12 / 76
自分の工房を目指して(クリエイターズへ)
奴隷落ち
しおりを挟む
ざわざわと喧騒が聞こえる。
ここはどこだ。俺はいったいどうなっているんだ?
どうやら寝そべっているようだ。
「よう、起きたか嬢ちゃん」
すぐ近くで声がしたため飛び起きて警戒態勢に入る。
声がした方向を向くと、体つきが良く、ひげの濃くてかっこいいおっちゃんがいた。
相手はじっとしていてどうやらこちらに危害を加えるつもりはないようだ。
警戒態勢を解き、おっちゃんと向き合う。
「ほ~う、ただの嬢ちゃんかと思ったが、存分にやりそうだのう」
「あんたは?」
「わしか、わしはヒルロップ。嬢ちゃんと同じ奴隷だ」
「奴隷?俺が・・・、」
奴隷と教えられて首元を探ると奴隷用の首輪をつけられ、足逃げられないように鉄球がつけられていた。
よく周りを見ると鉄格子が張られていた。どうやら俺は檻の中に閉じ込められているようだ。
さらに周りを見ると、別の檻がたくさんあり、その中にはぼろぼろの布切れを着ている人がいた。
ここは奴隷市場だろうか?
「ここは奴隷市場か」
「そうだ。嬢ちゃん。それとこちらは名乗ったのに嬢ちゃんは名前を教えてくれないのかのう」
「俺はテ・・・、ちょっと待ってくれ」
ヒルロップから名乗ってくれと言われてすぐに返そうとした。
ふと、さっきの夢?見たいのを思い出し、かつての『インフィニティ・ワールド』でやっていたことをやる。
小声で「メニューオープン」というと、『インフィニティ・ワールド』で慣れ親しんだメニュー欄が表れた。
ステータス画面を表示して自分の名がどうなっているのか見た。
テレサ・凰牙(満8才) Lv?????? 状態:奴隷(呪い)
姓が変わっていると同時に自分の年齢が上がっていた。
完全にあの家から抜けたことになったようだ。そこはどうでもいいが・・・、姓が凰牙になっていることはどうことだろうか。
あえて姓である凰牙は名乗らないほうがいいだろう。
「俺はテレサっていう。よろしく頼む」
「よろしく頼むか・・・。礼儀正しいな。これらはちゃんとしけられていないと出てこない言葉だ。お前さん貴族か」
「元が前につくけどね」
「貴族の嬢ちゃんがなぜ奴隷に?」
「知らん。盗人と間違えられて襲われて、敗北して、気を失って目覚めたらこんなところにいた」
「犯罪奴隷と聞かされたが盗みを働いた思われたのか。それは災難だったのう」
「あんたはなぜ奴隷に」
「わしか、ちょっとした小競り合いがあってな。上司が敵前逃亡してそれの尻拭いして戻ったら、責任をすべてわしに押し付けられて奴隷に落とされた。これまでずっと国に使えていたのに、もう国のことを信用できなくなったのう」
「お互い。無実の罪で奴隷落ちとはやってられないな」
「お互いさまにのう」
奴隷落ちか。俺が寝ている間に何があったのか?後で調べてみるか。
今はどうやってここを出るか。隠れて出るか、それとも今すぐ出るか。まぁいつでも出れるからこのおっさんから情報収集しよう。
あの時、村人たちの信頼を速攻で勝ち取った『ナンバーズ』と言われる人物、あとは俺が盗みに入ったとされる『クリエイターズ』という店について聞くとしよう。
「なぁ、ヒルロップさん。あんたは『クリエイターズ』と『ナンバーズ』って、知っているか?」
「なにぃ!?テレサ嬢ちゃん。『クリエイターズ』と『ナンバーズ』のことを知らないだとぉ!?]
「ああ」
知らないことがそんなに驚かれるようなことなのか?
知っていることが当たり前のような有名な組織ならこう驚かれて致し方ないか。
「そんなことを知らないとはどこの箱入り娘かのう。おじさんが懇切丁寧に教えよう」
なんだろう。このバカな娘に物事を教えることに喜びを覚えている顔は。
『クリエイターズ』それは今から500年以上前、『栄華の落日』を起こした凰牙の従者たち5人が凰牙の残した工房を利用してできた店である。
『栄華の落日』を起こしたことだけあってその従者たちもものすごく強い。
彼らはその力を犯罪などには使わず、世の中をいいようにするために使い始め、すべて国に対して中立を宣言している。そのため商品はどこの国でも手に入る。強力なものになると直接出向いて頼んで審査を受けたうえで作ることになっている。
彼らはいまだに戻らない主凰牙の帰還を待ち続けている。
『ナンバーズ』彼らは『クリエイターズ』の5人に手ほどを受けた人物たちが卒業と同時にもらうナンバーが付いた銃をもらった者たちの総称である。
「なるほど、じゃあ。銃について教えてほしい」
「銃のことなんてどうするつもりじゃ」
「自作したら盗んだといわれ追われた」
大変驚いていた。絶句している言っていい。
「今のは聞かなことにしておこう」
「そんなに驚くことか?」
「馬鹿か!!!銃を作れるのはさっきを教えた『クリエイターズ』のみじゃ」
あっ、やっぱり『クリエイターズ』しか作れないんだ。
俺が前世で『インフィニティ・ワールド』をプレイ中の時は俺以外でも作ってたやつはいたぞ。それらは残っていないのか?
「お前さんは銃の設計図を盗んだのか?」
「盗んでない。盗んでいたなら『クリエイターズ』のことなんて聞かないだろう」
「それもそうじゃのう。本当に自作したのかとんでもないのう。そのことを知っている奴は他にいるのか」
「俺を追いかけた『ナンバーズ』とあんたしかいない」
「ここだけのことにしておこう。ほかの人に聞かれていたらとんでもないことになるしのう」
やはり銃は前世の日本のように規制されているのか。『ナンバーズ』と従者たちしかもっていないから他の者が持っていることがおかしい。そのことから追われたのか。そうするとやってられないな。ここを出たら俺の工房へ向かうか。あそこなら屋敷で作ってい物より遥かにいいものが作れる。
「教えてくれありがとう」
「どういたしましてじゃ」
さてここから出るとするか。おっと、最後に一つだけ聞いておくか。
「なぁ、いまさら聞きにくいのだが、ここどこだ?」
「本当に今更じゃのう。仕方がないかのう。おぬしはここに来た時にはすでに寝ていたからのう」
どうやってこの檻に入れられたんだ俺は。
「ここは」
「ここは商業都市フクキタルだぞ」
檻の外からこちらに声が聞こえた。
そこにはひょろい奴を従えた腹がでっぷり出て太っているまさに悪徳商人を連想させるような男がいた。
ここはどこだ。俺はいったいどうなっているんだ?
どうやら寝そべっているようだ。
「よう、起きたか嬢ちゃん」
すぐ近くで声がしたため飛び起きて警戒態勢に入る。
声がした方向を向くと、体つきが良く、ひげの濃くてかっこいいおっちゃんがいた。
相手はじっとしていてどうやらこちらに危害を加えるつもりはないようだ。
警戒態勢を解き、おっちゃんと向き合う。
「ほ~う、ただの嬢ちゃんかと思ったが、存分にやりそうだのう」
「あんたは?」
「わしか、わしはヒルロップ。嬢ちゃんと同じ奴隷だ」
「奴隷?俺が・・・、」
奴隷と教えられて首元を探ると奴隷用の首輪をつけられ、足逃げられないように鉄球がつけられていた。
よく周りを見ると鉄格子が張られていた。どうやら俺は檻の中に閉じ込められているようだ。
さらに周りを見ると、別の檻がたくさんあり、その中にはぼろぼろの布切れを着ている人がいた。
ここは奴隷市場だろうか?
「ここは奴隷市場か」
「そうだ。嬢ちゃん。それとこちらは名乗ったのに嬢ちゃんは名前を教えてくれないのかのう」
「俺はテ・・・、ちょっと待ってくれ」
ヒルロップから名乗ってくれと言われてすぐに返そうとした。
ふと、さっきの夢?見たいのを思い出し、かつての『インフィニティ・ワールド』でやっていたことをやる。
小声で「メニューオープン」というと、『インフィニティ・ワールド』で慣れ親しんだメニュー欄が表れた。
ステータス画面を表示して自分の名がどうなっているのか見た。
テレサ・凰牙(満8才) Lv?????? 状態:奴隷(呪い)
姓が変わっていると同時に自分の年齢が上がっていた。
完全にあの家から抜けたことになったようだ。そこはどうでもいいが・・・、姓が凰牙になっていることはどうことだろうか。
あえて姓である凰牙は名乗らないほうがいいだろう。
「俺はテレサっていう。よろしく頼む」
「よろしく頼むか・・・。礼儀正しいな。これらはちゃんとしけられていないと出てこない言葉だ。お前さん貴族か」
「元が前につくけどね」
「貴族の嬢ちゃんがなぜ奴隷に?」
「知らん。盗人と間違えられて襲われて、敗北して、気を失って目覚めたらこんなところにいた」
「犯罪奴隷と聞かされたが盗みを働いた思われたのか。それは災難だったのう」
「あんたはなぜ奴隷に」
「わしか、ちょっとした小競り合いがあってな。上司が敵前逃亡してそれの尻拭いして戻ったら、責任をすべてわしに押し付けられて奴隷に落とされた。これまでずっと国に使えていたのに、もう国のことを信用できなくなったのう」
「お互い。無実の罪で奴隷落ちとはやってられないな」
「お互いさまにのう」
奴隷落ちか。俺が寝ている間に何があったのか?後で調べてみるか。
今はどうやってここを出るか。隠れて出るか、それとも今すぐ出るか。まぁいつでも出れるからこのおっさんから情報収集しよう。
あの時、村人たちの信頼を速攻で勝ち取った『ナンバーズ』と言われる人物、あとは俺が盗みに入ったとされる『クリエイターズ』という店について聞くとしよう。
「なぁ、ヒルロップさん。あんたは『クリエイターズ』と『ナンバーズ』って、知っているか?」
「なにぃ!?テレサ嬢ちゃん。『クリエイターズ』と『ナンバーズ』のことを知らないだとぉ!?]
「ああ」
知らないことがそんなに驚かれるようなことなのか?
知っていることが当たり前のような有名な組織ならこう驚かれて致し方ないか。
「そんなことを知らないとはどこの箱入り娘かのう。おじさんが懇切丁寧に教えよう」
なんだろう。このバカな娘に物事を教えることに喜びを覚えている顔は。
『クリエイターズ』それは今から500年以上前、『栄華の落日』を起こした凰牙の従者たち5人が凰牙の残した工房を利用してできた店である。
『栄華の落日』を起こしたことだけあってその従者たちもものすごく強い。
彼らはその力を犯罪などには使わず、世の中をいいようにするために使い始め、すべて国に対して中立を宣言している。そのため商品はどこの国でも手に入る。強力なものになると直接出向いて頼んで審査を受けたうえで作ることになっている。
彼らはいまだに戻らない主凰牙の帰還を待ち続けている。
『ナンバーズ』彼らは『クリエイターズ』の5人に手ほどを受けた人物たちが卒業と同時にもらうナンバーが付いた銃をもらった者たちの総称である。
「なるほど、じゃあ。銃について教えてほしい」
「銃のことなんてどうするつもりじゃ」
「自作したら盗んだといわれ追われた」
大変驚いていた。絶句している言っていい。
「今のは聞かなことにしておこう」
「そんなに驚くことか?」
「馬鹿か!!!銃を作れるのはさっきを教えた『クリエイターズ』のみじゃ」
あっ、やっぱり『クリエイターズ』しか作れないんだ。
俺が前世で『インフィニティ・ワールド』をプレイ中の時は俺以外でも作ってたやつはいたぞ。それらは残っていないのか?
「お前さんは銃の設計図を盗んだのか?」
「盗んでない。盗んでいたなら『クリエイターズ』のことなんて聞かないだろう」
「それもそうじゃのう。本当に自作したのかとんでもないのう。そのことを知っている奴は他にいるのか」
「俺を追いかけた『ナンバーズ』とあんたしかいない」
「ここだけのことにしておこう。ほかの人に聞かれていたらとんでもないことになるしのう」
やはり銃は前世の日本のように規制されているのか。『ナンバーズ』と従者たちしかもっていないから他の者が持っていることがおかしい。そのことから追われたのか。そうするとやってられないな。ここを出たら俺の工房へ向かうか。あそこなら屋敷で作ってい物より遥かにいいものが作れる。
「教えてくれありがとう」
「どういたしましてじゃ」
さてここから出るとするか。おっと、最後に一つだけ聞いておくか。
「なぁ、いまさら聞きにくいのだが、ここどこだ?」
「本当に今更じゃのう。仕方がないかのう。おぬしはここに来た時にはすでに寝ていたからのう」
どうやってこの檻に入れられたんだ俺は。
「ここは」
「ここは商業都市フクキタルだぞ」
檻の外からこちらに声が聞こえた。
そこにはひょろい奴を従えた腹がでっぷり出て太っているまさに悪徳商人を連想させるような男がいた。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
一国一城の主を目指す!〜渇望の日々を超えて。
リョウ
ファンタジー
何者かになりたかった。
だが現世でその願いは叶わず、男は敗北感と悲嘆を胸に沈んでいた。
そんな彼の前に現れたのは、一柱の女神。
導かれるまま異世界へ転移した男は、新たにレイと名乗り、剣も魔法も身分もない底辺から成り上がることを決意する。
冒険者として生きる術を学び、魔法を覚え、剣を磨き、人と裏社会を見極めながら、レイは少しずつ力を蓄えていく。
目指すのは、ただ生き延びることではない。
一国一城の主となり、この世界で“何者か”になること。
渇望を燃料に、知恵と執念で上へ上へと這い上がる、ダークファンタジー成り上がり譚。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる