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第一部 現実になった異世界生活
31. 異世界148日目 パーティーを組んでから三ヶ月
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あれから3ヶ月ほどがたった。結局狩りは遠出、近場、遠出、近場、休みの5日サイクルを基本に行うことになった。宿の手伝いも1日おきにしているので家賃は半額にしてもらったままだ。雨の日はさすがに狩りを休むことにしている。雨だと効率も悪いし、危険だからね。
遠出の時の移動時間はさらに体重軽減できるようになったことと、筋力も上がってきたこともあり、通常2時間(240分)近くかかるところが今では行きは60分で移動できるようになった。荷物も一人60キグムくらいまで運ぶことができるようになってかなりの効率アップである。帰りはその分時間はかかるけどね。
狩りが休みの日には図書館に行って勉強したり、鍛錬したりしている。2回ほど武器の扱い方について役場の講習会を受けたりもした。やはり武器の扱いについては練習会に参加するといろいろと勉強になる。また一人でするよりも相手がいた方がやはりいろいろと鍛錬になる。
魔法についてはもう一度講習を受けてみたが、正直あまり意味のないものだったのでそれからは行っていない。やはり自分で考えて色々とやってみた方が良さそうだった。
近場で狩る魔獣は並階位中位までの狼、魔猪、魔牛、魔馬、闇蝙蝠、大蛇、大蟷螂、鬼蜘蛛、毒スライムという感じだ。
始めて狩った魔猪、魔牛、魔馬は名前の通りの形をしているんだが、ちょっと大きめの犬くらいで基本的に突進してくるだけなので土魔法で段差をつけると引っかかって転んでくれるので思ったよりも楽に倒すことができた。
素材は肉しかないんだが、肉としての質はいいので倒せれば結構大きな収入だ。そんなにいないのが残念なところだけどね。
闇蝙蝠は吸血蝙蝠の進化前のものみたいなのでそこまで脅威はないんだが、やはり数が多いのが面倒だった。小さな怪我はかなりしてしまうんだが、治癒魔法があるのでまだよかった。普通はこのくらいの怪我だったら自然治癒を待つみたいだしね。
遠出で狩る魔獣は上階上位の山猫、二頭蛇、巨蟷螂、吸血蝙蝠、大角兎くらいで、一度だけ上階位下位の穴熊や大魔猪を倒している。この二匹は結構収入が大きかったが、やはり体力もあって倒すのに時間もかかったため、結構怪我をしてしまった。他の大型の大魔牛や大魔馬などの魔獣はさすがに厳しそうなので近くにやってきたら逃げるようにしている。
遠征の時にはできる限り薬草関係の採取も行い、収入は平均で5000ドール、近場の時は3000ドールという感じだ。この三ヶ月で25万ドールほどは稼いだんだが、宿代や装備の整備代などもかかったので差し引きは17万ドールほどだ。
まだ十分という蓄えではないんだが、並階位の冒険者がちゃんと生活できているという時点で結構稼いでいるという認識である。
さすがにお金の残金も増えてきたので、今は銀行のようなところにある程度のお金を預けている。この取引も身分証明証がそのまま利用できるのでありがたい。本人しか使えないからなりすましなどもできないからね。このカード万能だなあ。
ただ利子は付かないし、月額の利用料が300ドールかかるし、現金を下ろすときにはお金がかかるんだが、安全と利便性を考えると利用せざるを得ない。
不便な点もあるが、大きなお店だとこのカードで支払いもできるし、魔力で本人認証しているので地球のカードよりよほど安全だ。大きな買い物をする場合はカードを利用することが普通みたいだからね。
また大きめの町であれば世界中のどこでもお金を下ろせるというのが大きい。ヤーマンだと首都のサクラやアーマトを含めた州都だけでなく、オカニウムなどの中都市でも利用できる。まあ、戦争中の町など治安が悪いところはさすがに難しいみたいだけどね。それだけのお金を置いておくリスクが大きすぎるようだ。
ただ、残金をいつでも好きなだけ下ろせるというわけではなく、通常は10万ドールまでで、それ以上になると事前に申請が必要となる。場合によっては待たされると言うこともあるようだ。
お互いに何かあっても困るので、ジェンの口座に一定額を入れていく貯蓄用、自分の口座を通常用に分けて管理している。もちろん現金しか使えないところもあるのである程度のお金は持ち歩くしかない。
ちなみにお金を預けている人が亡くなった場合、事前に申請している人がお金を下ろすか、受け取り者のカードにお金を移すことが可能となっている。このためお互いに受け取り者で申請している。
ただ受け取りには亡くなった人の身分証明証が必要なため、身分証明証がないとお金を受け取れないというリスクがある。10年間のカードの使用やお金の出し入れがない場合はそのお金は国に納められることになるらしい。
このため、保険のようなシステムや信頼できる人に預ける人もいるようだ。特に冒険者などは危険も多いためそれを使っている人も多いらしい。
狩りは索敵で魔獣を探してからある程度近づき、遠距離から二人で魔法攻撃。ある程度近づくまでは魔法攻撃でダメージを与えてから近づいてきたところで自分が前に出てジェンは魔法でサポートだ。状況によりジェンも前に出て短剣で攻撃するようにしている。
今のところは魔法の技術が上なので魔法攻撃が主体である。だいぶ筋力もついてきて片手でも剣を扱えるようになってきたのでそろそろ盾も使おうかと思っている。やはり盾がないと魔獣の突撃を受け止めるのがちょっと危ないからね。
ひたすら魔獣を狩り続けたこともあり、ジェンも並階位に上がったし、上階位もめどが立ってきた感じでなかなかいいペースだ。
神様の加護のおかげか記憶力とか理解力が上がっているのはなんとなく実感できるんだが、すごく上がっているという感じではない。まあ気持ち上がっているという理解でいいのだろう。
まずこの三ヶ月で特筆すべきは解体魔法だろう。解体スキルが2に上がったのか、解体魔法を使えるようになった。相変わらず覚えられる前提がそろっていたとしても使おうとしない限りは覚えられないのでなかなか厳しい設定である。
手で解体していたのをイメージして魔法を使うと、自分で解体するレベルで魔獣を解体できるのでかなり楽だ。しかも時間は大きさにもよるが1分かからない。解体する道具が必要なのでイメージとしては自分の手順を高速かつ自動で行うようなものだ。大きさなどの個体差は補正してくれるので助かる。
実際に解体することのできるレベルでの解体となるため、初めての魔獣は解体魔法を使っても意味がないのが残念なところだ。似た魔獣の場合はある程度できるんだが、やはり失敗してしまうこともあるらしい。
学力は大分上がってきていると思うんだがまだ鑑定レベルが上がるまでには至っていない。今どのくらいのレベルなのかが分からないのがじれったい。まあ地道にやっていくしかないだろう。
索敵についてはやっと自分の思うような感じになった。レーダー配置のような感じで魔素の強さも色で判断できるようになった。範囲は50キヤルドくらいだが、強さを示さないで探知だけであれば100キヤルドくらいのエリアを索敵できるようになった。ただ範囲を広げると神経を使うので定期的に使って位置を確認するくらいだ。
ジェンも同じように索敵できるようになってきて、自分と同じようにレーダーのような感じに見えるようになったみたいだが、まだエリアは30キヤルドと60キヤルドくらいのようだ。
戦闘スキルについては少し上がっている実感はあるんだが、やはり模擬戦などをやってみるとまだまだという感じだ。レベル3にあがるのはまだ先だろう。
あとは肉体硬化で肉体の強化ができるようになった。これは魔素をほんのわずか体に流すことによって体を膜で覆うようなイメージだ。慣れてくると無意識にできるようになって防御力が上がるので今のところは擦り傷などができにくくなっている。レベルが上がると結構な怪我を防いでくれるようだ。神様の加護もあるのかもしれないけどね。
耐性についてはやはり戦っていると毒や麻痺を受けるので自然についていた。あげれば全く毒が効かないというわけではないんだが、受けるダメージが軽減されるようだ。免疫のようなものに近いのだろう。
鍛冶や調合や錬金についても少し試したいところだが、今は他にすることが多くて手が回っていない。罠関係についてはさすがに必要だろうと言うことでちょっとずつ勉強をやり始めている。本格的にするには実地訓練が必要なので講習会とかに参加しなければならない。
いまのところは狩りを中心に戦闘能力を上げることを中心にやっている。というのもせっかくなのでいろいろと世界を回ってみたいため、戦闘能力を上げるというのを優先しているのである。もちろんいい素材を手に入れることができるようになるので、お金儲けにも直結するからね。やはり世の中お金がないと何もできない凍雨のはこの世界でも同じようだ。
~ジュンイチとジェニファーのステータス~
名前:ジュンイチ(大岡純一郎)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年10月30日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(並階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:学者(思考力向上)、神の祝福(物理耐性上昇、魔法耐性上昇)
スキル:
体術、片手剣、両手剣、刀剣、短剣
一般魔法、火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、治癒魔法、回復魔法
肉体硬化、毒耐性、麻痺耐性、睡眠耐性
演奏、歌唱、絵画、彫刻、工作、料理、裁縫
日本語、英語、ヤーマン語、ライハンドリア公用語
思考強化、鑑定
索敵、罠探知、隠密
商人
採掘、採取
解体、解体魔法
知識スキル:
戦学、武学、防学
魔法学、魔素吸収、魔素放出、魔素操作
算学、自然科学、社会科学、生物学、植物学、地学、神学、医学、天文学、言語学
罠学
ガイド本
秘匿スキル:
アミナの祝福
名前:ジェニファー(ジェニファー・クーコ)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年12月15日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(並階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:学者(思考力向上)、神の祝福(物理耐性上昇、魔法耐性上昇)
スキル:
体術、片手剣、短剣、弓、盾
一般魔法、火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、治癒魔法、回復魔法
肉体硬化、毒耐性、麻痺耐性、睡眠耐性
演奏、歌唱、絵画、彫刻、舞踊、料理、裁縫
英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、中国語、日本語、ヤーマン語、ライハンドリア公用語
思考強化、鑑定
索敵、隠密
商人
採掘、採取
解体、解体魔法
知識スキル:
戦学、武学、防学
魔法学、魔素吸収、魔素放出、魔素操作
算学、自然科学、社会科学、生物学、植物学、地学、神学、医学、天文学、言語学
罠学
ガイド本
秘匿スキル:
アミナの祝福
~魔獣紹介~
闇蝙蝠:
並階位下位の魔獣。森や草原などあらゆる場所に生息している大きさ200ヤルドくらいの大きさで10~100匹くらいの集団で行動している。羽を使って飛ぶことができるが、飛行距離はそれほど長くない。鋭い牙でかみついてくるが、小さいこともありそれほど脅威ではないが、大群での攻撃となるため、落ち着いて退治していくとよい。
素材としての買い取り対象は羽の部分となるが、羽は根本から綺麗にとらなければ買い取りの対象外となる。肉は食用不可。
毒スライム:
並階位下位の魔獣。草原、森、岩場などあらゆる場所に生息する。通常のスライムとほとんど同じだが、若干濃い緑色をしている。動物や魔獣の死体などを食料とし、消化液で溶かしながら吸収する。
注意点は通常のスライムと同じだが、毒液を噴出して攻撃してくることがあり、皮膚にかかると強い炎症を起こす。目に入った場合は失明の危険性もあるため注意が必要。
素材として買い取り対象はない。
魔猪:
並階位中位の魔獣。草原や林に多く生息している猪の形状をした魔獣。体長1キヤルドくらいの大きさで、獲物を見つけると突進してくる。
突進力はかなりあるが、直線的に突進してくるだけなので、焦らずに動きをよく見て対応すればよい。壁に誘導してよけると勝手に自滅する。何もない場合は方向転換する際に攻撃することが有効。
素材としての買い取り対象は肉となるが、なかなか美味しくて人気が高い。
魔牛:
並階位中位の魔獣。草原や林に多く生息している牛の形状をした魔獣。体長1キヤルドくらいの大きさで、獲物を見つけると突進してくる。
突進力はかなりあるが、直線的に突進してくるだけなので、焦らずに動きをよく見て対応すればよい。壁に誘導してよけると勝手に自滅する。何もない場合は方向転換する際に攻撃することが有効。
素材としての買い取り対象は肉となるが、なかなか美味しくて人気が高い。
魔馬:
並階位中位の魔獣。草原や林に多く生息している馬の形状をした魔獣。体長1キヤルドくらいの大きさで、獲物を見つけると突進してくる。
突進力はかなりあるが、直線的に突進してくるだけなので、焦らずに動きをよく見て対応すればよい。壁に誘導してよけると勝手に自滅する。何もない場合は方向転換する際に攻撃することが有効。
素材としての買い取り対象は肉となるが、なかなか美味しくて人気が高い。
遠出の時の移動時間はさらに体重軽減できるようになったことと、筋力も上がってきたこともあり、通常2時間(240分)近くかかるところが今では行きは60分で移動できるようになった。荷物も一人60キグムくらいまで運ぶことができるようになってかなりの効率アップである。帰りはその分時間はかかるけどね。
狩りが休みの日には図書館に行って勉強したり、鍛錬したりしている。2回ほど武器の扱い方について役場の講習会を受けたりもした。やはり武器の扱いについては練習会に参加するといろいろと勉強になる。また一人でするよりも相手がいた方がやはりいろいろと鍛錬になる。
魔法についてはもう一度講習を受けてみたが、正直あまり意味のないものだったのでそれからは行っていない。やはり自分で考えて色々とやってみた方が良さそうだった。
近場で狩る魔獣は並階位中位までの狼、魔猪、魔牛、魔馬、闇蝙蝠、大蛇、大蟷螂、鬼蜘蛛、毒スライムという感じだ。
始めて狩った魔猪、魔牛、魔馬は名前の通りの形をしているんだが、ちょっと大きめの犬くらいで基本的に突進してくるだけなので土魔法で段差をつけると引っかかって転んでくれるので思ったよりも楽に倒すことができた。
素材は肉しかないんだが、肉としての質はいいので倒せれば結構大きな収入だ。そんなにいないのが残念なところだけどね。
闇蝙蝠は吸血蝙蝠の進化前のものみたいなのでそこまで脅威はないんだが、やはり数が多いのが面倒だった。小さな怪我はかなりしてしまうんだが、治癒魔法があるのでまだよかった。普通はこのくらいの怪我だったら自然治癒を待つみたいだしね。
遠出で狩る魔獣は上階上位の山猫、二頭蛇、巨蟷螂、吸血蝙蝠、大角兎くらいで、一度だけ上階位下位の穴熊や大魔猪を倒している。この二匹は結構収入が大きかったが、やはり体力もあって倒すのに時間もかかったため、結構怪我をしてしまった。他の大型の大魔牛や大魔馬などの魔獣はさすがに厳しそうなので近くにやってきたら逃げるようにしている。
遠征の時にはできる限り薬草関係の採取も行い、収入は平均で5000ドール、近場の時は3000ドールという感じだ。この三ヶ月で25万ドールほどは稼いだんだが、宿代や装備の整備代などもかかったので差し引きは17万ドールほどだ。
まだ十分という蓄えではないんだが、並階位の冒険者がちゃんと生活できているという時点で結構稼いでいるという認識である。
さすがにお金の残金も増えてきたので、今は銀行のようなところにある程度のお金を預けている。この取引も身分証明証がそのまま利用できるのでありがたい。本人しか使えないからなりすましなどもできないからね。このカード万能だなあ。
ただ利子は付かないし、月額の利用料が300ドールかかるし、現金を下ろすときにはお金がかかるんだが、安全と利便性を考えると利用せざるを得ない。
不便な点もあるが、大きなお店だとこのカードで支払いもできるし、魔力で本人認証しているので地球のカードよりよほど安全だ。大きな買い物をする場合はカードを利用することが普通みたいだからね。
また大きめの町であれば世界中のどこでもお金を下ろせるというのが大きい。ヤーマンだと首都のサクラやアーマトを含めた州都だけでなく、オカニウムなどの中都市でも利用できる。まあ、戦争中の町など治安が悪いところはさすがに難しいみたいだけどね。それだけのお金を置いておくリスクが大きすぎるようだ。
ただ、残金をいつでも好きなだけ下ろせるというわけではなく、通常は10万ドールまでで、それ以上になると事前に申請が必要となる。場合によっては待たされると言うこともあるようだ。
お互いに何かあっても困るので、ジェンの口座に一定額を入れていく貯蓄用、自分の口座を通常用に分けて管理している。もちろん現金しか使えないところもあるのである程度のお金は持ち歩くしかない。
ちなみにお金を預けている人が亡くなった場合、事前に申請している人がお金を下ろすか、受け取り者のカードにお金を移すことが可能となっている。このためお互いに受け取り者で申請している。
ただ受け取りには亡くなった人の身分証明証が必要なため、身分証明証がないとお金を受け取れないというリスクがある。10年間のカードの使用やお金の出し入れがない場合はそのお金は国に納められることになるらしい。
このため、保険のようなシステムや信頼できる人に預ける人もいるようだ。特に冒険者などは危険も多いためそれを使っている人も多いらしい。
狩りは索敵で魔獣を探してからある程度近づき、遠距離から二人で魔法攻撃。ある程度近づくまでは魔法攻撃でダメージを与えてから近づいてきたところで自分が前に出てジェンは魔法でサポートだ。状況によりジェンも前に出て短剣で攻撃するようにしている。
今のところは魔法の技術が上なので魔法攻撃が主体である。だいぶ筋力もついてきて片手でも剣を扱えるようになってきたのでそろそろ盾も使おうかと思っている。やはり盾がないと魔獣の突撃を受け止めるのがちょっと危ないからね。
ひたすら魔獣を狩り続けたこともあり、ジェンも並階位に上がったし、上階位もめどが立ってきた感じでなかなかいいペースだ。
神様の加護のおかげか記憶力とか理解力が上がっているのはなんとなく実感できるんだが、すごく上がっているという感じではない。まあ気持ち上がっているという理解でいいのだろう。
まずこの三ヶ月で特筆すべきは解体魔法だろう。解体スキルが2に上がったのか、解体魔法を使えるようになった。相変わらず覚えられる前提がそろっていたとしても使おうとしない限りは覚えられないのでなかなか厳しい設定である。
手で解体していたのをイメージして魔法を使うと、自分で解体するレベルで魔獣を解体できるのでかなり楽だ。しかも時間は大きさにもよるが1分かからない。解体する道具が必要なのでイメージとしては自分の手順を高速かつ自動で行うようなものだ。大きさなどの個体差は補正してくれるので助かる。
実際に解体することのできるレベルでの解体となるため、初めての魔獣は解体魔法を使っても意味がないのが残念なところだ。似た魔獣の場合はある程度できるんだが、やはり失敗してしまうこともあるらしい。
学力は大分上がってきていると思うんだがまだ鑑定レベルが上がるまでには至っていない。今どのくらいのレベルなのかが分からないのがじれったい。まあ地道にやっていくしかないだろう。
索敵についてはやっと自分の思うような感じになった。レーダー配置のような感じで魔素の強さも色で判断できるようになった。範囲は50キヤルドくらいだが、強さを示さないで探知だけであれば100キヤルドくらいのエリアを索敵できるようになった。ただ範囲を広げると神経を使うので定期的に使って位置を確認するくらいだ。
ジェンも同じように索敵できるようになってきて、自分と同じようにレーダーのような感じに見えるようになったみたいだが、まだエリアは30キヤルドと60キヤルドくらいのようだ。
戦闘スキルについては少し上がっている実感はあるんだが、やはり模擬戦などをやってみるとまだまだという感じだ。レベル3にあがるのはまだ先だろう。
あとは肉体硬化で肉体の強化ができるようになった。これは魔素をほんのわずか体に流すことによって体を膜で覆うようなイメージだ。慣れてくると無意識にできるようになって防御力が上がるので今のところは擦り傷などができにくくなっている。レベルが上がると結構な怪我を防いでくれるようだ。神様の加護もあるのかもしれないけどね。
耐性についてはやはり戦っていると毒や麻痺を受けるので自然についていた。あげれば全く毒が効かないというわけではないんだが、受けるダメージが軽減されるようだ。免疫のようなものに近いのだろう。
鍛冶や調合や錬金についても少し試したいところだが、今は他にすることが多くて手が回っていない。罠関係についてはさすがに必要だろうと言うことでちょっとずつ勉強をやり始めている。本格的にするには実地訓練が必要なので講習会とかに参加しなければならない。
いまのところは狩りを中心に戦闘能力を上げることを中心にやっている。というのもせっかくなのでいろいろと世界を回ってみたいため、戦闘能力を上げるというのを優先しているのである。もちろんいい素材を手に入れることができるようになるので、お金儲けにも直結するからね。やはり世の中お金がないと何もできない凍雨のはこの世界でも同じようだ。
~ジュンイチとジェニファーのステータス~
名前:ジュンイチ(大岡純一郎)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年10月30日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(並階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:学者(思考力向上)、神の祝福(物理耐性上昇、魔法耐性上昇)
スキル:
体術、片手剣、両手剣、刀剣、短剣
一般魔法、火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、治癒魔法、回復魔法
肉体硬化、毒耐性、麻痺耐性、睡眠耐性
演奏、歌唱、絵画、彫刻、工作、料理、裁縫
日本語、英語、ヤーマン語、ライハンドリア公用語
思考強化、鑑定
索敵、罠探知、隠密
商人
採掘、採取
解体、解体魔法
知識スキル:
戦学、武学、防学
魔法学、魔素吸収、魔素放出、魔素操作
算学、自然科学、社会科学、生物学、植物学、地学、神学、医学、天文学、言語学
罠学
ガイド本
秘匿スキル:
アミナの祝福
名前:ジェニファー(ジェニファー・クーコ)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年12月15日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(並階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:学者(思考力向上)、神の祝福(物理耐性上昇、魔法耐性上昇)
スキル:
体術、片手剣、短剣、弓、盾
一般魔法、火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、治癒魔法、回復魔法
肉体硬化、毒耐性、麻痺耐性、睡眠耐性
演奏、歌唱、絵画、彫刻、舞踊、料理、裁縫
英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、中国語、日本語、ヤーマン語、ライハンドリア公用語
思考強化、鑑定
索敵、隠密
商人
採掘、採取
解体、解体魔法
知識スキル:
戦学、武学、防学
魔法学、魔素吸収、魔素放出、魔素操作
算学、自然科学、社会科学、生物学、植物学、地学、神学、医学、天文学、言語学
罠学
ガイド本
秘匿スキル:
アミナの祝福
~魔獣紹介~
闇蝙蝠:
並階位下位の魔獣。森や草原などあらゆる場所に生息している大きさ200ヤルドくらいの大きさで10~100匹くらいの集団で行動している。羽を使って飛ぶことができるが、飛行距離はそれほど長くない。鋭い牙でかみついてくるが、小さいこともありそれほど脅威ではないが、大群での攻撃となるため、落ち着いて退治していくとよい。
素材としての買い取り対象は羽の部分となるが、羽は根本から綺麗にとらなければ買い取りの対象外となる。肉は食用不可。
毒スライム:
並階位下位の魔獣。草原、森、岩場などあらゆる場所に生息する。通常のスライムとほとんど同じだが、若干濃い緑色をしている。動物や魔獣の死体などを食料とし、消化液で溶かしながら吸収する。
注意点は通常のスライムと同じだが、毒液を噴出して攻撃してくることがあり、皮膚にかかると強い炎症を起こす。目に入った場合は失明の危険性もあるため注意が必要。
素材として買い取り対象はない。
魔猪:
並階位中位の魔獣。草原や林に多く生息している猪の形状をした魔獣。体長1キヤルドくらいの大きさで、獲物を見つけると突進してくる。
突進力はかなりあるが、直線的に突進してくるだけなので、焦らずに動きをよく見て対応すればよい。壁に誘導してよけると勝手に自滅する。何もない場合は方向転換する際に攻撃することが有効。
素材としての買い取り対象は肉となるが、なかなか美味しくて人気が高い。
魔牛:
並階位中位の魔獣。草原や林に多く生息している牛の形状をした魔獣。体長1キヤルドくらいの大きさで、獲物を見つけると突進してくる。
突進力はかなりあるが、直線的に突進してくるだけなので、焦らずに動きをよく見て対応すればよい。壁に誘導してよけると勝手に自滅する。何もない場合は方向転換する際に攻撃することが有効。
素材としての買い取り対象は肉となるが、なかなか美味しくて人気が高い。
魔馬:
並階位中位の魔獣。草原や林に多く生息している馬の形状をした魔獣。体長1キヤルドくらいの大きさで、獲物を見つけると突進してくる。
突進力はかなりあるが、直線的に突進してくるだけなので、焦らずに動きをよく見て対応すればよい。壁に誘導してよけると勝手に自滅する。何もない場合は方向転換する際に攻撃することが有効。
素材としての買い取り対象は肉となるが、なかなか美味しくて人気が高い。
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