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ナーヴ
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珠子は、そんな友人達の心配をよそに・・
田舎暮らしを楽しんでいた。
そういうところが、碧の心配を誘う理由なのだけれども・・・。
なぜか、危険は、避けてくれるかのようだった。
神流の借りている大きな農家の縁側、磨かれた硝子が
きれいな氷のような。
その格子硝子越しに、夜の景色を見ていたり。
「ねえ、ナーヴちゃん?神流ちゃん遅いね。」と、珠子が言う。
ナーヴは、今もまだ猫型なので、珠子の足許で
見上げて「いつも、遅いですね。」
珠子は「ごめん、話しづらいね」と、しゃがんで。
ナーヴは「いえ、私は機械ですから」と。
珠子は、ナーヴの頭をなでなで。
「つい、猫みたいに思っちゃうけど、ふふっ。」と、にっこりして。
「猫のまんまでも、かわいいなー。」と。
「猫のまんまって、言い方で『ご飯』の意味にもなりますね。」と、ナーヴ。
「そうそう!猫まんまって。わたし好き。かつおぶしのご飯ね。おしょうゆを
ちょっと掛けて。
焼いたお餅みたいね。」と、珠子はにっこり。
お餅のことを話していると、店の事を思い出したりする。
今頃・・・・もう、店は仕舞ってる頃かな・・・。なんて。
「ナーヴちゃんも、ごはん、食べられると楽しいのに。」と珠子。
「・・・はい。そこまでまだ科学は発達していないようです。
食べ物を分解して、エネルギーを酵素によって得るのは
かなり高度な技術を要求しますね。効率は非常にいいですけど」と、ナーヴ。
「なんか、難しくてよくわかんないけど、そうなのね」と、珠子はにっこり。
「はい。」と、ナーヴ。
「そろそろ、雨戸を閉めておいた方がいいですね。」と、ナーヴ。
「あ、そうだった。夜景が綺麗なので、少し見とれてて」と、珠子。
農村の夜は、静かに更けて行く・・・・。
神流は、まだ研究所にいて。
仕事は、コンピュータに任せて
時空間多重のモデルを考えていた。
「・・・もし、その、時空間の重なりが
珠子ー珠子の祖母 | 珠子の母ー曾祖母
であった場合は・・・。
珠子の祖母と、珠子が一対になっていれば
入れ替わることになる。
珠子のお母さんが居なくなったのは・・・・珠子が5歳くらいの時だろうか。
20年程前の事。
・・・同じ周期で繰り返す可能性は・・・。
などと、計算を繰り返していた。
珠子が16歳から加齢が進まない。
つまり、母の失踪から10年程後の事。
そこから、ゆっくりと・・・・・歪みが進むなら。
等と、推論を重ねた。
田舎暮らしを楽しんでいた。
そういうところが、碧の心配を誘う理由なのだけれども・・・。
なぜか、危険は、避けてくれるかのようだった。
神流の借りている大きな農家の縁側、磨かれた硝子が
きれいな氷のような。
その格子硝子越しに、夜の景色を見ていたり。
「ねえ、ナーヴちゃん?神流ちゃん遅いね。」と、珠子が言う。
ナーヴは、今もまだ猫型なので、珠子の足許で
見上げて「いつも、遅いですね。」
珠子は「ごめん、話しづらいね」と、しゃがんで。
ナーヴは「いえ、私は機械ですから」と。
珠子は、ナーヴの頭をなでなで。
「つい、猫みたいに思っちゃうけど、ふふっ。」と、にっこりして。
「猫のまんまでも、かわいいなー。」と。
「猫のまんまって、言い方で『ご飯』の意味にもなりますね。」と、ナーヴ。
「そうそう!猫まんまって。わたし好き。かつおぶしのご飯ね。おしょうゆを
ちょっと掛けて。
焼いたお餅みたいね。」と、珠子はにっこり。
お餅のことを話していると、店の事を思い出したりする。
今頃・・・・もう、店は仕舞ってる頃かな・・・。なんて。
「ナーヴちゃんも、ごはん、食べられると楽しいのに。」と珠子。
「・・・はい。そこまでまだ科学は発達していないようです。
食べ物を分解して、エネルギーを酵素によって得るのは
かなり高度な技術を要求しますね。効率は非常にいいですけど」と、ナーヴ。
「なんか、難しくてよくわかんないけど、そうなのね」と、珠子はにっこり。
「はい。」と、ナーヴ。
「そろそろ、雨戸を閉めておいた方がいいですね。」と、ナーヴ。
「あ、そうだった。夜景が綺麗なので、少し見とれてて」と、珠子。
農村の夜は、静かに更けて行く・・・・。
神流は、まだ研究所にいて。
仕事は、コンピュータに任せて
時空間多重のモデルを考えていた。
「・・・もし、その、時空間の重なりが
珠子ー珠子の祖母 | 珠子の母ー曾祖母
であった場合は・・・。
珠子の祖母と、珠子が一対になっていれば
入れ替わることになる。
珠子のお母さんが居なくなったのは・・・・珠子が5歳くらいの時だろうか。
20年程前の事。
・・・同じ周期で繰り返す可能性は・・・。
などと、計算を繰り返していた。
珠子が16歳から加齢が進まない。
つまり、母の失踪から10年程後の事。
そこから、ゆっくりと・・・・・歪みが進むなら。
等と、推論を重ねた。
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