【完結】ゲーム実況アイドルが毎日家に来てるけど、俺はいつも寝てるから過激アプローチを受けても気付けない

宇多田真紀

文字の大きさ
17 / 28
第四章 里美

二話 両側からの幸福締め

しおりを挟む
「ん、んんー。え? 里美さん⁉ ……あ、そうか、来てたんだっけ。おはよう」
「おはよう弘樹さん。じゃ私、帰って寝ますね」

 弘樹が目覚めたときに里美はまだいた。
 けれど、急に立ち上がると「じゃあバイトで」と慌てて帰ろうとする。

「駅まで送るよ」
「あ、い、いえ、もう明るいですし大丈夫です。それに朝帰りで駅まで送ってもらうとか、そういうのは恋人同士になってからに取っておきたいというか……」

「恋人同士?」
「何でもないです」



 今、恋人同士って言った!?
 それって里美さんと俺が!?
 でも俺の家に一晩泊っておいて、駅まで一緒に歩くのはまだ早いってどういうことなんだ?
 だいたい、彼女は何で俺の家に来たがったんだ?
 目的が分からない……。
 あの後、里美さんはアリスちゃんと会ったハズなんだ。
 彼女は会うのを嫌がっていなかったようだし……。
 もしや、里美さんが来た目的はアリスちゃんに会うこと!?



 弘樹は帰る彼女の後ろ姿を見送りながら、彼女が自分の部屋を訪れた目的がアリスに会うことなのではと推測した。
 だが何故アリスと会おうとしたのか、残念ながらそこまでは皆目見当もつかなかった。

 里美を見送ってから部屋に戻ると、繋がったままの通話アプリ越しで朱音からあれこれ言われた。

『それで、昨日は久しぶりにアリスちゃんとMMORPGをプレイしたんだけど、これがホント参ったのよ!』
「やっぱり里美さんがいたから?」

 弘樹は昨晩の様子を思い起こす。

 そういえば昨日部屋に押しかけてきた里美は、明らかにバイト先での態度とは違っていた。

 何故か彼女は話をせず、ベッドへ腰かけて姿勢よく座っているばかりだった。
 里美は何故か緊張しているようで、弘樹には何かを前にして気を張っているように見えた。

 このシチュエーションを普通に考えれば、愛の告白か、黙って肌の触れ合いやキスが始まりそうなものだ。
 だが里美は、異常にピリピリとした空気を醸し出していて甘い雰囲気など微塵もなかった。
 いかに経験値のない弘樹でも、間違って手を出すほど愚かではない。

 そんな状況で、いつものようにネットゲームをする訳にもいかず。
 ベッドに座る里美の方にデスクチェアを向けて、彼女が何かしゃべりだすのを待っていた。
 するとなんと里美は「早くMMORPGというのを始めて」と言ったのである。


 それはつまり、里美はアリスに会いたいのではないか。
 なぜ会いたいのかは分からない。
 そもそも里美とアリスが会って平気なのか、彼はそう考えてかなり焦った。

 しかし、強い態度の里美に逆らうなどとてもできず、結局、大人しくネットゲームを始めてそのまま寝落ちしたのだ。

「朱音、悪かった。俺のせいで迷惑かけたみだいだな。二人とも喧嘩してたろ?」
『ハア? あなた、何勘違いしてモテ男セリフはいてんのよ! 全然違うし! 二人は喧嘩なんかしてない。逆に仲が良過ぎてやりにくかったのよ』

「仲良過ぎ??」
『ええ。里美さんがプレイ中のアリスちゃんに話しかけるから、ずっと二人だけで会話して盛り上がるのよ。ゲームと全然関係ない恋愛話でよ。だから朱音が加わったら邪魔だろうと思って黙ってたの。もう完全に蚊帳の外! 正直こたえたわ』

「なんかごめんな」
『何で寝てたあなたが謝るの? そういうのいいし』

「いや、俺も二人が会うとヤバいかもと思ったんだけど、逆に仲が良くなるのはちょっと想像してなかった」
『朱音も最初は緊張したよ。だけど里美さんは常識的だし、アリスちゃんは明るくて性格がいいからね。ま、納得の結果かな』

「一応バイト先で里美さんに言っとくよ。プレイ中のマナーというものを」
『うん、ホント頼むね。昨日は何とか耐えたけど、今日の夜も同じだとしんどいから……』

「いや、さすがに里美さんが今日も俺の家に来ることはないから安心してくれ」

 そう弘樹は朱音に釈明したハズだったが……。

ピンポーン

 バイトを終えた弘樹が帰宅して風呂や食事を済ませたタイミング、ちょうど昨日と同じくらいの時間に家のチャイムが鳴った。

 玄関ドアを開けると、バイトのときのラフな服装とは違うブラウスにフレアスカート姿でコートを羽織った里美が立っていた。

「あ、里美さん! 今日も来るって冗談じゃなかったんだ」
「こんばんは。お邪魔しますね」

「あら、里美さん今日も来てくれたの?」
「こんばんは、弘樹さんのお母さん。これ田舎から届いたメロンです。ちょっと食べきれなくて、もらっていただけると助かります」

「悪いわねぇ。気を使わせちゃって」
「いえこちらこそ、ご迷惑おかけします。弘樹さん、さあ行きましょ」

「あ、うん……」

 里美は当たり前のように、二日連続で夜遅くに弘樹の部屋へやって来たのだった。

◇◇◇

「来たわね、アリスさん」

 里美の目の前に発生した人型の光は、徐々に実体化して小柄な女性になると光が弱まった。
 昨日と同じようにパジャマ姿のアリスが小さな落下でトンッと着地すると、正面で迎えた里美は小さく微笑んだ。

「こんばんは、アリスさん」
「あ、里ミンこんばんわぁー」

 一晩でアリスとだいぶ打ち解けた。
 でも里美の目標は机で突っ伏して眠る弘樹と恋人になること。
 可愛くて魅力的なアリスは油断ならない。

 眼鏡を指でクイと上げて気を引き締める。

「さあ、アリスさん座って。朱音さん、アリスさんが来ましたよ」

 アリスにデスクチェアへ座る様に勧めた里美は、フレアスカートを整えるとベッドに姿勢よく座った。

『ハイ、アリスちゃんこんばんは』
「昨日ぶりだね、朱音! 里ミンともども、今日もよろしくだよぉ」

 里美は昨日から続くアリスのしゃべり口調にようやく慣れてきた。
 アリスは、ゲーム実況をメインで活動するニッチジャンルのアイドルではあるものの、芸名を使ってキャラを作りファンを獲得する偶像の職業である。

 今はSNSが発達して、ファンがアイドルの情報を簡単に暴露できる。
 だから芸能事務所は所属タレントに対して、ネットでのしゃべり口調やキャラ作りを徹底させている。
 契約で厳守事項になっていると、アリスが里美に説明した。

 ネットで活動するアリスにとって、里美はリアルで会って目の前で話す相手なので、もう取り繕う意味もない。
 だが、朱音はあくまでネットを介してやり取りしているリスナーの立ち位置なので、実況アイドルのアリスとして話す必要があるらしい。



 それにしても里ミンって……。
 そんな呼び方、誰にもされたことないよ。
 べ、別に悪い気はしないけど、か、かなり恥ずかしい……。
 朱音さんは最初に一瞬だけ静かになったけど、今は私のあだ名としてすっかり認知してるみたいだし。



「あの、私、朱音さんに謝りたいことがあります」
『え? 何?』
「里ミン、どうしたの?」

「昨日はゲーム中のアリスさんにあれこれしゃべりかけてごめんなさい。弘樹さんから、ネットで繋がるプレイヤーが困るから少し控えてねって言われました」
『あ、うん。大丈夫だよ。昨日は恋愛話をしてたから、加わるのを控えたってだけだし』
「そっかぁ。ごめんね朱音。プレイしない人と横で話しながらゲームするのが初めてで、気配りと配慮が欠けとったよ私」

 二人から謝られた朱音は、照れくさそうに画面に向かって手を横に振り、気にしないでくれと応えた。
 すると朱音の様子を見た里美が提案を持ちかける。

「だけど、私もずっと黙っているのは寂しいので、逆に朱音さんにも話に加わってもらえたら嬉しいなと」
『え? 朱音も恋愛話に加わっていいの?』
「当然だよ、朱音。っていうか弘樹と付き合いの長い朱音に、男心を教えて欲しいんだ! お願いだよ!」

「それいいですね! 私からも是非お願いします!」
『男心? いやまあ、いいけどねぇ……ヒロくらいしか分からないわよ?』
「むしろ弘樹のことが知りたいんだよぉ! じゃあじゃあ早速だけど、男の人って女の人からどんなことされたら喜ぶんかな?」

 このアリスの質問に、ベッドへ座っていた里美が立ち上がって移動する。
 机で突っ伏して眠る弘樹の左側、つまりアリスとは反対側に陣取るとモニターに顔を近づけた。
 里美は一瞬右横の弘樹を見て微笑んでから、食い気味で朱音に要求する。

「男の人って何に喜ぶか私も興味あります! 詳しく教えてください」
『いや、朱音も女なんですけど……。断っておくけど、あくまでヒロが言ってたことだよ?』
「じゃあ、弘樹が世の男性代表ってことでよろです」

「朱音さん、あまりマニアックじゃないのでお願いしますね?」
『……。例えばだけど、ただ女性の方から腕を組まれるだけでも嬉しいらしいよ。でもヒロにはもっと上の願望があるんだって』
「うん、うんっ」

 大きな胸の前で両手にこぶしを作って大きくうなずくアリスとは対照的に、里美はとても心配そうな顔をしている。

「腕を組むだけでもハードルが高いのに……」
『さらなる願望は、腕を両手で抱え込んでしがみついて欲しいんだって』
「両手でかあ。なるほど、その方が大好きって気持ちがしっかり伝わりそうだね。もしかして朱音って、弘樹ですでに実践済み?」

 アリスの問いに、朱音はぶんぶんと激しく首を振って「ありえない!」と否定した。

「それってこうですか」

 里美が眠る弘樹の左腕を掴むと肘から先を横にして、両腕で下から抱え上げた。

『違う違う。そんなパワーショベルが砂を持ち上げるような感じじゃないよ』
「はいはーい。私、分かったよ。こうだよね?」

 アリスは弘樹の右腕を下向きにして自分の胸の前に動かす。
 そのまま自分の両腕で囲みこんで、弘樹の腕を大きな胸に押さえ付けて拘束した。

「ああ、アリスさんなるほどです。うーん……こうですか?」

 里美も若干遠慮気味ではあるが、弘樹の左腕を胸の前に下げると自分の両腕で交差させるように囲み込んで、彼の腕を胸に押さえ付けて拘束した。

『そうそう、それで相手の顔を上目づかいで見て微笑んで欲しいんだって。馬鹿だよねぇ弘樹。あ? あれ? ちょっと!? か、拘束が完璧過ぎて弘樹の両腕が……きゃぁああーっっ! やっぱだめぇ! すぐやめてっ』

 最初、満足そうにうなずいていた朱音が急に慌てだす。
 必死に腕にしがみつくのをやめるように叫んだ。
 パジャマ姿で弘樹の右腕にしがみついていたアリスが不満そうにする。

「ええー、やだやだ。もっと大好きな弘樹にしがみついてたいもん。これが朱音の教え通りなら問題ないっしょ?」
「朱音さん、どうしたんです?」

 里美は疑問に思い、弘樹の腕にしがみついたままでモニター隅のチャットアプリを確認する。
 自画像欄には弘樹の左腕に里美が、右腕にアリスがしがみついている様子が映っていた。



 画像が小さいから分かりづらいわね。
 確かに彼の左腕を、私が腕と胸で拘束する様子が映っているわ。
 ……え? ちょっと何よこれ!
 しがみつくだけだと思って試したのに、これじゃ腕を胸で抱きしめているじゃない!
 ……。
 ま、ま、まあ、相手は大好きな弘樹さんだし、彼は寝ているし、私もこういうのに慣れるチャンスだし。
 大胆でかなり恥ずかしいけど、もう少しだけこのままでも……。
 えーと、反対側のアリスさんも同じように弘樹さんの右腕にしがみついて……。
 きゃあ!
 彼女の胸が大きすぎて、弘樹さんの右腕が埋もれて見えないじゃない!!
 だ、だだだだめよっっ!!
 アリスさんの胸の攻撃力が高すぎて、これじゃ私はとても適わないわ!
 今すぐ彼女を止めないと!!



 ブラウス姿で弘樹の左腕にしがみついていた里美は急に顔を真っ赤にすると、大慌てで彼の左腕から離れてアリスに声をかけた。

「ダメよ。アリスさん! いいから今すぐ離れて!」

 里美が弘樹の右側、つまりアリスの方へ回り込んで彼女を引き剝がした。
 アリスが不満そうにむくれる。
 それを見た朱音が謝罪した。

『里ミン、アリスちゃん、ごめん。今の技の別名が、幸福締めというのを忘れてたわ』
「ねえ朱音っ! 何でやめさせるの? 久しぶりに弘樹と密着できとったのにぃ」

「む、胸ですよっ、胸!」
『アリスちゃん、あの技はね、男の腕を女の両腕と胸で挟み込んで拘束して、幸福感で男を悶絶させる技なの』
「凄い! 威力抜群だね! じゃあもう一回……」

「ダメですってアリスさん!!」
『アリスちゃん、お願いだからやめて。あ、朱音だってホンネは、ヒロに他の女子と仲良くして欲しくないの……』
「え? ……あ、そうか、そうだね。ごめんね朱音。で、でもぉ、あと一回くらいはしたいなぁ」

 アリスが上目づかいでカメラ越しに朱音へ訴える。
 画面に映る朱音の顔は苦悩で困り果てていた。
 それを見た里美が必死に彼女を止める。

「ほ、ほら一回試せただけで十分ですよ」
『い、今まで言ってなかったけど、一応私もヒロのことを好き、なんだよね。だから、両側から女子たちに幸福締めされるヒロを見るの、キツ過ぎるよ……』
「う……、……あの……一回できたからダイジョウブデス……」

 朱音が悲しそうにするので、いかに天真爛漫なアリスといえど引き下がった。

 この後、里美とアリスは必死に朱音をなだめすかした。
 さらに褒めて褒めて持ち上げて復活させると、本来アリスが召喚された理由であるMMORPGはプレイもせず放置して、さらに弘樹が萌えるシチュエーションとは何かを議題にして三人で盛り上がったのだった。

次回、「弘樹の匂い」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件

こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。 ・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。 ・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。 ・物静かで儚げな美術部員。 ・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。 ・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。 拓海の生活はどうなるのか!?

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編7が完結しました!(2026.1.29)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

処理中です...