふわで。私は少し垂れてきちゃって、乳輪もちょっと大きくてコンプレックスなんですわ」
「なに当たり前のように脱がしてるの!?」
「だってぇ、ヒミカちゃんのこと、食べちゃいたいんですもの。ヒミカちゃんも、以前わたくしのこと食べたいって言ってじゃないですかぁ」
「あれは単に空腹で……ちょっ、ユーマは外に出てって! あと誰も入ってこないようにして!」
「え、あ、ごめんなさい!」
怒鳴られたユーマが股間を覆いながらそそくさと出ていった。
少し申し訳ないことをしたなと思う。
「だってぇ、もう無理ですよぉ。わたくし、ヒミカちゃんと愛し合いたくて、心のおちん×んがバッキバキなんですからぁ」
「ひっ」
掠れた吐息が、乾いた喉から漏れた。
誰かが制止する間もなく、気合たっぷりのユーマが応接用のテーブルをどかすと、部屋にぽっかりとした空間が生まれた。
「さぁさぁ! 勇者様の力は魅了の力。蝶のように一度舞えば、貴方達の疑いの眼差しは瞬く間に消えるどころか、勇者様の虜となるでしょう」
ムースは、『わぁ、ヒミカちゃん踊ってくれるんですの?』とむじゃきにはしゃいでいるけど、ババロアに至っては『踊りで人心掌握などできるわけなかろう』という内心の声がありありと伝わってくる。
覚悟を決めた。
【踊り子】である以上こうして誰もがヒミカを疑う。
ならば、かけられた疑いは晴らすしかない。
踊ることでギルドの信頼を得られるのなら安いものだ。
それに、ユーマがフォローしてくれたのが大きい。
観客から踊ってくれと熱望されているのに背を向けては、【踊り子】としてすら失格だ。
「【魅惑の舞!】」
両手を鳥の翼の如く広げて、回転。そして跳躍。
ドレスに包まれた大きな果実がたゆんと跳ねる。
全身から魔力を帯びたピンク色のオーラを放出し、受付嬢たちを包み込んでいく。
狭い部屋で多少動きにくいけど、その分観客との距離は近い。
威力は十分なはず。
(でも女の子相手に魅了って効くのかしら?)
踊りながら冷や汗をかく。
最悪、ユーマを魅了できればいいと考え始めた時だった。
(あれ……?)
受付嬢の様子がおかしい。
特にムース。
とろんと目尻下がり、ぽや~っとした面持ちでヒミカをじーっと見つめている。
(何だろう……すごい見られてる。慣れてるはずなのに、なんだかこそばゆいな……)
とりあえず、効果が出ているのかもしれない。
踊りはもう十分だろう。
身体の火照りに心地よさを感じながら、フィニッシュ。
拍手がユーマから沸き起こる。
(うん。冒険には役に立たなくても、踊るのって楽しいし、好きだわ)
決めポーズで下げた頭を戻すと、ムースの顔が目と鼻の先にあった。
「えっ!? あ、あの?」
「ヒミカちゃん……、わたくし、勇者の力についてよぉく分かりましたわ!」
新人受付嬢(ヒミカに負けず劣らず巨乳)が、ばるんっ! と突然制服を脱いで身を寄せてくる。
「わたくし、ヒミカちゃんの踊りを見てから、同じ女の子なのに胸の高鳴りが止まりませんのよ」
「む、ムース! 何をして……っ!」
「あら? ババロア先輩もヒミカちゃんに触りたいんですか? お顔がトマトのように真っ赤でしてよ」
「ち、違──」
「違くないですわ。この力は本物です。殿方も淑女も、人も魔王も、全員魅了されてヒミカちゃんのことを好きになれば、世界はもれなく平和になるのですわ!」
がばーっ!
下着姿になったムースが、まだ汗ばんだヒミカの谷間に顔面からダイブして手近のソファに押し倒す。
「わ、わわっ!」
驚きの声を上げようとした口は、マシュマロのように柔らかい唇で蓋をされる。
「んっ! ……んんっ、んむっ」
見開く目に映るのは、眠るように小さな瞳を閉じたムースの顔。
(あ、睫毛かわいい。……ってそんな場合じゃないし! 私、女の子とキスしちゃってる!?)
「ちゅっ……ちゅっちゅっ……れるっ」
「う、うむっ!? ムースちゃ……舌が」
「じゅるっ……れろっ。もちろん、でぃーぷきすですわ。恋人同士が人目につかない場所でねっとりするヤツですよぉ。あ、安心してください。わたくし、殿方より女の子の方が好きなんです」
「そういう問題じゃ……はあっ……レろっあむっ……。ちゅっ……じゅるる……くちゅっ」
咄嗟に離れようとする意志に反して、侵入を許した舌にを、唇で啄むようにくちゅくちゅと吸いあげる。
(女の子の舌と唇……こんなに柔らかいんだ。自分じゃ分からないから気付かなかった。それに、いい匂いもする)
「んぷっ。じゅるっ。……ぷぱあっ。ヒミカちゃんもノリノリじゃないですわね。えっちな唾液が、こんなにとろ~んと溢れてきますわ」
「あっ……やぁ」
唇が離れると、きらりと濡れて光る露の橋が互いの唇に架かる。
(あわわわ……。効いてる。相手が女の子でもしっかり魅了されちゃってるし!)
自称女の子好きのムースだけではない。
後輩が痴態を晒しているのに、先輩であるババロアは諫めることも忘れ、頬を上気させながらも乙女二人がまぐわう様子をしっかりとガン見している。
「うわぁ~。ヒミカちゃんのおっぱい、すごいですわ。メロンのように大きいのに、ハリがあって、それでいてふわふわで。私は少し垂れてきちゃって、乳輪もちょっと大きくてコンプレックスなんですわ」
「なに当たり前のように脱がしてるの!?」
「だってぇ、ヒミカちゃんのこと、食べちゃいたいんですもの。ヒミカちゃんも、以前わたくしのこと食べたいって言ってじゃないですかぁ」
「あれは単に空腹で……ちょっ、ユーマは外に出てって! あと誰も入ってこないようにして!」
「え、あ、ごめんなさい!」
怒鳴られたユーマが股間を覆いながらそそくさと出ていった。
少し申し訳ないことをしたなと思う。
「だってぇ、もう無理ですよぉ。わたくし、ヒミカちゃんと愛し合いたくて、心のおちん×んがバッキバキなんですからぁ」
「ひっ」
掠れた吐息が、乾いた喉から漏れた。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【短編】淫紋を付けられたただのモブです~なぜか魔王に溺愛されて~
双真満月
恋愛
不憫なメイドと、彼女を溺愛する魔王の話(短編)。
なんちゃってファンタジー、タイトルに反してシリアスです。
※小説家になろうでも掲載中。
※一万文字ちょっとの短編、メイド視点と魔王視点両方あり。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる