常世の守り主 ―異説冥界神話談―
かつて大切な人を失った青年――。
全てはそれを取り戻すために、全てを捨てて放浪の旅へ。
長い、長い旅で心も体も擦り減らし、もはやかつてとは別人のように成り果ててもなお、自らの願いのためにその身を捧げた。
そして、もはやその旅路が終わりに差し掛かった、その時。……青年が決断する事とは。
——
本編最終話には創音さんから頂いた、イラストを掲載しました!
全てはそれを取り戻すために、全てを捨てて放浪の旅へ。
長い、長い旅で心も体も擦り減らし、もはやかつてとは別人のように成り果ててもなお、自らの願いのためにその身を捧げた。
そして、もはやその旅路が終わりに差し掛かった、その時。……青年が決断する事とは。
——
本編最終話には創音さんから頂いた、イラストを掲載しました!
あなたにおすすめの小説
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
彼女の離縁とその波紋
豆狸
恋愛
夫にとって魅力的なのは、今も昔も恋人のあの女性なのでしょう。こうして私が悩んでいる間もふたりは楽しく笑い合っているのかと思うと、胸にぽっかりと穴が開いたような気持ちになりました。
※子どもに関するセンシティブな内容があります。
彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
そんなに義妹が大事なら、番は解消してあげます。さようなら。
雪葉
恋愛
貧しい子爵家の娘であるセルマは、ある日突然王国の使者から「あなたは我が国の竜人の番だ」と宣言され、竜人族の住まう国、ズーグへと連れて行かれることになる。しかし、連れて行かれた先でのセルマの扱いは散々なものだった。番であるはずのウィルフレッドには既に好きな相手がおり、終始冷たい態度を取られるのだ。セルマはそれでも頑張って彼と仲良くなろうとしたが、何もかもを否定されて終わってしまった。
その内、セルマはウィルフレッドとの番解消を考えるようになる。しかし、「竜人族からしか番関係は解消できない」と言われ、また絶望の中に叩き落とされそうになったその時──、セルマの前に、一人の手が差し伸べられるのであった。
*相手を大事にしなければ、そりゃあ見捨てられてもしょうがないよね。っていう当然の話。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
ありがとうございます。いよいよクライマックス、そして物語の元ネタにちなんだ、ある出来事もあったり!
いよいよ目的地ですか……。いよいよ冥界ですか……。はたして彼の答えはいかなる物なのか。楽しみでもありますし、怖くもありますね。
いつもありがとうございます! ようやくここまでたどり着いた感じですからね。いよいよ答えが…!
竜を倒さずに、前へ進みました、か。それで彼の望みが達せられるのでしょうか……。もしや竜を倒す、と言う事に何か別の意味も存在していたら、と危惧せざるを得ません。そして死者を蘇らせる事に対する、彼の答えは出ているのでしょうか。惰性と執念だけではない、確たる答えが……。
ありがとうございます! どうにかたおさず、先に進んだ主人公! この先は……おそらく。
彼の答えは、それこそクライマックス.……ですからね! ご期待ください!
やはり主人公が人間でいてくれた……。それが少しばかり嬉しいです。どうにか軟着陸してくれる事を願います。
ありがとうございます!
どうにか彼も決断した様子! 上手く行くのでしょうか!
やはり迷いましたか……。ですが迷ってくれて、ある意味正解と思います。ここで迷わなければ、彼は既に人間を辞めているでしょう。そしてそれは、死者たる恋人が甦ったとして、それが恋人が望む彼であるでしょうか。彼はどちらにせよ、勝っても負けてもどん詰まりなのだ、と思います。何かしら、別な道があるならば……と思ってしまいます。
いつもコメント、ありがとうございます。
対して自分はなかなか今小説を読む余裕がなくて……。
たしかにここは、迷いますものね。以前の彼ならともかく、人間性を取り戻した今では……!
死人を蘇らせるために、新たな死者を作る。そして蘇った死者は、少なくとも遠い将来に必ずや再度死の苦しみを味わう。
救いが無いですね……。いや、唯一救いがあるとするならば、蘇った者が再度死するまでは、生きることを謳歌できるという事でしょうか。ただ、死者が甦る事を望んでいたとすれば、ですが……。
本作の登場人物のいずれにとっても、辛く苦しいですね。
コメント、ありがとうです!
……本当に、ここは辛い部分ですものね。彼の言葉は真実ではあるものの、時としてはそれが深く傷つけもしますから。
主人公は恋人を、そしてトリウスは娘の事を。それぞれ……。
だけど、ここで主人公には……考えてもらわないと
ううん、今最新話ですが、続きを読むのが怖いですね。と言いますか、この様に感情移入できると言うのは作品が良いからだと思うのです。ルーフェの過去も痛いですが、トリウスもラキサも、皆が皆、痛い物を抱えていますね。毎回ビクビクしながら、それでも続編を待っているのです。たぶん、今だ語られていないルーフェの夢の残り半分も、痛いんだろうなあ……。
コメント、ありがとうございます!
……ええ、三人とも、本当に訳ありの過去ばかりですものね。とりわけ主人公に関しては、つらいものですからね。身分違いの恋……古典的なラブロマンスではありますが、その結末は……よくないものが多いですし。
こうした過去を持った末に、結果彼がどうするかも、またこれからですね。
とても痛い……。とても痛いですね。ルーフェも、トリウスも。はたしてルーフェは、何をこの後選択するのか……。感情移入すると読むのが少しつらい気もしますが、興味深いです。
ありがとうございます!
確かに自作にしては珍しく、辛い過去を持つキャラがお疲れですからね。
……互いに強い思いを抱き、その末には何が待ち構えているか……ご期待下さい!
助けられたルーフェはこれから身体を癒しながら、しっかりと自らの願いと向き合わなければならないのですね😌
最終的にどのような結論に至るのか、そして彼を助けた魔術師の正体はなんなのか、とても気になりますわ☺️
引き続き楽しませていただきますね👍
ありがとうございます!
この辺りはまさに、本作品のテーマ、ですからね。
最終的には何らかの結論を見つけるはずです!
愛を誓い合った相手を失ったのか、青年の悲壮の篭った強い想いと、そんな姿を哀れんだのか、散りゆく命を悲しんだのか、守り手の竜の悲しげな瞳が印象的ですわ😌
うーん、確かに。
序盤で何とも複雑な戦いに……。この二者についても、また色々と、あったりする感じです!
読み始めさせていただきました😌
化け狼を一瞬で殲滅した彼は、何かを探している様子でしたが、果たして何を探しているのか、そして、ここからどのような物語が展開していくのか、とても楽しみにしておりますね…!!☺️
ありがとうございます!
一応、彼はなかなか強いキャラクターですが、今後は……。
まぁ、何を探しているかは、後程!
敗北から始まるストーリー……。ここからどんな道筋を取って立ち直るのか、それとも……。期待してます!
ありがとうございます!
強い主人公なのですが、相手はそれ以上に……! 中編と言える感じの内容となりますが、どうかよろしくです!
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。