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第一部 異世界での懐かしい人々
136. 異世界659日目 龍の祭り
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王都のヒョウマにやってきたが、町の大きさは思ったよりも小さかった。アーマトと同じくらいかな?せっかくなので寄っていくがここでも貴族の門から入ったのですんなりと中に入ることができた。
鍛冶屋を覗いてみると、武器の方はそこそこ充実しているがハクセンと比べると見劣りしてしまう。まあこれはしょうがないだろう。もしかして刀とかが置いているかなと思ったんだが、残念ながらそのような武器はなかった。ただスキルにあるからこの世界にもあると思うんだけど、よほど貴重なのか、もう技術が失われてしまったのか・・・。
他のお店もちょっと今までと売っているものは違っているが、途中の町でも見てきたものなのであまり目新しさはない。
カサス商会に行って少し話をすると魔道具の注文が入っていたので魔符核を200個納品する。お金が厳しかったのでちょうどよかったよ。また新しいアイデアがあれば言ってくださいと言われたが隠密関係の魔道具はちょっとまずそうだしねえ。いくつか店のレイアウトなど助言をしてからお店を後にする。
このまますぐに出発しようかと思ったんだが、2日後の11月25日から祭りがあると書かれたチラシを見つける。どうやら龍に関係のある祭りらしいので、せっかくだから見ていくことにしよう。
案内を見てみると今までとは雰囲気の違う祭りみたいだし、最近なかなかタイミングが合わなくてこういう祭りには参加できなかったからね。
宿はトランという宿の1200ドールのツインの部屋にした。朝食はついているようだ。貴族でも一応平民用に泊まるのは問題ないが、それなりの対応になることは理解している上である。
ただ、やはりお金をある程度落とす目的と、威厳を保つ為ということもあり、それなりのところに泊まるのが普通らしいので平民用の宿に泊まる貴族はほとんどいないようだ。まあ自分はあくまで貴族相当だからね。気にしていられない。
夕方まで町を散策してから夕食は適当に入ったお店で食べることにしたが残念ながら外れだった。というか、辛すぎて食べられなかったという・・・。うーん、まあこういうときもあるな。
翌日は特に見るものも無かったので郊外に出てから鍛冶の練習をしたり魔法の鍛錬をしたりして過ごす。最近やることが増えすぎてなかなか時間がとれないんだよね。
「パン、パン、パン、ドーン!!」
朝から何かの破裂音で目を覚ます。ジェンも驚いて飛び起きていた。戦いでも始まったのかと思って索敵を展開するが、昨夜宿の人からの言葉を思い出す。
「明日の朝はうるさくなると思いますが、気にしないでくださいね。」
祭りの合図なのかな?時間を見るとまだ0時だった。
「祭りが始まったのかしら?」
「そうかもね。」
窓から外を見ると花火のようなものが打ち上げられていた。こっちにも花火とかあるのかな?それとも魔法なのかな?
早速服を着替えてから食堂に行くとすでにかなりの人が食事を取っていた。開いた席を見つけて食事を取り、準備をしてから町に出る。
町には露店が色々と出ており、いろいろな食べ物や雑貨が売られていた。普通の店舗も祭りに併せていろいろと売り出しているようだ。のみの市のようなところもあったのでせっかくなので覗いていくが、装備関係はなく、日用雑貨などが中心だったので掘り出し物は期待できそうにない。
適当に食べ物を買ったりして見て回るが、メインのイベントは町の広場で行われるようだ。すでにかなりの人でごった返していて見える場所がないのでこっそりと建物の屋上に上がって上から見ることにした。どうやって登ったのかわからないが、同じように屋上にいる人達も結構いたので大丈夫だろう。
適当につまみになりそうなものを食べながら催し物を見てみる。やっていたのは龍を模したものを棒で操って生きているように見せるものだ。前に長崎で見た祭りみたいな感じなのかな?元は中国だったと思うけどね。
本物と同じかわからないけど、ここで披露されている龍の体は結構長いんだが、うろこではなく毛に覆われた感じで、顔はは虫類と言うよりは狼といった感じだった。
「龍というイメージだったんだけど、ちょっと違ったね?」
まああくまで自分が記述を読んで日本で言う龍のイメージだったから龍と言っているだけなので違っていて当然だろう。
「そうね。でもドラゴンでもないし、まだ龍といった方がニュアンスは近いかもしれないわ。英語だったら“Cryptid”って未確認生物ってなるけどね。」
「記述では体の長さは数十キヤルドと書かれていたから結構大きいと思うんだよね。でも顔つきは狼だよね?実物を見てみないとなんともいえないね。」
「そうね。体も長いみたいだから移動は飛ぶことが前提だと思うわ。」
かなり連携をとれないとうまくできないみたいで、この操る腕を競う祭りのようだ。いくつかの演技を見てから地上に戻り、祭りの通りを散策する。
他にもいろいろと大道芸のような人達が演技しており、それを見てまわる。夕方に龍の演技の最終結果が出たみたいで、優勝したチームがもう一度演技を披露していたが、確かに動きがかなり自然ですごかった。
夕食も屋台で適当に買い食いして、かなり遅くなってから宿に戻る。軽くお酒も飲んだのでちょっとテンションが高い。
翌日は山車などもでてパレードが行われていた。山車はどちらかというとねぶた祭みたいな感じだな。かなりの大きさで迫力がある。今日もいろいろ買い食いしながら町の中を散策。
結局二日間祭りを堪能して久しぶりに遊び疲れたという感じだった。たまにはこういう感じで楽しむのもいいね。
鍛冶屋を覗いてみると、武器の方はそこそこ充実しているがハクセンと比べると見劣りしてしまう。まあこれはしょうがないだろう。もしかして刀とかが置いているかなと思ったんだが、残念ながらそのような武器はなかった。ただスキルにあるからこの世界にもあると思うんだけど、よほど貴重なのか、もう技術が失われてしまったのか・・・。
他のお店もちょっと今までと売っているものは違っているが、途中の町でも見てきたものなのであまり目新しさはない。
カサス商会に行って少し話をすると魔道具の注文が入っていたので魔符核を200個納品する。お金が厳しかったのでちょうどよかったよ。また新しいアイデアがあれば言ってくださいと言われたが隠密関係の魔道具はちょっとまずそうだしねえ。いくつか店のレイアウトなど助言をしてからお店を後にする。
このまますぐに出発しようかと思ったんだが、2日後の11月25日から祭りがあると書かれたチラシを見つける。どうやら龍に関係のある祭りらしいので、せっかくだから見ていくことにしよう。
案内を見てみると今までとは雰囲気の違う祭りみたいだし、最近なかなかタイミングが合わなくてこういう祭りには参加できなかったからね。
宿はトランという宿の1200ドールのツインの部屋にした。朝食はついているようだ。貴族でも一応平民用に泊まるのは問題ないが、それなりの対応になることは理解している上である。
ただ、やはりお金をある程度落とす目的と、威厳を保つ為ということもあり、それなりのところに泊まるのが普通らしいので平民用の宿に泊まる貴族はほとんどいないようだ。まあ自分はあくまで貴族相当だからね。気にしていられない。
夕方まで町を散策してから夕食は適当に入ったお店で食べることにしたが残念ながら外れだった。というか、辛すぎて食べられなかったという・・・。うーん、まあこういうときもあるな。
翌日は特に見るものも無かったので郊外に出てから鍛冶の練習をしたり魔法の鍛錬をしたりして過ごす。最近やることが増えすぎてなかなか時間がとれないんだよね。
「パン、パン、パン、ドーン!!」
朝から何かの破裂音で目を覚ます。ジェンも驚いて飛び起きていた。戦いでも始まったのかと思って索敵を展開するが、昨夜宿の人からの言葉を思い出す。
「明日の朝はうるさくなると思いますが、気にしないでくださいね。」
祭りの合図なのかな?時間を見るとまだ0時だった。
「祭りが始まったのかしら?」
「そうかもね。」
窓から外を見ると花火のようなものが打ち上げられていた。こっちにも花火とかあるのかな?それとも魔法なのかな?
早速服を着替えてから食堂に行くとすでにかなりの人が食事を取っていた。開いた席を見つけて食事を取り、準備をしてから町に出る。
町には露店が色々と出ており、いろいろな食べ物や雑貨が売られていた。普通の店舗も祭りに併せていろいろと売り出しているようだ。のみの市のようなところもあったのでせっかくなので覗いていくが、装備関係はなく、日用雑貨などが中心だったので掘り出し物は期待できそうにない。
適当に食べ物を買ったりして見て回るが、メインのイベントは町の広場で行われるようだ。すでにかなりの人でごった返していて見える場所がないのでこっそりと建物の屋上に上がって上から見ることにした。どうやって登ったのかわからないが、同じように屋上にいる人達も結構いたので大丈夫だろう。
適当につまみになりそうなものを食べながら催し物を見てみる。やっていたのは龍を模したものを棒で操って生きているように見せるものだ。前に長崎で見た祭りみたいな感じなのかな?元は中国だったと思うけどね。
本物と同じかわからないけど、ここで披露されている龍の体は結構長いんだが、うろこではなく毛に覆われた感じで、顔はは虫類と言うよりは狼といった感じだった。
「龍というイメージだったんだけど、ちょっと違ったね?」
まああくまで自分が記述を読んで日本で言う龍のイメージだったから龍と言っているだけなので違っていて当然だろう。
「そうね。でもドラゴンでもないし、まだ龍といった方がニュアンスは近いかもしれないわ。英語だったら“Cryptid”って未確認生物ってなるけどね。」
「記述では体の長さは数十キヤルドと書かれていたから結構大きいと思うんだよね。でも顔つきは狼だよね?実物を見てみないとなんともいえないね。」
「そうね。体も長いみたいだから移動は飛ぶことが前提だと思うわ。」
かなり連携をとれないとうまくできないみたいで、この操る腕を競う祭りのようだ。いくつかの演技を見てから地上に戻り、祭りの通りを散策する。
他にもいろいろと大道芸のような人達が演技しており、それを見てまわる。夕方に龍の演技の最終結果が出たみたいで、優勝したチームがもう一度演技を披露していたが、確かに動きがかなり自然ですごかった。
夕食も屋台で適当に買い食いして、かなり遅くなってから宿に戻る。軽くお酒も飲んだのでちょっとテンションが高い。
翌日は山車などもでてパレードが行われていた。山車はどちらかというとねぶた祭みたいな感じだな。かなりの大きさで迫力がある。今日もいろいろ買い食いしながら町の中を散策。
結局二日間祭りを堪能して久しぶりに遊び疲れたという感じだった。たまにはこういう感じで楽しむのもいいね。
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