転生したスラム街の少年は、いつかみんなを見返してやる！

2.ウサギ狩り

初めて動物を殺したレイトは、少し休憩をして、日が暮れてきたので帰ることにした。

ウサギを持ったまま門を通ると、門番に少し見られたが、何も言われなかったのでそのまま通り過ぎた。

そして、うさぎを持ったままあの店に向かった。

「すみません、ウサギを狩ることができたので、買い取ってもらってもいいですか？」

「あらまー、そのまま持ってきちまったのかい」

「何か問題ありましたか？」

「その様子じゃ、血抜きをしてないだろ？」

そうだ、血抜きをしたほうがいいと思ったけど、よくわからなかったからそのまま持ってきてしまった。

「あー、はい
お願いと言ってはなんですけど、今日の買い取りの代金をなしでかまわないので、血抜きの方法を教えてください。」

「グ～～」

レイトのお腹がなってしまった。

「仕方ねーな、これから獲物をとったらここに持ってきてくれるならタダで教えてやるよ」

「わかりました、これからできるだけ獲物を持ってくるのでよろしくお願いします！」

「よし、わかった
俺は、ゲダルだよろしくな」

「僕はレイトです
お願いします」

「じゃあさっそくやるか！」

そのあと、血抜きと解体についてゲダルさんに教えてもらった。

「今日はありがとうございました！
また明日来ます」

「お疲れさん。
これは今日の買い取り金額だ、
あと売れ残りだがこの干し肉をやるよ、
何も食べてないんだろ」

銅貨3枚と干し肉をもらった。

「ありがとうございます」

その後スラム街で、寝れる場所を見つけて、干し肉を食べた後その日は寝ることにした。






翌朝

太陽の光で起きた。

ちょっとだけ、昨日の疲れが残っていた。

昨日ゲダルさんに解体を教えてもらったあと、この町のことや貨幣についても教えてもらった。

この町は、ヒート町という名前で、王都から少し離れた小さな町であることがわかった。

王都はコボリトという名前だった。

貨幣については、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、に分かれていることを教えてもらった。

基本的に○貨に大がつくと、10倍になっている。

10銅貨は1大銅貨である。

昨日に引き続き、狩りをしに森へ向かった。

森に入ってすぐ1匹のウサギを見つけたため、後から忍び寄りすぐに捕まえることができた。

その後すぐ昨日教えてもらった通りに血抜きと解体をすることができた。

なるべく血のにおいが残らないよう、穴を掘ってそこで血抜きと解体を行った。

何もしないよりは少しは気休めになるだろうと思ってそうした。

解体した肉は、近くにあった大きな葉っぱで包むことにした。




そんなこんなで日が暮れる頃には3匹のウサギを狩ることができた。


お昼には昨日ゲルダさんからもらった干し肉を食べた。


3匹のウサギの血抜きと解体は終わっているのでそのままゲダルさんの店へ向かった。

「ゲダルさん、今日はこの3匹の買取をお願いします。」


「おー、3匹も狩れたのか、血抜きもしっかりとされていることだから、1匹銅貨6枚で、全部で大銅貨1枚と銅貨8枚だ！」


「ありがとうございます。
それと、干し肉を2つください」

「わかった、銅貨6枚だ」

ゲダルさんの店で、買取と干し肉を買った後、昨日と同じ寝床に帰り、干し肉を食べて寝た。




それから数日、ウサギを狩り続けて少しずつお金を貯めた。

お金は大銅貨18枚と銅貨6枚になった。


それで、大銅貨3枚の新しい服を買った。


変わったことといえば、森の奥の方で見つけた川で、水浴びをするようになったことだ。

少しずつウサギ狩りにも慣れ、お金を稼げるようになってきたのでイノシシを狩ることにした。

そして今日はイノシシを狩るために新しいナイフを買うことにした。

町の武器屋に入ってみると、どれも高いものばかりだったが、その中で1番安いナイフか大銅貨15枚したけど買うことにした。

これで所持金はほとんどなくなってしまった。

しかし、明日からイノシシを狩ることで、もっとお金を稼ごうと思った。


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持ち物

ナイフ
銅貨6枚
干し肉