愚者の旅路

Canaan

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第3章 WILD CARD

09.成し遂げよ愚か者

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「なっ……なんという低俗な茶番……!」
 ウィルクス夫人は顔を真っ青にして唇を震わせている。
「姉ちゃん姉ちゃん! ランサム、姉ちゃんにプロポーズしたってことだろっ?」
「姉さん、今のって……」
 ロイドは興奮気味に、グレンは呆けたようにジェーンを振り返った。
 伯父のレジナルドは驚いたように眉を上げ、舞台の上の息子とランサム、それからジェーンを見比べている。しかしウィルクス夫人がいよいよ卒倒しそうになったので、彼は夫人を静かな場所で休ませるために会場の外へ連れて行った。
「プロポーズされたのはお嬢ちゃんか!」
「ほらほら、もっと前で恋人を応援しなさい!」
「え、え、あの……?」
「いいからいいから! ちょっと、前の席空けてもらえる!?」
 それから周りの観客たちは盛り上がり、前方の席へとジェーンを押し出していく。高いチケット代を払って観に来ている特等席の人に迷惑なのではと躊躇したが、彼らも「君があの騎士のプロポーズの相手か!」と、快く席をつめてくれた。

 ジェーンと弟たちが最前列の柵まで辿り着くと、もう試合は始まっていた。
 金属のぶつかる音が鳴り響いている。
 ランサムは自分で自分を弱いと言っていたけれど、ヒューイの攻撃を自分の剣でちゃんと防いでいる。
「姉さん、ぼく、ランサムが戦ってるところ、初めて見る……」
「おれも。ヒューイが庭で素振りしてんのは何回も見てるけどさ。ランサムが剣握ってるとこ、初めて見た」
 カン、カン、と軽く剣のぶつかる音がしている。かと思えばヒューイは突然勢いよく剣を振り下ろす。ランサムはそれも防いだ。「おお」と観客の声があがる。
 しかし。素人のジェーンが見ていても、ランサムは防戦一方だ。次第に舞台の隅に追いつめられていき、隙を見てなんとか脱出する。体勢を整える前にヒューイの攻撃が再びやって来て、また別の隅に追い詰められていく。反撃の機会を窺ってはいるようだが、このままでは集中力が途切れた瞬間に、強烈な一撃を浴びせられておしまいなのではないだろうか……。
 大観衆の前で求婚した方が押されていると見るや、観客席からヤジが飛び始める。
「おいおいどうした、兄ちゃんよお?」
「勝たなきゃ結婚できねえぞー!」
 ランサムの言葉通り彼が弱いのか、ヒューイの方が強いだけなのかはジェーンにはよく分からない。

 ──騙される方が悪いのだからね
 しれっとイカサマを白状するランサム。
 ──酒が、勿体無いなあ
 でも、カナルヴィルの闘技場で庇ってくれた。
 ──お嬢さん。何か、困ったことでもあるのかな
 そしてジェーンの意識は、彼と初めて出会った時の、ルルザの雑踏の中へ飛んだ。人ごみの中で視線が絡む。上品な佇まいの騎士はジェーンに微笑んだのだ。ぼうっとしてしまうような、甘く罪深い堕天使の笑み。その美しい顔を歪ませ、彼は今ジェーンを手にするために戦っている。
「ランサム! 負けないで……!」
 ジェーンは身を乗り出し、ランサムに向かってそう叫んでいた。




 ランサムの稽古相手のヘインズ卿は、隙も無駄もない美しい構えであった。なんでも、彼の剣の師匠は王宮に長年仕えていた騎士だったらしい。
 ルドルフ流──おそらくはルドルフの自己流──の一風変わった構えを直そうと、ランサムは試みたが短い期間ではそれも上手くいかず、結局は慣れた構えのままで稽古を続け予選も戦った。

「妙な構えだな。異国仕込みか?」
 最初に向き直った時、ヒューイがそう言った。だが動じている訳でもなさそうだ。様子見のためか警戒しつつ何度か打ち込んできた後、ランサムがさほど強敵でもないと見るや、途端に攻撃は激しさを増した。
 スピードならばヘインズ卿の方が上であった。しかし、力強さはヒューイの方が勝っていた。自分の剣でヒューイからの攻撃を防いでも、若干手首が負けてしまう。そのせいで、剣と剣がぶつかった拍子に握りがぶれてしまうのだ。ランサムに余裕は全く無かった。隅に追いつめられ、どうにかして脱出する。だが再び追いつめられていく。
 ヒューイが上から、下から、様々な角度から攻撃を仕掛けてくるがランサムはなんとか防いでいる状況だ。
 試合が始まった直後は口笛などで囃し立てていた観客からも、ため息が聞こえ始めた。

「ランサム! 負けないで……!」
 ジェーンの声が聞こえたその時、ヒューイは真上から剣を振り下ろしてくるところであった。刃を潰してあるとはいえ、まともに食らってはたまらない。ランサムは剣を両手で握り、その攻撃を受け止めた。
 パキン。
 嫌な音がして、ランサムは自分の剣が折れたのだと悟る。咄嗟に身を翻すと、ヒューイは勢い余って前方につんのめった。おお、と観客もどよめく。さっと得物に視線を走らせれば、剣の真ん中から先が無くなっていた。
 予選が始まる前に選んだ剣を、最後まで使うという規定であった。自分で選んだ剣を、最後まで。しっくり来ないという理由で得物を途中で交換することは許されない。もちろん、それが使い物にならなくなった場合も。運も実力の内なのだ。
 そしてどちらかが戦闘不能──明らかな大怪我や、失神などだ──になるか、降参をするまで試合は続く。
 勝敗は決まったかのように思われ、観客は静まり返った。ヒューイも、腕を下ろしかけた。
 だがランサムは折れた剣を握り、ヒューイに向かって構え直した。
「無駄だ。その剣ではまともに戦えまい」
「やってみなくては、分からないではないか。私は……ここで負ける訳にはいかない!」
 試合を止めようとしていた進行役に、ランサムは頷いて見せる。進行役は制止のために上げかけていた腕を下ろしてくれた。
 ヒューイはというと、
「ほう……。どうしても僕に勝利したうえで、ジェーンを手に入れたい事情があるらしいな。よかろう、」
 彼は持っていた自分の剣を放った。あれ、と、ランサムがあっけにとられる間もなく、
「ぶっ?」
 ヒューイの右ストレートが頬に入り、ランサムは後ろによろめいた。
「納得いくまで戦おうではないか」
「ぐはっ」
 今度は渾身の一撃を腹にくらい、ランサムは吹き飛ばされて尻もちをついた。
 ヒューイは、自分も武器を捨てて拳で決着をつけようというのだ。痛みを感じる前にランサムは立ち上がり、ヒューイに殴り掛かった。
 もともとランサムは好戦的な性格ではない。師のルドルフからも──稽古中に木剣でボコボコにされたり、頭にゲンコツをくらったり、耳を引っ張られたりする程度はあったが──拳の暴力を受けたことは無かったし、また、自分から誰かに手をあげた事もなかった。
 しかし、今、ここで負ける訳にはいかないのだ。どうあってもヒューイとは決着をつけねばならない。
 ヒューイは素早く動いて急所を避けた。ランサムの拳は彼の肩を殴りつけるだけに終わり、反撃を浴びてしまう。今度は踏ん張ったので後ろに倒れることは無かった。すぐに立て直してヒューイを殴り返す。
 観客たちのどよめきは最高潮に達した。
「いいぞー!」
「やれやれ!」

 勝負の中止を告げる鐘が鳴り響く。
「規定外の武器の使用は認められておりません! 失格! 両者、失格──!!」
 進行役が叫んだが観客たちの声はそれをかき消してしまう。他の騎士たちが舞台の端から乗り込んできて、数人がかりで二人を引き離すまで、殴り合いは続いた。




 目を開けると、まずは白っぽい天井が目に入った。この景色は『金獅子亭』のものではない。……そうだ、自分は剣術大会に参加して……参加して……。ああ、ヒューイ・バークレイと勝負をして……どうしたんだっけ?
 起き上がろうとすると身体中に痛みが走り、そこでようやく思い出してきた。ランサムの剣が折れて、ヒューイも自分の剣を捨て、殴り合いになったのだ。辺りが揺れるような物凄い歓声の中で殴り合って……誰かに羽交い絞めにされたところまでは覚えている。その後で気を失ってしまったのだろう。ということは、ここは大会参加者のための救護室だろうか。
 すると、窓際にいた人物がランサムの目覚めに気づいたようだった。
「起きたかね」
「ち、父上……!」
 なんと、父親のアイザックがいる。
「身体は大丈夫なの」
「母上……!?」
 母のヴァイオラまでも。
 両親がなぜここにいるのだろう。ひょっとしたら今までのことはすべて夢で、自分はまだモルディスにいるのでは……と考えたが、身体中が軋むように痛むし、口の中は血の味がする。瞬きすると違和感があるので、目の周りも腫れているのだろう。鏡を見るのが恐ろしい……。ヒューイと殴り合った所までは現実なのだから、両親が王都へやって来ているということか。

「お前のことだ。エントリーもせずに王都で遊び歩いて、『参加したけどダメだった』とモルディスに帰ってきて嘘を並べ立てるのではないかと思ってね。王都旅行も兼ねてヴァイオラと観に来ていたのだよ」
 父の説明に思わず黙る。モルディスを出てすぐの頃は、本当にそうしようかと考えていたのだから。だがジェーンと出会って旅をするうちに、ランサムの世界は根底から変わった。今までの自分ではジェーンを手に入れる資格などないと、生まれて初めて奮い立つことが出来たのだから。
 しかし、もともと剣の才能がある訳でもない。なんとか予選を抜けたと思ったら、初っ端の相手はヒューイ・バークレイだし、おまけに自分の武器が折れてしまい、殴り合いまでする羽目になるし、それから……それから、どうなったのだ?
「まさか、お前にあのような気骨があったとはね」
 父は肩を揺らして笑っている。
「私は殴り合いなんて野蛮だと思ったわ」
「まあまあ。ランサムが一方的にやった事ではない。それに、観客たちも盛り上がっていたではないか」
 そうだ、ヒューイと拳での勝負が始まると、舞台がびりびりと震えるほどに観客たちは大声で囃し立てていたのだ。ヒューイの動きは速い上に重く、ランサムはへろへろのパンチしか放てなかった。取り押さえられるのがもう少し遅かったら、自分は舞台に立っていられなかっただろう。ヒューイの方が強かったように思える。いや、誰が見てもそれは明らかだったはずだ。
「優勝はサミュエル・ヘインズ卿だったよ」
「では……私と、ヒューイ殿の勝負は」
「規定外の武器の使用で、二人とも失格だ……残念だったね」
 失格……。父の言う「規定外の武器」とは拳のことなのだろう。剣術大会で殴り合いなどしたのだからそれも当たり前だ。ランサムは俯いた。右の拳には包帯が巻かれている。ヒューイを殴った時に痛めたのだ。
 一回戦負け。しかも、失格。これまで散々遊び歩いて鍛錬を怠って無為に過ごしていたのだ。急にやる気になったからといって、簡単に取り返せるものではない。来年の大会まで、ジェーンは待っていてくれるだろうか……。
「父上……私は父上の残した結果を越えられませんでした」
 ランサムは寝台を下りた。来年、もう一度チャンスをくれないかと父に頭を下げるつもりであった。
 しかし父は、ランサムの肩をぽんと叩いた。
「私たちはお前に優勝や準優勝をしろと課した訳ではない。まあ、今までのお前からしたら、充分に頑張った方ではないかね。なあ、ヴァイオラ?」
「まあ、そうでしょうね。ランサム、正直なところ、貴方が本選まで残るとは思っていなかったわ」
「ランサム。私がこの大会に参加した時の優勝者は、アンテス卿だったと話していたかな」
「それは……知りませんでした」

 ランサムの父アイザックはかつてこの剣術大会で準優勝という成績を収めた。そこまでは知っていたが、父を破ったのが剣の師であるルドルフだとまでは知らなかった。
「闘技場の、飛び入り参加方式を知っているかね。若い頃のアンテス卿は、闘技場荒らしと呼ばれていたんだよ」
 各地の闘技場では、闘技場に籍を置く剣士同士で戦い、観客はその勝敗をかけたり単に見世物として楽しんだりする。だが時折、腕試しや賞金稼ぎのために飛び入りで参加する剣士もいる。ルドルフは旅をしながら各地の闘技場に乗り込んでいたらしい。
「しかし、彼の強さがこの国中に知れ渡ってしまってね。この国の闘技場では門前払いされるようになってしまったんだ」
 いきなりやって来ては闘技場の剣士を叩きのめし、賞金をごっそりと受け取っていく。ルドルフと戦った剣士には怪我を負ってしまう者もいたし、このままでは商売あがったりだと、この国の闘技場はルドルフが現れると門を閉ざしてしまうようになった。
「そこでアンテス卿は、異国の闘技場を巡ることにしたんだ」
 彼の剣が一風変わった型なのは、主な修業の場が異国の闘技場であったからなのだ。そして周辺国の闘技場を巡り巡って稼いだ後は、自分の領地に戻る前に、フェルビアの剣術大会に参加した。そこでランサムの父とルドルフは交誼を結ぶこととなったのだ。
 アイザックはヴァイオラに「大会で優勝して貴女に結婚を申し込む」と宣言していたはよいが、ルドルフにはまるで歯が立たなかった。
 だがソレンソン伯爵家の後継ぎアイザックと男爵家の末娘ヴァイオラは元々恋仲に陥っていたし、身分的にも問題がないため、決勝においての敗北はそれほど問題にはならなかった。周囲の助勢もあって結婚話は着々と進んだ。
「それだけが心残りといえば心残りだね」
「私は、私のために戦うと言ってくれた、貴方の気持ちが嬉しかったの。勝敗はたいした問題ではないわ」
 二人は一瞬見つめあって微笑んだが、父はすぐにランサムに向き直った。
「お前は強いわけではないが、実力で本選まで進んだ。廃嫡の話は、半分だけ取り消そう」
「は、半分……とは」
「まだ分からんのかね」
 来年もう一度挑戦しろということだろうか。だが父は母の肩を抱き、踵を返した。
「お前のただ一人の女性を、口説き落としてモルディスに連れてきなさい。話はそれからだ。いつまでも留守にする訳にはいかないからね、私たちは一足先に戻っているよ」
「父上……」

 二人の姿を見送った後、ランサムは周囲を見渡した。この救護室には寝台が四つほど並んでいるが寝込むほどの怪我を負ったのはどうやら自分だけらしい。前方にある机には包帯や薬瓶などが置かれていて……ランサムはその中から目的のものを見つけた。鏡である。手に取って恐る恐る自分の顔を覗きこむ。
 ……嘘だろう。
 そこには自分の顔とは思えぬものが映っていた。目の周りは赤黒く腫れ、唇は両端とも切れている。鼻血を出したのだろうか、鼻の下にも乾いた血がこびりついていた。鏡に映ったものを信じたくなくて、目を逸らす。
「嘘だろう……」
 実際に呟きながら鼻の下を指で拭って乾いた血を擦り落とした。身に着けている衣服は所々が裂けて血の染みが点々と付着しているし、払っても取れないような汚れもついていた。
 まずは宿に戻って湯を使い、身体の汚れを落としたい。ジェーンの前に姿を現すには、もっと綺麗な服に着替えて……着替えただけではだめだ! こんな顔で女性の……それもジェーンの前に出る訳にはいかない!
 どうやったら早く腫れが引くのだろうとランサムは救護室の中で一人、慌てふためいたが、もう一度鏡を見た。
 今度はじっくりと。鏡に映ったものが真実なのだと受け入れるように。
 それから頷いた。
 自分のカッコ悪い所など、すでにたくさん見られてしまっているではないか。


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