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記憶
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───どうして…………
俊輔は部屋に入るとしゃがみ込みドアにもたれかかった。
葵に触られた瞬間ゾッとするような嫌悪感に襲われ、思わず手を払い除けていた。
結衣が触れた時は確かに何ともなかったのに…。
「俊…………」
ドアの向こうから葵の声がする。
「…………入っていい?」
───葵………………
「……ごめん……。今は……」
「…………分かった。じゃあ…このままでいいから…何があったか教えて……中には入らないから」
ドアを通して葵の優しさが伝わってきて胸が痛くなる。
自分を心配してくれているのが分かり、苦しくなった。
「……分からないんだ……」
「発作起こしたのは今朝?」
「…………昨日……の夜……」
「何があった?……一人だったの……?」
「薫がいてくれた……」
───薫が………いて…………
『俊は葵に捨てられたんだから』
───え……!?………………
薫の声が頭の中に蘇る…………
──まさか……俺が葵を好きなのを……薫が知るわけない…………
「───俊?」
葵の声がどこか遠くで聞こえる。
『お前みたいな兄貴を好きでいられるか?』
俊輔の鼓動が早くなっていく。
──そんなわけない…………
『本当は……葵としたいから?』
──薫が……そんな事言うわけない……
『もっと……気持ちよくしてあげるよ…』
──これは……なんだ!?…………
込み上げてくる吐き気を堪えきれず俊輔は思わず口を押さえた。
俊輔は部屋に入るとしゃがみ込みドアにもたれかかった。
葵に触られた瞬間ゾッとするような嫌悪感に襲われ、思わず手を払い除けていた。
結衣が触れた時は確かに何ともなかったのに…。
「俊…………」
ドアの向こうから葵の声がする。
「…………入っていい?」
───葵………………
「……ごめん……。今は……」
「…………分かった。じゃあ…このままでいいから…何があったか教えて……中には入らないから」
ドアを通して葵の優しさが伝わってきて胸が痛くなる。
自分を心配してくれているのが分かり、苦しくなった。
「……分からないんだ……」
「発作起こしたのは今朝?」
「…………昨日……の夜……」
「何があった?……一人だったの……?」
「薫がいてくれた……」
───薫が………いて…………
『俊は葵に捨てられたんだから』
───え……!?………………
薫の声が頭の中に蘇る…………
──まさか……俺が葵を好きなのを……薫が知るわけない…………
「───俊?」
葵の声がどこか遠くで聞こえる。
『お前みたいな兄貴を好きでいられるか?』
俊輔の鼓動が早くなっていく。
──そんなわけない…………
『本当は……葵としたいから?』
──薫が……そんな事言うわけない……
『もっと……気持ちよくしてあげるよ…』
──これは……なんだ!?…………
込み上げてくる吐き気を堪えきれず俊輔は思わず口を押さえた。
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