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制度の

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このコンビニだって、バイトのみんなに
紛れて、狡い主婦が
店の品物を盗んだり、仕事を押し付けたり。


そういう、悪い事をするのは

仲間じゃないけど

「みんな」のふりをして
狡い事をする。


「みんな」がしていると言って
ゴミの片付けの仕事をバイトの若者にさせる
悪いパート主婦、とか



加藤も、入ったばかりの時に
パート主婦にトイレ掃除をしろとか
言われた事があったので



「パートさんに指示される謂れはありません」と、断った(笑)。



年長だから、指示して良いなら
加藤の方が年長である(笑)。



「仕事は公平であるべきです」と言って

バイトに押し付けられていた汚れ仕事を

公平分担させたりしたので


そのあたりも、バイトたちが

加藤を仲間だと認めた訳だったのかもしれない。



正義感のある人なら、誰でもそう思うけれども
実際に、悪い人を正すのは難しい。



加藤は法律家である。


そして、大抵の悪い連中は
法律家ではない(笑)ので、
法律ではなく、無理強いをしたがる。



それは、強要罪だと言えば終わりである(笑)。




刑法犯罪なので、前科が付きますよと
言えばいいのだ。






公平と言うのは、それぞれに平和で幸せに、と
言う事だから


例えば、足が悪い人に立って仕事しろと
言うのは公平ではないのだが(笑)。



頭の悪い人はそれを無理強いしたりする。




それなので、ハンディのある人が
心を病んだりするのだが


そういう事はあってはならないのだ。




そんな加藤は、例えば
サラリーマンであってもリーダー役だった。


古い大企業はそういう人が社会を作っていたから


みんな、会社を愛した。



地域を愛した。



みんなの為に、ひとりがある。



ひとりの為に、みんながいる。



そういう思いやりのある社会だった日本は

外国人の侵略で壊れてしまった。



サラリーマン社会でもそうで、無理な量の
仕事を分担させる為に「みんなやってるから」と言う言い訳で

無理強いをするが


それは変である(笑)。





地域でも、町内会、なんてのは
昔は仲良し会だったが


侵略が好きな悪い人達のせいで


無理強いをして喜ぶ、変な人達の
組織になってしまった(笑)。



人をイジメて喜ぶ、頭の変な人達。


加藤は精神分析の知識があるから、それが
病的な状態か、と
判断できるので



相手にしても仕方ないと
頭を下げてやり過ごすだけだが(笑)。


どうしようもなければ、法律で解決する。


「地方自治法260条の2にありますね、
任意団体への参加は任意ですから
任意で協力させて頂きます。」


それで終わりである(笑)。



無理してまで参加する必要はないのだ。



それで、何を言われても気にする事はない。
元々良くなど言われないのだから(笑)。




日本が変になってしまったので
敵からは護身する他はないのだけれど
加藤は思う。



妻や子供がいれば、そうもいかないだろうな、と。


それなので、婚姻をするなら
社会から正さなくては。


そんな風に思ったりもする。

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