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我、帰還せり
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残りの2機はと言うと
着水した仲間を助けもせずに
上空から急降下してきた。
「戦争マンガの読みすぎだよ」ジョナサンは操縦桿を引きながら右足を少し踏む。
弾を撃ち込む訳でもないので
ジョナサンに向かって来ても何もできない(笑)。
ジョナサンの郵便飛行機は、ルートに戻って
霞ヶ浦を目指してフルスピード。
少し、点火時期を戻す。
その方が、慣性で回転が上がるのだ。
飛行場に戻ったのは、定刻より少し早めの時間だった。
滑走路に、いつものように着陸して
飛行機を格納。
「ジョナサン戻りました」到着点呼をすると
隊長が手招き。
「ジョナサン、噂になっとるぞ」と、隊長は
半分笑った顔で。
「なんの事ですか?」
「海岸で、飛行場が墜落して
原因が不審だと。その時間、ジョナサンは
飛んでるからな」隊長は笑った。
余計な事を言うなよ、と、小声で。
「はい。」ジョナサンは笑顔で。
海難事故になるか、それはそうだけど。
撃墜した訳でもないし(笑)。
ジョナサンはとぼけた(笑)。
研究所の加藤は、未来企画部のデスクを片付け(といってもなにもないが)
転籍に備える。
三浦が、強張った顔をして
紙片を差し出し
「転籍までに返却する物品リストですから
チェックして三浦まで提出を」
事務員らしい考えだけれども。
勝手に決まりを作る権限は
三浦にはないから(笑)
そんなの放置(笑)と
加藤は紙片を置き去りにして帰る事にした。
それより、環境による内分泌撹乱の方が気になる。
歩きながら加藤は考えた。
判断力が鈍れば、怒りっぽくもなる。
寝不足だったり、極端に暑かったり
寒かったりすれば
誰だって怒りっぽくなるから
ストレスが
思考を鈍らせるのは道理だろう。
元々、女の子に生まれるはずの体が
上手く変化せずに男になってしまう事、
その反対で、男になるはずの体が
女になってしまう事もよくあるが
それは、1990年代以降に増え
5%にも上ると言う統計がある。
1960年代にはほとんど居なかったのだ。
「そういえば、井川も鰐淵も三浦も
そっくりだよな。男とも女とも言えない」
加藤は笑う。
中性、って言うような
気持ち悪い生物になっていると思う。
男らしい公平さもないし、さりとて
女らしい愛らしさもない。
「ま、不健康な奴らは環境ホルモンじゃないかな」とか、廊下を歩いて
加藤は帰還する。
上司の機嫌ばかり伺っている奴らは
研究所に来ないで公務員にでもなればいいのさ。
芝田もそうだった。
係長になると、会社に忠誠を尽くして
部下をイジメる変な人になってしまった。
休日に部下を私用で引き回し、暴行を加えるような
変な、中性になってしまったので
そんなのは男らしくないと加藤は思っていた。
男なら、部下イジメはいかん。
そう言い切るべきなのだ。
そのうち芝田は見境が付かなくなり
まるで会社と関係ない加藤にまで
暴行を働こうとしたが
加藤の方が強いので(笑)
いじけて変な行動を取ったりした。
自分の自動車のタイヤを交換したので、
古いホイールを預かってくれ、とか
横柄に電話してくるので
「そんな場所ないよ」と
断ったりした。
自分の頭の中の想像と、現実社会の
見境が付かなくなってしまったのだろうと
加藤は思った。
会社も、家庭も
その場所だけの約束で
本人の人格とは関係ないのだが(笑)
よく、恋人役をドラマで演技したカップルが
結婚してしまうように(笑)
それを混同する例もある。
芝田は、会社で係長になると
部下をイジメていいと思うらしい(笑)
それは間違いで、係長でも
働くのは係員である。
係員がストレスを感じていたら、結果はでない。
そんなのは当たり前であるが
それがわからない人も多いし
会社以外でも、自分が偉いと
混同してしまう芝田のような人も多い。
認知障害である(笑)。
ありもしないものが見えるのだから。
「まあ、それが環境汚染と関係があるかどうかは不明だけれども」
加藤は苦笑い。
エレベーターで、1階へ下りる。
着水した仲間を助けもせずに
上空から急降下してきた。
「戦争マンガの読みすぎだよ」ジョナサンは操縦桿を引きながら右足を少し踏む。
弾を撃ち込む訳でもないので
ジョナサンに向かって来ても何もできない(笑)。
ジョナサンの郵便飛行機は、ルートに戻って
霞ヶ浦を目指してフルスピード。
少し、点火時期を戻す。
その方が、慣性で回転が上がるのだ。
飛行場に戻ったのは、定刻より少し早めの時間だった。
滑走路に、いつものように着陸して
飛行機を格納。
「ジョナサン戻りました」到着点呼をすると
隊長が手招き。
「ジョナサン、噂になっとるぞ」と、隊長は
半分笑った顔で。
「なんの事ですか?」
「海岸で、飛行場が墜落して
原因が不審だと。その時間、ジョナサンは
飛んでるからな」隊長は笑った。
余計な事を言うなよ、と、小声で。
「はい。」ジョナサンは笑顔で。
海難事故になるか、それはそうだけど。
撃墜した訳でもないし(笑)。
ジョナサンはとぼけた(笑)。
研究所の加藤は、未来企画部のデスクを片付け(といってもなにもないが)
転籍に備える。
三浦が、強張った顔をして
紙片を差し出し
「転籍までに返却する物品リストですから
チェックして三浦まで提出を」
事務員らしい考えだけれども。
勝手に決まりを作る権限は
三浦にはないから(笑)
そんなの放置(笑)と
加藤は紙片を置き去りにして帰る事にした。
それより、環境による内分泌撹乱の方が気になる。
歩きながら加藤は考えた。
判断力が鈍れば、怒りっぽくもなる。
寝不足だったり、極端に暑かったり
寒かったりすれば
誰だって怒りっぽくなるから
ストレスが
思考を鈍らせるのは道理だろう。
元々、女の子に生まれるはずの体が
上手く変化せずに男になってしまう事、
その反対で、男になるはずの体が
女になってしまう事もよくあるが
それは、1990年代以降に増え
5%にも上ると言う統計がある。
1960年代にはほとんど居なかったのだ。
「そういえば、井川も鰐淵も三浦も
そっくりだよな。男とも女とも言えない」
加藤は笑う。
中性、って言うような
気持ち悪い生物になっていると思う。
男らしい公平さもないし、さりとて
女らしい愛らしさもない。
「ま、不健康な奴らは環境ホルモンじゃないかな」とか、廊下を歩いて
加藤は帰還する。
上司の機嫌ばかり伺っている奴らは
研究所に来ないで公務員にでもなればいいのさ。
芝田もそうだった。
係長になると、会社に忠誠を尽くして
部下をイジメる変な人になってしまった。
休日に部下を私用で引き回し、暴行を加えるような
変な、中性になってしまったので
そんなのは男らしくないと加藤は思っていた。
男なら、部下イジメはいかん。
そう言い切るべきなのだ。
そのうち芝田は見境が付かなくなり
まるで会社と関係ない加藤にまで
暴行を働こうとしたが
加藤の方が強いので(笑)
いじけて変な行動を取ったりした。
自分の自動車のタイヤを交換したので、
古いホイールを預かってくれ、とか
横柄に電話してくるので
「そんな場所ないよ」と
断ったりした。
自分の頭の中の想像と、現実社会の
見境が付かなくなってしまったのだろうと
加藤は思った。
会社も、家庭も
その場所だけの約束で
本人の人格とは関係ないのだが(笑)
よく、恋人役をドラマで演技したカップルが
結婚してしまうように(笑)
それを混同する例もある。
芝田は、会社で係長になると
部下をイジメていいと思うらしい(笑)
それは間違いで、係長でも
働くのは係員である。
係員がストレスを感じていたら、結果はでない。
そんなのは当たり前であるが
それがわからない人も多いし
会社以外でも、自分が偉いと
混同してしまう芝田のような人も多い。
認知障害である(笑)。
ありもしないものが見えるのだから。
「まあ、それが環境汚染と関係があるかどうかは不明だけれども」
加藤は苦笑い。
エレベーターで、1階へ下りる。
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