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第一部 異世界ものの定番の人たち
70. 異世界330日目 異世界の年末
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年末まで狩りと鍛錬のサイクルを繰り返して結構いい具合に武術のレベルも上がったと思う。上階位上位の魔獣も順調に狩れるようになったし、魔道具の納品も順調に行っている。
魔道具は今日までで300個納めたので105万ドールの収入である。一気に所持金が2倍となったが、これでも良レベルの防具を揃えるには全然足りないレベルなんだよね。付与魔法が複数ついたものとか洒落にならないくらい高いし。自分でできるようになればいいんだけどねえ。
今年最後の鍛錬も終わり、夕食を終えて宿に戻ってきた。明日12/30で12月が終わり、明後日から新年となる。年末年始の休みというのは一応あるが、12/30、1/1、1/2の3日間だけのようだ。12/31がある場合は4日間の休みとなる。
1年で連休というのが確定しているのはこの年末年始だけらしく、特に年明けの2日間は多くの店も休むらしい。
もともとみんなが同じ時期に長期で休むという風習はあまりなく、長期の休暇は個別に取るというスタンスが普通のようだ。仕事についても年休という休みをとるシステムはあるみたいで、務めているところによるが、年間に10~30日間とることができるみたい。
年末は12/30か12/31に教会に行って1年間無事に過ごせたことに感謝する人が多いようだ。また屋台などのお店も出るのでかなり賑やかになるらしい。最近は教会にも行っていないので久しぶりに顔を出してみるかな?
そして新年は自分の家や知り合いのところでゆっくりするらしい。そもそもお店が開いていないので出歩いても何もできない。宿は営業せざるを得ないが、開いている食堂もかなり限定されるようだ。
「明日から年末年始の休暇みたいだけど、どうする?」
「特に親しいという人がいるわけでもないしね。サクラやアーマトやオカニウムとかだったら親しい人もいたんだけど、お店も開いていないだろうし、どうしようか?」
「いつものように狩りに行くとか魔法の訓練とか勉強かなあ?」
「え~~~、それじゃいつもと一緒じゃない。なにか違うことがした~~~い!!」
「そんなこと言っても、どこに行ってもお店は開いていないみたいだし、簡単に行ける場所で楽しめるようなところはないぞ。野外は魔獣がいるから地球のようにスキーとか山登りとかのレジャーはないし、遊園地のようなものも基本的に子供向けくらいしかないうえ、そもそも年末年始は開いていないからな。」
「う~~~~!」
なんか最近は前みたいな遠慮がなくなってきている。まあそれだけ打ち解けてきたせいなんだろうけど、わがままが多くなってきたような気もする。
「・・・それじゃあ、今実験していることを試してみるからそれで納得してくれ。」
まだ実験段階でかなり魔獣石を使うことになるが、まあ正月くらいはいいか。
「なになに?どんなこと?」
「今それを言ったら楽しみが無くなるから明後日まで秘密!」
「う~~~~~~!」
「うなられても、教えてあげないよ。」
翌朝、朝食をとった後で町に出てみると、どの店もかなり賑わっていた。大売り出しとして一部商品は値引きされているみたいだ。特に買いたいものはないんだけど、せっかくなのでいろいろなお店をのぞいていく。
高いものではないけどそれなりにお金がなくなっていくのは仕方がないところか。まあ服なんてそんなに買ってもいないしね。収納バッグがないと買うのは躊躇するけど、最近はあまり気にしなくなってる。
この後教会に行って祈りを捧げてみる。
「アミナ様、もとの世界に戻れるのはいつになるのか分かったでしょうか?」
祈りを捧げてみるが、予想通り返事はない。まあそうそう回線はつながらないと言っていたしね。ジェンにも聞いてみるが、特に返事はなかったようだ。
今日は教会に行く人も多いし、いろいろと活動しているから忙しいのかもね。まあわざわざ神様が願い事などをすべて聞いているとは思えないけど。
お昼は屋台でいろいろと買い食いしながらぶらぶらとしていく。他にも大道芸のようなものを見たり、買い物をしたりと楽しんだ。
夕食のあと、宿に戻ってから久しぶりにお互いのスキルについて再確認を行った。
武術系は結構頑張ったんだが、やっぱり3からなかなか上がらない。実感としては間違いなく上達はしているんだが、3と4の差が大きいと言うことだろう。これは魔法にもいえることだからね。
とりあえず槌や杖については2まで上がっているのでいい方かな?2ということはそこそこ使えるレベルになったということだし。しかし今後も地道に訓練していかないといけないだろうね。
威圧、突撃、回避については順調に上がっている。特に意識はしていないんだが、突撃は攻撃の時に、回避はよけるときに補助がかかるという感じだ。
威圧は人に対しても有効らしいが、さすがに使ってはいない。魔獣に対しては使うこともあるんだが、上階位の下位までには効果がでても、それ以上だと効果が出ない。うまくいくと魔獣が逃げたり動けなくなったりする。逃げられると困るので使いどころが難しい。
威圧は相手が持っている場合の抵抗にもなるのである程度は上げていかないと危ない。高位の魔獣はかなりの確率で持っているらしい。
魔法に関しては雷、氷、光、闇の4つについてはレベル2まで上がったんだが、他のは3のままだ。やはり4になるのはかなりの熟練者なのだろう。
4大魔法については威力も上がってきていて、攻撃範囲も上がってきている感じ。あとは魔素の取り扱いレベルを上げていくしかないだろう。
氷魔法は大分慣れてきて大きさ5cmくらいまで出せるようになった。氷矢だとそれなりの威力になる。冷気での攻撃では対象を凍らせるまでは無理だが、しもやけになるくらいにはなった。正直ものを冷やすのに使っている感じ。夏にアイスとか作るのには良さそうだ。
雷魔法は接触した状態だとスタンガンのように相手をしびれさせることができるので有効なんだが、離れたところになると途端に威力が落ちてしまう。魔力を貯めるとかなりの威力だ。ある程度離れたところからの威力が出せるとさらにいいんだけどね。
光魔法はライト代わりとしてはかなり有効で、浮かべて照明代わりにできる。浄化魔法にも一部応用しているようで浄化魔法の性能が上がったように思える。殺菌とかの効果があるのだろう。
また、フラッシュのような目潰しという使い方はできるようになっている。あと光を収束させて攻撃しようとしているが、もう少し収束させていかなければ攻撃力がない。どうもイメージがうまくいかない。
闇魔法は暗闇を作って視界を奪うような感じなんだが、まだ暗いなと言うレベルでしかない。それと夜目が効くようになることに気がついた。闇魔法なのかどうかはわからないけど、特に目に集中するとかなり暗いところでも見ることができる。これは場所によってかなり有効だと思う。
攻撃については本を読んでもよくイメージできなくて困っている。影の攻撃とか言われてもイメージできないよ。とりあえずブラックホールみたいな感じで小さな玉を作ると当たったところが消失する感じにはなった。
治癒と回復についてはやはり3からは上がらないらしく、自分もやっと回復が3に上がってジェンに追いついたところだ。おかげで治癒士のクラスをもらうことができた。
できるだけ治療を経験して行くしかないよなあ・・・。定期的に孤児院とかには行っているんだけど、そんなに大けがした人とかがそうそういるわけではないからね。
肉体強化系については変化なかったが、毒耐性と麻痺耐性が2に上がっていた。やはりそれぞれ結構受けていたからねえ。
学術については神学が4に上がったんだが、医学はなかなか上がらない。これはジェンも同じだったんだが、ジェンは日本語のレベルが4に上がったせいか言語のレベルが5に上がっていた。4以上の言語の個数でレベルが決まるのかもしれない。
その他こっちの言葉や古代文字の勉強も始めている。ライハンドリア公用語はあるんだが、みんなが使える言葉ではないし、また一般的な単語しかないので語彙が少ないのが問題なのである。一緒に始めたんだが、やっぱりジェンの上達が早いのはもともとの能力差か?
あとジェンの鑑定レベルが4に上がって遠距離でも鑑定できるようになっていたんだが、あとでよく確認してみると、スキルレベルは見ることができなかったようだ。レベル-2が触れなくて見えるというところか?レベルが5になったら見えるようになるのかねえ?
索敵レベルはジェンも3にあがり、隠密もレベル2になった。これで隠密を持った魔獣を発見しやすくなるし、逆に発見されにくくなるはずだ。
技術系は学識や技能もそれぞれ上がっている。ジェンの商人スキルは3まで上がっていた。元々資質があったせいだろう。
知識だけはだいぶ上がってきているのであとは実際の経験がいるのだろう。まあこの辺りはボチボチやっていくしかない。
~ジュンイチとジェニファーのステータス~
名前:ジュンイチ(大岡純一郎)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年10月30日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(上階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:戦士(武術力向上-1)、魔法使い(魔力向上-2)、治癒士(治癒力向上-1)、学者(思考力向上-2)、神の祝福(物理耐性上昇-2、魔法耐性上昇-2)
スキル:
体術-3、片手剣-3、両手剣-2、短剣-2、槌-2、盾-3、刀剣-1
威圧-2、突撃-2、回避-2
一般魔法-3、火魔法-3、風魔法-3、水魔法-3、土魔法-3、氷魔法-2、雷魔法-2、光魔法-2、闇魔法-2
治癒魔法-3、回復魔法-3
肉体硬化-1、筋力強化-1、持久力強化-1、俊敏強化-1、魔力強化-1、治癒力強化-1
毒耐性-2、麻痺耐性-2、睡眠耐性-2
演奏-1、歌唱-1、絵画-2、彫刻-1、工作-2、料理-2、裁縫-1
日本語-5、英語-4、ヤーマン語-5、ライハンドリア公用語-5、ハクセン語-2、モクニク語-1、サビオニア語-1、古代ライハン語-1、古代ホクサイ語-2
思考強化-2、鑑定-3
索敵-3、罠探知-2、罠解除-2、隠密-2
錬金-2、付与-2、商人-1
採掘-2、採取-2、解体-3、解体魔法-3
知識スキル:
戦学-3、武学-3、防学-3
魔法学-4、魔素吸収-3、魔素放出-3、魔素操作-3
算学-4、自然科学-4、社会科学-4、生物学-4、植物学-4、地学-4-、神学-4、医学-3、天文学-4、言語学-4
罠学-3、鍛冶学-2、調合学-2、錬金学-3、付与学-3
ガイド本-3
秘匿スキル:
アミナの祝福(知識吸収上昇)
タミスの祝福(技術吸収上昇)
名前:ジェニファー(ジェニファー・クーコ)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年12月15日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(上階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:戦士(武術力向上-1)、魔法使い(魔力向上-2)、治癒士(治癒力向上-1)、学者(思考力向上-2)、技術者(技術力向上-1)、神の祝福(物理耐性上昇-2、魔法耐性上昇-2)
スキル:
体術-3、片手剣-2、短剣-3、杖-2、弓-2、盾-3
威圧-1、突撃-2、回避-2
一般魔法-3、火魔法-3、風魔法-3、水魔法-3、土魔法-3、氷魔法-2、雷魔法-2、光魔法-2、闇魔法-2
治癒魔法-3、回復魔法-3
肉体硬化-1、筋力強化-1、持久力強化-1、俊敏強化-1、魔力強化-1、治癒力強化-1
毒耐性-2、麻痺耐性-2、睡眠耐性-2
演奏-3、歌唱-2、絵画-3、彫刻-1、舞踊-3、料理-2、裁縫-2
英語-5、スペイン語-4、ドイツ語-3、フランス語-3、中国語-2、日本語-4、ヤーマン語-5、ライハンドリア公用語-5、ハクセン語-3、モクニク語-2、サビオニア語-1、古代ライハン語-1、古代ホクサイ語-2
思考強化-2、鑑定-4
索敵-3、隠密-2
調合-2、錬金-2、付与-2、商人-3
採掘-1、採取-2、解体-3、解体魔法-3
知識スキル:
戦学-3、武学-3、防学-3
魔法学-4、魔素吸収-3、魔素放出-3、魔素操作-3
算学-4、自然科学-4、社会科学-4、生物学-4、植物学-4、地学-4、神学-4、医学-3、天文学-4、言語学-5
罠学-2、鍛冶学-2、調合学-3、錬金学-2、付与学-3
ガイド本-3
秘匿スキル:
アミナの祝福(知識吸収上昇)
タミスの祝福(技術吸収上昇)
魔道具は今日までで300個納めたので105万ドールの収入である。一気に所持金が2倍となったが、これでも良レベルの防具を揃えるには全然足りないレベルなんだよね。付与魔法が複数ついたものとか洒落にならないくらい高いし。自分でできるようになればいいんだけどねえ。
今年最後の鍛錬も終わり、夕食を終えて宿に戻ってきた。明日12/30で12月が終わり、明後日から新年となる。年末年始の休みというのは一応あるが、12/30、1/1、1/2の3日間だけのようだ。12/31がある場合は4日間の休みとなる。
1年で連休というのが確定しているのはこの年末年始だけらしく、特に年明けの2日間は多くの店も休むらしい。
もともとみんなが同じ時期に長期で休むという風習はあまりなく、長期の休暇は個別に取るというスタンスが普通のようだ。仕事についても年休という休みをとるシステムはあるみたいで、務めているところによるが、年間に10~30日間とることができるみたい。
年末は12/30か12/31に教会に行って1年間無事に過ごせたことに感謝する人が多いようだ。また屋台などのお店も出るのでかなり賑やかになるらしい。最近は教会にも行っていないので久しぶりに顔を出してみるかな?
そして新年は自分の家や知り合いのところでゆっくりするらしい。そもそもお店が開いていないので出歩いても何もできない。宿は営業せざるを得ないが、開いている食堂もかなり限定されるようだ。
「明日から年末年始の休暇みたいだけど、どうする?」
「特に親しいという人がいるわけでもないしね。サクラやアーマトやオカニウムとかだったら親しい人もいたんだけど、お店も開いていないだろうし、どうしようか?」
「いつものように狩りに行くとか魔法の訓練とか勉強かなあ?」
「え~~~、それじゃいつもと一緒じゃない。なにか違うことがした~~~い!!」
「そんなこと言っても、どこに行ってもお店は開いていないみたいだし、簡単に行ける場所で楽しめるようなところはないぞ。野外は魔獣がいるから地球のようにスキーとか山登りとかのレジャーはないし、遊園地のようなものも基本的に子供向けくらいしかないうえ、そもそも年末年始は開いていないからな。」
「う~~~~!」
なんか最近は前みたいな遠慮がなくなってきている。まあそれだけ打ち解けてきたせいなんだろうけど、わがままが多くなってきたような気もする。
「・・・それじゃあ、今実験していることを試してみるからそれで納得してくれ。」
まだ実験段階でかなり魔獣石を使うことになるが、まあ正月くらいはいいか。
「なになに?どんなこと?」
「今それを言ったら楽しみが無くなるから明後日まで秘密!」
「う~~~~~~!」
「うなられても、教えてあげないよ。」
翌朝、朝食をとった後で町に出てみると、どの店もかなり賑わっていた。大売り出しとして一部商品は値引きされているみたいだ。特に買いたいものはないんだけど、せっかくなのでいろいろなお店をのぞいていく。
高いものではないけどそれなりにお金がなくなっていくのは仕方がないところか。まあ服なんてそんなに買ってもいないしね。収納バッグがないと買うのは躊躇するけど、最近はあまり気にしなくなってる。
この後教会に行って祈りを捧げてみる。
「アミナ様、もとの世界に戻れるのはいつになるのか分かったでしょうか?」
祈りを捧げてみるが、予想通り返事はない。まあそうそう回線はつながらないと言っていたしね。ジェンにも聞いてみるが、特に返事はなかったようだ。
今日は教会に行く人も多いし、いろいろと活動しているから忙しいのかもね。まあわざわざ神様が願い事などをすべて聞いているとは思えないけど。
お昼は屋台でいろいろと買い食いしながらぶらぶらとしていく。他にも大道芸のようなものを見たり、買い物をしたりと楽しんだ。
夕食のあと、宿に戻ってから久しぶりにお互いのスキルについて再確認を行った。
武術系は結構頑張ったんだが、やっぱり3からなかなか上がらない。実感としては間違いなく上達はしているんだが、3と4の差が大きいと言うことだろう。これは魔法にもいえることだからね。
とりあえず槌や杖については2まで上がっているのでいい方かな?2ということはそこそこ使えるレベルになったということだし。しかし今後も地道に訓練していかないといけないだろうね。
威圧、突撃、回避については順調に上がっている。特に意識はしていないんだが、突撃は攻撃の時に、回避はよけるときに補助がかかるという感じだ。
威圧は人に対しても有効らしいが、さすがに使ってはいない。魔獣に対しては使うこともあるんだが、上階位の下位までには効果がでても、それ以上だと効果が出ない。うまくいくと魔獣が逃げたり動けなくなったりする。逃げられると困るので使いどころが難しい。
威圧は相手が持っている場合の抵抗にもなるのである程度は上げていかないと危ない。高位の魔獣はかなりの確率で持っているらしい。
魔法に関しては雷、氷、光、闇の4つについてはレベル2まで上がったんだが、他のは3のままだ。やはり4になるのはかなりの熟練者なのだろう。
4大魔法については威力も上がってきていて、攻撃範囲も上がってきている感じ。あとは魔素の取り扱いレベルを上げていくしかないだろう。
氷魔法は大分慣れてきて大きさ5cmくらいまで出せるようになった。氷矢だとそれなりの威力になる。冷気での攻撃では対象を凍らせるまでは無理だが、しもやけになるくらいにはなった。正直ものを冷やすのに使っている感じ。夏にアイスとか作るのには良さそうだ。
雷魔法は接触した状態だとスタンガンのように相手をしびれさせることができるので有効なんだが、離れたところになると途端に威力が落ちてしまう。魔力を貯めるとかなりの威力だ。ある程度離れたところからの威力が出せるとさらにいいんだけどね。
光魔法はライト代わりとしてはかなり有効で、浮かべて照明代わりにできる。浄化魔法にも一部応用しているようで浄化魔法の性能が上がったように思える。殺菌とかの効果があるのだろう。
また、フラッシュのような目潰しという使い方はできるようになっている。あと光を収束させて攻撃しようとしているが、もう少し収束させていかなければ攻撃力がない。どうもイメージがうまくいかない。
闇魔法は暗闇を作って視界を奪うような感じなんだが、まだ暗いなと言うレベルでしかない。それと夜目が効くようになることに気がついた。闇魔法なのかどうかはわからないけど、特に目に集中するとかなり暗いところでも見ることができる。これは場所によってかなり有効だと思う。
攻撃については本を読んでもよくイメージできなくて困っている。影の攻撃とか言われてもイメージできないよ。とりあえずブラックホールみたいな感じで小さな玉を作ると当たったところが消失する感じにはなった。
治癒と回復についてはやはり3からは上がらないらしく、自分もやっと回復が3に上がってジェンに追いついたところだ。おかげで治癒士のクラスをもらうことができた。
できるだけ治療を経験して行くしかないよなあ・・・。定期的に孤児院とかには行っているんだけど、そんなに大けがした人とかがそうそういるわけではないからね。
肉体強化系については変化なかったが、毒耐性と麻痺耐性が2に上がっていた。やはりそれぞれ結構受けていたからねえ。
学術については神学が4に上がったんだが、医学はなかなか上がらない。これはジェンも同じだったんだが、ジェンは日本語のレベルが4に上がったせいか言語のレベルが5に上がっていた。4以上の言語の個数でレベルが決まるのかもしれない。
その他こっちの言葉や古代文字の勉強も始めている。ライハンドリア公用語はあるんだが、みんなが使える言葉ではないし、また一般的な単語しかないので語彙が少ないのが問題なのである。一緒に始めたんだが、やっぱりジェンの上達が早いのはもともとの能力差か?
あとジェンの鑑定レベルが4に上がって遠距離でも鑑定できるようになっていたんだが、あとでよく確認してみると、スキルレベルは見ることができなかったようだ。レベル-2が触れなくて見えるというところか?レベルが5になったら見えるようになるのかねえ?
索敵レベルはジェンも3にあがり、隠密もレベル2になった。これで隠密を持った魔獣を発見しやすくなるし、逆に発見されにくくなるはずだ。
技術系は学識や技能もそれぞれ上がっている。ジェンの商人スキルは3まで上がっていた。元々資質があったせいだろう。
知識だけはだいぶ上がってきているのであとは実際の経験がいるのだろう。まあこの辺りはボチボチやっていくしかない。
~ジュンイチとジェニファーのステータス~
名前:ジュンイチ(大岡純一郎)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年10月30日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(上階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:戦士(武術力向上-1)、魔法使い(魔力向上-2)、治癒士(治癒力向上-1)、学者(思考力向上-2)、神の祝福(物理耐性上昇-2、魔法耐性上昇-2)
スキル:
体術-3、片手剣-3、両手剣-2、短剣-2、槌-2、盾-3、刀剣-1
威圧-2、突撃-2、回避-2
一般魔法-3、火魔法-3、風魔法-3、水魔法-3、土魔法-3、氷魔法-2、雷魔法-2、光魔法-2、闇魔法-2
治癒魔法-3、回復魔法-3
肉体硬化-1、筋力強化-1、持久力強化-1、俊敏強化-1、魔力強化-1、治癒力強化-1
毒耐性-2、麻痺耐性-2、睡眠耐性-2
演奏-1、歌唱-1、絵画-2、彫刻-1、工作-2、料理-2、裁縫-1
日本語-5、英語-4、ヤーマン語-5、ライハンドリア公用語-5、ハクセン語-2、モクニク語-1、サビオニア語-1、古代ライハン語-1、古代ホクサイ語-2
思考強化-2、鑑定-3
索敵-3、罠探知-2、罠解除-2、隠密-2
錬金-2、付与-2、商人-1
採掘-2、採取-2、解体-3、解体魔法-3
知識スキル:
戦学-3、武学-3、防学-3
魔法学-4、魔素吸収-3、魔素放出-3、魔素操作-3
算学-4、自然科学-4、社会科学-4、生物学-4、植物学-4、地学-4-、神学-4、医学-3、天文学-4、言語学-4
罠学-3、鍛冶学-2、調合学-2、錬金学-3、付与学-3
ガイド本-3
秘匿スキル:
アミナの祝福(知識吸収上昇)
タミスの祝福(技術吸収上昇)
名前:ジェニファー(ジェニファー・クーコ)
種族:猿人(異世界人)
生年月日:998年12月15日
年齢:17歳
国籍:ヤーマン国
職業:冒険者(上階位・アース)
賞罰:なし
資格:なし
クラス:戦士(武術力向上-1)、魔法使い(魔力向上-2)、治癒士(治癒力向上-1)、学者(思考力向上-2)、技術者(技術力向上-1)、神の祝福(物理耐性上昇-2、魔法耐性上昇-2)
スキル:
体術-3、片手剣-2、短剣-3、杖-2、弓-2、盾-3
威圧-1、突撃-2、回避-2
一般魔法-3、火魔法-3、風魔法-3、水魔法-3、土魔法-3、氷魔法-2、雷魔法-2、光魔法-2、闇魔法-2
治癒魔法-3、回復魔法-3
肉体硬化-1、筋力強化-1、持久力強化-1、俊敏強化-1、魔力強化-1、治癒力強化-1
毒耐性-2、麻痺耐性-2、睡眠耐性-2
演奏-3、歌唱-2、絵画-3、彫刻-1、舞踊-3、料理-2、裁縫-2
英語-5、スペイン語-4、ドイツ語-3、フランス語-3、中国語-2、日本語-4、ヤーマン語-5、ライハンドリア公用語-5、ハクセン語-3、モクニク語-2、サビオニア語-1、古代ライハン語-1、古代ホクサイ語-2
思考強化-2、鑑定-4
索敵-3、隠密-2
調合-2、錬金-2、付与-2、商人-3
採掘-1、採取-2、解体-3、解体魔法-3
知識スキル:
戦学-3、武学-3、防学-3
魔法学-4、魔素吸収-3、魔素放出-3、魔素操作-3
算学-4、自然科学-4、社会科学-4、生物学-4、植物学-4、地学-4、神学-4、医学-3、天文学-4、言語学-5
罠学-2、鍛冶学-2、調合学-3、錬金学-2、付与学-3
ガイド本-3
秘匿スキル:
アミナの祝福(知識吸収上昇)
タミスの祝福(技術吸収上昇)
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レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
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