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ご褒美
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「これであってる?」
結衣が上目遣いで俊輔の顔を覗き込む。
「うん、正解!結衣もやれば出来るんだよ」
俊輔が頭を優しく撫でると、結衣は頬を染め嬉しそうに笑った。どうしてもテスト勉強をしたくない結衣が自分のやる気を振るい起こす為に『問題が解けたらひとつづつお願いを聞いてくれる』ご褒美を俊輔に要求したのだ。
「それってどうなの……?」
と最初困惑した俊輔も「まあ…それで結衣がやる気になるなら…」と了承した。
「じゃあ……次はこれやってみよう?」
俊輔が問題集の中から次の問題を選び出す。テストに出そうで…しかも結衣にも解けそうな問題。
子供の頃から結衣と葵に勉強を教えていただけあって、教えるのもなかなか板についている。
結衣が頭を捻り始めると、それを横目に自分も問題集を解き始める。最後薫とはあんなことになってしまったが、勉強のことについては感謝していた。
チラッと結衣を見ると真剣に悩んでいて、微笑ましく思える。
———やっぱり……結衣と付き合って良かった……。
葵はあの日……ゲームをしながらキスをした日から会っていない。朝早く出て行ったきり連絡すら無かった。それでも『あの人』と一緒にいることが分かってるから心配いらない…と自分にいい聞かせた。
「出来たー‼︎」
結衣が嬉しそうにノートを差し出す。俊輔は笑いながら受け取ると問題を見てにっこり微笑んだ。
「正解」
「やった‼︎」
結衣が両手を上げて喜ぶと
「で?次のお願いは?」
それを見ながら俊輔が頬杖を突きながら笑っている。
———お願い………
「何にしようかな………」
本当は決まっている。
———キス………してほしい……
「……き……」
「き?」
俊輔が首を傾げて結衣をずっと見つめていて、それが余計緊張させる。
「き……きなこ餅味のアイス買って‼︎」
「きなこ餅味?」
「そう!」
結衣が赤い顔で頷いてみせる。
「最近発売になったの!だから…買って‼︎」
目を丸くしていた俊輔が優しく微笑んだ。
「分かった。じゃあ終わったら一緒に買いに行こう」
———やばい……そんな味のアイスあるかな………。
結衣は心の中でため息をついた。本当は察してほしかったが、俊輔相手にそれは望めない……。
———自分で言わないと……!
「次の問題ちょうだい!」
結衣の必死な顔に少し怯みながら
「……はい…」
俊輔は問題集を捲った。
結衣が上目遣いで俊輔の顔を覗き込む。
「うん、正解!結衣もやれば出来るんだよ」
俊輔が頭を優しく撫でると、結衣は頬を染め嬉しそうに笑った。どうしてもテスト勉強をしたくない結衣が自分のやる気を振るい起こす為に『問題が解けたらひとつづつお願いを聞いてくれる』ご褒美を俊輔に要求したのだ。
「それってどうなの……?」
と最初困惑した俊輔も「まあ…それで結衣がやる気になるなら…」と了承した。
「じゃあ……次はこれやってみよう?」
俊輔が問題集の中から次の問題を選び出す。テストに出そうで…しかも結衣にも解けそうな問題。
子供の頃から結衣と葵に勉強を教えていただけあって、教えるのもなかなか板についている。
結衣が頭を捻り始めると、それを横目に自分も問題集を解き始める。最後薫とはあんなことになってしまったが、勉強のことについては感謝していた。
チラッと結衣を見ると真剣に悩んでいて、微笑ましく思える。
———やっぱり……結衣と付き合って良かった……。
葵はあの日……ゲームをしながらキスをした日から会っていない。朝早く出て行ったきり連絡すら無かった。それでも『あの人』と一緒にいることが分かってるから心配いらない…と自分にいい聞かせた。
「出来たー‼︎」
結衣が嬉しそうにノートを差し出す。俊輔は笑いながら受け取ると問題を見てにっこり微笑んだ。
「正解」
「やった‼︎」
結衣が両手を上げて喜ぶと
「で?次のお願いは?」
それを見ながら俊輔が頬杖を突きながら笑っている。
———お願い………
「何にしようかな………」
本当は決まっている。
———キス………してほしい……
「……き……」
「き?」
俊輔が首を傾げて結衣をずっと見つめていて、それが余計緊張させる。
「き……きなこ餅味のアイス買って‼︎」
「きなこ餅味?」
「そう!」
結衣が赤い顔で頷いてみせる。
「最近発売になったの!だから…買って‼︎」
目を丸くしていた俊輔が優しく微笑んだ。
「分かった。じゃあ終わったら一緒に買いに行こう」
———やばい……そんな味のアイスあるかな………。
結衣は心の中でため息をついた。本当は察してほしかったが、俊輔相手にそれは望めない……。
———自分で言わないと……!
「次の問題ちょうだい!」
結衣の必死な顔に少し怯みながら
「……はい…」
俊輔は問題集を捲った。
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