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第3章マイ王国
32話 ドラゴンゾンビ討伐
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チカはゴブリン3体の識別はできない、
それでも女子のゴブリンがカナードネであることはわかるし、
お腹が膨れているゴブリンは食いしん坊のテナンドだとわかる。
なにより真面目そうで剣をもっているのがザバンドだということも、おのずとわかってくる。
3体のゴブリンがまるで勇者のように武器を構え、ドラゴンゾンビを倒しに行く姿は、まるでゴブリンの勇者を見ているようだった。
木人の魔法は3体のゴブリンに植物の鎧をまとわせていた。
ゴブリンの緑の体はさらに植物の蔓によって緑色になると、
本当に植物の鎧をきたゴブリン3体ができあがってしまったのだ。
ザバンドが剣を腰につけなおすと、
もう一方の腰から見たこともない宝石のような剣を抜き出したではないか、
確か言葉が通じていたとき、
つまりタダヒロの囁き伝染効果があったときに、
チカはゴブリン3人と話をする機会があった。
その時に、チカは会ったことは少ししかないが、
確か怪盗グーニーと呼ばれる人がいて、
エルフの女主人がいた宿屋のチカにその宝はあったそうだ。
ザバンドは宝石の剣、つまり爆発する剣をもらい、
テナンドは食物ならどれだけいれてもあふれかえることのない、袋をもらった。
カナードネはどこまでも見ることのできる筒をもらっていたと聞いたことがある。
そのことからこのドラゴンゾンビに勝つ唯一の正気はザバンドであることがわかっているのだが、
ザバンドは爆発する剣をたたきつける瞬間を見計らっている。
ドラゴンゾンビは体中が紫色のドロドロになり、
とてもじゃないが嗅げない臭いにまで達している。
ドラゴンゾンビ事態も苦しんでおり、
こんな状態にしてしまったのはおそらくだが、崖上の研究所にいるとされるリザードマンの研究のせいなのかもしれないし、
もしかしたらドラゴンゾンビは直に実験させられていた可能性もある。
チカはタダヒロではないが、モンスターと分かり合える世界を目指すことに協力的でもある。
「ぐおうううううううう」
ドラゴンゾンビが叫び声をあげると、
走り出す。
それはもはや化け物としか形容のできない姿、成り立ちをしている。
「ぐお」
ザバンドが叫ぶと、爆発する剣を構え、
ドラゴンゾンビの顔面からぶつかり合う、
ザバンドは吹き飛ばされ、
まるでボールのようにバウンドしていく、
爆発する剣はドラゴンゾンビの口の中に入ってしまい、
そのまま大爆発かのように爆発してしまった。
それは爆発する剣も粉砕した証拠でもある。
爆発する剣は一度しか使えない、装備消耗品とされているみたいだ。
「ごおおおおおおおおおおお」
カナードネが叫ぶ。
どうやらザバンドが吹き飛ばされて、興奮してしまったようだ。
確かテナンドはザバンドのことに一途に思い続けている節があることを、チカは知っている。ドラゴンゾンビは頭だけになり、体もあちこちがちぎれて、
勝手に動いている。
まるでミミズのようだ。
ドラゴンゾンビが、大きな口を開けて、カナードネにせまりくる、
どうやら先程の声でターゲットにされてしまい、
蛇ににらまれたように動かなくなる。
それはテナンドも倒れているザバンドも同じである、
なぜかチカだけが動けたのだ。
心の中ではドラゴンゾンビから逃げ出したいと思う一方で、
どうやったらドラゴンゾンビからみんなを守ることができるのか?
それを一途に考え続けていると、
体が勝ってに動く、考えるより先に体が勝手に動くのがチカの悪い癖でもあった。
いつも中学、高校の部活、バトミントンをしていた。
中学と高校には生物部とか、そういった動物とか植物関係の部活がなかったので、
チカはとりあえず母親が得意といっていたバトミントン部に入ってみることに、
先生の熱血指導は忘れることができない、
いつも前にで、でしゃばって、それからいじめがはじまった。
いろいろないじめが始まる要素なんて沢山あるけど、
きっとチカがいじめられたのは、でしゃばったからなんだ。
いつしかチカは引きこもるようになっていった。
だから今カナードネの前に立っているチカは、
自分自身のことが信じられないでいた。
友達を助けるのに、でしゃばるもなにもないじゃないか、
ドルイドの魔法、
これは使えるかわからない、
それでも使うしかないのだ。
呼吸をした瞬間、
ドラゴンゾンビの大きな顎がチカの体を丸呑みにしようとしたまさにそのとき、
地面から巨大な木の芽が出現する。
緑色の葉っぱをたくさん、もさもさと生やすと、
沢山の葉っぱが次から次へと合体していき、
気づけば、それは大きな木となりて、
巨大なトレントが出現していた。
そのトレントは沢山の枝を出現させ、
まるで人間の形のように形作るようになっていった。
そしてそれは、トレント、いや大樹のゴーレムとなったのだ。
ドラゴンの顎を粉砕するかのように、
トレントゴーレムは逆にドラゴンゾンビの顎を砕き。
そのまま巨大な足で四肢もろとも粉砕してしまう。
そしてドラゴンゾンビはようやく動かなくなった。
よくゾンビは頭をつぶすと動かなくなる、つまり死ぬとされているが、
どうやらそれは本当で、ドラゴンゾンビの頭がつぶされた瞬間、
それは本当に動かなくなってしまった。
チカはそれを見てほっとしながらもただ叫びジェスチャーするのだ。
「さぁみんな毒消し草を運ぶわよ」
木人、ゴブリン3体たちはまるで日本語が伝わったかのように叫び声をあげた。
それでも女子のゴブリンがカナードネであることはわかるし、
お腹が膨れているゴブリンは食いしん坊のテナンドだとわかる。
なにより真面目そうで剣をもっているのがザバンドだということも、おのずとわかってくる。
3体のゴブリンがまるで勇者のように武器を構え、ドラゴンゾンビを倒しに行く姿は、まるでゴブリンの勇者を見ているようだった。
木人の魔法は3体のゴブリンに植物の鎧をまとわせていた。
ゴブリンの緑の体はさらに植物の蔓によって緑色になると、
本当に植物の鎧をきたゴブリン3体ができあがってしまったのだ。
ザバンドが剣を腰につけなおすと、
もう一方の腰から見たこともない宝石のような剣を抜き出したではないか、
確か言葉が通じていたとき、
つまりタダヒロの囁き伝染効果があったときに、
チカはゴブリン3人と話をする機会があった。
その時に、チカは会ったことは少ししかないが、
確か怪盗グーニーと呼ばれる人がいて、
エルフの女主人がいた宿屋のチカにその宝はあったそうだ。
ザバンドは宝石の剣、つまり爆発する剣をもらい、
テナンドは食物ならどれだけいれてもあふれかえることのない、袋をもらった。
カナードネはどこまでも見ることのできる筒をもらっていたと聞いたことがある。
そのことからこのドラゴンゾンビに勝つ唯一の正気はザバンドであることがわかっているのだが、
ザバンドは爆発する剣をたたきつける瞬間を見計らっている。
ドラゴンゾンビは体中が紫色のドロドロになり、
とてもじゃないが嗅げない臭いにまで達している。
ドラゴンゾンビ事態も苦しんでおり、
こんな状態にしてしまったのはおそらくだが、崖上の研究所にいるとされるリザードマンの研究のせいなのかもしれないし、
もしかしたらドラゴンゾンビは直に実験させられていた可能性もある。
チカはタダヒロではないが、モンスターと分かり合える世界を目指すことに協力的でもある。
「ぐおうううううううう」
ドラゴンゾンビが叫び声をあげると、
走り出す。
それはもはや化け物としか形容のできない姿、成り立ちをしている。
「ぐお」
ザバンドが叫ぶと、爆発する剣を構え、
ドラゴンゾンビの顔面からぶつかり合う、
ザバンドは吹き飛ばされ、
まるでボールのようにバウンドしていく、
爆発する剣はドラゴンゾンビの口の中に入ってしまい、
そのまま大爆発かのように爆発してしまった。
それは爆発する剣も粉砕した証拠でもある。
爆発する剣は一度しか使えない、装備消耗品とされているみたいだ。
「ごおおおおおおおおおおお」
カナードネが叫ぶ。
どうやらザバンドが吹き飛ばされて、興奮してしまったようだ。
確かテナンドはザバンドのことに一途に思い続けている節があることを、チカは知っている。ドラゴンゾンビは頭だけになり、体もあちこちがちぎれて、
勝手に動いている。
まるでミミズのようだ。
ドラゴンゾンビが、大きな口を開けて、カナードネにせまりくる、
どうやら先程の声でターゲットにされてしまい、
蛇ににらまれたように動かなくなる。
それはテナンドも倒れているザバンドも同じである、
なぜかチカだけが動けたのだ。
心の中ではドラゴンゾンビから逃げ出したいと思う一方で、
どうやったらドラゴンゾンビからみんなを守ることができるのか?
それを一途に考え続けていると、
体が勝ってに動く、考えるより先に体が勝手に動くのがチカの悪い癖でもあった。
いつも中学、高校の部活、バトミントンをしていた。
中学と高校には生物部とか、そういった動物とか植物関係の部活がなかったので、
チカはとりあえず母親が得意といっていたバトミントン部に入ってみることに、
先生の熱血指導は忘れることができない、
いつも前にで、でしゃばって、それからいじめがはじまった。
いろいろないじめが始まる要素なんて沢山あるけど、
きっとチカがいじめられたのは、でしゃばったからなんだ。
いつしかチカは引きこもるようになっていった。
だから今カナードネの前に立っているチカは、
自分自身のことが信じられないでいた。
友達を助けるのに、でしゃばるもなにもないじゃないか、
ドルイドの魔法、
これは使えるかわからない、
それでも使うしかないのだ。
呼吸をした瞬間、
ドラゴンゾンビの大きな顎がチカの体を丸呑みにしようとしたまさにそのとき、
地面から巨大な木の芽が出現する。
緑色の葉っぱをたくさん、もさもさと生やすと、
沢山の葉っぱが次から次へと合体していき、
気づけば、それは大きな木となりて、
巨大なトレントが出現していた。
そのトレントは沢山の枝を出現させ、
まるで人間の形のように形作るようになっていった。
そしてそれは、トレント、いや大樹のゴーレムとなったのだ。
ドラゴンの顎を粉砕するかのように、
トレントゴーレムは逆にドラゴンゾンビの顎を砕き。
そのまま巨大な足で四肢もろとも粉砕してしまう。
そしてドラゴンゾンビはようやく動かなくなった。
よくゾンビは頭をつぶすと動かなくなる、つまり死ぬとされているが、
どうやらそれは本当で、ドラゴンゾンビの頭がつぶされた瞬間、
それは本当に動かなくなってしまった。
チカはそれを見てほっとしながらもただ叫びジェスチャーするのだ。
「さぁみんな毒消し草を運ぶわよ」
木人、ゴブリン3体たちはまるで日本語が伝わったかのように叫び声をあげた。
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