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コンビニエンス・ストーリー
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このコンビニエンスで生まれたカップルには
悲劇が待っていると言うジンクスがあったりして(笑)
加藤は、気にしてはいないが
ホラーが好きな友梨絵は
楽しそうに、あまり気にしていない(笑)。
由香が、それを教えてくれたが
「ここのオーナー、鉄道に飛び込んじゃって」
とか(笑)。あまり恐そうではない。
若さ故の好奇心と、不敵さ。
そんなところだろう。
なんでも、理由は不明だが
オーナーは女で、暇つぶしに始めた
コンビニエンス経営。
よく、新聞に載っているけれど
[資本なしで始められます]なんて
旨い話に載せられたタイプだ。
そんなに旨い話があれば、あちこちに
成功者がいるだろう(笑)
そうでないのは、旨くないと言う事だ(笑)。
そんな理由。
夫との愛も冷めていたのだろうか。
加藤は他にも心当たりがある。
ミュージシャン時代にバイトしていた
別のコンビニエンスで、小説家志望の男、
いい奴だったが、繊細で
思い込むタイプだった。
彼は、加藤の載っていたオートバイ、SR400を
いたく気に入り、是非譲って欲しいと言うので
加藤も彼になら、と
譲ってあげた事があった。
その彼が、コンビニエンスでアルバイトしていた
女子学生のひとりに片思いして。
心を病んでしまって、その女子学生の
家で暴れて。
措置入院。
退院して、オートバイで
山に行き
そのまま帰らなかった。
「コンビニエンスって、悲劇を産むのかな」
なんて、加藤は回想する。
そういえば、あの叶も
良く、加藤のバイトしているコンビニエンスに
来ていたが。
愛の為に、暴力事件まで起こしたが
その恋は実らず。
やがて、同性愛を好んでしまったので
加藤も、疎遠になった。
なぜかって言われても、やっぱり
趣味の違いとしか言いようがないが(笑)。
それで叶は淋しく死んで行った。
まあ、愛なんて適当に付き合うのがいいのだ、と
加藤は思う。
加藤の兄も、ありもしない愛を求めて
自虐的に
働いて死んでしまったのだし、
悲劇が待っていると言うジンクスがあったりして(笑)
加藤は、気にしてはいないが
ホラーが好きな友梨絵は
楽しそうに、あまり気にしていない(笑)。
由香が、それを教えてくれたが
「ここのオーナー、鉄道に飛び込んじゃって」
とか(笑)。あまり恐そうではない。
若さ故の好奇心と、不敵さ。
そんなところだろう。
なんでも、理由は不明だが
オーナーは女で、暇つぶしに始めた
コンビニエンス経営。
よく、新聞に載っているけれど
[資本なしで始められます]なんて
旨い話に載せられたタイプだ。
そんなに旨い話があれば、あちこちに
成功者がいるだろう(笑)
そうでないのは、旨くないと言う事だ(笑)。
そんな理由。
夫との愛も冷めていたのだろうか。
加藤は他にも心当たりがある。
ミュージシャン時代にバイトしていた
別のコンビニエンスで、小説家志望の男、
いい奴だったが、繊細で
思い込むタイプだった。
彼は、加藤の載っていたオートバイ、SR400を
いたく気に入り、是非譲って欲しいと言うので
加藤も彼になら、と
譲ってあげた事があった。
その彼が、コンビニエンスでアルバイトしていた
女子学生のひとりに片思いして。
心を病んでしまって、その女子学生の
家で暴れて。
措置入院。
退院して、オートバイで
山に行き
そのまま帰らなかった。
「コンビニエンスって、悲劇を産むのかな」
なんて、加藤は回想する。
そういえば、あの叶も
良く、加藤のバイトしているコンビニエンスに
来ていたが。
愛の為に、暴力事件まで起こしたが
その恋は実らず。
やがて、同性愛を好んでしまったので
加藤も、疎遠になった。
なぜかって言われても、やっぱり
趣味の違いとしか言いようがないが(笑)。
それで叶は淋しく死んで行った。
まあ、愛なんて適当に付き合うのがいいのだ、と
加藤は思う。
加藤の兄も、ありもしない愛を求めて
自虐的に
働いて死んでしまったのだし、
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