年下男子好きな38歳ミク 日々の冒険

MisakiNonagase

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第五章:複数のボーイフレンド

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金曜日の夜、ミクのスマホには複数のメッセージが届いていた。

健太(22・同僚)
『ミクさん、今週お疲れ様でした! また来週もよろしくお願いします』

翔平(21・大学生)
『今日は楽しかったです! また来週、連絡しますね』

拓海(25・デザイナー)
『ミク、土曜の午後空いてる? 新しい展覧会、面白そうだよ』

ミクはそれぞれに適切な返信を打つ。

同僚の健太には仕事モードの丁寧さで、翔平には少し可愛らしさを込めて、拓海には対等な友人としての軽さで。

「ボーイフレンド」と呼ばれる彼らは全員20代。カフェで時間を過ごし、街を歩き、時にはホテルに行くこともある。

肉体関係も「それなりに」盛んだ。

だが、ミクには明確な倫理規定がある。

第一に、未成年とは絶対に関わらない。

第二に、「浮気」という概念を自分なりに再定義している。

「彼氏・彼女の関係を正式に結んでいない限り、複数の異性と会うことは浮気ではない」

これがミクのルールだ。

彼女は誰とも「付き合っています」という関係にならない。

だからこそ、自由でいられる。

誰にも縛られず、誰も傷つけず――少なくとも、彼女の定義では。

拓海とはもう1年近く会っている。

翔平とは2ヶ月。

健太とはまだ同僚としての付き合いの域を出ていない。それぞれ関係の深さも温度も違う。

それを管理し、調整するのもまた、ミクの「努力」の一部だ。

「明日は拓海と展覧会か…」

ミクはカレンダーを確認する。

来週の水曜は翔平と、金曜は別の男子――大学院生の涼太(24)と会う約束が入っている。

全てが程よい距離感で回っている。

ただ一つ、ミクが決して、しないことがある。

それは、金銭的な要求だ。

交友相手に金銭を望むことはない。

とはいえ、おごってもらったり、小さなプレゼントをもらうことは拒まない。

それは「してもらう」ことではなく、「してくれる」ことを受け入れる姿勢だ。

ギブアンドテイクではなく、自然な流れの中で関係が育まれることを大切にしている。

(続く)
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