48 / 60
48話 七つのお願い事
しおりを挟む
「なるほどね、どうりで先程から黒い竜が青くなっていると思ったのよね、それにしても可愛いじゃないのよ」
「サリィーからは質問あるか?」
「特にないですわよ、そうだリュウケンと今度お買い物に行きたいのよ」
「それは考えておくよ」
「まだまだ食えるわーお腹が空いてから食べては遅しーお腹が空く前に食べるが善―」
「バシンバシン」
「いたた、ハリセンのツッコミはおいたーおいたーすぎるよー」
「ネメ、君は少し遠慮を覚えたまえ、これ以上食うとお店の人が困るだろうが、客は僕たち以外にも居るのだから」
「なら、こっちの願いを聞いてくれるかいな?」
「なんでもは聞けないけど」
「このミリーシャ王国には伝説のシステムあるに、食べ放題レストランがあるらしいのーだからーなんとかーそこでーたべてーの」
「それも考えておこう」
そう言うとネメは突然食べるのをやめて、こちらをじいっと見ている。
僕はその視線から外れると、ルシュフがお嬢様のように食べている。
「蒼龍ですことねえ、4賢人とは聞いたことがありますわね、ルーキーでいた気がしますわねぇ」
「おめーは何歳だよ」
「あら失礼あそばせ、わたくしはって言う訳ないじゃないのよ、クソババアだと思われるじゃないのよ」
「きっとクソババアを超えているのだと思うよ」
「あら失礼な、そうだ今度、美容室に行きたいのですが連れていってくれるかしら?」
「いいぞ、考えておく」
「それはそれは淑女のたしなみがなってませんわね、まぁいいですけど」
ルシュフは相変わらずお上品に少しずつパンを食っていた。
なぜかパンををフォークとナイフで食っていたが、あれってすげーなとツッコミたい。
レイディーが突然ばたんと立ち上がってこちらに向かって宣告するように告げる。
「はわわわわ、リュウケン様、うちからのお願い事を聞いてくださいませんか」
そんな事を言いながら、スープをぐちゃぐちゃに混ぜている。
中にはパンを乗せて、まるで無人島みたくなっている。
「どんな願いだ?」
少しだけびくつきながら僕が尋ねると。
「シェイクと呼ばれるアイスを混ぜたジュースを飲んでみたいのです。はわわわ、どうにかして、はわわわ、飲んでみたいのです。アイスは大好きなのです。どうか連れていってくれませんか? 1人では行く自信がありませんので」
「いいぞ、それも考えるが、僕も飲んでみたいから恐らく大丈夫」
「はわあわわ、とても嬉しいです」
後は、いつものポジションで背中に背負われているベリーがこんこんとこちらの肩を叩く。
「石が欲しい、ぐーぐーぐー」
「相変わらず寝るのはえーな、それも考えとくよ」
ゴーナ姉さんもお上品に食事をしている。
こちらと目が合うと、思わず僕は避けるのだが、ゴーナ姉さんはにやりとほくそ笑む。
「そうでした、下着が欲しいので、一緒に来てくださる? リュウケンさん」
「それって僕じゃなきゃダメ?」
「ええ、殿方の質問を聞きたいのです」
「玄武じゃだめ?」
「玄武殿だと興奮して心停止の恐れが」
「そこまで考えてやってるのか、まったく、なら冥王は?」
「あの方はむっつりスケベですので」
「そうなのか?」
「しるかヴぉけ」
冥王が顔を真っ赤にしながら笑って見せる。
なんだかんだ言って考える僕は、隣を見たら至近距離に美女がいた。
それがサキュラである事などすぐに理解していた。
「あちしは君の血が欲しい、それだけ」
「それならいいよ」
【いいんかい】
ここにいた全員がぶっこけていた。
それはさておき、皆の願い事を考えるのもいいが、やるべき事がある。
全員の答えはイエスとなった。
それもそうだろう不滅のダンジョンを放って置くという事は、沢山の人々が2000レベルのモンスター災害に巻き込まれるという事だ。
本当にミリーシャ王国に来てからすごく偶然が重なるアクシデント続きだと思わざるおえない。
僕達はお会計を済ますと、とんでもない額になっていたが、こちらの財布も
勇者と超能力玲子以外の財布は僕が全て預かっている。
アイテムボックスには色々な機能がついており、それぞれの倉庫のように使う事も可能。
例えば僕とサリィーとネメの入れるところを別々にする事が可能とされる。ようはロッカーモードみたいな感じだ。さすがに皆もありえない額になってくると管理とかがめんどくさい人物もいる訳で、中にはアイテムボックスを使える奴がいるかもしれないが、これでも僕は計算と管理にはうるさかったりするので、結局は僕が預かるという事になる。
お会計の時も勿論全員割り勘でやりくりしようとした。
勇者と超能力者玲子達は少し引いていたが。
僕はお金にはうるさく、2年間お金を貯めて剣を購入した事だってあるくらいなのだから。
そんなお会計を終えた僕達は、冒険者ギルドに向かう事になった。
中には沢山の冒険者がいて、活気に溢れていた。
まるで昨日までの大惨事が無くなってしまったかのようだった。
壁に紙が貼られていたので、僕はそれを見る事にした。
そこにはセバスデン大将軍とリンクル政務官が国の代表として任命されると書かれてあった。
それを見ていた冒険者達は文句を言う事はしなかった。
それだけひどい事をミルフォード国王は裏でやっていたのだろう。
それに気づく事が出来なかった僕たちは相当な間抜けなのかもしれない。
きっとこの国から奴隷がなくなり、沢山の乞食に仕事や休む場所を提供して。
発達していくのだろうと、僕はセバスデン大将軍とリンクル政務官に期待するのであった。
僕達はそのまま受付に到達すると、受付嬢がこちらを見て後ろに合図を送る。
すると熊みたいな女性が出てくる。
それがミリーシャ王国の冒険者ギルドマスターであった。
ギルドマスターはこちらに来いと案内してくれる。
そこは小部屋のところで、けっこう広い、
七つの大罪こと7人の美女と冥王と玄武と蒼竜とボンバー魔王と勇者と超能力者玲子がいる。
全員が見守る中で10個のアイテムが並べられる。
「これが鑑定した物の正体です。1つずつ説明しておきます」
「お願いします」
ゴミダンジョンからずっと持ち続け散る20個のアイテムの正体がついに明らかにされる。
僕は興奮のあまり心臓がばくついていた。、
「サリィーからは質問あるか?」
「特にないですわよ、そうだリュウケンと今度お買い物に行きたいのよ」
「それは考えておくよ」
「まだまだ食えるわーお腹が空いてから食べては遅しーお腹が空く前に食べるが善―」
「バシンバシン」
「いたた、ハリセンのツッコミはおいたーおいたーすぎるよー」
「ネメ、君は少し遠慮を覚えたまえ、これ以上食うとお店の人が困るだろうが、客は僕たち以外にも居るのだから」
「なら、こっちの願いを聞いてくれるかいな?」
「なんでもは聞けないけど」
「このミリーシャ王国には伝説のシステムあるに、食べ放題レストランがあるらしいのーだからーなんとかーそこでーたべてーの」
「それも考えておこう」
そう言うとネメは突然食べるのをやめて、こちらをじいっと見ている。
僕はその視線から外れると、ルシュフがお嬢様のように食べている。
「蒼龍ですことねえ、4賢人とは聞いたことがありますわね、ルーキーでいた気がしますわねぇ」
「おめーは何歳だよ」
「あら失礼あそばせ、わたくしはって言う訳ないじゃないのよ、クソババアだと思われるじゃないのよ」
「きっとクソババアを超えているのだと思うよ」
「あら失礼な、そうだ今度、美容室に行きたいのですが連れていってくれるかしら?」
「いいぞ、考えておく」
「それはそれは淑女のたしなみがなってませんわね、まぁいいですけど」
ルシュフは相変わらずお上品に少しずつパンを食っていた。
なぜかパンををフォークとナイフで食っていたが、あれってすげーなとツッコミたい。
レイディーが突然ばたんと立ち上がってこちらに向かって宣告するように告げる。
「はわわわわ、リュウケン様、うちからのお願い事を聞いてくださいませんか」
そんな事を言いながら、スープをぐちゃぐちゃに混ぜている。
中にはパンを乗せて、まるで無人島みたくなっている。
「どんな願いだ?」
少しだけびくつきながら僕が尋ねると。
「シェイクと呼ばれるアイスを混ぜたジュースを飲んでみたいのです。はわわわ、どうにかして、はわわわ、飲んでみたいのです。アイスは大好きなのです。どうか連れていってくれませんか? 1人では行く自信がありませんので」
「いいぞ、それも考えるが、僕も飲んでみたいから恐らく大丈夫」
「はわあわわ、とても嬉しいです」
後は、いつものポジションで背中に背負われているベリーがこんこんとこちらの肩を叩く。
「石が欲しい、ぐーぐーぐー」
「相変わらず寝るのはえーな、それも考えとくよ」
ゴーナ姉さんもお上品に食事をしている。
こちらと目が合うと、思わず僕は避けるのだが、ゴーナ姉さんはにやりとほくそ笑む。
「そうでした、下着が欲しいので、一緒に来てくださる? リュウケンさん」
「それって僕じゃなきゃダメ?」
「ええ、殿方の質問を聞きたいのです」
「玄武じゃだめ?」
「玄武殿だと興奮して心停止の恐れが」
「そこまで考えてやってるのか、まったく、なら冥王は?」
「あの方はむっつりスケベですので」
「そうなのか?」
「しるかヴぉけ」
冥王が顔を真っ赤にしながら笑って見せる。
なんだかんだ言って考える僕は、隣を見たら至近距離に美女がいた。
それがサキュラである事などすぐに理解していた。
「あちしは君の血が欲しい、それだけ」
「それならいいよ」
【いいんかい】
ここにいた全員がぶっこけていた。
それはさておき、皆の願い事を考えるのもいいが、やるべき事がある。
全員の答えはイエスとなった。
それもそうだろう不滅のダンジョンを放って置くという事は、沢山の人々が2000レベルのモンスター災害に巻き込まれるという事だ。
本当にミリーシャ王国に来てからすごく偶然が重なるアクシデント続きだと思わざるおえない。
僕達はお会計を済ますと、とんでもない額になっていたが、こちらの財布も
勇者と超能力玲子以外の財布は僕が全て預かっている。
アイテムボックスには色々な機能がついており、それぞれの倉庫のように使う事も可能。
例えば僕とサリィーとネメの入れるところを別々にする事が可能とされる。ようはロッカーモードみたいな感じだ。さすがに皆もありえない額になってくると管理とかがめんどくさい人物もいる訳で、中にはアイテムボックスを使える奴がいるかもしれないが、これでも僕は計算と管理にはうるさかったりするので、結局は僕が預かるという事になる。
お会計の時も勿論全員割り勘でやりくりしようとした。
勇者と超能力者玲子達は少し引いていたが。
僕はお金にはうるさく、2年間お金を貯めて剣を購入した事だってあるくらいなのだから。
そんなお会計を終えた僕達は、冒険者ギルドに向かう事になった。
中には沢山の冒険者がいて、活気に溢れていた。
まるで昨日までの大惨事が無くなってしまったかのようだった。
壁に紙が貼られていたので、僕はそれを見る事にした。
そこにはセバスデン大将軍とリンクル政務官が国の代表として任命されると書かれてあった。
それを見ていた冒険者達は文句を言う事はしなかった。
それだけひどい事をミルフォード国王は裏でやっていたのだろう。
それに気づく事が出来なかった僕たちは相当な間抜けなのかもしれない。
きっとこの国から奴隷がなくなり、沢山の乞食に仕事や休む場所を提供して。
発達していくのだろうと、僕はセバスデン大将軍とリンクル政務官に期待するのであった。
僕達はそのまま受付に到達すると、受付嬢がこちらを見て後ろに合図を送る。
すると熊みたいな女性が出てくる。
それがミリーシャ王国の冒険者ギルドマスターであった。
ギルドマスターはこちらに来いと案内してくれる。
そこは小部屋のところで、けっこう広い、
七つの大罪こと7人の美女と冥王と玄武と蒼竜とボンバー魔王と勇者と超能力者玲子がいる。
全員が見守る中で10個のアイテムが並べられる。
「これが鑑定した物の正体です。1つずつ説明しておきます」
「お願いします」
ゴミダンジョンからずっと持ち続け散る20個のアイテムの正体がついに明らかにされる。
僕は興奮のあまり心臓がばくついていた。、
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
314
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる