【改訂版アップ】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~

ばいむ

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第一部 異世界王族からの依頼

補足-3. 798日までの情報

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神の祝福:異世界56日目、197日目、401日目
それぞれの神の分野で功績のあった人に与えられる神からの祝福。神に認められた人物という栄誉的な肩書きとなっている。防御力が上がると言われているが、持っている人が少ない上、検証方法も不明なため正確にはわかっていない。
戦闘や戦略の開発、新しいものの開発など、新しいものの開発をしたものに神から与えられると言われており、過去に複数の祝福を受けたと言われる人もいるが、正確にはわかっていない。

魔道具:異世界186日目
付与魔法で作成した魔符核を動力として稼働する道具。地球の電化製品に相当する。
付与魔法で頭脳部分となる効果内容を文字で刻み、補助の部分で増幅、伝達させることで機能を発揮する。頭脳部分に用いる文字は言語として認識され、付与する人間がある程度習得した文字しか使用できない。またその機能も付与する人間ができる範囲でしか効力を発揮できない。このため、たとえそっくりに魔符核を造ったとしても効力は発揮できない。
魔符核のサイズが大きくなればなるほど消費する魔獣石が多くなるためできるだけ小さく、できるだけ細かく刻むほど効率がよい魔道具となる。大きさは魔符核の外周が影響するため、円形が最も効率がよい。

収納バッグ:異世界197日目
古代文明で作成されたもので、見た目以上のものを収納できるバッグ。バッグにより収納できる容量、軽減させる重量が決まっており、容量が大きくなるほど売買金額は高くなる。
収納するものにより使用する容量が異なっており、軽いものは多く入り、重いものはあまり入らないという感じで、中に入れるとある程度圧縮した形で詰まっているイメージ。一般的に言う容量は水を入れたときに入る体積で現される。
登録した人物しか収納取り出しができず、バッグにくっつけた状態で入れたいものに魔力を込めると収納し、バッグに手を当てて魔力を当てると取り出せるものが頭に浮かぶため、取り出すことができる。
使用者の魔力を使って収納を維持しているみたいだが、魔力の供給がなくなると中身はすべて放出されるか、すべて消えてしまう。これは最初に登録したときの設定による。
バッグに入れている間は特に時間経過をしないが、収納したものは大体室温と同じ温度で出てくるため、収納時の温度のまま保管することはできない。

ライハンドリアの天体:異世界245日目
現在住んでいる天体は丸いことがわかっており、上下逆さまになっても魔力によって引っ張られているために落ちることはないと理解されている。海ですべてがつながっていることはわかっているが、海洋の大型魔獣のために遠距離の航路は実質運用されていない。
主要な町には位置を示す魔道具が設置されており、登録されたコンパスにより方向や距離を確認することができる。ただし受信できる範囲は決まっているため、すべての位置がわかるわけではない。
また太陽の周りを1年かけて回っていること、月が天体の周りを回っていることなどはわかっており、地動説が主流となっているが、天動説を信仰している人達もいる模様。

年末年始:異世界330日目
年末年始の休日は12/30、1/1、1/2の3日間だけで12/31がある場合は4日間の休みとなる。
年末は12/30か12/31に教会に行って1年間無事に過ごせたことに感謝する人が多い。また屋台などのお店も出るのでかなり賑やかになる。
新年は自分の家や知り合いのところでゆっくりする。お店もほとんどが休みのため出かけても何もできない。新年には魚や動物や魔獣などが丸ごと調理されたものをみんなで食べるという風習がある。

古代文明:異世界398日目
古代文明はかなり高度な文明であったということだが、大きな戦争でその当時の知識や技術がほとんど失われてしまったと言われている。現在の文明で残っている資料で遡れるのは2000年くらいなのでおそらく2000~4000年ほど前に滅びたとされている。
古代文明の遺跡は昔から冒険者達によって主に魔道具など使用できるものを手に入れることを目的に調査されてきた。埋もれてしまっていた遺跡については国が中心となって調査されたものも多かったが、国の調査でも遺物を探すことに注力されていただけで、遺跡自体の調査や保存についてはほとんどされていなかった。
最近になって古代文明についての調査を行う団体ができたが、遺跡の大半がすでに荒らされていることもあり、なかなか調査が進んでいない。古代文明で使用されていたと言われる言語は古代ライハン語。古代遺跡に書かれた文面から文字の解析が進められているが、明確な資料がないこともあり現時点でわかっているのは数字くらいとなっている。
遺跡で発見されるものは魔道具の他は金属材料として加工されることが多い。現在のところ稼働している古代遺跡は発見されていないこととなっているが、詳細は不明。

アルモニア国:異世界401日目
ホクサイ大陸の北東、ヤーマン国の北に位置する国。元々ヤーマン国の人間がその地域にいる人々をまとめ上げて興した国で、最初に国として認めるかどうかは色々と揉めたらしいが、最終的に武力では無く平和的に解決した。当時のヤーマン国王がこのことについてかかなり寛容で、国として認めることを推し進めたらしい。使用されている言語はアルモニア語と言われるが、実際はヤーマン語と同じ。
王政をとっているが、象徴的な王になってきているヤーマンよりも王政は強い。各領地も貴族によって統治されているが、各領地で絶対的な権限があるわけではなく、ひどい統治をしていると領主の罷免やその家の取り潰しもある模様。
魔法の技術に力を入れている国で、魔法に関する研究が行われており、最新魔法技術はここから発信されているといっても過言ではない。
ヤーマンよりも寒い地域であるが、品種改良も進んだおかげで農業も盛んで食料不足になると言うことはない。

温泉:異世界430日目、異世界546日目
温泉は各地にあり、ある程度保養地という扱いになっている。しかしながら効能についてはそこまで知られておらず、無料のお風呂という認識。

奴隷:異世界497日目
奴隷制度は国によって認められているところと認められていないところがあり、ホクサイ大陸ではヤーマン国以外のアルモニア、ハクセン、タイガでは認められている。世界的に奴隷制度を採用している国の方が多い。
ただし奴隷を購入したときの証明証があれば奴隷を認めていない国でも問題は無いようだが、やはり表立っての使用は極力控えられている。
奴隷には顔に契約紋が彫られており、契約を満了しなければそれを取り除くことはできないようになっている。ただ契約は命令には逆らえないというような絶対的な効果があるわけではない。ちなみに奴隷が人を殺した場合は正当防衛が認められた場合以外は即刻死刑となってしまう。
奴隷は一般奴隷と犯罪奴隷がいるが、犯罪奴隷の売買は行われておらず、国により重労働が課せられる。一般奴隷はほとんどが借金による奴隷となる。
奴隷に対する管理基準もあり、最低限の生活の保障、賃金の保障、合意のない性的行為の禁止などいろいろと決められているようだ。とはいえ、どこまで守られているかは不明というのが実情。ただ契約の更新は毎年しなければならないため、買い取りの状況などにおかしなところがあれば調査が入る。通常であればおおよそ10年ほどでじぶんを買い戻すことができる。

ハクセン国:異世界557日目
ホクサイ大陸の西側、ヤーマン国の西に位置する国。以前はヤーマン国と戦争を行ったことがあるが、間に大きな山脈があること、アルモニア国ができたことにより、ここ数百年は和平が保たれている。
国は王制を敷いており、各領地は代々貴族が治めている。あまりに横暴な政策を行っていると平民からでも国に嘆願することができるようになっているが、どこまで有効なのかは不明。実際に処罰された貴族はあるが、かなり稀である。使用言語はヤーマン語に近いが泊千語という異なった言語となる。
貴族特権が強く、お店も貴族専用、平民専用、指定なしと区別されている。
武術や装備に力を入れており、この国で作られる装備品はかなり質がよい。

貴族
この世界ではほとんどの国で国王の下に上位爵、中位爵、下位爵の3つの爵位があり、貴族扱いにはならないが、準位爵というものがその下にある形式となっている。ヤーマンではそのほかに王爵(上位爵)など国によって若干の違いはある。
爵位とは別に報奨により爵位相当が与えられることがあり、青玉章、黄玉章、緑玉章、紫玉章、赤玉章の種類がある。青が中位爵相当、黄と緑が下位爵相当、紫と赤は準位爵相当となる。ちなみにコーランは赤玉章をもらっている。
国が違っても貴族はその国と同列で扱われるため、今でも貴族の爵位の価値は高い。2国以上で爵位を持つこともあり、その場合は国によってワンランク上の爵位として扱われる場合もある。

タイガ国:異世界653日目
ホクサイ大陸の南西に位置する国で、ハクセンの南になる小さな国。ヤーマン国とか険しい山脈により分断されている。ハクセンとの国境も高い山脈によって分断されていたが、現在は道が造られている。
もともとが山脈に囲まれていた国だったため、他の国とは異なる文化が発展した。ハクセン国からの侵略を受けて一度は滅びかけたが、新龍のおかげで延命した。現在はハクセン国に貢ぎ物を出している。
国の北東の山脈には龍が住んでおり、神獣としてあがめられている。神獣に手を出したものはほとんどが殺されている。
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