科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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次の瞬間、ななはどこかに飛ばされた。


意識なのだろうか、上下左右のわからない
空間を過ぎたかと思うと


そこは、どこかのコンビニの店の中のようだった。



加藤の、見慣れた姿が見える午前5時の店は
秋なのか、まだ暗い空に
浮き上がるようだ。



青い制服を着た加藤は、心なしか
若々しく見える。




一台のベージュのスクーターが、店先に飛び込んで来た。


星のデザインが大書されたヘルメットを被り


少女は、ななに向かってスクーターを走らせ



轢かれる、と

身を竦めたななを通り抜けて

店先に停車。「ごめーん遅刻」と、
駆けて言った。


ゆりだった。





ななは、実体なくそこに存在しているらしいと
自覚する。




それもまた、並列空間の在り方である。




どうやらななは、また少し時間を逆戻り
したらしいけれど

並列した空間から、彼らを見ているだけの
存在になっているようだ。




ゆりは、さっき逢った時よりも
稚いけに見える。



1年くらい前に戻ったようだ。




ゆりが、加藤を見る視線は
今と違って、ふつう。



「大丈夫、遅刻にならないよ」と、加藤は
にこにことしてゆりに言う。







「誰にでも優しいのよね、あの人」と

店の中に入って、ななは言うけれど
その声すら、彼らには届かない。




面白いような、寂しいような
不思議な気持ちで、ななは加藤たちを眺めた。


青い制服を羽織ったゆりは、ピアスを外して
胸ポケットに入れる。

それは、当時流行っていたハートのリングだった。


「銀なの」と、ゆりは加藤に言う。


「そう」と、加藤はにこにこ。


きちんと、規則だからピアスを外すと言う
ゆりの事を好ましいと思う加藤。


16才でピアスをする事は、あまり好ましくはないと思っているけれど

それは、ゆりの自由だと(笑)。



でも「耳が痛そうだね、穴が開いてしまって」と、加藤は思わず言ってしまう。



ゆりは、ちょっと驚き「そういうふうに感じた事ないな」と。



ゆりの身体を気遣ってくれていると
勘違い(笑)。



それも、若さゆえ。



女の子の自尊心は、主に
自らの美貌とか、才能であったりもする(笑)


男の子が、力とか、頭のよさを競うようなもので



競うのは愚かだが、誇るのは良い事だ。



「こんなあたしをどう思う?」と、ゆりは聞く。



加藤は「いいんじゃないの?可愛いし」と言う。





ななは、傍観していて怒る「誰にでも可愛いって言うな!」(笑)




ななも可愛らしいと言われて、加藤に好感を
持った(笑)。




怒りの声は、加藤たちには聞こえない(笑)。



並列時空間だから。





ゆり、なんとなく嬉しそう。


かわいいと言われて。





加藤は告げる。「最初に会った時、レシートの裏に名前書いて渡してくれたでしょう。ありがとう。ごめんね。」



ゆりはわからない。「何がごめんね?」





「うん、あのレシートね、ごみ箱に捨てたから。何となく、いつも習慣で捨ててるでしょう、レシート。でも、大切な名前を書いてくれた
サイン入り色紙みたいなものなのに」と、加藤は言う。



ゆりは、楽しそう「そんなのいいよ、別に」と笑顔で。


ナチュラルなブラウンの長い、素直な髪が
さらりと後ろに。

仰向くと、かわいらしい唇がとても
印象的。



加藤は、ちいさなこの女の子を
大人のように感じて、少しときめいたりする。




誰もいないコンビニで、ふたりは
少し心を寄せているようだけれど




ななは、なんとなくイライラ(笑)。





「もし、16才のななが好きな人に逢っても
ゆりちゃんみたいに自然にできるかな?」



ひとりひとり、違うのだけれども。


それが相性なんだろう。




ひとの気配のない店なので、ゆりは
リラックスして加藤に、素直な表情を見せて
いるのかな、と

ななは、自然なゆりの愛らしさを見て
そう思う。


「でも、加藤さんが優しいひとだから、そう
できたのかな」とも思う。



もし、ふつうの男のように
女の子を欲望の的のように扱うひとなら
愛らしい表情にはならず、緊張と防御が
先になってしまうだろう。



加藤は、そういう感じがしない。



「ゆりちゃんは、最初から好きだったのかな」

思案しながら、ななは思う。



ふたりきりの早朝アルバイトって、結構
デートっぽい(笑)。



誰もいないせいもあって。




「いつも自由だよね」と、ゆりは加藤に
対等目線で話し掛ける。


それに、加藤もふつうに答える「そう?」





「うん、なんとなく」ゆりは、楽しそうだ。




「お兄ちゃんも、お父さんも
いろいろうるさくて」と、ゆりは
しかめっつらで言う。


「かわいいからだよ」と、加藤は
微笑んだまま。





「かわいかったら、好きにさせてよ」と、
ゆりは、唇を尖らせて、加藤を見上げる。



小柄なので、どうしてもそういう目線になるけれど

愛らしさの演技には、見えない




自然な、心を許している感じ。





それを見ていると、ななも「あんなふうに
話してみたかったなー、16才の時」



周りの男の子は、いやらしい(笑)し

年上は、もっと(笑)。


だから、素敵に恋したい、なんて
とってもできなかった。




なな自身思うけど


「あんなふうに、ありのままだったに振る舞っ事
あったかな?」


ゆりは、思いのままに笑い、怒り、舞うように
歩いた。


別に、可愛いく見せようと言うのでもなく
心を許しているから?


幼い頃は、お父さんにそうしていたのかも、と
ななは感じた。



なな自身、お父さんが好きな子だったけど
なんとなく、恥ずかしくなって
自然に振る舞えなくなっていたりして。



「気を許せるひと、っていなかったな」
そういう存在が、ななにとっても
加藤だったのだろう。




そういえば、加藤がななを
批判する事は無かったから


安心して、何でも言える人。


そういう印象だった。




「ゆりちゃんも、そうだったのかなー」
歳が一緒、って事もあって

ななは、なんとなく
ゆりに似たような感じ、を見ていた。







「トイレ行ってくる」ゆりは
加藤にそう断って、側を離れた。



幼いのか、開けっ広げなのか。





「あんな事言えないな、ななは」
もし、好きな人の前だったら
格好つけたいと思ってしまうと
ななは思った。





「ゆりちゃんにとって、お父さんの代わりみたいな、加藤さんだったのかな」と、
ななは、独り言で言う。



もちろん、加藤やゆりには聞こえない。



それからも、バイト先で
ゆりと加藤は、ひとときの
楽しい時間を過ごして。


ななは、それを
並列時空間から見て(笑)もどかしい時間を
過ごした。


なんで、そんな事になったのか
なな自身の魔法なのか


神様のいたずらなのか、訳解らなかった。



ななは、なんとなく、でも


ふたりのしあわせ、を見ていて



「両思いっていいなぁ」と

いつしか怒りも(笑)失せていた。


なんとなく、ふたりは自然に
恋愛と言うよりは、兄妹のように

ななには見えた。



でも、その少しあとの日


ゆりは、あの、思い切りの良さを見せる。



秋の日の朝、ゆりは自分の額に手を当て



「んーなんか熱っぽい」と、
加藤の側に寄る。


加藤は、ごく自然に
ゆりの手を掴み、半袖の腕で熱を計る。

一瞬、身を硬くしたゆりだったが、なすがままに
加藤に寄り添った。




「熱くないよ」加藤は自然にそうするので


見ていたななも呆れるほど。



妹にでもするような感じだった。



「そう?」と、ゆりは
額の手を離すので、加藤は
ゆりの額に手を当てた。


ゆりは、そのまま加藤の懐に。


「少し、暖かいかな」加藤は、意外に
ふくよかな少女の身体に、感銘を受けた。


もどかしく、身を硬くしているゆりは
そうした事に疎いのだろう、どうしていいか
わからない様子で


少し、涙目になっていた。



加藤も、遊び慣れている訳でもなかったけれど
両手で、ふんわりと支えてあげる。



それは、ななが
直視するに堪えないものだった。


「そんなの、だめー。ななだって、ななだって!」


愛されたいのに。


そう叫んでも、叩いても


並列時空間にいる愛しい人には
届かない。


「いやーーー!!」ななは
なぜか両手で耳を覆ったら


勝手に、ふわりと

身体が浮かんだ。






「あれ?」


気づくと、めぐたちのいた修道院の2階に
戻っていて。



こちらの時刻では、ほんの一瞬の間の

夢のような出来事。


夢なのか、本当の事だったのか
なな自身にもわからない。



「シスターなな、下りてらっしゃい」と

シスター・クラーレが手招きするので


ななは、少し安堵して




「戻れてよかった」と、つぶやきながら
階段を下りて行った。

神様は、それを天から眺めて「恋も、時には
辛い事もあるのぉ」と、ななの気持ちを案じた。


夢だと思ってくれていると、いいのだけれど。




誰にでも、そんな事はある。



想像も、現実も

心のイメージだ。


コンピュータに例えたら、どちらも
データの3次元空間である。
real image_a[0.0.0];
real image_b[0.0.0];


どちらを現実とするか、は
認識の問題で



ふつう、人々が見ているイメージは
現実そのものでもない。




見たいように見ているだけだ。



なので、あまり現実から離れると
認知がふつうと違う、などと言う診断になる。


もし、ななが[並列時空間に旅した]と
言っても



旅した人でなければ、それを現実とは認識しない(笑)。


そういうものだ。






ななは、でも
なんとなく、相性、みたいなものがあるって
わかったような気がした。

人がいっぱい居ても

その中で
ぴったり気が合う人に出会えるのは
幸せな事だから



加藤さんと、ゆりちゃんのような

人々に


なな自身が、割り込んで行っても無駄だし


みんな不幸になる、そんな気がして



それと、ゆりちゃんとななを
加藤が比べて
優劣を決めるような、そういう人で
なかった事も


ななにはうれしい事だった(笑)。




好きって気持ちは絶対で、相対じゃないし
価値でもない。


「一日シスター、ご苦労様でした」

やや底冷えのするような院長室に、皆は呼ばれ

院長に、労いの言葉を掛けられた。



最初、厳格なだけのような
印象だった院長は、柔和に微笑む。



各々、礼を述べる。



「ありがとうございます。」



「さて、ななさんはこれから?」と
院長は言葉をかける。



めぐ、Naomi、れーみぃ、リサは
月曜日からまた学校だけど。



ななは、少し考えてから


「ななは、日本に帰ります、日本で
シスターになります」

もう、加藤との恋は終わったから
心を磨く必要もない。


なのに?



ななは、自分でどうして
そう思ったのか、わからないけれど


なんとなく、恋愛なんてものよりも
もう少し、大きな愛を見つけたような気がしたし


いまのままの日本に居たら、また

ひとりよがりの女の子に戻ってしまうみたいな
そんな気もした。



忘れていたけれど、日本の両親にも
なにか、気持ちのこもった事をしてあげたい。


そんな気持ちになったから。



院長は、にこやかに「それもいいでしょう。」
そう言って、4人とななのシスター体験(笑)は
終わった。




「でも、この国もいいなって思います」
ななは、笑顔で告げた。


院長も、笑顔で応えて。




めぐも、なんとなく
ななの、愛し方には共感を持った。



我が儘な人でも、勝手な人でも


「誰でも、幸せになりたいんだよね」と


めぐは思った。



グレーの修道服のポケットに入っていた

携帯端末、DAWソフトウェアを起動して

めぐは、なんとなく
鍵盤を触って
タッチ、ハンマーリング。



右手でキーを押さえて、左手で
ピッチベンド。


スティービーワンダーみたいな
それは、さっきまで聞いていたR&B。


「楽しそうね」と、クラーレも喜ぶ。

音楽は共通の言葉、だ。
でも、めぐは
傍らにあるオルガンが気になって(笑)


「やっぱり、生だよね!」と言って
オルガンのドローバーを引いて


左手でベース、右手でメロディー。

でも、若いめぐの気持ちは、先へ先へ、と


力強いビートを求める。


アメリカンののんびりしたR&Bより
北欧は、もう少しハードな音が似合ったり。



ジョン・ロードみたいな低音で


ビートを刻み始めると、なーんとなく
DeepPurpleの Burn!(笑)でも
ギターがいないから、あのメロディーを
右手で弾いた。


ドラムの代わりに、低音でビートを刻んで。




「やっぱり、鍵盤の方がいいな」とか
にこにこしながら、グリッサンド。





ギターとドラムがいれば、いいのにとか
言って


歌は、リサが。

あの、北の旅で聞いたロックを思い出して。

激しい歌を歌いたくなった。
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