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「あなたは何の研究者ですか?」と
部長とは名ばかりの鰐淵は言った。
頭の悪そうな三白眼の短髪男で
三浦との愛人関係が噂される馬鹿者だ(笑)
金づるなので部長になれたのは、井川と同じく
役員との縁故関係があるからだが
それが、加藤の法務部への通報で
発覚、左遷の予定なので(笑)
加藤に因縁をつけたいのだが、知識がないので
こういう言い方しかできない(笑)。
本質が理解できない者の言い方は大抵同じだ。
どこの大学か、とか専攻は何か、とか。
理論がわかる人々なら、中身の話をする(笑)。
「未来企画部なら、何を研究してもいいでしょう」と、加藤が言うと
鰐淵も黙る。苛立って膝が奮えているのが
わかる。
部長にそういう言い方はないだろうと
怒鳴るところだが
加藤は実績のある外部研究者で、理事が
招いたので
部長ごときに人事権は及ばない(笑)。
それで、未来企画部から追い出そうと
企んだのだ。
三浦の言いなりで。
三浦との不適切関係が世間に発覚すれば
懲戒は免れないので(笑)
「悪い事なんてしなければいいのですが」と
加藤は独り言で言う。
鰐淵は自分が言われたと思い、怒って退席した。
「さて、変なのがいなくなったところで」
加藤は概要を話す。
つまり、女の子がかわいく居られない理由のひとつに
脳の、ハードウェアロジック性能の劣化。
それが、環境に女性ホルモン(と、そのような物質)が増えた為の
本当の、女の子としてのホルモンが
満足に得られなくなる体の変化がある、と
言う仮説である。
偽物質が体に入ってくると、それを
本物と間違えて
ホルモン作りをサボる(笑)と言う事で
苛立ったり、怒りやすくなったり
優しさを失う、と言う仮説で
1970年代から言われていたが
産業にダメージがあるので
黙殺されていた、と言う事だ。
男の子の場合は、思考が感情的になり
短絡的、衝動的、暴力的になり
筋力が衰え、体つきが弱々しく
髪が薄くなる、男らしい公平さに欠け
自己中心になる、などの傾向が見られる。
「これの、裏付け調査を疫学的に行うべきだと
思うのです」と、加藤は言う。
「随分古い資料が混ざっていますね」と
若い研究者のひとりが言うと
加藤は微笑む。
元々、医学生だったのだから。
「わたしは未来企画部を離れ、元の物理研究室に戻ります。このテーマに興味を感じたら
継続してもらえればと思います」
産業はもう壊滅状態に近いので
今なら論文発表も可能だろう、と。
「学会だとアレですから、科学雑誌の
Webとかに掲載すれば」と言うと
総務の平井が「研究所のホームページに載せたら」と言った。
意外に攻撃的な男である(笑)。
ジョナサンは、離陸してすぐ
高度を上げた。
エンジンは力強い。けれども
高度を上げると
酸素が減って来るので、パワーが経る。
ふつうのエンジンだと、シリンダの空気は
40%くらいしか入れ代わらない。
当たり前だが、バルブの隙間より
シリンダの方が大きいからである。
気圧が下がると、PV=nRTで
入ってくる空気量が少なくなるので
理想混合を保つと、燃料量が減る。
燃料の発熱量は一定だから、量が減ればエネルギーが下がる。
当然である。
解決には、空気を詰め込むしかない。
「ターボ、つけてくれるかなぁ」と
ジョナサンは夢想するが
せいぜい高度300mくらいだと、それも
期待できないか(笑)。
と、思っていると
郵便飛行機の空路に、見慣れないモーター飛行機が2機。
「おいでなすったか。」老人の言う、力試しの
成らず者だろうか。
黒い翼である。
「黒って、カッコイイつもりなんだろうけど」
飛行機や自動車には向かないである。
認識されにくいので思わぬ事故に繋がるし
太陽熱を吸収しやすいので、燃料に
悪影響があったり
機材の故障を招いたりする。
「ま、力自慢なんてモテない男の好きそうな事さ」と、ジョナサンは口笛で
いきなり高度を上げた。
操縦桿をぐい、と引く。
後ろについていたもう2機は、慌てるが
ジョナサンの飛行機は軽いし、エンジンである。
パワーがあるし、高回転に強い。
他のはモーターなので、回転が上がると
パワーが減る。
モーターの宿命である。
「それにしても、4機とはね。ひとり相手に」
弱い奴らはみんなそうさ、と
ジョナサンはエンジンを全開にして急上昇。
ついて来れないモーター飛行機は
電池の重さがあるから、だ(笑)。
「どうって事ないなぁ」
そのままエンジンスロー、失速急降下、海面すれすれまで
降りたところで
エンジンを全開で急上昇。
後ろの2機はそのまま着水。
「はい、2丁あがりー」ジョナサンは楽しい。
戦争じゃあないから死ぬ事もない。
軽いエンジン飛行機にモーター飛行機が
敵う訳ないのだ(笑)。
部長とは名ばかりの鰐淵は言った。
頭の悪そうな三白眼の短髪男で
三浦との愛人関係が噂される馬鹿者だ(笑)
金づるなので部長になれたのは、井川と同じく
役員との縁故関係があるからだが
それが、加藤の法務部への通報で
発覚、左遷の予定なので(笑)
加藤に因縁をつけたいのだが、知識がないので
こういう言い方しかできない(笑)。
本質が理解できない者の言い方は大抵同じだ。
どこの大学か、とか専攻は何か、とか。
理論がわかる人々なら、中身の話をする(笑)。
「未来企画部なら、何を研究してもいいでしょう」と、加藤が言うと
鰐淵も黙る。苛立って膝が奮えているのが
わかる。
部長にそういう言い方はないだろうと
怒鳴るところだが
加藤は実績のある外部研究者で、理事が
招いたので
部長ごときに人事権は及ばない(笑)。
それで、未来企画部から追い出そうと
企んだのだ。
三浦の言いなりで。
三浦との不適切関係が世間に発覚すれば
懲戒は免れないので(笑)
「悪い事なんてしなければいいのですが」と
加藤は独り言で言う。
鰐淵は自分が言われたと思い、怒って退席した。
「さて、変なのがいなくなったところで」
加藤は概要を話す。
つまり、女の子がかわいく居られない理由のひとつに
脳の、ハードウェアロジック性能の劣化。
それが、環境に女性ホルモン(と、そのような物質)が増えた為の
本当の、女の子としてのホルモンが
満足に得られなくなる体の変化がある、と
言う仮説である。
偽物質が体に入ってくると、それを
本物と間違えて
ホルモン作りをサボる(笑)と言う事で
苛立ったり、怒りやすくなったり
優しさを失う、と言う仮説で
1970年代から言われていたが
産業にダメージがあるので
黙殺されていた、と言う事だ。
男の子の場合は、思考が感情的になり
短絡的、衝動的、暴力的になり
筋力が衰え、体つきが弱々しく
髪が薄くなる、男らしい公平さに欠け
自己中心になる、などの傾向が見られる。
「これの、裏付け調査を疫学的に行うべきだと
思うのです」と、加藤は言う。
「随分古い資料が混ざっていますね」と
若い研究者のひとりが言うと
加藤は微笑む。
元々、医学生だったのだから。
「わたしは未来企画部を離れ、元の物理研究室に戻ります。このテーマに興味を感じたら
継続してもらえればと思います」
産業はもう壊滅状態に近いので
今なら論文発表も可能だろう、と。
「学会だとアレですから、科学雑誌の
Webとかに掲載すれば」と言うと
総務の平井が「研究所のホームページに載せたら」と言った。
意外に攻撃的な男である(笑)。
ジョナサンは、離陸してすぐ
高度を上げた。
エンジンは力強い。けれども
高度を上げると
酸素が減って来るので、パワーが経る。
ふつうのエンジンだと、シリンダの空気は
40%くらいしか入れ代わらない。
当たり前だが、バルブの隙間より
シリンダの方が大きいからである。
気圧が下がると、PV=nRTで
入ってくる空気量が少なくなるので
理想混合を保つと、燃料量が減る。
燃料の発熱量は一定だから、量が減ればエネルギーが下がる。
当然である。
解決には、空気を詰め込むしかない。
「ターボ、つけてくれるかなぁ」と
ジョナサンは夢想するが
せいぜい高度300mくらいだと、それも
期待できないか(笑)。
と、思っていると
郵便飛行機の空路に、見慣れないモーター飛行機が2機。
「おいでなすったか。」老人の言う、力試しの
成らず者だろうか。
黒い翼である。
「黒って、カッコイイつもりなんだろうけど」
飛行機や自動車には向かないである。
認識されにくいので思わぬ事故に繋がるし
太陽熱を吸収しやすいので、燃料に
悪影響があったり
機材の故障を招いたりする。
「ま、力自慢なんてモテない男の好きそうな事さ」と、ジョナサンは口笛で
いきなり高度を上げた。
操縦桿をぐい、と引く。
後ろについていたもう2機は、慌てるが
ジョナサンの飛行機は軽いし、エンジンである。
パワーがあるし、高回転に強い。
他のはモーターなので、回転が上がると
パワーが減る。
モーターの宿命である。
「それにしても、4機とはね。ひとり相手に」
弱い奴らはみんなそうさ、と
ジョナサンはエンジンを全開にして急上昇。
ついて来れないモーター飛行機は
電池の重さがあるから、だ(笑)。
「どうって事ないなぁ」
そのままエンジンスロー、失速急降下、海面すれすれまで
降りたところで
エンジンを全開で急上昇。
後ろの2機はそのまま着水。
「はい、2丁あがりー」ジョナサンは楽しい。
戦争じゃあないから死ぬ事もない。
軽いエンジン飛行機にモーター飛行機が
敵う訳ないのだ(笑)。
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