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18話 ドラゴン使い候補生7人
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ダークに乗っていたモブゴンの眼の前に突然現れた操り糸のレンゴ。
奴の顔は糸で繋ぎ合わせたようになっており、それは微かに見える足首や手首にも同じ事が言える。
暗闇の中でも見えるのは近くにリードロフとレッカがいるお陰でもある。
操り糸のレンゴの周りには10人のドラゴン使いの候補生達がいた。
彼等の瞳は虚ろであり、何も考えていないようだった。
モブゴンの隣に着地したのはリードロフとレッカであった。
「確か操り糸のレンゴは契約が決まれば相手を操り糸の如く意識さえも操るとされるはずだよ」
「なるほど、最悪な敵だな」
リードロフの助言とモブゴンの感想に対して操り糸のレンゴはにやりと笑う。
「それはこちらのセリフですよ、まったく2体同時に操るドラゴン使い候補生は聞いた事がありませんよ、どうです? 仲間になりませんか? モブゴンさん」
「いえ間に合ってます」
「いえいえ、せっかくですから」
「知りませんて、さて、リードロフ、僕は素手でなんとかやってみるから、ダークを連れて死人の方に行ってくれ」
「いいのか、お前1人でなんとかなるレベルじゃねーぞ」
「君が思う以上に僕は強いのかもしれませんよ」
「はは、死ぬなよ」
「当たり前です」
リードロフとダークとレッカはゾンビの方角に向かうのと同時に、モブゴンは敵に感想を言わせる前に地面を蹴って跳躍して見せた。
その拳は操り糸レンゴの顔面に飛来するはずであった。
その拳はぎりぎりの所で停止していた。
風だけがそこを吹き抜け、恐ろしい衝撃波となるが。それも止める。
「はっは、さすがは2体同時使いですね、あなたの拳がそのシュガー君にヒットしたらシュガー君は昇天出来たのにねぇ」
モブゴンの拳は突如乱入してきたシュガーの前で停止していた。
「それをやったら単なる人殺しだろうが」
「ですが全てを引き起こしたのはそこのシュガー君ですよ、彼の話によると貴族なのにとか、お前等みたいなとか、ばかりですから」
モブゴンは頭を悩ませた。
貴族だからなんだというのだ。貴族だから貴族だから。
脳裏に沢山の光景が見える。貴族だからそれらを守る為にドラゴン達を戦争に行かせろだとかそういう事件もよく起きたものだ。
モブゴンは右手と左手を握りしめると、右手からダークソードが出現し、左手からシャインソードが出現する。
「凄いですね、そんな魔法見た事も聞いた事もありませんよぉ」
モブゴンは地面を蹴った。
光の剣をごく薄くさせる。
色々と考えたら、操り糸のレンゴと契約し操られた後それを持続させるには見えない糸のような線が彼の所に伸びていると考えていいだろう。
糸であって糸ではないもの、それを運命の糸という。
運命の糸という事はそれは見える物ではない。
それを解除させるにはその契約を解除させればいいのだが、相手がどのような契約を交わしか理解出来ない。
なのでモブゴンは肉体に影響がない程の薄いシャインソードでもって振り上げて振り落とした。
「いいのですか? 別なクラスメイトですがそれを殺していいのですか?」
「ああ、いいんだよ」
「はいいいいいい」
逆に操り糸レンゴが驚いてしまった。
しかしモブゴンは容赦なくシャインソードで両断して見せた。
光の剣はなにもかも両断出来る。
その一回の斬撃により全ての運命の糸らしき物が解除され、1人また1人と意識をゆったりさせながら、ゆっくりと目覚めた。
きょとんとして操り糸のレンゴは逃げる準備に走る。
一生懸命に走りながら城壁の扉に到達しようとしたまさにその時。
ダークドラゴンが彼を押さえつけた。
「ぐえええ、ひどいですぞ、そうだ。先程の生徒達よ色々とまだまだ力を与えられますぞ」
だが10名の生徒達は首を横にふり。
シュガーが、モブゴンの所にやってくると。
「本当に申し訳ない事をした。後で学園長に謝りに行こう」
その場の9名も頷いた。
「その前にシュガーさんやる事があるでしょ」
「それもそうだ。皆でドラゴン達を守るぞおおおおお」
9名の生徒達も立ち上がった。
その時だったゆっくりと1人の女性がやってきた。
彼女は大きな欠伸をしていた。
その人が先生である事は分かっているしその先生が今日の当直だという事も分かっている。
助けを求めに行けなかったのはそれを7人の仲間達が思わなかった事で。
そうフェイス先生は現在ご機嫌斜めです。
「これはどういう事でしょうか? 先生がゆっくりと眠りに付いている間に、この問題を起こした人を特定すると、そうでした先生のドラゴンは今日はいませんでしたねぇ、さてあれ? そこにぶっ倒れてるのは猟犬のバダーじゃないですか、さらに操り糸のレンゴも捕まえて、そちらで戦っているのは先祖返りのママにおっとあの死人の中に死人のガムがいるんだろうし。うほおお、いろどりみどりじゃんよ」
次の瞬間、ドラゴン牧場の2階に上る階段付近で、先生が消失すると、ゆっくりと立ち上がろうとする猟犬のバダーを叩き伏せて、右手と左手を紐で拘束すると。次に操り糸のレンゴがダークの所から逃げようとするもダークと交代で叩き伏せられて拘束させられる。
殺人のジャックと先祖返りのママが合流したようだった。
モブゴンがダークに乗ってそちらに向かっていた。
殺人のジャックは結構ぼろぼろになっており、先祖返りのママもぼろぼろであった。
2人の背中を笑いながら追いつけるのがフェイス先生であった。
彼女はまるでドラゴンハンターをハントするのが楽しみのように見えてしまう。
どうやらドラゴンハンター達にとってフェイス先生は強敵の存在であるみたいだ。
それだけ危険な人物だと認識しているのか、殺人のジャックと先祖返りのママは後一歩で先生に拘束された。
その陰ながらひっそりと逃げようとしている死人のガムは次から次へと死人を繰り出す。
これには先生も苦戦を強いられている。
ホーリードラゴンであるシャインとセイントドラゴンのジェイネが光の攻撃で、次から次へと死人またはゾンビを蒸発させていく。
蒸発させても追加で死人が召喚される。
終わる事のない戦いの中。モブゴンはダークに乗ったまま、戦闘で走り続ける死体を見つけた。
あれが本体だと分かり。
モブゴンは跳躍して見せた。
そこに到達したのはモブゴンだけではなくリードロフとキッカスもやってくる。
リードロフとその相棒のレッカとキッカスとその相棒のドロイが死人を達を押さえつける。
右手と左手に握りしめられたダークソードとシャインソードを握りしめて。
モブゴンはダークソードで地面を叩きつけ、爆発する音が響く。
それに巻き込まれたのか死人のガムがぐるぐると回転していき、ごろごろと地面を転がる。
「まってましたああああ」
「ひひいいいいいい」
まぁゾンビのような顔をしている死人のガムに先生を怖がる資格はないと思うのだけど。
モブゴン達は苦笑しつつ。
最後の止めを刺せた事がモブゴンには嬉しかった。
奴の顔は糸で繋ぎ合わせたようになっており、それは微かに見える足首や手首にも同じ事が言える。
暗闇の中でも見えるのは近くにリードロフとレッカがいるお陰でもある。
操り糸のレンゴの周りには10人のドラゴン使いの候補生達がいた。
彼等の瞳は虚ろであり、何も考えていないようだった。
モブゴンの隣に着地したのはリードロフとレッカであった。
「確か操り糸のレンゴは契約が決まれば相手を操り糸の如く意識さえも操るとされるはずだよ」
「なるほど、最悪な敵だな」
リードロフの助言とモブゴンの感想に対して操り糸のレンゴはにやりと笑う。
「それはこちらのセリフですよ、まったく2体同時に操るドラゴン使い候補生は聞いた事がありませんよ、どうです? 仲間になりませんか? モブゴンさん」
「いえ間に合ってます」
「いえいえ、せっかくですから」
「知りませんて、さて、リードロフ、僕は素手でなんとかやってみるから、ダークを連れて死人の方に行ってくれ」
「いいのか、お前1人でなんとかなるレベルじゃねーぞ」
「君が思う以上に僕は強いのかもしれませんよ」
「はは、死ぬなよ」
「当たり前です」
リードロフとダークとレッカはゾンビの方角に向かうのと同時に、モブゴンは敵に感想を言わせる前に地面を蹴って跳躍して見せた。
その拳は操り糸レンゴの顔面に飛来するはずであった。
その拳はぎりぎりの所で停止していた。
風だけがそこを吹き抜け、恐ろしい衝撃波となるが。それも止める。
「はっは、さすがは2体同時使いですね、あなたの拳がそのシュガー君にヒットしたらシュガー君は昇天出来たのにねぇ」
モブゴンの拳は突如乱入してきたシュガーの前で停止していた。
「それをやったら単なる人殺しだろうが」
「ですが全てを引き起こしたのはそこのシュガー君ですよ、彼の話によると貴族なのにとか、お前等みたいなとか、ばかりですから」
モブゴンは頭を悩ませた。
貴族だからなんだというのだ。貴族だから貴族だから。
脳裏に沢山の光景が見える。貴族だからそれらを守る為にドラゴン達を戦争に行かせろだとかそういう事件もよく起きたものだ。
モブゴンは右手と左手を握りしめると、右手からダークソードが出現し、左手からシャインソードが出現する。
「凄いですね、そんな魔法見た事も聞いた事もありませんよぉ」
モブゴンは地面を蹴った。
光の剣をごく薄くさせる。
色々と考えたら、操り糸のレンゴと契約し操られた後それを持続させるには見えない糸のような線が彼の所に伸びていると考えていいだろう。
糸であって糸ではないもの、それを運命の糸という。
運命の糸という事はそれは見える物ではない。
それを解除させるにはその契約を解除させればいいのだが、相手がどのような契約を交わしか理解出来ない。
なのでモブゴンは肉体に影響がない程の薄いシャインソードでもって振り上げて振り落とした。
「いいのですか? 別なクラスメイトですがそれを殺していいのですか?」
「ああ、いいんだよ」
「はいいいいいい」
逆に操り糸レンゴが驚いてしまった。
しかしモブゴンは容赦なくシャインソードで両断して見せた。
光の剣はなにもかも両断出来る。
その一回の斬撃により全ての運命の糸らしき物が解除され、1人また1人と意識をゆったりさせながら、ゆっくりと目覚めた。
きょとんとして操り糸のレンゴは逃げる準備に走る。
一生懸命に走りながら城壁の扉に到達しようとしたまさにその時。
ダークドラゴンが彼を押さえつけた。
「ぐえええ、ひどいですぞ、そうだ。先程の生徒達よ色々とまだまだ力を与えられますぞ」
だが10名の生徒達は首を横にふり。
シュガーが、モブゴンの所にやってくると。
「本当に申し訳ない事をした。後で学園長に謝りに行こう」
その場の9名も頷いた。
「その前にシュガーさんやる事があるでしょ」
「それもそうだ。皆でドラゴン達を守るぞおおおおお」
9名の生徒達も立ち上がった。
その時だったゆっくりと1人の女性がやってきた。
彼女は大きな欠伸をしていた。
その人が先生である事は分かっているしその先生が今日の当直だという事も分かっている。
助けを求めに行けなかったのはそれを7人の仲間達が思わなかった事で。
そうフェイス先生は現在ご機嫌斜めです。
「これはどういう事でしょうか? 先生がゆっくりと眠りに付いている間に、この問題を起こした人を特定すると、そうでした先生のドラゴンは今日はいませんでしたねぇ、さてあれ? そこにぶっ倒れてるのは猟犬のバダーじゃないですか、さらに操り糸のレンゴも捕まえて、そちらで戦っているのは先祖返りのママにおっとあの死人の中に死人のガムがいるんだろうし。うほおお、いろどりみどりじゃんよ」
次の瞬間、ドラゴン牧場の2階に上る階段付近で、先生が消失すると、ゆっくりと立ち上がろうとする猟犬のバダーを叩き伏せて、右手と左手を紐で拘束すると。次に操り糸のレンゴがダークの所から逃げようとするもダークと交代で叩き伏せられて拘束させられる。
殺人のジャックと先祖返りのママが合流したようだった。
モブゴンがダークに乗ってそちらに向かっていた。
殺人のジャックは結構ぼろぼろになっており、先祖返りのママもぼろぼろであった。
2人の背中を笑いながら追いつけるのがフェイス先生であった。
彼女はまるでドラゴンハンターをハントするのが楽しみのように見えてしまう。
どうやらドラゴンハンター達にとってフェイス先生は強敵の存在であるみたいだ。
それだけ危険な人物だと認識しているのか、殺人のジャックと先祖返りのママは後一歩で先生に拘束された。
その陰ながらひっそりと逃げようとしている死人のガムは次から次へと死人を繰り出す。
これには先生も苦戦を強いられている。
ホーリードラゴンであるシャインとセイントドラゴンのジェイネが光の攻撃で、次から次へと死人またはゾンビを蒸発させていく。
蒸発させても追加で死人が召喚される。
終わる事のない戦いの中。モブゴンはダークに乗ったまま、戦闘で走り続ける死体を見つけた。
あれが本体だと分かり。
モブゴンは跳躍して見せた。
そこに到達したのはモブゴンだけではなくリードロフとキッカスもやってくる。
リードロフとその相棒のレッカとキッカスとその相棒のドロイが死人を達を押さえつける。
右手と左手に握りしめられたダークソードとシャインソードを握りしめて。
モブゴンはダークソードで地面を叩きつけ、爆発する音が響く。
それに巻き込まれたのか死人のガムがぐるぐると回転していき、ごろごろと地面を転がる。
「まってましたああああ」
「ひひいいいいいい」
まぁゾンビのような顔をしている死人のガムに先生を怖がる資格はないと思うのだけど。
モブゴン達は苦笑しつつ。
最後の止めを刺せた事がモブゴンには嬉しかった。
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