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第3章 勇気を持って一歩踏み出せば
私は私で産まれて、貴方に出会った。
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ライの誕生日当日、専用のBOXを設置はしたものの直接渡したいという女子は多い者で、ライはその日朝教室に顔を出したかと思うと早々に生徒会室へと引きこもった。
クラスメイトや、他のクラスの生徒に迷惑をかけるからだ。
私はと言うと、授業途中より身体に火照りを感じで医務室へ行こうかと、休憩に入ったタイミングで立ち上がりぼーっとする頭で、医務室へと向かう。
その途中で、数人の明らかにライに付きまとうと言うか、パーティや舞踏会でいつも取り囲んでいる令嬢の一人に捕まってしまった。
「ごきげんよう。エレノアール様。」
基本的に下位の爵位の者が上位の爵位の者に話しかけることは無いのだが、ここはあくまでも学院でその縛りは常識の範囲内では適用されない。
つまり、普通の会話をする分に声をかけるのは問題ないのだ。
揉め事じゃなければ。
見なかった事にして通り過ぎたいが、バッチリ目があってしまったし、家名を呼ばれたのだから立ち止まるしかない。
「ごきげんよう。スニオン様。」
「エレノアール様、いつまで王子殿下の傍にいらっしゃるの?」
「それは、スニオン様に答えなくてはいけないことでは、無いでしょう?」
「私、王子殿下と縁談の話が進んでますの。」
「まぁ、そうですの。」
と、どこか勝ち誇った顔で言い放つ彼女に内心溜息をつく。
ライと縁談話、ね。
確かに、彼女は伯爵令嬢で身分的にも問題無い。伯爵の階級の中では下の方だけど。
あとは、ライが気に入るかどうかとか、色々選定の基準はあるのだろうが、私的にライは私の大切な幼馴染だと思っているので想い合っている女性と結婚して欲しいと思うし、ライ本人が避けている人物に関しては全力で排除したいものだと思っている。
以前ラズ様達に作ってもらった指輪を握りながら、内心でライまたはアークに呼びかける。
何となく通じた事を感じると手を離した。
「なぜ、それを私に?」
「魔力なしのエレノアール様に王子殿下は相応しくないですもの。なので、王子殿下の妃候補から外れていただけないかしら?」
「傍にいないでとか、候補から外れなさいとか、スニオン様はとてもわがまま・・・、いえご自身に自信がお有りではないのね。」
「っな!」
「そもそもそうやって私の事を”魔力なし”と罵るものが、王子妃になれると思ってらっしゃるの?」
「侯爵家の娘言うだけで、候補に上がっているくせに!!」
顔を真っ赤にしてドレスを握り締めながら、私を睨みつけてくる。
私が学院に登校しているから王太子妃候補から外れ、ライの婚約者候補筆頭になったと思っているのだろうけれど、そろそろ解放してくれないかしら?と大きく息を吐く。
正直きつい。
だけどそれを、周囲には分からぬ様に振舞う。
あの式典に参加していたのは上位伯爵家”カウ”を持つ家以上からだから、スニオン伯爵家は詳しくは事情は知らないし、知らされていない。
だからある程度は大丈夫なのだが、この具合の悪い時にやめて欲しい。
「もういいかしら?私行くところがあるのだけれど。」
会話を終了させようと、少し投げやり気味にいえばそれが気に入らなかったのであろう彼女は私を思いっきり突き飛ばした。
「きゃーーーーーー!!!」
という、女子生徒の叫び声が聞こえた。
いつもなら踏みとどまる事が出来たのだろうけど、今日はそうはいかなかった。
そういえば廊下の端にはハラハラと見守る下位貴族や平民の生徒達の姿があったな。と思い出す。
後方へスローモーションの様に景色が見え、次にくるだろう衝撃にぎゅっと目をつむるが、しかし衝撃は一向に訪れず、慣れ親しんだ香りと共に抱きとめられた。
そして、安堵感からか意識を手放した。
クラスメイトや、他のクラスの生徒に迷惑をかけるからだ。
私はと言うと、授業途中より身体に火照りを感じで医務室へ行こうかと、休憩に入ったタイミングで立ち上がりぼーっとする頭で、医務室へと向かう。
その途中で、数人の明らかにライに付きまとうと言うか、パーティや舞踏会でいつも取り囲んでいる令嬢の一人に捕まってしまった。
「ごきげんよう。エレノアール様。」
基本的に下位の爵位の者が上位の爵位の者に話しかけることは無いのだが、ここはあくまでも学院でその縛りは常識の範囲内では適用されない。
つまり、普通の会話をする分に声をかけるのは問題ないのだ。
揉め事じゃなければ。
見なかった事にして通り過ぎたいが、バッチリ目があってしまったし、家名を呼ばれたのだから立ち止まるしかない。
「ごきげんよう。スニオン様。」
「エレノアール様、いつまで王子殿下の傍にいらっしゃるの?」
「それは、スニオン様に答えなくてはいけないことでは、無いでしょう?」
「私、王子殿下と縁談の話が進んでますの。」
「まぁ、そうですの。」
と、どこか勝ち誇った顔で言い放つ彼女に内心溜息をつく。
ライと縁談話、ね。
確かに、彼女は伯爵令嬢で身分的にも問題無い。伯爵の階級の中では下の方だけど。
あとは、ライが気に入るかどうかとか、色々選定の基準はあるのだろうが、私的にライは私の大切な幼馴染だと思っているので想い合っている女性と結婚して欲しいと思うし、ライ本人が避けている人物に関しては全力で排除したいものだと思っている。
以前ラズ様達に作ってもらった指輪を握りながら、内心でライまたはアークに呼びかける。
何となく通じた事を感じると手を離した。
「なぜ、それを私に?」
「魔力なしのエレノアール様に王子殿下は相応しくないですもの。なので、王子殿下の妃候補から外れていただけないかしら?」
「傍にいないでとか、候補から外れなさいとか、スニオン様はとてもわがまま・・・、いえご自身に自信がお有りではないのね。」
「っな!」
「そもそもそうやって私の事を”魔力なし”と罵るものが、王子妃になれると思ってらっしゃるの?」
「侯爵家の娘言うだけで、候補に上がっているくせに!!」
顔を真っ赤にしてドレスを握り締めながら、私を睨みつけてくる。
私が学院に登校しているから王太子妃候補から外れ、ライの婚約者候補筆頭になったと思っているのだろうけれど、そろそろ解放してくれないかしら?と大きく息を吐く。
正直きつい。
だけどそれを、周囲には分からぬ様に振舞う。
あの式典に参加していたのは上位伯爵家”カウ”を持つ家以上からだから、スニオン伯爵家は詳しくは事情は知らないし、知らされていない。
だからある程度は大丈夫なのだが、この具合の悪い時にやめて欲しい。
「もういいかしら?私行くところがあるのだけれど。」
会話を終了させようと、少し投げやり気味にいえばそれが気に入らなかったのであろう彼女は私を思いっきり突き飛ばした。
「きゃーーーーーー!!!」
という、女子生徒の叫び声が聞こえた。
いつもなら踏みとどまる事が出来たのだろうけど、今日はそうはいかなかった。
そういえば廊下の端にはハラハラと見守る下位貴族や平民の生徒達の姿があったな。と思い出す。
後方へスローモーションの様に景色が見え、次にくるだろう衝撃にぎゅっと目をつむるが、しかし衝撃は一向に訪れず、慣れ親しんだ香りと共に抱きとめられた。
そして、安堵感からか意識を手放した。
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