63 / 63
番外編 その4 それから……
『常世の守り主』
しおりを挟む
――――
あれから、みんなで色々話しながら、料理を美味しく食べていた。
……そして。
「うふふ、ごちそうさま! 美味しかったです、エディアさん」
ラキサは満足そうに、そう言った。
彼女だけではない、みんな料理を食べ終わって、とっても満足した様子。
……エディアの料理は本当に、美味しいのだ。
「みんな気に入ってくれたみたいで、良かった。
私も、嬉しい」
料理を作ったエディアは、ニコニコだ。
「良かったね、エディア。……ところで、せっかく一息ついたからさ」
と、ルーフェは何やら、エディアに対してこっそりと、ある事を提案する。
「……うん! 私も、見せたいと思っていましたから」
そしてエディアは、ラキサたちみんなに、こんんな事を話す。
「みなさん、良ければ書斎に行きませんか? 少し、見せたいものがあるの」
彼女のその提案、興味津々だ。
「ふむ、それは気になる、な」
「私も知りたいです。……テオは、どうします?」
トリウスも、ラキサも、見に行く気なようだ。
また一方で。
「……僕は、後ででいいかな。
今子供たちに、旅のお話をしているところなんだ」
「ねぇ! もっとテオさんの話、聞かせて?」
「ほらね? だから今はいいよ」
テオはそう良い、またウィルは……ベッドにいるリースを、相手にあやしていた。
キラキラ光る小さな精霊に、リースはニコニコ、機嫌がよかった。
「ウィルも今、無理そうだな。
では、見に行くのは私とラキサ、であるな」
「そうみたいだね。……じゃあ、四人で書斎に向かおうか。
きっと、二人も気に入るはずだよ」
ルーフェはそう言い、ふふっと微笑んだ。
――――
ルーフェ、エディア、そしてラキサとトリウスは家の書斎へと。
「ずいぶんと、本を集めているのだな」
トリウスは書斎の棚を眺め、関心する。
そんな彼に、ルーフェはこたえる。
「ありがとう、トリウスさんなら、そう言うと思った。
この本は全部、村にやって来る行商人から買ったものなんだ。色々と持って来てくれて、とても助かっているよ」
「なるほど、な。これは興味深い」
「たしか二人とも、本が好きでしたものね。素敵です」
「ありがとう、ラキサちゃん。良ければあとで、一緒に読書でもしませんか?」
エディアの提案に、ラキサは微笑む。
「良いですね! だって、色々気になる本が、たくさんですから。
……あっ」
するとラキサは、ある事を思い出す。
「たしか見せたいものが、あるのですよね。
私、そちらも気になります」
この言葉に、エディアは嬉しそう。
「うんうん、ちょっとまだ途中だけど……見せたいものは、これなんです」
と、彼女は机に広げられた、一冊の本へと近づく。
ほんのページは書きかけで、その傍にはインクに漬けられた羽ペンが置かれている。
「おや……見た所、日記なのかな?」
トリウスはそれを見て、興味が湧いたように、言った。
それにエディアは、こう答えた。
「お気づきになりましたのね。
……あれは、日記とは、また違うのですよ」
「もしかして、それが見せたいもの、ですか?
日記ではないのでしたら、何なのかしら?」
二人の疑問に、彼女は微笑んで、こう答える。
「……あれは今、私が書いている――物語、なのですよ」
これにトリウス、ラキサは、はっとする。
「ほう!」
「物語ですか、驚きです! 自分でそうしたお話を、書けるだなんて……」
ルーフェもまた、自分の事のように照れていた。
「僕とエディア、二人で書いているんだ。……昔、少しだけ僕は、物語を書いてた事があってさ。
それで、エディアに教えながら一緒に、ね」
「ふふふ、ルーフェはとっても良い先生なんです。
物語を書くのも、楽しいんだ」
二人が紡ぐ、物語が記された本。
ルーフェはそれに近づき、手にとると……
「トリウスさんに、ラキサさんには、どうしても知ってほしかったんだよね。
だってこの物語は、二人との思い出も、元になっているんだから」
「……えっ? どう言うこと、かしら?」
ラキサは気になった呟きに、彼は……
「実は三年前の、僕のエディアを取り戻すための旅や、それにハイテルペストで二人と出会ったこと……それを、物語にしているんだ」
「もちろん私は、その時にはまだ生き返る前なのですけれど、物語ですから!
私も色々空想して、自分で物語を作ったり、です」
そう、二人が書いているのは、物語。
しかしその元となったのは……あの三年前の、思い出だ。
「――僕にとっては、とても大変で、辛い思い出だったさ。
だけど……それがあったからこそ、この今がある。二人も、きっと同じはずだろ?」
確かに、その通りだった。
「うん。あの事があったから、私は自由になれて、世界中を見て回れたの。
……テオとだって、出会えたし」
ラキサはもちろん、トリウスも。
「私も、長年の葛藤から、開放された。
娘もまた幸せで、私は私でまた、やり甲斐を見つけたからな」
三年前、あの霊峰ハイテルペストでの日々と出来事、そして戦い。
それはそれぞれにとって、新たな道を切り開いた。
もちろん……
「エディアと共に生きる日々と、そして新しい家族……。僕だって、もちろんそうさ」
ルーフェも、それは同じだった。
……それぞれが歩む、新たな人生。
これこそ、三人が得たものであり、そしてこの絆も、同様だった。
「本の題名も、決めているんだ。ねぇ、エディア」
「はい! これもルーフェと一緒に考えて、決めたのですよ」
そしてルーフェは、本を一度閉じ、その表紙をみんなに見せた。
「これが……その題名さ」
表紙にはこう。題名が記されていた。
――『常世の守り主』と。
あれから、みんなで色々話しながら、料理を美味しく食べていた。
……そして。
「うふふ、ごちそうさま! 美味しかったです、エディアさん」
ラキサは満足そうに、そう言った。
彼女だけではない、みんな料理を食べ終わって、とっても満足した様子。
……エディアの料理は本当に、美味しいのだ。
「みんな気に入ってくれたみたいで、良かった。
私も、嬉しい」
料理を作ったエディアは、ニコニコだ。
「良かったね、エディア。……ところで、せっかく一息ついたからさ」
と、ルーフェは何やら、エディアに対してこっそりと、ある事を提案する。
「……うん! 私も、見せたいと思っていましたから」
そしてエディアは、ラキサたちみんなに、こんんな事を話す。
「みなさん、良ければ書斎に行きませんか? 少し、見せたいものがあるの」
彼女のその提案、興味津々だ。
「ふむ、それは気になる、な」
「私も知りたいです。……テオは、どうします?」
トリウスも、ラキサも、見に行く気なようだ。
また一方で。
「……僕は、後ででいいかな。
今子供たちに、旅のお話をしているところなんだ」
「ねぇ! もっとテオさんの話、聞かせて?」
「ほらね? だから今はいいよ」
テオはそう良い、またウィルは……ベッドにいるリースを、相手にあやしていた。
キラキラ光る小さな精霊に、リースはニコニコ、機嫌がよかった。
「ウィルも今、無理そうだな。
では、見に行くのは私とラキサ、であるな」
「そうみたいだね。……じゃあ、四人で書斎に向かおうか。
きっと、二人も気に入るはずだよ」
ルーフェはそう言い、ふふっと微笑んだ。
――――
ルーフェ、エディア、そしてラキサとトリウスは家の書斎へと。
「ずいぶんと、本を集めているのだな」
トリウスは書斎の棚を眺め、関心する。
そんな彼に、ルーフェはこたえる。
「ありがとう、トリウスさんなら、そう言うと思った。
この本は全部、村にやって来る行商人から買ったものなんだ。色々と持って来てくれて、とても助かっているよ」
「なるほど、な。これは興味深い」
「たしか二人とも、本が好きでしたものね。素敵です」
「ありがとう、ラキサちゃん。良ければあとで、一緒に読書でもしませんか?」
エディアの提案に、ラキサは微笑む。
「良いですね! だって、色々気になる本が、たくさんですから。
……あっ」
するとラキサは、ある事を思い出す。
「たしか見せたいものが、あるのですよね。
私、そちらも気になります」
この言葉に、エディアは嬉しそう。
「うんうん、ちょっとまだ途中だけど……見せたいものは、これなんです」
と、彼女は机に広げられた、一冊の本へと近づく。
ほんのページは書きかけで、その傍にはインクに漬けられた羽ペンが置かれている。
「おや……見た所、日記なのかな?」
トリウスはそれを見て、興味が湧いたように、言った。
それにエディアは、こう答えた。
「お気づきになりましたのね。
……あれは、日記とは、また違うのですよ」
「もしかして、それが見せたいもの、ですか?
日記ではないのでしたら、何なのかしら?」
二人の疑問に、彼女は微笑んで、こう答える。
「……あれは今、私が書いている――物語、なのですよ」
これにトリウス、ラキサは、はっとする。
「ほう!」
「物語ですか、驚きです! 自分でそうしたお話を、書けるだなんて……」
ルーフェもまた、自分の事のように照れていた。
「僕とエディア、二人で書いているんだ。……昔、少しだけ僕は、物語を書いてた事があってさ。
それで、エディアに教えながら一緒に、ね」
「ふふふ、ルーフェはとっても良い先生なんです。
物語を書くのも、楽しいんだ」
二人が紡ぐ、物語が記された本。
ルーフェはそれに近づき、手にとると……
「トリウスさんに、ラキサさんには、どうしても知ってほしかったんだよね。
だってこの物語は、二人との思い出も、元になっているんだから」
「……えっ? どう言うこと、かしら?」
ラキサは気になった呟きに、彼は……
「実は三年前の、僕のエディアを取り戻すための旅や、それにハイテルペストで二人と出会ったこと……それを、物語にしているんだ」
「もちろん私は、その時にはまだ生き返る前なのですけれど、物語ですから!
私も色々空想して、自分で物語を作ったり、です」
そう、二人が書いているのは、物語。
しかしその元となったのは……あの三年前の、思い出だ。
「――僕にとっては、とても大変で、辛い思い出だったさ。
だけど……それがあったからこそ、この今がある。二人も、きっと同じはずだろ?」
確かに、その通りだった。
「うん。あの事があったから、私は自由になれて、世界中を見て回れたの。
……テオとだって、出会えたし」
ラキサはもちろん、トリウスも。
「私も、長年の葛藤から、開放された。
娘もまた幸せで、私は私でまた、やり甲斐を見つけたからな」
三年前、あの霊峰ハイテルペストでの日々と出来事、そして戦い。
それはそれぞれにとって、新たな道を切り開いた。
もちろん……
「エディアと共に生きる日々と、そして新しい家族……。僕だって、もちろんそうさ」
ルーフェも、それは同じだった。
……それぞれが歩む、新たな人生。
これこそ、三人が得たものであり、そしてこの絆も、同様だった。
「本の題名も、決めているんだ。ねぇ、エディア」
「はい! これもルーフェと一緒に考えて、決めたのですよ」
そしてルーフェは、本を一度閉じ、その表紙をみんなに見せた。
「これが……その題名さ」
表紙にはこう。題名が記されていた。
――『常世の守り主』と。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(12件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ありがとうございます。いよいよクライマックス、そして物語の元ネタにちなんだ、ある出来事もあったり!
いよいよ目的地ですか……。いよいよ冥界ですか……。はたして彼の答えはいかなる物なのか。楽しみでもありますし、怖くもありますね。
いつもありがとうございます! ようやくここまでたどり着いた感じですからね。いよいよ答えが…!
竜を倒さずに、前へ進みました、か。それで彼の望みが達せられるのでしょうか……。もしや竜を倒す、と言う事に何か別の意味も存在していたら、と危惧せざるを得ません。そして死者を蘇らせる事に対する、彼の答えは出ているのでしょうか。惰性と執念だけではない、確たる答えが……。
ありがとうございます! どうにかたおさず、先に進んだ主人公! この先は……おそらく。
彼の答えは、それこそクライマックス.……ですからね! ご期待ください!