デスゲームを終えてから500年後の未来に転生した

アストレイ

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王都異変

王都下水スライム退治 下水道

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 下水の出入り口のスライムを排除して、下水道の中へと入っていった。
下水の出入り口、中へ続く階段はプラズマの影響で焼け焦げたところがある以外はツルツルのピカピカだった。
あまりにもツルツルでピカピカしているため、足元が滑りやすくなっていた。
気を付けて前へ進もう。
下水の出入り口のすぐそばに地下へ降りる階段がある。そこにもスライムのドロップアイテムが散乱していた。レア物だけ回収して他は捨てることにした。
これから先、掃いて捨てるほど手に入るので気にしないことにした。
階段を下りていくとまたスライムがごった返していた。
プラズマチャージショットやプラズマボムで一気に片付けず、銃を連射して道を作る。
使用しないのはプラズマチャージショットやプラズマボムで発生するプラズマ球体が邪魔して先に進めなくなるからだ。それを俺は避けるために銃を連射して掃討した。ライラは炎属性の範囲魔法ファイヤーを使いスライムを燃やす。
ヒルロップは生活魔法を使うことができても攻撃魔法が使えないため攻撃には参加していない。その代わりまえに出てタンク役をしてもらっている。
エリンは風属性単体魔法ウィンドカッターで切り裂く。ウィンドカッターは単体攻撃だが、単体の割には攻撃範囲が広い。
それにしても進めば進むほど、前はスライムだらけ、これだけいるとただのスライム以外のスライムも出てきそうだ。
下水だと、他のスライムが出るとしたら毒性が強いポイズンスライムが出てくる可能性があるだろう。それ以外だと、スライムが集まって生まれるビッグスライムなどの上位種が出て来るだろう。最上位の真・スライムは出てこないだろう。あれはスライムと姿かたちが似ているから見分けるのが難しい。唯一違うところは核の色が違うこと、通常のスライムはの核の色はこげ茶色なのに対して、真のほうは茶色だ。まぁ、出てくることはないだろうが知っていても損はないだろう。

 階段を降り切ると下水道はいるための扉があった。しかし、扉はなぜか閉まっていた。ここにスライムがあふれかえったせいで扉が閉まったのだろうか。
そこから中に入る前にヒルロップが中の気配を探ってくれた。
ここに入ろうとした時より中はつまっていないようだ。今度は扉を開けたらなだれ込んでくることはないようだ。
まずは扉を少し開けて中にプラズマボムを投げ入れて、だめだ。プラズマ球体が消えるまで中に入れなくなってしまうそうするとアイスボム、これもだめだ。持っているものだと威力が強すぎて扉を氷漬けにして開けられなくなる。そうなると、フレアボムか、これも威力が強く下水を壊す可能性がある。やっぱりやめといた方がいいな。
他に何があったかな?
アイテムボックスの中を確認して扉を開けて中に何を投げ入れたらいいかと探す。そこでハリケーンボムを見つける。
この爆弾はダメージをあまり与えられないが物を吹き飛ばす性質がある。スライム程度なら倒せるだろう。
扉の前にいるスライムを一掃するためハリケーンボムの性能を説明して投げ入れることを3人に話し、許可をもらう。
扉の周りを一掃してくれることを信じて、隙間を開けて投げ入れる。
そうしたらドカンと音がして扉がゆがんだ。
威力ないはずなのに扉がゆがんでしまうほどの威力があった。

「あれ?おかしいな。これほどの威力はないはずだが?」
「確か、爆発するとプラズマボムみたいに十字に竜巻状の爆風が広がるんでしたね」
「そうだけど、破砕能力はないけど、いったいなぜ?」
「わからなかったら中を見てみるしあるまい」

ヒルロップの提案に乗り、扉を開けようとする。しかし、歪んでしまったせいか開けずらい。さらに扉が重い。開けようとしている先に、何かあるみたいだ。俺の力ならあまり関係ないけど。
警戒しながら扉を開けて中を見るとそこには何もいなかった。スライムの影も形もなかった。目の前に広がるのはツルツルのピカピカな下水道だけだった。水がものすごくきれいだ。スライムによってろ過されているようなものだから飲むことはできる。飲まないけど。
扉が重くなった原因は歪んでしまったからだろうか。
そう思ったところで声が聞こえた。

「声!?」
「いったいどこから」

周り探すと扉の陰に人が倒れていた。
扉がゆがんでしまったのはハリケーンボムが爆発してその爆風をこいつが浴びて吹っ飛ばされて扉に当たって歪んでしまったのか。しかし、こいつはなぜここにいた?
倒れていた人は騎士の格好をしていた。騎士団は部署によって色が変わる。昨日見た騎士団とは違う色をしているため別の部署の騎士だろう。
まずは起こして事情聴取だ。下水から水をくみ上げてぶっかけた。
そうしたら騎士は目が覚めた。

「誰だお前たち!どうしてここにいる」

第一声がこれだった。
めんどくさいけど俺たちがここに何しに来たから説明した。
どうやら騎士も同じ目的だった。しかし、たった一人で何ができる。

「一人で来たのか無謀すぎる。スライムたちがたくさんいただろう襲われなかったのか」
「モンスターに発見されにくくするポーション、ホーリーポーションを振りかけていましたから大丈夫だった」
「見つからなくても、ここに入ると出入り口にスライムが詰まっていたのだから戦うことになっただろう」
「戦いませんでしたよ」

その騎士の言ったことはおかしいと思った。
なぜならここまで来るとき、戦うことは間違いない。たとえホーリーポーションを使っていても戦わずに中に入ることなんてできるはずが・・・、いや待てよ。おかしい。下水の出入り口にあふれるくらいスライムが詰まっていたのに、下水道に今こうして騎士がいて下水道が詰まっていないことはおかしい。どこからかあふれ出ている可能性がある。
あふれ出たのが昨日、あの場所で氾濫が起こしてしまったのはこの騎士が中に入ろうした結果か!!!
そう思った矢先にエリンが騎士に対してどこから入ったか聞いた。

「あなたはどこから入ったのですか」
「自分は、王都の外の下水出口から入った」

下水出口そこから下水は外の川へと戻る。
この騎士はそこから入ったという。しかし、下水道があふれるくらいだからそこもスライムでいっぱいのはずだ。
どうやって入ったのか。

「下水出口の結界を解いて入ったんです。そうしたら、スライムがいっきに川の方へと流れてしまってびっくりしました」

ハァ?びっくりしただぁ!?俺もびっくりだよ。下水出口を結界で封印していたのだからこうなるとすべての下水出口が封印されているとみた。スライムの増殖力が高くても王都内へ氾濫するまで増殖する前に下水出口から外へ出る。
しかし、この騎士がそこから入るまで下水出口が封印されていた。
ようはスライムが外に出られないようせき止めていたことだろう。
そして、冒険者は4つのダンジョンで手がいっぱいのためスライムを間引くことができにない。さらに冒険者に行く予定だった依頼がSNSに行き、そちらも手がいっぱいになって何もできない。
昨日のスライムの氾濫は人為的によるものだったということになる。しかし、いったい誰が何のために?
今はわからないことだらけ。俺たちは原因を調べつつスライムの間引きをして行こう。
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