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本編 東の妖精姫
ただ貴方だけに届いて欲しい 3。
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翌日アイスブルーの生地と、少し濃い青い刺繍糸を持ってレティはやって来た。
スニオン商店で購入したのは、ライラック様へのお誕生日プレゼントと、夫となるラザルート殿下へのプレゼントで、私が刺繍したハンカチを贈ると言えば、私も贈りたいと言われ、刺繍は苦手だから教えて欲しいとお願いされたので、一緒に刺繍をすることになったのだ。
「レティに苦手なものがあるなんて・・・・。」
「刺繍というより、裁縫全般が苦手かしら?できなくは無いのだけれど、お母様達みたいに黙々とすることは苦手なのよね。」
アルマにお茶の用意をしてもらいながら、苦笑を浮かべるレティと共にデザインとなる王家の家紋を下書きする。
フレイアス王家の紋章は月桂樹に王冠、バラの花で彩られている。
その紋章を少しアレンジをし、六侯爵家同様、バラを月桂樹の根元に刺繍し、メインに私はライラックの花を、レティはスノードロップを刺繍することにした。
刺繍糸は少し母国から持ってきていたのもあるし、レティの後からやって来たマリーさんが針子の部屋から刺繍糸を少し分けてもらって来たらしい。
もし、足りない色があればまた取りに行くということあったので、必要な色を決めハンカチを枠にはめ、ゆっくりと刺繍をしていくことにした。
「昨日のライは可笑しかったわね。あれだけ一緒に居たのに今の今まで忘れていたみたいなこと言うんですもの。それに、メリーに対しては好感触よ。」
「驚いた表情をされていたから、私もしかして気に障るような事を言ってしまったのかしらと考えていたのよ?」
「昨日のは、自分の視野の狭さと、固定概念と先入観が邪魔をしていた感じかしら。悪いふうには取っていないから大丈夫よ。」
「それならいいのだけれど。」
それなら今朝の朝食の席での、ライラック様の視線も自分の周りに来る令嬢と私を比べていたということかしら?
「ライも自分の中で答えが出れば、落ち着くでしょうからしばらくは様子を見ていたらいいわ。それよりも、この月桂樹はもう少し葉を太くしたほうがいいかしら?」
「そうするわ。メインはお花だからそれくらいでいいと思うわ。」
刺繍をしながら、最近気になることを話つつ、ライラック様の事も聞きつつ、楽し時間を過ごすことが出来た。
簡単な刺繍だったので、アフタヌーンティの前には二人とも完成し、どこから持ってきたのか、マリーさんとアルマが持ってきたラッピングの材料でそれぞれのハンカチを包み、リボンで仕上げた。
「レティはもう、ライラック様にお誕生日お渡ししたの?」
「えぇ。私はもう、渡したわ。メリーのおかげで綺麗に刺繍が出来てとても嬉しい!ありがとう!」
「お役に立てて良かったわ。」
ふふと、笑いあっていると部屋のドアがノックされた。
マリーがドアの外へ出て対応し、戻ってくるとラザルート殿下とライラック殿下がお越しです。
と告げてきた。
2人揃って出迎えるとラザルート王太子殿下は、挨拶を簡単にするとレティを抱きかかえて自室の方へと向かわれた。
「メリッサ王女、一緒に昨日の庭園へお散歩いかがですか?」
「私でよければ。少し準備をしてきてもよろしいでしょうか?すぐ済みますので。」
「えぇ。大丈夫ですよ。」
ライラック様に断りを入れると先ほど完成したハンカチとタイピンを包んだ箱を一緒の袋に入れ、それを小さなハンドバックに入れ持っていくことにした。
「お待たせいたしました。」
「では、私たちも行きましょうか。」
と、手を差し出されてそのままエスコートをされながら昨日のバラ園へ向かった。
スニオン商店で購入したのは、ライラック様へのお誕生日プレゼントと、夫となるラザルート殿下へのプレゼントで、私が刺繍したハンカチを贈ると言えば、私も贈りたいと言われ、刺繍は苦手だから教えて欲しいとお願いされたので、一緒に刺繍をすることになったのだ。
「レティに苦手なものがあるなんて・・・・。」
「刺繍というより、裁縫全般が苦手かしら?できなくは無いのだけれど、お母様達みたいに黙々とすることは苦手なのよね。」
アルマにお茶の用意をしてもらいながら、苦笑を浮かべるレティと共にデザインとなる王家の家紋を下書きする。
フレイアス王家の紋章は月桂樹に王冠、バラの花で彩られている。
その紋章を少しアレンジをし、六侯爵家同様、バラを月桂樹の根元に刺繍し、メインに私はライラックの花を、レティはスノードロップを刺繍することにした。
刺繍糸は少し母国から持ってきていたのもあるし、レティの後からやって来たマリーさんが針子の部屋から刺繍糸を少し分けてもらって来たらしい。
もし、足りない色があればまた取りに行くということあったので、必要な色を決めハンカチを枠にはめ、ゆっくりと刺繍をしていくことにした。
「昨日のライは可笑しかったわね。あれだけ一緒に居たのに今の今まで忘れていたみたいなこと言うんですもの。それに、メリーに対しては好感触よ。」
「驚いた表情をされていたから、私もしかして気に障るような事を言ってしまったのかしらと考えていたのよ?」
「昨日のは、自分の視野の狭さと、固定概念と先入観が邪魔をしていた感じかしら。悪いふうには取っていないから大丈夫よ。」
「それならいいのだけれど。」
それなら今朝の朝食の席での、ライラック様の視線も自分の周りに来る令嬢と私を比べていたということかしら?
「ライも自分の中で答えが出れば、落ち着くでしょうからしばらくは様子を見ていたらいいわ。それよりも、この月桂樹はもう少し葉を太くしたほうがいいかしら?」
「そうするわ。メインはお花だからそれくらいでいいと思うわ。」
刺繍をしながら、最近気になることを話つつ、ライラック様の事も聞きつつ、楽し時間を過ごすことが出来た。
簡単な刺繍だったので、アフタヌーンティの前には二人とも完成し、どこから持ってきたのか、マリーさんとアルマが持ってきたラッピングの材料でそれぞれのハンカチを包み、リボンで仕上げた。
「レティはもう、ライラック様にお誕生日お渡ししたの?」
「えぇ。私はもう、渡したわ。メリーのおかげで綺麗に刺繍が出来てとても嬉しい!ありがとう!」
「お役に立てて良かったわ。」
ふふと、笑いあっていると部屋のドアがノックされた。
マリーがドアの外へ出て対応し、戻ってくるとラザルート殿下とライラック殿下がお越しです。
と告げてきた。
2人揃って出迎えるとラザルート王太子殿下は、挨拶を簡単にするとレティを抱きかかえて自室の方へと向かわれた。
「メリッサ王女、一緒に昨日の庭園へお散歩いかがですか?」
「私でよければ。少し準備をしてきてもよろしいでしょうか?すぐ済みますので。」
「えぇ。大丈夫ですよ。」
ライラック様に断りを入れると先ほど完成したハンカチとタイピンを包んだ箱を一緒の袋に入れ、それを小さなハンドバックに入れ持っていくことにした。
「お待たせいたしました。」
「では、私たちも行きましょうか。」
と、手を差し出されてそのままエスコートをされながら昨日のバラ園へ向かった。
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