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第一部 異世界ものの定番の人たち
75. 異世界359日目 素材確保の特別依頼
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魔獣狩りを開始して数日たったところで役場から連絡が入ったので翌朝役場に行ってみる。役場の方から連絡というのはなかなかないんだが、なんだろう?朝一で並んでいるのはみんな良階位以上のパーティーばかりだ。
「おはようございます。アースのジュンイチです。こちらから連絡が入ったのですが、ご用件は何でしょうか?」
「おはようございます。魔獣の素材集めの特別依頼が出ていますので、受けるかどうかの確認になります。」
「特別依頼?自分たちは上階位ですよ?」
「ええ、わかっています。緊急性の高いものではありませんし、他のパーティーにも同じ依頼をしているので問題ありません。最近の実績を見てあなた達にも依頼をすることになりました。」
どうやら金属蜥蜴30匹を3日以内に納めてほしいという依頼があったらしい。解体はせずに1匹まるごとほしいようだが、程度はそれなりに良くないと買い取り対象外となるみたい。買い取り額は通常素材で売る値段の倍くらいになっている。そもそもまるごと持って帰るのが大変なのでこの価格は適正らしい。
「魔獣の程度ってどのくらいあればいいでしょうか?」
「見てみないことには分かりませんが、今納めていただいている素材の程度もいいので、おそらく大丈夫だと思いますよ。あと、引き取りの数の上限が30体となっていますので、早い者勝ちになります。ただもし規定数を超えたとしても通常の素材としては引き取れます。」
「わかりました。頑張ってみます。」
さっそく狩りに向かうと同じ依頼をうけたパーティーらしき人たちも見かける。邪魔にならないように自分たちも狩りをしていく。
さすがにここ最近同じ狩りをしていたので、かなり効率はいい。今回は蜥蜴だけをターゲットに索敵をして討伐していく。かなりの移動距離となったが、10体狩ったところで時間切れ。他には4パーティーくらいが依頼を受けているっぽい。
町に戻ってから狩ってきた金属蜥蜴を納入すると、まだ規定数には達していなかった。それ以前に10体も収納バッグに入れて持って帰ってこれたことに驚いているようだ。持ち物についての詮索は御法度なので何も言ってこなかったが、なんでそんな収納バッグを持っているんだと聞きたいところなんだろう。
普通は車や荷台に載せて1~2体、収納バッグでも2~3体くらいみたいだ。それを繰り返すんだが、1日2往復くらいしかできないらしい。通常は5パーティーに依頼することが多いため、3日間ほどかかるらしい。
金属蜥蜴の状態について確認すると、問題ないどころか程度は最上クラスになるようだ。まあ傷と言っても頭の下の部分からの刺し傷くらいだからね。
通常は体の部分に結構傷が入っているものが多いようだ。ある程度ダメージを与えたところでとどめを刺すらしい。雷魔法を使える人も少ないし、使えても麻痺させるまでの威力はないようだ。電気のイメージの問題かなあ?
翌日も狩りをして5体倒したところで早々に町に戻って納品する。ちょうど30体となったところだった。よかった、早めに切り上げて正解だった。結局15体を納入してかなりの収入となった。実績ポイントも結構稼げたと思う。期間限定の素材集めは結構ポイントが高かったはずだ。
役場で手続きをしていると、「もう規定数になったのか?いつもだったら3日目に達成するくらいだろう?」という声が聞こえてきた。ごめんねえ・・・自分たちで15匹納めたからねえ。
「危なかったなあ。ギリギリだったよ。」
「本当ね。最後まで狩していたら多分ダメだったわね。」
「実績ポイントは通常狩りをするのに比較して数倍になるのでかなりおいしい依頼だったなあ。
まだまだ技量的には昇格には厳しいけど、ポイントはあげられる時に上げておきたいしね。」
「その通りね。技量が足りないならある程度は試験を遅らせることはできるけど、技量があってもポイントが足りなければ上がれないからね。」
まだ時間があるのでもう一度狩り場に戻って狩りをして戻る。
翌日に狩りに行くと、依頼が終わって意気消沈したのか他の冒険者がいなかったので一気に乱獲だ。蜥蜴を20匹、蠍を5匹とかなりの数倒すことができた。おかげで一日の稼ぎがかなりおいしかった。
ちなみに肉については持って帰る人も少ないのであまり手に入らないようなので収納バッグに保存済みだ。食料関係の保存分はジェンのバッグの方に入れている。
このあとも数日狩りをしてからオーマトに戻ることにした。ここで狩りをすると金銭的にも美味しいのは間違い無いんだが、この狩りばかりだと上達がないからね。
これで良階位の魔獣が狩れると勘違いしないようにしないといけない。今回のは特別だしね。
バスで戻ることも考えたんだが、行きの行程を考えて帰りはバスではなく走って帰ることにした。自分達の移動速度を考えると走った方が早いのである。
宿を朝早くに出発してから走って行くが、索敵を展開しながらなので魔獣を避けながら結構な速度で行くことができる。途中出てきた魔獣はついでに狩って行くので小遣い稼ぎにもなるしね。このためその日の夕方ギリギリにはオーマトの町に到着することができた。
「おはようございます。アースのジュンイチです。こちらから連絡が入ったのですが、ご用件は何でしょうか?」
「おはようございます。魔獣の素材集めの特別依頼が出ていますので、受けるかどうかの確認になります。」
「特別依頼?自分たちは上階位ですよ?」
「ええ、わかっています。緊急性の高いものではありませんし、他のパーティーにも同じ依頼をしているので問題ありません。最近の実績を見てあなた達にも依頼をすることになりました。」
どうやら金属蜥蜴30匹を3日以内に納めてほしいという依頼があったらしい。解体はせずに1匹まるごとほしいようだが、程度はそれなりに良くないと買い取り対象外となるみたい。買い取り額は通常素材で売る値段の倍くらいになっている。そもそもまるごと持って帰るのが大変なのでこの価格は適正らしい。
「魔獣の程度ってどのくらいあればいいでしょうか?」
「見てみないことには分かりませんが、今納めていただいている素材の程度もいいので、おそらく大丈夫だと思いますよ。あと、引き取りの数の上限が30体となっていますので、早い者勝ちになります。ただもし規定数を超えたとしても通常の素材としては引き取れます。」
「わかりました。頑張ってみます。」
さっそく狩りに向かうと同じ依頼をうけたパーティーらしき人たちも見かける。邪魔にならないように自分たちも狩りをしていく。
さすがにここ最近同じ狩りをしていたので、かなり効率はいい。今回は蜥蜴だけをターゲットに索敵をして討伐していく。かなりの移動距離となったが、10体狩ったところで時間切れ。他には4パーティーくらいが依頼を受けているっぽい。
町に戻ってから狩ってきた金属蜥蜴を納入すると、まだ規定数には達していなかった。それ以前に10体も収納バッグに入れて持って帰ってこれたことに驚いているようだ。持ち物についての詮索は御法度なので何も言ってこなかったが、なんでそんな収納バッグを持っているんだと聞きたいところなんだろう。
普通は車や荷台に載せて1~2体、収納バッグでも2~3体くらいみたいだ。それを繰り返すんだが、1日2往復くらいしかできないらしい。通常は5パーティーに依頼することが多いため、3日間ほどかかるらしい。
金属蜥蜴の状態について確認すると、問題ないどころか程度は最上クラスになるようだ。まあ傷と言っても頭の下の部分からの刺し傷くらいだからね。
通常は体の部分に結構傷が入っているものが多いようだ。ある程度ダメージを与えたところでとどめを刺すらしい。雷魔法を使える人も少ないし、使えても麻痺させるまでの威力はないようだ。電気のイメージの問題かなあ?
翌日も狩りをして5体倒したところで早々に町に戻って納品する。ちょうど30体となったところだった。よかった、早めに切り上げて正解だった。結局15体を納入してかなりの収入となった。実績ポイントも結構稼げたと思う。期間限定の素材集めは結構ポイントが高かったはずだ。
役場で手続きをしていると、「もう規定数になったのか?いつもだったら3日目に達成するくらいだろう?」という声が聞こえてきた。ごめんねえ・・・自分たちで15匹納めたからねえ。
「危なかったなあ。ギリギリだったよ。」
「本当ね。最後まで狩していたら多分ダメだったわね。」
「実績ポイントは通常狩りをするのに比較して数倍になるのでかなりおいしい依頼だったなあ。
まだまだ技量的には昇格には厳しいけど、ポイントはあげられる時に上げておきたいしね。」
「その通りね。技量が足りないならある程度は試験を遅らせることはできるけど、技量があってもポイントが足りなければ上がれないからね。」
まだ時間があるのでもう一度狩り場に戻って狩りをして戻る。
翌日に狩りに行くと、依頼が終わって意気消沈したのか他の冒険者がいなかったので一気に乱獲だ。蜥蜴を20匹、蠍を5匹とかなりの数倒すことができた。おかげで一日の稼ぎがかなりおいしかった。
ちなみに肉については持って帰る人も少ないのであまり手に入らないようなので収納バッグに保存済みだ。食料関係の保存分はジェンのバッグの方に入れている。
このあとも数日狩りをしてからオーマトに戻ることにした。ここで狩りをすると金銭的にも美味しいのは間違い無いんだが、この狩りばかりだと上達がないからね。
これで良階位の魔獣が狩れると勘違いしないようにしないといけない。今回のは特別だしね。
バスで戻ることも考えたんだが、行きの行程を考えて帰りはバスではなく走って帰ることにした。自分達の移動速度を考えると走った方が早いのである。
宿を朝早くに出発してから走って行くが、索敵を展開しながらなので魔獣を避けながら結構な速度で行くことができる。途中出てきた魔獣はついでに狩って行くので小遣い稼ぎにもなるしね。このためその日の夕方ギリギリにはオーマトの町に到着することができた。
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