デスゲームを終えてから500年後の未来に転生した

アストレイ

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南のダンジョン

南のダンジョン前の出来事

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 俺たちはベカズと冥土の運転で南のダンジョンに一番近い村へと到着した。
ここで一度、別れて南のダンジョンについて聞いて回った。
村の人に聞くと、ダンジョンにモンスターの大量発生が起きていることを聞けた。
しかし、これらはすでに聞いていることだから新しい情報というわけではなかった。
収穫なしかと思われたところにヒルロップから新たな情報がきた。
ヒルロップが聞いた話とだと、ここに来た騎士達と冒険者達がうまくいっておらず、お互いに足を引っ張る状態だという。なぜそうなったのかはわからない。
北東、東のダンジョンではどちらも騎士達と冒険者達が協力し合ってうまく動いていたが、ここではそうではないらしい。
それ以外の情報はなかった。
よって俺たちは南のダンジョンに実際に向かうことにした。
南のダンジョンの道中は何事もなく、ダンジョンのすぐ近くまで来ることができた。
そこでダンジョンの方から大きな声が聞こえた。
何事かと思い俺たちは急いでダンジョンの入り口へ行った。
ダンジョンの入り口前で見たのは騎士達と冒険者達がいがみ合ったていたところだった。
騎士の一人が剣を抜こうとしている。
すぐに双方の間に入って仲裁に入った。

「ちょっと待った!」

これですぐにやりあうということはならないだろうと思ったのだが、

「うおりゃ!」

剣を抜こうとしていた騎士が剣を抜いて斬りかかってきた。
騎士達の一人がすぐに斬りかかってきた騎士を倒して取り押さえた。

「すまなかった」
「攻撃するなら敵だけにしてほしい」
「すまない。最近ピリピリしてたせいかこんなことになってしまった」
「いったいどういった経緯でこんなことになったのかのう」

俺たちは仲たがいしている騎士達と冒険者達から話を聞こうとした。
まずは冒険者達側から、突然、騎士達がやってきていきなり騎士たちの指揮下に入れといってきたらしい。
指揮下に入らなかった場合、ダンジョンの中に入れさせないといった。
それ以降、騎士達がダンジョンの入り口に立って冒険者達をダンジョンの中に入れさせない。
手柄の取り合いか?
いや、今の冒険者達を見ているとダンジョンの中にいれない方がいいくらいに装備が傷ついているし、疲労度がすごい。というかそうゆうところが疎い俺ですらそう思えるほど、冒険者達は疲れているように見える。
もしかして騎士達も同じことを感じたから冒険者達を死なせないためにそう言った?

「もしかして騎士達は今のあんたらを見てそう言ったんじゃないのか?」
「そうか?そんなにひどいとは思っていないが?」
「いやいや、ひどいって、いつぶっ倒れるか心配になるレベルでひどい」
「そうか?装備の手入れはちゃんとやっているし、スタミナポーションとか飲んで気合入れているんだが、なあ」

冒険者の一人が、スタミナポーションのことで同意を求めて全員が首縦に振った。
ダメだろ。スタミナポーションに頼っている時点で相当疲れている。
冒険者達には休んでもらわないと、一時的に収入が減るといっても倒れて死んだら元も子もない。
もしかして騎士たちはそのことを言ってないのか?
心配だからっていえばわかってくれると思うのだが?

「俺たちは騎士達の力なんて必要としていない。すべて俺たちでできるんだ。騎士たちは帰ればいいんだ」

うん?もしかしてこいつら騎士たちに仕事を奪われて続けて、騎士たちを頼りたくないといったところか?
下手にプライドが高いとかではなくもしかして自分たちの今の仕事まで奪われると思っている?
でも今回のことはギルドと国が協力し合って事態に当たっていると所だろ。そのことはこいつらも知っているはずだ。いや、ギルドが決めたことでも聞き入れられないといったところだろうか?
仕方がないことか騎士たちによって仕事を奪われて収入が少なくなって生活が苦しくなっているからこのようなことになるのは。
しかし、倒れてしまっては意味がない。
ここは全員に休憩してもらって疲れをある程度取ってから挑んでほしい。

「死んだら意味がないだろう。ここは休んでくれ。こう見えて人の顔色とか見るのがものすごく下手な俺でもあんたたちの顔がものすごく青白いのが見てわかる。今は休んでくれ」
「これでも生活が」
「死んだら元も子もないだろうが!?たかだか1日休んだくらいで生活が苦しくなるほどあんたたちは貧乏なのか」
「いや」
「死んだら元も子もないのだから休んでから、万全の状態で挑めばいい。薬で無理していると本当に死ぬぞ。今は休め!」
「わかった」

冒険者達全員は生活のため少しでもいいから金が欲しい。しかし、薬を使って無理してまで挑んでも、結局、薬代とかで金が飛んで行ってしまっては意味がない。それくらい分からないのだろうか。
冒険者たちは生活のため、なら騎士たちはどういう理由だ。



 騎士達からも話を聞くことができた
今の冒険者達は疲労でボロボロだから任せられないといった理由だった。やっぱり冒険者達の疲労が気になるか。
ただし、この話は騎士達の総意ではないとのことだった。
ただ一人、騎士達の隊長が冒険者達はただの邪魔者としか思っていなく手柄をくれてやるつもりはない言っている。
冗談だろ。なに、つまりここに派遣された隊長に問題があるせいでこんなことになっているのか。それで騎士たち全員が同意していのかと思うとそうではない。隊長1人だけが主張しているのか。
騎士たちは隊長に従っているだけか。
最初は副隊長が協力して事に当たるを勧めたが、聞き入れてもらえず、それどころか自身の家の力を使って隊員たちの家に嫌がらせをすると言い出したらしい。
人質を取られて仕方がなく従っているってところか。
でも、俺たちにそのことを話していいのかと思っていると、

「あの人、バカだから大丈夫だ」

本当に大丈夫だろうか?
そこは俺の知ったことではないので深く聞かないことにした。
隊長は冒険者達に手柄を取られたくないからダンジョンの中に入れさせたくない。
他の騎士たちは冒険者達が心配だからダンジョンの中に入れさせたくない。といったところか。
でも、指揮下に入れといて理由はなんだ?
要は隊長が冒険者達にダンジョンの中に入れさせないために行動だったようだ。
指揮下にいれて、ダンジョンの中に入れさせず、自分たちがダンジョンを攻略したことにする。
冒険者達は役立たずとでも報告するつもりなのだろう。
そんなところか。
それにしてもこの騎士よく話してくれたな。

「自分は冒険者なんていなくてもいいなんて思っていたんだ。今回ことで見直してんだ」

なるほどね。見直したから協力的になったのか。
冒険者達側からは手のひら返しされてもと思われるかもしれないけど。



 冒険者達は生活のためダンジョンに入りたい。騎士達は隊長を除いて冒険者が疲労困憊のため入れさせたくない。といったところか。要はここにいる冒険者達が休んで疲労を感じさせなければ、ダンジョンの中に入れさせもらえるんじゃないかな。しかし、手柄が欲しい隊長が見ていないところだったらの話になるけど。
今の冒険者達は疲労を取ってから挑むよう言っておくか。
俺たちは騎士達の話を冒険者達に話す。
騎士達は隊長以外は協力的であること、隊長の目を盗んで俺たちを入れていることを理解してくれた。
要は疲れが取れたら入れてくれるんだから今は休め。
冒険者達は納得したかわからないが、今は疲労と取ることにしてくれた。
全員、野宿の準備をし始めて横になった。
そうしたら、あっさりと寝てしまった。
それだけ疲れていたのだろう。
され、俺たちはダンジョンの中に入ろうかな。
騎士達の隊長が、暗幕の中に入っていくのを見て騎士達に話してダンジョンの中にいれてもらおうとした。
入り口にいる騎士は隊長が入った暗幕の様子を窺い大丈夫と判断して俺たちを中にいれてくれた。
さて攻略開始だ。
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みんなの感想(1件)

りんかい
2021.01.06 りんかい

早速ご対面出来てるー(笑)

解除

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