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第四章『魔王城で婚活を!?」

第90話 勇者と魔王は獣以下の子作り交尾にイき狂う ★

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 魔王ブレドは、巨岩のように成長した自身の腰を思い切り引く。
 かなり力を込めたつもりはずだったが、ビクともしない。

「我のペニスは槍の如く凶暴で鋭いが、突き刺さった刃物ではあるまい。一体、これは……?」

「──ぁは♡」

 ゆらりと、気絶していた勇者が復活した。

「いくら魔王様でも、下半身は正直なのね。この立派なおちん×ん、ヒミカから離れたくないんですって♡」

「まさか……、我ではなく、我のだと!? そんな馬鹿げたことが」

「馬鹿げてるのはぁ、ヒミカのおへそまで届いちゃいそうな、スケベなおちん×んで、しょお♡ ……あンっ♡ 動揺してるのかしら、今ビクンってしたぁ♡」

 ヒミカは内臓を抉られるような圧迫感にすら、恍惚とした笑みを浮かべる。

(以前、試したことがあったんだ。ユーマの童貞を私が奪った時のこと)

 魔力を調節して、ユーマのペニスに向けて【誘惑の濡れ瞳チャーム】を発動した。
 結果、ペニスは意志を持ったかのように肥大化し、ユーマも理性を失うほどの興奮状態に陥った。

(魔王に魅了が効かないなら、おちん×んの方を誘惑しちゃえばいいんだ♡)

 どんな知性と理性を備えた生物でも、ペニスの気持ちよさに抗える雄などいないのだ。
 ましてや極上の名器であるヒミカのヴァギナで膣内射精を経験してしまっては。

「魅了だと……? だが、ヒミカの魔力は尽きているはず。勇者の証さえも消え失せているではないか!」

「そう、ヒミカはもう勇者の力を使えない。これは勇者の証と引き換えの、最後の魅了ちからだから」

 覚悟を秘めたヒミカの瞳に、魔王であるはずのブレドはわずかにたじろぐ。
 
「ク、クク……。つまり、人間どもが大好きな、火事場の馬鹿力、全身全霊というヤツか。バカめ、そんなことをして何になる? 我の子を既に孕んでいることに代わりはない」

「んもう、魔王様? 妻との営み中なんだから、お腹の赤ちゃんよりヒミカにに集中してくださいな♡」

「ぐっ!?」

 魔王が球粒の汗を迸らせ、三度目の射精が始まった。

「んぁっ!? ああああっ♡ 魔王様精子すごいっ♡ ゼリーのように濃くてネバネバしてるのが見えなくても分かっちゃう♡ 今もヒミカのナカ、たくさんの精子が泳ぎ回ってるっ♡」

 休むことなく射精しているはずのペニスは一向に衰えない。

「気持ちいいんだよね? 好きなだけびゅーってするの♡ ヒミカと同じで、頭ほわーってなってもうセックスすることしか考えられないんでしょ♡」

「バカな!? たったいま射精(だ)したはずなのにもうイ、く──?」

 四度目の射精。
 部屋中を反響するヒミカの絶叫。

「んあっ!? あ、はああああああっ♡」

 魔王は困惑したまま、腰に跨るヒミカに搾精され続ける。
 
 睾丸が別の生き物のように蠕動し、ヴァギナを叩いているのがわかる。
 心臓が全身に血液を送るのと同じ勢いで精子が量産されているのだろう。
 
 ペニスはもう完全にヒミカの言いなりだ。
 ヒミカの恵体のためなら、連続で射精しろという無理な欲求でさえも素直に従ってしまう。

 また、ヒミカの身体にも更なる異変が起こる。

「あ、あぅ……あ?♡」
 
 胸の奥からツンとした、それでいてじんわりと広がる未知の感覚。

「なにこれっ!? クるっ!? もしかしなくてもミルクでちゃうっ!? んあっ♡ ああああっ♡」

 両方の胸の先端から、白色の飛沫が飛び散る。

「まるで淫魔サキュバスだな……」

 魔王はヒミカの有様に眉をしかめる。
 
 ヒミカは自ら快楽を求め、乳首を扱き始める。
 さながら男が自慰をするように、根本からリズミカルに指圧を与えていくと、それだけで満たされるような多幸感に包まれる。

「ぅ、おっ……おっ……。また出る。おま×こで飲んだおち×ぽミルクが、おっぱいミルクになって出てくりゅっ♡」

 胸を揉みしだくほどに快感が胸の芯から込み上げて、頭の中まで真っ白になる。

「白いの……でりゅっ♡ ……おおっ♡」

 射乳と射精。
 雄と雌が同時に白濁をぶちまける。

「んああああああああっ♡ しゅごいっ♡ ヒミカもしゃせーしちゃってるっ♡ 男の子の射精ってこんなに気持ちよくて、苦しいの? こんなの、我慢できるわけないっ♡」

 ふーっ、ふーっ。
 獣よりも下品に発情したヒミカは、魔王の子を孕んだ影響でさらに肥大化した胸を下から持ち上げ、自らの勃起した乳首をちゅうちゅうと吸っている。
 
 唾液と混じった母乳がどろりと口端から零れる様は、淫魔サキュバスさえも羞恥に耐え切れず逃げ出すだろう。

 ふと、ヒミカの目線が、魔王のそれと重なる。
 勇者の証と引き換えに発動した魅了は魔王自身には効いていないにも関わらず、魔王はヒミカから目を逸らせなくなっている。

「うふっ♡ 魔王様の感じてる顔♡ 幼い頃と変わらないのね、カワイイ♡」

 唇を貪り、母乳塗れの舌を絡ませ間接的に授乳させると、魔王の身体がガクガクと震えた。

 五度目の射精。
 堰を切るようにして垂れ流された精液が膣内に染み込んでいく。

 ヒミカは雌としての悦びを噛みしめ、まだ産まれてもない赤子のための母乳を吹き散らしていく。
 魔王もまた、顔を歪ませつつも、さらに増長した筋肉で思いっきり腰をヒミカに叩きつけ、雌の胎内に精をぶちまける雄の愉悦に浸っている。
 勇者と魔王はともに、発情して交尾に励む獣に成り下がっていた。

「ク、ククク。大淫婦ラミアなど、児戯に等しい淫乱ぶりだな。いいだろう、ヒミカ。完全に壊れ、我専用の肉苗床となるまで、ひたすらに愛してやろう!」

 されるがままだった魔王は開き直ったかのように哄笑すると、覆い被さるヒミカを抱き抱えて四つん這いにさせる。

「おふっ……!? 後背位バック……!? おちん×んがさらに奥まで届く……っ♡」

「こうして見下ろすとますます獣のようでそそるな。だが、いくら獣とてここまではするまい」

「あがっ……♡」

 ヒミカが絶叫して振り向くと、ブレドの長い指先がアナルに突き刺さっていた。

「ほう、ヴァギナがさらにキツくなったぞ」

「らめぇ♡ お尻の穴はまだ未開発なのぉ♡ おま×こだけで頭おかしくなりそうなのに、後ろまでクセになっちゃうっ♡」

 お尻の穴が拡張されて、ますます膣が圧迫されて狭くなる。
硬く絞った雑巾のように締まった膣襞がペニスを根本から搾り上げ、擦り上げられる快感にお尻がぶるぶると震えた。

「……ぐ、うっ!」

「んあうっ♡」
 
 ブレドが射精すると、ヒミカも負けじと潮を噴き、乳首からも射乳する。

「ああああっ♡ ヒミカのナカ、前も後ろもギチギチのドロドロ、どこもかしこもびゅくびゅく出してばっかりで、もうどっちがおま×こで、お尻の穴なのかわかんないぃ♡」

 感じすぎて全身の性感帯が一つに溶け合ってしまっている。
 ペニスをストロークする動きが排便に、アナルを突き刺す魔王の指先が肉棒の挿入に、潮吹きはもはや失禁しているかのように錯覚する。

 快感の為ならここまで狂ってしまえるのかと、ヒミカは人としての尊厳すらも失っていく。

「あっ♡ 赤ちゃんがもっと優しくしろって、身体を大事にしろって、とんとんお腹を蹴って怒ってるっ♡ ねぇ魔王様♡ さっきまで優しかったのにどうして急に乱暴にしゅるのぉ♡」

「優しく? 以前のヒミカならともかく、ボテ腹膨らまして、アへ顔晒すような性畜ビッチに、優しさなど必要あるまい。元々、こっちが本性なんだろうよ!」

 バチーン! とお尻に平手打ちされる。

「んあああっ♡ ビッチでごめんなさい♡ 世界を救うことよりおちん×んのことで頭がいっぱいでごめんなさいいぃ♡」

「ハハハハッ! ヒミカよ、貴様は勇者より、魔族や獣の方がふさわしいんじゃないか!」

「そっかぁ♡ ヒミカ、ブレドの赤ちゃん産んで、魔族の仲間入りしちゃうんだ♡ じゃあ、どれだけおちん×んが好きで、くっさいせーしびゅーってされるのが好きでも、恥ずかしくなんかないよね♡」

「そうだ。勇者の役目を終えたヒミカの次なる行く目は赤子のママだ。たくさん母乳が出るように、たっぷりと栄養を送ってやる」

 びゅううううううびゅくくくくく!
 ずりゅぶりゅうううううううううううっ! 

 もう数えるのもアホらしくなる、何度目か分からない射精。

「お、ぉ……ほ♡ お腹の赤ちゃんまた暴れてるっ♡ まだ産まれても無いのに、身体中精子まみれだって抗議してるっ♡」

「ほぅ。我が子は順調に育っているな。オスか? メスか? どちらでも構わんか。腹の子と一緒にイキ狂いにしてくれる!」

 射精している最中に連続で射精する。
 あまりの吐精量に、ベッドはおろか、誇張抜きで大理石の床が白濁に浸水し始めてしまっている。
 もはや、部屋そのものがヴァギナで、ヒミカとブレドは受精卵のようだった。

 神に選ばれし勇者が今、世界の命運を賭けて戦うべき魔王と超濃密小作りセックスをしていることなんて、平和に暮らす人々は知る由もない。
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