科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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無意味

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芝田でなくても、誰でもそうで

人間は、自分がまず生き延びる為の
プログラムに沿って生きている。

群れ社会で生きているから


芝田や加藤たちの時代は、皆で
助け合って生きていくのが


社会の共通イメージだった。


お互いに嫌な気持ちで生きないようにと
思いやるのが日本人。



それを、国が守っていた。



公共事業、たとえば

原発利権で悪の固まりのように言われる
電力会社だって、最初は

私財で建設したものだったりする。



そういう国を、壊してしまったので

今、日本人は祖国すらなくなっているような
状態だ。



それなので、今は人間のスケールが小さくて
自分の為かせいぜい、家族くらいが

仲間で、後は敵。



そんな感覚で、争い続ける人も多いが

生き物としての排他性だけ、のような
プログラムである。



思いやっても損するだけ、みたいな
世の中なので仕方がない。




それで一番困るのが、愛したい気持ちで


芝田のように、本当は心優しい少年だった
人は


人生の目的を失ってしまったかのようだ。



木綿のハンカチーフを聞いて、心を動かす
少年が


元々冷酷であるはずもない。




ただ、いつかはそういう愛に出会えて
幸せになれる、と言う夢を見ていても


そういう夢に出会えずに
一生を終えてしまいそうで


その事に苛立っている事もあるだろう。


それが、きっかけを催眠術が作ってしまって
人格が荒廃してしまったのだろう。





芝田は、加藤に語る。


「お前のおかげで、俺も働かなくて
済みそうだ。ありがとう。のんびりできるよ」
と、芝田は
これから好きなレコードを聞いて過ごせるよと


穏やかな声でそう言った。



加藤は、電話を切り



安堵したけれど


でも、加藤自身の方がよほど冷酷だとも
思った。



加藤は、木綿のハンカチーフのような

優しい世界なんて別に求めていなくて



曲を聞いている間だけ、気持ちよければ
それでいい、と

思っていて


それは昔からそうで、愛なんて
維持費が大(笑)だから

手に入れない方がいいと
そういう考えなのだった。




それもプログラムだ。




どっちでもいいのだ。







魔法使いルーフィは、遠い日本で
起きている事に関心は持っても


いまひとつ実感がないのは

日本で暮らした経験もないから、であr(笑)



イギリスは、貧しいくらしをしていても
そんなに恥ずかしくもないし


攻撃的な人も少ない。



寒いところなので、元々エモーショナルではないし


元々貧乏なので、慣れているのもある。

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