愚者の勲章

Canaan

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第1章 Virgin Hard

09.童貞がこの先生きのこるには

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 シラカ城の一角には礼拝堂がある。
 ロイドはそこへ向かっていた。
 なんでも、結婚式を挙げる前にエルマー・ブラッドベリ司祭の説教を聞かなくてはならない……と、ベティに強く勧められたのだ。



 礼拝堂の前までやって来ると、扉を開ける前に上着の襟を正す。
 司祭に会うのだ。失礼があってはならない。

 ロイドは司祭や修道士には並々ならぬ尊敬の念を抱いている。セイクリッド神に仕える者だから……という理由ももちろんあるが、なんといっても彼らは、生涯童貞でいることを誓った真の勇者たちだからだ。
 言わば彼らは終身名誉童貞。「童貞捨てたい、でも捨てる機会に恵まれない、一生童貞だったらどうしよう」そういったことで悶々と悩んでいる半端者の自分とは格が違うのである。

「失礼します」
 礼拝堂の扉を開けると、香に混じって……煙草のようなにおいがした。
 片隅ではシドが本を読んでいる。彼は城の手伝いをする合間に、養父である司祭に勉強を教わっているらしい。

「君ですか、デボラ様と結婚するという騎士は」
「えっ、はい! ロイド・バークレイです!」
 振り返ると三十代半ばほどに見える男が立っている。司祭の服を身に着けているから、彼がブラッドベリ司祭なのだろう。
 まずは思っていたよりも司祭が若かったことに驚いた。

 司祭は礼拝堂のベンチに腰掛けるとパイプを取り出し、ロイドに訊ねた。
「ロイドくんって元々は旅の人なんですってね。じゃ、タバコ持ってたりしない?」
「は?」
「ほら、今のシラカは孤立しちゃってるから。手に入らなくて。タバコの葉が」
「え、ああ……すいません。俺はタバコ、やらないんで……」
「だよねえ……」
 司祭はパイプの中に何かの葉っぱをぎゅっと詰めて、火を点した。
「これ、茶葉なんですよ。吸うものがないから、仕方なく、ね……ゲホ、ゴホ」
 タバコの葉を燃すより煙たいのではないだろうか。パイプから上がる煙の量も多い気がする。そもそもそこまでして吸いたいものなのだろうか。
「そうですか……」
 ロイドはそう答えるしかない。
 彼……エルマー・ブラッドベリは、本当に建国神セイクリッドに仕える司祭なのだろうか。

 司祭が聖典をぺらりと捲ると、染みついてしまっているのだろう、タバコのにおいが辺りに広がった。
「ええと。王国騎士という事は、ロイドくんはもちろんフェルビア国教の信徒ですね」
「はい」
「じゃ、創世神話って覚えてます?」
「もちろんです」



 むかしむかし、そのむかし。
 暗黒地下の魔物が、地上に住む人間たちを襲いました。
 地上を掌握し、天上界へ住む神々へ戦を仕掛けるためです。
 天上界の神々は、魔物が天上界へ攻め込んでくる前に何とかしようと、地上に降りて魔物たちと戦いました。
 神々は魔物を追い返しましたが、魔物が暴れまわったせいで海は枯れ、大地は荒れ果てた状態で、生き残った地上の人々は途方にくれました。
 生命の再生には大いなる時間が必要でしたが、それは人間にとっての感覚。神々にとっては瞬きするほどの僅かな時間でしかありません。
 時が解決するだろうと、神々は天上界に戻っていきましたが、地上の人々を哀れに思う神がおりました。
 それがセイクリッドと呼ばれる神。
 セイクリッドは大地に自分の愛剣フェルビアを突き立てました。
 すると、そこから草木が蘇り花が咲き乱れ、水が流れ、この地上を潤していったのです。
 人々は剣が突き立てられた場所をフェルビアと名付け、セイクリッドを建国の神と崇めるようになりました。

 ──フェルビア創世神話──



「そうそう。それです」
 司祭は聖典を閉じた。またタバコのにおいが広がった。
「ま、剣を差しただけで花が咲いて水が流れるなんて、そんな訳ないですよね。子供だましもいいところです」
「ええっ?」

 まあ、司祭の言う通りではある。
 ロイドも子供の頃はこれを信じていたが、やがて「おとぎ話」「飽く迄も神話」だと考えるようになった。
「そうそう。その程度に留めておくのが一番いいんですよ。固く信じ込んでしまうと、話の通じないタチの悪い大人になります。シドも気を付けてくださいよ」
「はい、司祭様」
 たしかにそうなのだが。司祭の言っていいセリフなのだろうかそれは。
 挙句、司祭は懐からフラスクを取り出して口をつけた。司祭の喉が鳴り、ウイスキーの香りが広がる。

「どうですか、ロイドくんも。ウイスキーの他にラムもおいてありますよ」
「いえ。俺は……あまり飲めない方なんで」
「ええっ。酒もタバコもやらないんですか、君は。じゃ、賭け事は?」
「いえ、あんまり……」
 すると、司祭はロイドの肩を抱き、ぐっと顔を寄せてくる。
「じゃ、何が楽しくて生きてるの? ……女?」

 さすがにシドには聞こえないような小声であったが、ロイドは思った。
 ……この司祭、童貞じゃなくない?

「シラカのためにデボラ様の夫になるんでしょう? 遊ぶなとはいいませんけど……結婚したら、ほどほどにね。ま、キドニスまで出ないと遊ぶようなところはないですけどね。そして今はそのキドニスにも行けない状況なんですけどね」
「え。はあ……」
「タバコは切れてしまったし、酒の残りも少ないんですよ。この状況を打破するのがロイドくんの役目ですからね。どうか頑張って!」

 ここは童貞(ゆめ)の国ではなかったようだ。
 司祭の説教……とは言えないような話を聞いた後で、ロイドは考えた。
 しかし、自分だってもうすぐ非童貞になるのだ。シド、仲間はずれにしちゃって悪いな! お先に失礼! と。


*


「それで……司祭様は、なんて?」
「問題なさそうだって言ってましたけどねえ」
 異教徒……いや、邪教徒の疑いをかけられたロイドは、ブラッドベリ司祭との話を終えたらしい。ベティは司祭に頼んでいたのだ。彼がフェルビア国教の信徒であるかを確かめるようにと。

 しかしベティはまだ不満顔である。
「だいたい、あの司祭だって充分に胡散臭いですからね」
 その科白にデボラは苦笑いを禁じ得ない。

 フェルビア国教会は建国神セイクリッドを崇めるようにと定めているが、その規律はかなり緩い。
 剣をとって戦う英雄でもあったが、慈愛の心を併せ持っていたセイクリッドの立派な行いを褒めたたえ見習うようにと、それだけが教えである。
 聖職に就く者たちはセイクリッド神の使いとして貞節を守る義務はあるものの、飲食に関しては甘い。信者からの寄付で手に入れた酒や肉ならば口にしても構わず、ブラッドベリ司祭に至ってはタバコまでやる始末だ。しかも彼は人にせびって手に入れている。

 司祭がこの地にやって来たのは六年ほど前だ。皮肉にも彼の最初の仕事は、シドの母親の葬儀を取り仕切ることであった。以後シドは彼の養子となり、司祭が読み書きを教えている。
 聖職者に引き取られた孤児は、その後を継ぐように自分も聖職に就くケースが多いが、ブラッドベリ司祭の教えは少し違うようだった。
 神話と歴史を混同することのないよう、中立的な立場でものを語っている……ように思える。シドの可能性を広げるための教育なのだと、デボラはその点を好ましく思っている。

 規律の緩いフェルビア国教であるが、逆に異教徒には厳しかった。他国からの移民を受け入れる際は彼らを改宗させ、異国の宗教を持ちむことを許していない。移民街で集会などが行われる際は、かなり厳しく監視されると話に聞く。
 それも、移民を寛容に受け入れたせいで異教がはびこり、政治まで上手くいかなくなった国が過去にいくつか存在するからである。
 セイクリッド神の信徒である限りは規律は緩く、不満を覚えにくいようにしてあるが、異教には厳しい。フェルビア王家とフェルビア国教会はこうして国を守っているのだった。

 だから国王に仕える騎士が異教徒であるなんて、考えられない話なのである。
「ロイド様はこの王国の立派な騎士だと思うわ」
「デボラ様がそこまで仰るなら、あたしももう反対はしません。あの騎士がデボラ様を泣かせたりしないよう、祈るばかりですよ」
 ベティは半ば諦めたように肩を竦めた。

 泣かせる……とは、女性がらみという事だろうか。今のシラカに女性はデボラとベティの二人だけだが、領民たちが戻ってきたらそこには若い娘もいる。
 それに、キドニスへ出られるようになったらの話だが……街には男性が遊ぶ店もあると言う。

 複雑な思いはあるが、デボラの一番の目的は「あと二か月」という期限を解消し、マキシムからこの地を守ることだ。
 デボラは彼に「自分を愛してくれなくても構わない」と宣言した。ロイドもそれを受け入れた。
 ある程度ならば仕方がないと……そう思っている。


*


 ロイドとデボラの結婚式はブラッドベリ司祭が取り仕切り、ベティとシドの立会いのもとで行われた。
 急な話であったから、ロイドは騎士服のまま、デボラも所持している衣装の中で一番上等なものを身に着けて式に臨む。



「では、誓いの口づけを」
「えっ」
 ロイドは司祭を振り仰いだ。

「ですから、誓いの口づけを」
 次にデボラを見る。彼女はヴェールの向こうからロイドを見上げていた。このヴェールは城にあった薄手の布を使ってベティが急いで拵えたものらしい。
「誓いの口づけですよ、口づけ」
 司祭はそう言いながら聖典をべらんべらんと適当に捲っている。ロイドがもたもたしているから苛ついてるようだ。
 彼がページを捲るたびに本に染みついたタバコのにおいが漂う。

 誓いの口づけとは……結婚式にはつきものである。が、唇にしてもいいのだろうか。それとも頬や額に留めておくべきなのか。
 童貞なうえ、女の子とキスをしたこともないロイドは慌てた。
 ファーストキスを人前で行わなくてはいけないなんて、童貞にとってはかなり難易度が高い。
 とりあえずヴェールを退けないことにはどうにもならないので、震える手でデボラの顔を覆った薄布を取り払う。
 彼女の肩に手を置くと、見つめ合う形になった。デボラは頬を染めて一瞬俯いたが、すぐにまたロイドを見た。
 可愛い。本当に、こんなに可愛らしい女性に口づけてよいのだろうか。
 いや、自分はデボラの夫になるのだ。今夜は口づけ以上のことをしても良いのだ。そう考えただけでますます鼓動が速まる。

「ロイドくん、ぶちゅっとやりゃあいいんですよ、ぶちゅっと! ほら!」
 あれこれ思い悩んでいた時間が長すぎたようだ。とうとう司祭が痺れを切らした。

 ロイドはそこで覚悟を決め、デボラに顔を近づける。自分の唇が何か柔らかいものに触れたと思った瞬間、カチッと互いの歯が当たった。まずいと青ざめる間もなく、
「はいはい、じゃ、今ここに新しい夫婦が誕生しました。みなさん祝福の拍手を」
 などと司祭が言ったのでそこで儀式は終わった。
 こうしてロイド・バークレイは、シラカ領主デボラの夫、ロイド・ステアリーとなったのである。



 結婚式を済ませた後、ロイドは部屋の中を歩き回っていた。
 ここはロイドがこの地にやって来てから寝起きに使っていた部屋であるが、今夜からロイドの部屋が変わる。

 引っ越し先である領主の部屋……主寝室では、デボラの準備が行われているらしい。
 あとでベティがロイドを呼びに来る手筈となっているが、その時が近づけば近づくほどロイドも平静を保ってはいられなくなってくる。
「うう……」
 ロイドは胃の辺りをさすった。
 気に病むことがあるせいで胃が痛むなど初めての経験だ。

 祈りをささげるために、鞄から童貞神チェリー様を取り出した。
「チェリー様……どうか見守っていてください」
 光沢のある表面を撫でながら、気持ちを落ち着けようと深呼吸する。
「上手くできますように……」
 結婚式でのキスの失敗で、デボラはロイドが童貞だと気づいたかもしれない。初めてだったのだ。加減も何も分からなかった。
 ……いや、手練れの遊び人だって、千回ぐらいキスしたら一回はあんな風になるかもしれないではないか。ばれてないと思いたい。
 だが夫婦の契りにおいてはどうだ。失敗した時のためにも、自分が童貞だと話しておいた方が……でも、相手が初めてだと知ったら女性は不安になったりしないだろうか。それどころか、これまで女性に縁のなかった哀れな男だと思われやしないだろうか……

 ──童貞……? イヤッ、気持ち悪い!
 ──童貞ですって? まあ、クスクス……

「……う、うわぁあああ……」
 デボラがどう反応するかを想像して、ロイドは頭を掻きむしった。

 だめだだめだ。童貞だなんて白状する訳にはいかない。しかしデボラは心優しい女性だ。笑ったり馬鹿にしたりはしないような気がする。
 そして笑ったり馬鹿にしたりする代わりに、気の毒がるような視線でも向けられた日には、やはり立ち直れなくなるかもしれない。
「うわあ、どうしよう……」
 童貞であることが辛くてたまらなかった筈なのに、いざ脱童貞の機会が巡ってくると、これはこれで苦しい。

 もう一度チェリー様を撫でる。そして考えた。
 これをこっそり枕の下に忍ばせて挑もうか……。
 それからハッとなった。
 これは童貞である自分を生温かい目で見守ってくださる神様なのだ。初夜の床に持ち込んで良いものなのだろうか?
 むしろ所持し続けることによって、脱童貞失敗、なんてことになるのでは……これはいけない!
「チェリー様。短い間でしたけど、今までありがとうございました!」
 別れの祈りを捧げ、ロイドは窓の外に向かって振りかぶる。

 暗くてどこに落ちたのかは分からないが……ザザッと葉っぱが揺れる音がして、周囲で鳴いていた虫たちの声が一瞬止まった。
 探すつもりはないが、藪の中に落ちたチェリー様はそれこそウンコにしか見えないだろう。短い間だがそのビジュアルには楽しませてもらった。ゆっくりと余生を過ごせよ、とチェリー様の多幸を祈っていると、

「ちょっと、ロイドさん」
「ギャアッ!」

 いきなり扉が開いてベティが顔を出したので、ロイドは飛び上がった。
 ベティは訝しげな表情をしてこちらへやって来る。
「なんですか、妙な顔して……」
「あ、いや。すみません。なんでもないっす!」
 初対面時のトラウマもあるのだろうが、ロイドはどうもこの女性が苦手だ。それに、向こうもロイドのことをあまり信用していないようだ。
 ずっと守ってきたお嬢様がぽっと出の旅の騎士と結婚なんてしたものだから、胸中は複雑であろう。

「デボラ様の準備、出来ましたけどね」
「あっ、ハイ!」
 うわあ、いよいよだ。妙な汗がぶわっと噴き出した。

 だがベティは動く様子もなくロイドを見上げている。
「主寝室へ向かう前に、どうしてもロイドさんに言っときたいことがあるんですよ、あたしは」
「はあ、なんでしょうか」
「ロイドさんは都会の男だから、女遊びも激しいんでしょう?」
「えっ?」
「王宮の騎士っていうだけで女の子はきゃあきゃあ騒いで寄ってくるって言うじゃありませんか。あなただってそうなんでしょう?」
「えっ。あ、ま、まあ……うん……」
 確かに騎士はモテる。子供からはカッコいいと言われて人気があるし、女性からは結婚相手として憧れられている。一般的にそうらしい。
 ただ、ロイドに限ってそれはないのだが……ベティに気圧される形でつい頷いてしまった。

「あたしはデボラ様を小さいころから知ってます。心優しい女性なんですよ」
「は、はい」
 それはロイドも知っている。
 ベティは諦めたようにふうとため息を吐き、それからキッとロイドを見上げた。彼女は濃くて太い眉を持っているうえ、顎が二つに割れかけているので迫力があった。
「いいですか! デボラ様は何も知らない乙女なんです! 丁寧に! 怖がらせないように! 優しく! 抱いてあげてくださいよ!」
「えっ。あ、ああ……」
 ロイドの曖昧な返事ではベティは納得しなかった。
「ロイドさんは女の扱いなんて手慣れたモンなんでしょう? 優しく! お願いしますよ!」
「お、おう……ま、まかしとけ!」
 ぐわああああ……俺、何言ってんだよ……!?
 ベティにぐいぐい迫られたロイドは、ついうっかり胸をどんと叩いて請け負ってしまったのである。自分は童貞だというのに。

 任せろというロイドの返事にようやくベティは頷いた。
 訂正しようにもそれができる雰囲気ではなかった。



「じゃ、主寝室へ行ってください」
 ベティに促されてロイドは部屋を出る。
 足どりは重かった。


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