良妻賢母の裏の顔

MisakiNonagase

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第3章:偽りのプロフィール

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僕はそのマッチングアプリに登録した。

プロフィール写真はなし。年齢と趣味は、解析した母の好みに合わせて慎重に設定した。

母の好みは、僕の年齢も範囲内に入っていた。

監視画面には、母(ケイコ)が毎日のようにアプリにアクセスし、無料のアプリに比べれば数は少ないものの、複数の男性から届くメッセージをチェックする履歴がある。

母とマッチングすることが目的なので、最初の接触が全てを決める。

スルーされたら終わりだ。

解析で得た母の趣味、話し方の癖、興味のありそうな話題を元に、一週間かけて最初のメッセージを練り上げた。

軽い挨拶と、彼女のプロフィールに書かれた趣味に関する素直な質問。

送信ボタンを押す指が震えた。

返信が来るまで、丸一日が経過した。

短い、しかし確かな返事。「ごめんなさい、返信が遅くなりました。その趣味、私も好きですよ。」

僕は思わず拳を握りしめた。スタートラインに立つことができた。



(続く)
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