戯れの贄となりて

深緋莉楓

文字の大きさ
4 / 14

しおりを挟む
 ふかふかの暖かな何かに包まれた寝ぼけ眼の子の口から
「かあちゃん?」
 とぽつりと漏れた。そして首を傾げた。
ーーかあちゃん、って何だろう?ーー
 朝日の差し込む部屋は広く、清潔で、良い匂いがした。
 子は鼻を鳴らして、まずは良い匂いの元を探した。目を閉じて無意識で畳に手をついて部屋の中を右往左往していると、襖がすっと開いた。
「何をしているんだい? おチビさんは」
「あ! おにぃちゃん! あのね、良い匂いがするの! だから探してるの!」
「良い匂い? うーん、俺にはいつもと変わらぬ匂いだけど……まあ、それはおいといて、おはよう。さ、食事にしよう」
 猿田彦は一瞬息を吸い込んでから、子を促した。
「……しょく、じ?」
「やっぱり解らない?」
「ん……解らない。たくさん解らないよ、おにぃちゃん……かあちゃんって何? このふかふかは何? おはようって、しょくじって何?」
 質問攻めの中のひとつの単語に猿田彦は興味を持った。だが敢えて言葉にはせず、当たり障りの無い答えを返す事にした。
「そのふかふかは、布団って言うんだよ。寝る時に使うんだ。さ、おチビさん、まずはふかふかをきちんと片づけようか」
「どうするの?」
「一緒にやろうか。おチビさんはそっちの真ん中を持って、転けない様に歩いてきてごらん」
 そう告げると猿田彦は布団の足元の端を掴むと、子に合わせて歩を進めてゆく。敷布団の上でよたよたと歩み来る子と真ん中で鉢合う。子は驚いた様に目を丸くした後、大層嬉しそうに笑った。
「わあ、ぴったんこだ!」
 子から布団の端を落とさない様に受け取ると、猿田彦は手早く半分に折り畳み足元におく。
「おチビさん、もう一回だよ。次は敷布団。さっきと同じ様にね」
「まんなかで、ゆっくり!」
 できるよ、と胸を張る子はとても大切な物を扱う様にそうっと布団の真ん中を掴み上げ、猿田彦を見つめた。猿田彦が頷くと一歩一歩進んでくる。猿田彦と合流する頃には、子は手を目一杯に伸ばして爪先立ちになってぷるぷると震えていた。猿田彦は笑いを噛み殺しながら子から布団を受け取ると、先程と同じ様に手早く畳み、敷布団の上に掛け布団を重ね、子の手を握った。
「さ、次はご飯だ。その前に御館様とご挨拶かな? 大丈夫、お優しい方だよ」
「おやかた、さま?」
「そうだなぁ、この場所で一番偉い人だよ」
「……ほんとにやぁしい? おにぃちゃんみたいに?」
「俺と同じかは解らないけれど、優しいよ」
 猿田彦の手を強く握る子から緊張と何故か恐怖が伝わってくる。それを今問いただしても、この子は上手く言葉にする事はできないだろうと判断して彼は手を繋いだまま無言で部屋を出た。
 覚えるんだよ、と言い聞かせて子に与えられた部屋からゆっくりと広い館の中を進む。今日も磨き上げられた廊下は美しく照り輝いている。朝早くから白藤や香染が忙しく働いてくれたのだろうと猿田彦はありがたさと同時に先程まで布団の中でぬくぬくとしていた申し訳なさを感じた。
 かと言って、早起きしたところで手伝いの一つさえさせてはもらえ無いのだが。
 掃除の手伝いでもしようかと雑巾を手に取れば、香染が慌てて飛んで来てぱっと手から奪ってしまう。口下手な香染は上手く聞き取れ無い小さな声で、俯きがちにもごもごと何かを告げ小走りに廊下の奥へと消えてしまうのだ。
「こあくない……」
 言い聞かせる様な子の声で猿田彦ははっと意識を戻した。
「うん、怖くない怖くない。此方はあの坂とは違うからね」
 遅くなると味噌汁が冷めた何だと白藤に朝から小言を言われるのは勘弁願いたいと猿田彦は思う。
 朝食の後は皆で卓を囲んだまま一服をする。その時、談笑の中で各々が本日の予定を確認し合い、二度手間が起こらぬ様に一日を決めている。その様子を幽世之神は口出しもせず、穏やかに眺めているのが此方での日常だが……今日は少しばかり調子が狂いそうだと、子の手を引きながら猿田彦は特段何も無い天井に視線を投げた。 
「わ、わぁ……!」
 卓の上に並びに並んだ料理の数に子供ははしゃぎ、猿田彦は吹き出しそうになった。
 炊き立ての白米が檜の桶から匂い立ち、味噌汁、卵焼き、ほうれん草のおひたし、焼き魚と冷奴にオクラとしらすの鰹節和え等々。
「あ、おはようございます、猿田彦様。今日は猿田彦様のお好きななめことお茄子のお味噌汁に致しました。卵はお子が食べ易いかもと思いまして、いつもより少しだけ甘めにしてあるんです」
 盆に乗せた人数分の茶を運んでいた香染が足を止め、猿田彦と手を繋いだままの子を見て朝の挨拶と共に今朝の張り切りの結果をどうだとばかりに伝えてくる。猿田彦は随分と馴染んだものだと感じながら、おはようと言葉を返した。そして今までの香染とは打って変わった様子を不思議に思いながら声を掛けた。
「随分とご機嫌だね? それに朝からすごいご馳走だ。運ぶのも大変だろう、手伝おうか?」
「あっ、えっと、確かにご機嫌かも知れません! 私の居場所は間違いなくここだと昨夜思えたのです。皆様がおられて、お子もいらっしゃって、それが嬉しくって!」
 香染が勢い込んで話すのを聞いて、猿田彦はなるほどと納得した。自分の居場所ーー存在が許される安全な場所ーーと確証が持てたならば、それを嬉しいと思うのも理解できる。
「ああ、さては白藤と何が話したね? うん、良いじゃないか、此処は間違いなくお前さんの居場所だよ」
 そして無言のままの子供の手に力を込めた。 
「ん? おにぃちゃん?」
「お姉さんに朝の挨拶をして。さっき教えたろう?」
 あ、と声を上げて子は猿田彦の手は離さずにぺこりと頭を下げた。
「おはよ、ござましゅ」
 上手く舌が回らないのか、それとも緊張かーー噛んでしまった子供の挨拶に香染は器用に盆を持ったまま腰を落とすと視線を合わせ、優しい声で挨拶を返した。が、立ち上がって猿田彦の視線に入った表情は耳まで赤く、それでいて喜びに溢れているものだった。
「あ、冷める前にお茶を運んで、御館様をお呼びに行かなくちゃ!」
 猿田彦の視線に気づいた香染は照れくさそうに笑うと手早く食卓へ茶を並べ、ぱたぱたと幽世之神を呼びに奥の間へと走って行った。  
「おはよ、ござ、ます? おはよ、ごじゃま……?」
 首を傾げながら繰り返す子に、猿田彦はもう一度ゆっくりと挨拶を教え、二、三度練習に付き合った。 
「皆、おはよう。おや、この子だね? おはよう、よく寝れたかな?」
 のんびりと声を掛けながら部屋に入って来た幽世之神を子はあんぐりと口を開けて見上げた。優しいと教えられていた偉い神様は、子の目にはきらきらと輝いて見えた。綺麗な着物も優しい声音も艶やかな髪も全てが完璧で、子は見惚れてしまい猿田彦に肩を叩かれるまで時を忘れて見上げ続けていた。
「あ、えと、おはよございま、す! あったかかったです!」
「ふむふむ、それはよく眠れたって事だね、良かった良かった」
 ふふ、と笑って迷う事なく上座に向かう幽世之神の背中を見て、子は思わず猿田彦の顔を見上げてしまう。
 上手くできた? だめだった? と見上げた顔が不安そうに問いかけてくる。猿田彦は無言で子の頭を撫でて安心させた。
 猿田彦から離れようとしない子をどうしようかと相談した結果、右も左も解らない今、猿田彦から離すのは良くないだろうと言う事で、幽世之神の隣の猿田彦の定位置の横に子の席が設けられ、他の皆はほんの少しずつ詰めたりずれたりして環の中に子を迎え入れた。
「本日も皆、一日息災であるよう。手間を惜しまず名もなき子の為にこれだけの朝餉あさげを用意してくれた白藤と香染、ありがとう。そして、一日の糧を与え賜うた地上の神々にも感謝致す……では、いただきます」
 幽世之神の一言で、子以外は手を合わせ目を閉じて感謝の意と言葉を送った。
 その様子を子はきょとんと見つめた後で、慌てて意味も解らずに同じ仕草をする。目を閉じて、何を思えば良いのだろう? と疑問でいっぱいの中、幽世之神と呼ばれた背が高く長い髪をゆったりと纏めた偉い人がのんびりとした声で続ける。
「さぁ、いただこうか。白藤、香染、今一度ありがとう」
 同時に隣に座った猿田彦からそっと突かれて慌てて子は目を開けた。
 自分以外の人は器用に木の棒を使って良い匂いのする物を口に運んでいる。子はじっと猿田彦の手元を見つめ、どうやって木の棒を扱うのが正しいのかを学ぼうとした。
 手元をじいっと黙って見つめられる猿田彦からしてみれば、意味も解らず食事をする姿を見られるのは何とも居心地が悪い。さてどうしたものかと考えていると、子の眉がへにゃりと下がった。
「でけない……」
 まん丸の目には今にも零れそうな程涙が溜まり、瞬き一つで頬を流れてしまいそうだった。
 自分以外が当たり前の様にこなしている事が出来無い情けなさを、その感情が情け無いというものだと解らぬまでも、このもやもやした気持ちを猿田彦に伝えたくとも、見知らぬ人々に囲まれては声も出せない現状が子には耐え難く重かった。
「香染、匙を持って来ておあげなさい」
「はい! 坊や、待っててね」
 いきなり声を掛けられた子は驚いたのか、涙をほんの少し引っ込めて肩をぴくりと動かすだけだった。
 子の口の大きさに合わせたであろう小さな匙を持って香染が早足でやって来て、頭をそっと撫でて箸置きに置かれた短い箸をずらすと横に音も立てずに匙を置いた。
「これなら大丈夫かしら?」
「あ……」
「これは簡単よ。こうやって……お手々を貸して? そう此方を下からぎゅっとこう握ってね、落とさない様にそうっとゆっくりお口に入れちゃうの。出来そう?」
 香染は子が泣き出さぬ様、少々焦りながらも優しく問いかける。
「大丈夫、香染姉さんに教えてもらいなさいな!」
 きっぱりとした白藤の声に子は涙を堪えて、頭を撫でてくれる女を見上げた。
「おねぇしゃん、持ちかた、教えてです!」
「……っ! あのね! こっちのお手々かな? こう握れる? 難しかったら上から掴む感じでね?」
 一瞬聞こえた呻き声に似た香染の歓喜に身悶える様な吐息だか鼻息だかを猿田彦の耳にはしっかりと届いたが、素知らぬ顔をした。しかし、卓を挟んで斜向かいに座っている白藤は味噌汁を飲むふりをしながら肩を震わせている。
ーー何がおもしろいのか解らんが、さては昨晩この子の話で盛り上がったな?ーー
 猿田彦からの視線を受け止めた白藤は照れくさそうにすぐさまかち合った視線を再び味噌汁の中へと戻し、知らんふりを決め込んだ。
 香染に教えられ、どうにか匙を握れた子は香染と横目に猿田彦に見守られながら味噌汁を一口、口へと運んだ。
 皆が反応を見守る中、子は匙を持ったまま頬を押さえた。
「ほわぁああああぁああ! あっちゅい! おいし! 何これ? おにぃちゃん、おねぇちゃん、何これ!」
 獣の名残りを残した尾が驚愕で激しく揺れる。猿田彦は自身の腕に目を戻し、説明は白藤か香染に任せる事とした。
「これはね、お味噌汁。今日はなめことお茄子だけど食べられそうかな? こっちの黄色いのも美味しいよ? 卵焼きって言うの。試してみよ?」
 上手く卵焼きに誘導して、子の興味を食卓へ持ってゆく手腕は見事なものだと猿田彦は無言で感心していた。
 此方へ連れて来た当初の香染も、右も左も解らない様な状態だったというのに、これほど成長させるとは、さすが長く館に使える白藤だと感心した。
「猿田彦様? 箸が止まっておいでですが、お口に合いませんか? せめて卵焼きだけでもお作り直し致しましょうか?」
「とんでもない。ちょっとガラにもなく物思いに耽ってしまった様だ。すまない、ありがたくいただくよ」
 白藤からの問い掛けで我に返った猿田彦は落ち着いて味噌汁の碗へと手を伸ばす。
 とろみのついた汁が熱さを保ったまま喉を過ぎてゆく。身体の芯から温まる様な感覚の後に鼻腔に広がる出汁の香りが心を凪いでくれる様な気がした。
 毎朝この朝餉の時間にはいつも猿田彦は今日一日のうんざりする様な仕事を前もって労い、励まされている様な感覚に感じた。それも料理の一皿一皿に心を込めてくれている二人のおかげだろうと思うと、頭が下がる思いでいっぱいになるのだった。
「猿は今日も変わり無い、でよろしいな」
「ええ。いつもの如くでございます」
 暗い暗い細く長い坂道と、鬼哭啾々の呻きが響く暗黒の穴。石鳥居の向こうには蝋燭を抱えて行き場を求める魂達が待っている。
「オイラも一緒に……」
 おずおずと声を上げた子の意見を穏やかに幽世之神が遮る。話がしたいのだけれども、と言われた子はちらりと猿田彦に視線を遣ったが反応が無いので幽世之神の提案に頷いた。
「では、庭で話すかね」
 嬉しそうに笑いながら幽世之神はほうれん草のおひたしに箸を伸ばして舌鼓をうった。ちょうど良い湯掻き具合いに振り掛けられた擂り胡麻が青臭さを消して、しゃきしゃきと良い音を出す。
「んん、今日も文句のつけ様の無い美味しさだね」
 美味しいねぇ、とのんびりと声に出しながら謝意を伝えつつ幽世之神は箸を止められない様で、目の前の皿を満遍なく円を描き減らしてゆく。それを見た子は見様見真似で同じ様に口にした事も無ければ目にした事もない料理を口いっぱいに頬張る。周りの人達から少しでも遅れたら怒られてしまうか呆れられてしまうのではないか、と子は必死だったが、その焦る手を覆って止めたのは隣に座る猿田彦だった。
「よく噛んで、ちゃんと味わいなさい。解った? おチビさん?」
「っん!」
「でないと、丹精込めて作ってくれたお姉さん達に失礼だろう?」
 子は恐らく経験が無いのか、きょとんとした顔で猿田彦を見上げた。
「お匙は咥えちゃいけないよ。その姿形では行儀が悪いって言われちゃうよ」
「ほ、へ?」
 行儀のいろはから教えねばならんか、やはりそうかという思いに包まれた猿田彦に、白藤から物言いた気な視線が飛んでくる。それは任せろ、と強い意志を含んだ眼差しだった。その交差した一瞬の視線の遣り取りで猿田彦は何も記憶に無いのか知らないのかさえ解らない子の教育を白藤に任せる事に同意し、頷く。その意を汲んだ白藤は満足そうに微笑んで猿田彦に白米のお代わりはどうかと問うた。その問い掛けは実に自然で、隣に座っている子は匙とおかずで悪戦苦闘しながら気づいてすらいない。
「……頂こうかな」
「畏まりました」
 意味深な視線が絡み合うのを幽世之神は知っていながらも楽しそうに茶化しにかかる。 
「珍しいね! 猿が朝からお代わりするなんて」
「はぁ……何だか今日は忙しなさそうで、腹拵えはしっかりしておこうかと思いまして」
「うん、お前がそう思うのならばそうなのだろう。しっかり食べて、鋭気を養っておくれ」
「お言葉、遠慮なく」
 お受けします、と答えた猿田彦の着物の裾を子が引く。見れば、子の茶碗にも白米は無く、卵焼きも口に合ったらしいが残ってしまったおかずをどうして良いのか解らない様だ。
 腹が満てたならそう猿田彦にでも伝えてどうにかして貰えば良いのだが、初めての食卓ではそこまで頭が回らないのであろう。
 さて、誰が声を掛けようかと目配せをし合っていると、子が口を開いた。
「……ずっともっと……くさいものばかり食べてた気がするの……こんなにあったかくておいしの、もっと食べたいの」
「あらら、そうかい? でも坊や、お腹いっぱいなんじゃないの?」
 心配そうに白藤が答えると、子は自らの腹を摩って更に困った表情になった。隣席の猿田彦から見ても解る程子の腹はぽっこりと膨れ上がりはち切れんばかりになっている。
「でも、食べれる時に食べないと!」
 匙を握ったまま叫んだ子にその場にいた全員が驚きで箸を止めた。その顔は腹が満てた今尚飢えている様で、飢える事への恐怖を滲ませている。
「おチビさん、お前さんは食いしん坊さんなのかな? 此方ではね、お昼も夜もこうやって皆で食事をするんだ。まあ、その辺も後で話そうか。だからね、安心してお腹がいっぱいになったのなら、大きな声でご馳走様でした、って言いなさいな。それで誰もお前さんを責めたりする者は此方にはいないから。あ、香染、お茶のお代わりをお願いできるかな?」
「申し訳ございません、御館様。気づきませんでした」
 良いよ良いよ、と軽く返す幽世之神は視線だけは子から外さずにいた。
 まだ口の中に残る出汁の旨味が名残り惜しく、目の前に並ぶ皿の特に気に入った一皿を見つめ、そして子は自分の腹をもう一度撫でた。
「ご、ごちしょうしゃまでし、た!」
「はい、よくできました」
「お粗末さまでした」
 幽世之神に続き、香染が子に答えてやると、子は驚いたのか恥ずかしくなったのか俯いてしまう。
 未だ握り締められた匙をそっと手から離してやると、子はその手に縋りつく様に猿田彦に抱きついた。その身体を即座に引き離すのが躊躇われた猿田彦は、幽世之神に倣って茶のお代わりを所望すると、待っていましたとばかりに香染が湯呑みに並々と注ぐ。それを見ていた白藤が入れすぎ! と注意して、香染は小さく悲鳴を上げた。
 その遣り取りが一瞬乱れた場の空気を日常へと戻してゆく。それが伝わったのか、しがみつく子から力が抜けてゆくのを感じた。
 断片的にしか記憶は戻らないが、飢える事の恐怖を知る獣だったという事は解ったな、と猿田彦は一人胸に刻む。
ーー人の形をした無垢の獣の正体は?ーー 
 今日の仕事は少々遅れるな、とぼんやりと猿田彦は、腰を子に取られたまま嫌な予感と共にゆっくりと茶を飲んだ。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...