幼馴染短編集

鳴海真央

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幼馴染のお嬢様と俺の話

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 俺には、幼馴染がいる。
 だが、立場的には全く釣り合っていない女の子なのだ。
 ――桜宮瑞葉さくらみやみずは
 父親は、鈴谷学園すずたにがくえんの出資者らしく、彼女の学力なら、もっと上の高校も目指せたはずなのに、俺が鈴谷学園に通うからという理由で、父親に働きかけて、ここにいるというのだから驚きだ。
 本人の顔立ちがよく、二重の大きく黒目で、目尻が上向きの猫目と呼ばれる形をしている。少しきつい印象を与えるが、性格はしっかり者で優しくコミュニケーション能力が高いので、好かれている。
 おまけに発育も大変よろしく、胸もお尻も大きい。
 そんなヤツが俺の幼馴染なのだ。周りからは全然釣り合ってないだろ、と思われているかもしれないが、あながち間違っていない。
 俺もそう思っているのだから。

「……翔太しょうた、少しいいかしら」
「アッハイ」

 昼休みに周りの目があるからか、いかにもお嬢様が喋りそうな口調で、俺に話す瑞葉。
 …………ちなみに、俺の名前は能瀬のせ翔太と言う。

 △▼△▼△▼

 屋上へと出向く俺と瑞葉。
 瑞葉の手には、女の子が持ちそうな小さめのお弁当箱とレジャーシートが握られている。

「んーっと……」

 レジャーシートを敷いて、その上に座ったあと、伸びをする幼馴染。

「……肩がこるのか、瑞葉?」
「そーね。一応、お嬢様っていうことだからさ、立ち振舞はしっかりしなきゃいけないでしょ? だから、翔太の前じゃないと、こんな姿を見せられないってわけよ」

 そう。俺の前では、崩した口調をするのだ。

「それにさ、みーんな、あたしの挙動でさ、キャーキャー言ってくれるけどさ、本当はそんな人間じゃないんだよね、ホント」
「それもそうだな。瑞葉は、いわゆる『おてんばお嬢様』って言葉がぴったりだもんな」
「むぅ」

 俺の言葉に頬をふくらませる瑞葉。

「自分らしさが出せるのは俺の前だけっていうのは、優越感があっていいけどな」
「そうね。翔太だったら、素のあたしを知ってるわけだし、いいかなって。他の人に見られたとしたら、ちょっと厳しいものがあるけど」
「まあ、それはあるわな」

 食べ進めながら話す彼女。
 ……ストレスも溜まるだろうな、と思っている。
 そこで俺は聞いてみた。

「それで、瑞葉は、どうしたい」
「……そうね。……翔太、今晩、空いているかしら」
「瑞葉がいいのなら、俺は構わないが」

 桜宮家と能瀬家は、主従の関係もあり、俺も俺の両親も、桜宮家の人には反抗しづらい部分がある。
 そういう関係性もあり、俺は瑞葉と結婚することを約束されてしまっている。だから、婚前交渉というのはあっても然るべきであり……。

 △▼△▼△▼

 放課後、俺は瑞葉の家に招かれ、彼女の部屋で着ていた制服を全て脱いでいた。
 そして瑞葉も、制服を脱いで、よく育った肉体を惜しげもなく晒している。
 その彼女は、ベッドに仰向けになっている俺のペニスを咥えていた。

「フェラチオからするの好きだよな、瑞葉」
「……これをすることで、自分が翔太とセックスするんだっていう気持ちになれるから」
「そうなのか」

 三回目のセックス以降からするようになったフェラチオ。
 ちなみに……瑞葉の初めて・・・を奪ったのは、幼馴染に相談されたことがキッカケである。
 お嬢様として振る舞うと、どうしてもストレスが溜まるのだと。
 そこで何かないかと、色々試したものの、解消されないと言うので、俺が冗談で「性行為してみるか」というと、……こうなってしまった。
 性行為に乗り気だったのは、俺と瑞葉が幼馴染で許嫁だったこともある。

「フフッ。翔太のおちん×んはヤル気全開ね」
「そりゃ、丹念にペロペロされちゃあ……な。――中出し、していいんだよな」
「もちろん。……ピル飲んでるし」
「――まだ、学生という身分だから、か」
「それもあるわね」

 瑞葉を仰向けにして、挿入を試みる。
 濡れ羽色のセミロングがベッドに広がり、グレープフルーツ大に大きくなった胸がゆさり、と揺れる。

「ンッ……あっ……」

 そのまま、腰を揺らしていく。

「あぁっ、いいっ……。気持ちいい……。あぁっ……」

 瑞葉は静かに声を漏らし、感じているようだ。
 彼女の部屋の広さは、一般的なリビングほどの大きさだから、彼女が喚いても反響はそこまで大きくないので、外に聞こえることはあまりない。
 その広さのためか、俺が泊まる時に使う折りたたみ式のベッドまで用意されているぐらいだ。
 幼馴染の家で寝る時は折りたたみ式を借りて眠っているが、彼女とセックスしたあとは、そのまま眠ってしまうため、出番はあまりない。

「気持ちいいよ、翔太……あぁっ……」
「俺もだよ、瑞葉……ッ」

 瑞葉とするセックスは、本当に気持ちいい。
 生ですることを許可されてからは、ずっと生でしている。
 彼女の膣の感覚が直に伝わるし、膣内射精なかだしする気持ちよさが病みつきになる。
 両親同士が俺達を結婚させようとしているわけだから、瑞葉を俺の精液で散々汚しても問題ないわけだ。

「瑞葉……もう……出るッ……」

 ドクッ、ドクッ、と彼女の膣内に、精液を吐き出してしまう。

「あぁ……翔太のザーメン……あたしの膣内なかに……」

 ……おそらく満足していないであろう瑞葉は、オーガズムを感じたいがために、騎乗位をしてくるであろうことは、予測できる。

「……攻守交代ね」
「そう…………だな」

 グリグリ、と前後左右に腰を振って、撃ち尽くして萎んだペニスを再び勃たせようとしてくる瑞葉。
 その動きがあまりにもエロくて、股間に血液が集まってくるのを感じてきた。
 彼女の下腹に目をやると、髪の毛と同じ色の下の毛がある。
 そして、常に整えられている。あった方が、俺が昂奮することを知っているかのように。

「はぁ……はぁ……。あぁっ……いいよぉ……セックス……いいっ……」
「…………お嬢様とは思えないな。セックスしている時の、瑞葉を見てるとさ」
「できるわけ、ない、じゃない。そんな、振る舞い、なんて。……こうしている、時の、あたしは、ただの、雌、だもん。雄を欲しがる、発情した、雌でしか、ない、ん、だから……ァ……ッ……」

 グチュッ、グチュッ、という水音が、結合部から聞こえてきた。

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」

 腰を上下、前後に激しく動かしてくる瑞葉。

「あぁっ、イクッ、イクッ、イクぅ……ッ!!」

 彼女がオーガズムに達する瞬間、俺に倒れ込んできた。
 挿し込まれた俺の肉棒は、彼女の膣の締りに反応するかのように、膣内に精液を流し込んでいく。
 射精している間に、どちらからともなく、舌を絡ませたキスをしていた。

「んはっ……。しょう、た……」
「みず、は……」

 抱き合って、お互いの名前を呼び合いながら、口づけを繰り返す。

「好き……。好きだよ……翔太……」
「俺もだぞ……瑞葉……」

 学園ではそんな素振りを見せないように、お互い努めているが、二人きりの時は、存分にいちゃいちゃする。
 俺達は自然とお互いを愛し合うようになっていた。
 セックスしてからその傾向が強くなっていたと思う。

「学園を卒業したら、瑞葉は俺の子どもを産んでくれるんだろう……?」
「そのつもりだよ。……そして、翔太はあたしのお父さんの傘下に入って、みっちりしごかれるっていう未来があるよ……?」
「ははは……。それはそれでまあ、辛い……かな」
「大丈夫だよ。あたしがいるじゃない」

 それもそうだった。

「ねえ、翔太」
「なんだ」
「これからも、こうやって、愛し合っていきたいね」

 その言葉に俺は肯定の意を示した。
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