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28話 番長伝説?
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その日伝説が生まれた。
僕は1000人の暴走族を駆逐してしまった。
その光景を見ていた全校生徒達は、唖然と口を開いていたそうだ。
先生達も驚愕の視線でこちらを見ていた。
先生達は警察を呼ぼうとしていたが、僕があっという間に倒してしまうのを見て、
警察を呼ぶのを止めた。
僕はゆっくりと歩きながら、
福寺族長の所に辿り着いていた。
彼はびくびくしながらこちらを見ていた。
「人には色々な生き方があると思います。族長さんはきっと族長さんの生き方があるんです。僕はそれを否定したりしません、いつでもかかってきてください、きっと僕と族長さんは子供と大人くらい年齢は離れています。それでも族長さんの真っ直ぐな気持ちは好きですよ」
すると福寺族長はこちらを真っすぐに見つめて、
次から次へと瞳から涙がまつ毛をつたって流れてくる。
そして彼はわんわんと泣き出した。
「俺様は家族に見捨てられて、ぐれて、それでそれで」
「いいんです。僕だって最初はチビでデブで周りから虐められるほどの雑魚ですから」
「あ、あなたが、あなたがそんなチビでデブとは」
「人は変わる事が出来るのです」
「その当たり前な言葉なのに、ヤマアキ殿が言うと本当に説得力がある。あっしは決めました」
「何を決めたのですか?」
「あなたの舎弟になります」
「だから、僕は高校生で、あなたは大人で」
「そんなの関係ありません、あなたおお守りしたい、それだけの為です」
「そう何ですか、ではよろしくお願いします」
「は、はい」
僕の後ろから数十名の生徒達が乱入してくる。
「最初の舎弟は俺だからな」
「俺様だって舎弟なのだ」
不良グループの副リーダーの丸山君と、
不良グループリーダーの寺伝君が乱入してくる。
なんだか男だらけでむさくるしいが。
「てめーら今日からこの方が総長になる」
1000名の暴走族達が頷き、雄叫びを上げた。
「いや、ちょっとまて、僕はいつから総長になったんだよ」
「あなたの為なら命を捧げます。なんでも命令してください、隣の高校を滅ぼすとか、隣の警察署を襲撃するとか、なんでも出来ますよ」
「は、はは、そう言う事はしないので」
「な、なぜですか」
「まず僕の考えた方を教えよう、僕は平和でスローライフお分かり?」
「は、はい」
「問題は周りから来るのであって、こちらから問題を起こさない、わかる?」
「はい」
「もし問題を起こしたら。僕は総長の権限を利用してそいつらをぼこぼこにする」
「ひ、ひぃいいい」
「おい、皆は聞いてるか、これから悪い事してみろ僕がリンチするぞ」
「「「ひいいいいい」」」
暴走族メンバー達は説得力のある僕の発言で、
それぞれが腰を砕いたように立ち上がれなくなっている。
「では総長として命令する。福寺族長はみんなを解散させる事」
「了解しました。その後先生をボコボコにするんですね」
「君は人の話を聞いていたのかい? 君の耳は節穴なのかい?」
「失礼しやした。てっきりあそこでガンを飛ばしている先生達をボコボコにするのかと」
「それは君達が怖くてガンを飛ばしているんだよ?」
「そ、そう言う事ですか、それは失礼しました」
「それと皆さんちゃんと肝に念じてください、悪い事をしたら僕がリンチに行きます。いい事をしたら僕が褒めます。理解した?」
その場の1000人達が理解の意を示したかのように、
深く深くゆっくりと頷いてくれた。
「では解散」
「で、全ての現況の丸山君と寺伝先輩はやっぱり一緒にくる訳?」
「当たり前じゃないですか兄貴、この俺は兄貴の事を兄貴と呼びます」
「兄貴、たりめーです」
「あんたは先輩なんだけどね、丸山君は友達になってくれます?」
「もちろんです兄貴」
「兄貴、俺様も」
「だからあなたは先輩なんです、ご理解できます?」
「兄貴って、ならなんて呼べば」
「ヤマアキ君と呼んでください」
「ヤマアキ殿」
「なぜそうなる」
「無理だあああ、兄を呼び捨てなんて」
「ならヤマアキ殿でいいですよ、もう」
「よ、よかったああああ」
丸山君と寺伝先輩という友達が出来たけど。
僕としてはちょっと微妙な気持ちだった。
校舎に戻ると、
先生達がこちらを心配そうに見つめている。
後ろの2人はどうでもいいようで、
僕のそばにやってくる担任の先生は、
訪ねてくるのだ。
「お前強すぎだろ、いつからそんない、チビでデブだったのが嘘のようだ」
「まぁ色々と訓練しましたから」
「まぁいい、授業が始まるぞ」
「はい」
こんな時でも冷静沈着の先生であった。
その日の授業は沢山の生徒達に質問攻めにされた。
どうやったらあんなに強くなるのかと、
どうやったら身長を伸ばしてデブからスマートになるのかと。
「牛乳を飲んで、体操しておけ」
と言って置いた。
すごく無責任な気がするが、
それえ成功した人がいたら。
僕は呪われるのではなく、褒め続けられる事だろう、
それはそれで恐ろしい事だと思いつつ。
後授業中ずっと丸山君と寺伝先輩は直立不動で僕の後ろをガードしていた。
沢山の生徒達が話しかけてくると、
ガンを飛ばすので、僕が少しボコボコにすると、頭を下げて他の生徒達にも礼儀を持ってくれるようになった。
「それにしても丸山君と寺伝先輩を舎弟にするってすごいよね」
そう言ってくれたのは、このクラスのリーダー的ポジションの伊達島君だった。
彼はこちらに向かって真っ直ぐに話しかけてくれる。
「彼らは根はいい奴だから、伊達島君だってそうだったでしょ?」
「そうだね」
どうやらデブでチビだった頃に僕を虐めていた事を思い出したようだ。
僕はとっくの昔にそれを許している。
伊達島君と色々な話をしながら、
後ろでは直立不動がいる訳で。
「授業も終わったし帰るよ、2人はどうする?」
直立不動の2名はこちらを見ている。
「そうですね、兄貴の家も見てみたいですが、上がらせてもらうつもりはありません、最後まで護衛させてください」
「ヤマアキ殿の事を勉強させてください」
「それならそうしようか」
僕は靴箱に辿り着くと、
そこには七条楓さんがこっちを見ていた。
そしてこちらを皆がら顔を真っ赤にさせながらやってくると。
「ヤマアキ君て強いんだね、すごく格好よかった」
「そうかな、ありがとう」
「きょ、今日も一緒に帰っていいかな」
「もちろんだ。沢山の小説の話をしよう」
「うん!」
「お、これは兄貴の彼女ですか?」
「彼女がいるなら俺様達は少し離れて歩きましょう」
「いえ彼女じゃ」
「兄貴も隅におけませんねぇ、こんな美人はそうそういるもんじゃないですぜ」
「全くヤマアキ殿の先輩として鼻が高いですぜ」
「もういいよ」
僕唖然としながら、
七条さんと小説の話をしながら、帰宅する事となり、
地下鉄で別れた後、
2人の舎弟が近づいて、相変わらず僕をボディーガードしていた。
バスの中にまで来るので、
周りの大人たちは少しびくびくしている。
それもそうだろうつっぱり野郎が2人も1人の真面目な生徒に付き従っているという異様な光景なのだから。
僕の実家に辿り着くと、
2人は唖然と口を開いていた。
「あ、兄貴って金持ちだったんですね」
「そうでもないよ、祖父が事業で成功したから」
これが魔石ですって言ったらこの2人は信用してくれるのだろうか?
「ヤマアキ殿はすごく金持ちだったとは、さすがは只者ではない、もしかしたら体の中にナノマシンでも入れて最強になったのでは?」
「寺伝先輩は無茶苦茶な妄想はしないでくれ」
「す、すいやせんでしたヤマアキ殿、どうかこの俺様を殺さないで」
「誰が舎弟を殺すかっての」
「おおお、ようやく舎弟と認めてくださいましたね」
「まあいいや、とにかく2人は帰って、明日は学校で会おう」
「「いえっさー」」
どこかの軍人かと突っ込みたかった。
僕は1000人の暴走族を駆逐してしまった。
その光景を見ていた全校生徒達は、唖然と口を開いていたそうだ。
先生達も驚愕の視線でこちらを見ていた。
先生達は警察を呼ぼうとしていたが、僕があっという間に倒してしまうのを見て、
警察を呼ぶのを止めた。
僕はゆっくりと歩きながら、
福寺族長の所に辿り着いていた。
彼はびくびくしながらこちらを見ていた。
「人には色々な生き方があると思います。族長さんはきっと族長さんの生き方があるんです。僕はそれを否定したりしません、いつでもかかってきてください、きっと僕と族長さんは子供と大人くらい年齢は離れています。それでも族長さんの真っ直ぐな気持ちは好きですよ」
すると福寺族長はこちらを真っすぐに見つめて、
次から次へと瞳から涙がまつ毛をつたって流れてくる。
そして彼はわんわんと泣き出した。
「俺様は家族に見捨てられて、ぐれて、それでそれで」
「いいんです。僕だって最初はチビでデブで周りから虐められるほどの雑魚ですから」
「あ、あなたが、あなたがそんなチビでデブとは」
「人は変わる事が出来るのです」
「その当たり前な言葉なのに、ヤマアキ殿が言うと本当に説得力がある。あっしは決めました」
「何を決めたのですか?」
「あなたの舎弟になります」
「だから、僕は高校生で、あなたは大人で」
「そんなの関係ありません、あなたおお守りしたい、それだけの為です」
「そう何ですか、ではよろしくお願いします」
「は、はい」
僕の後ろから数十名の生徒達が乱入してくる。
「最初の舎弟は俺だからな」
「俺様だって舎弟なのだ」
不良グループの副リーダーの丸山君と、
不良グループリーダーの寺伝君が乱入してくる。
なんだか男だらけでむさくるしいが。
「てめーら今日からこの方が総長になる」
1000名の暴走族達が頷き、雄叫びを上げた。
「いや、ちょっとまて、僕はいつから総長になったんだよ」
「あなたの為なら命を捧げます。なんでも命令してください、隣の高校を滅ぼすとか、隣の警察署を襲撃するとか、なんでも出来ますよ」
「は、はは、そう言う事はしないので」
「な、なぜですか」
「まず僕の考えた方を教えよう、僕は平和でスローライフお分かり?」
「は、はい」
「問題は周りから来るのであって、こちらから問題を起こさない、わかる?」
「はい」
「もし問題を起こしたら。僕は総長の権限を利用してそいつらをぼこぼこにする」
「ひ、ひぃいいい」
「おい、皆は聞いてるか、これから悪い事してみろ僕がリンチするぞ」
「「「ひいいいいい」」」
暴走族メンバー達は説得力のある僕の発言で、
それぞれが腰を砕いたように立ち上がれなくなっている。
「では総長として命令する。福寺族長はみんなを解散させる事」
「了解しました。その後先生をボコボコにするんですね」
「君は人の話を聞いていたのかい? 君の耳は節穴なのかい?」
「失礼しやした。てっきりあそこでガンを飛ばしている先生達をボコボコにするのかと」
「それは君達が怖くてガンを飛ばしているんだよ?」
「そ、そう言う事ですか、それは失礼しました」
「それと皆さんちゃんと肝に念じてください、悪い事をしたら僕がリンチに行きます。いい事をしたら僕が褒めます。理解した?」
その場の1000人達が理解の意を示したかのように、
深く深くゆっくりと頷いてくれた。
「では解散」
「で、全ての現況の丸山君と寺伝先輩はやっぱり一緒にくる訳?」
「当たり前じゃないですか兄貴、この俺は兄貴の事を兄貴と呼びます」
「兄貴、たりめーです」
「あんたは先輩なんだけどね、丸山君は友達になってくれます?」
「もちろんです兄貴」
「兄貴、俺様も」
「だからあなたは先輩なんです、ご理解できます?」
「兄貴って、ならなんて呼べば」
「ヤマアキ君と呼んでください」
「ヤマアキ殿」
「なぜそうなる」
「無理だあああ、兄を呼び捨てなんて」
「ならヤマアキ殿でいいですよ、もう」
「よ、よかったああああ」
丸山君と寺伝先輩という友達が出来たけど。
僕としてはちょっと微妙な気持ちだった。
校舎に戻ると、
先生達がこちらを心配そうに見つめている。
後ろの2人はどうでもいいようで、
僕のそばにやってくる担任の先生は、
訪ねてくるのだ。
「お前強すぎだろ、いつからそんない、チビでデブだったのが嘘のようだ」
「まぁ色々と訓練しましたから」
「まぁいい、授業が始まるぞ」
「はい」
こんな時でも冷静沈着の先生であった。
その日の授業は沢山の生徒達に質問攻めにされた。
どうやったらあんなに強くなるのかと、
どうやったら身長を伸ばしてデブからスマートになるのかと。
「牛乳を飲んで、体操しておけ」
と言って置いた。
すごく無責任な気がするが、
それえ成功した人がいたら。
僕は呪われるのではなく、褒め続けられる事だろう、
それはそれで恐ろしい事だと思いつつ。
後授業中ずっと丸山君と寺伝先輩は直立不動で僕の後ろをガードしていた。
沢山の生徒達が話しかけてくると、
ガンを飛ばすので、僕が少しボコボコにすると、頭を下げて他の生徒達にも礼儀を持ってくれるようになった。
「それにしても丸山君と寺伝先輩を舎弟にするってすごいよね」
そう言ってくれたのは、このクラスのリーダー的ポジションの伊達島君だった。
彼はこちらに向かって真っ直ぐに話しかけてくれる。
「彼らは根はいい奴だから、伊達島君だってそうだったでしょ?」
「そうだね」
どうやらデブでチビだった頃に僕を虐めていた事を思い出したようだ。
僕はとっくの昔にそれを許している。
伊達島君と色々な話をしながら、
後ろでは直立不動がいる訳で。
「授業も終わったし帰るよ、2人はどうする?」
直立不動の2名はこちらを見ている。
「そうですね、兄貴の家も見てみたいですが、上がらせてもらうつもりはありません、最後まで護衛させてください」
「ヤマアキ殿の事を勉強させてください」
「それならそうしようか」
僕は靴箱に辿り着くと、
そこには七条楓さんがこっちを見ていた。
そしてこちらを皆がら顔を真っ赤にさせながらやってくると。
「ヤマアキ君て強いんだね、すごく格好よかった」
「そうかな、ありがとう」
「きょ、今日も一緒に帰っていいかな」
「もちろんだ。沢山の小説の話をしよう」
「うん!」
「お、これは兄貴の彼女ですか?」
「彼女がいるなら俺様達は少し離れて歩きましょう」
「いえ彼女じゃ」
「兄貴も隅におけませんねぇ、こんな美人はそうそういるもんじゃないですぜ」
「全くヤマアキ殿の先輩として鼻が高いですぜ」
「もういいよ」
僕唖然としながら、
七条さんと小説の話をしながら、帰宅する事となり、
地下鉄で別れた後、
2人の舎弟が近づいて、相変わらず僕をボディーガードしていた。
バスの中にまで来るので、
周りの大人たちは少しびくびくしている。
それもそうだろうつっぱり野郎が2人も1人の真面目な生徒に付き従っているという異様な光景なのだから。
僕の実家に辿り着くと、
2人は唖然と口を開いていた。
「あ、兄貴って金持ちだったんですね」
「そうでもないよ、祖父が事業で成功したから」
これが魔石ですって言ったらこの2人は信用してくれるのだろうか?
「ヤマアキ殿はすごく金持ちだったとは、さすがは只者ではない、もしかしたら体の中にナノマシンでも入れて最強になったのでは?」
「寺伝先輩は無茶苦茶な妄想はしないでくれ」
「す、すいやせんでしたヤマアキ殿、どうかこの俺様を殺さないで」
「誰が舎弟を殺すかっての」
「おおお、ようやく舎弟と認めてくださいましたね」
「まあいいや、とにかく2人は帰って、明日は学校で会おう」
「「いえっさー」」
どこかの軍人かと突っ込みたかった。
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